実況&分析マシュダ一家
65ショー
2006.03.03A級順位戦 郷田VS谷川 手損角換り棒銀
2006.03.03A級順位戦 羽生VS森下 対33角矢倉VS銀冠
2006.03.03A級順位戦 三浦VS康光 陽動振り飛車 65歩の飾り
2006.03.03A級順位戦 丸山VS大介 対四間穴熊「天国への階段」コンクリート篇
2006.03.03A級順位戦 藤井VS久保 相振り 銀冠VS穴熊 天国への階段


2006.03.03A級順位戦 郷田VS谷川 手損角換り棒銀 No: 8985 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  06/03/05 Sun 05:36:41

2006.03.03A級順位戦 郷田VS谷川 手損角換り棒銀
日時:2006.03.03
棋戦:第64期A級順位戦9回戦
戦形:手損角換り棒銀
先手:郷田真隆九段
後手:谷川浩司九段
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8八角成
▲同 銀 ▽2二銀 ▲7七銀 ▽3三銀 ▲3八銀 ▽6二銀
▲6八玉 ▽7四歩 ▲5八金右 ▽6四歩 ▲2七銀 ▽6三銀
▲2六銀 ▽1四歩 ▲7八玉 ▽8四歩 ▲1六歩 ▽7三桂
▲6八金寄 ▽6二金 ▲1五歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽同 香
▲同 香 ▽1三歩 ▲1二歩 ▽2二銀 ▲2四歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽3三角 ▲3四飛 ▽6五桂 ▲8八銀 ▽2三銀
▲3六飛 ▽1五角 ▲6六歩 ▽2七銀 ▲4六飛 ▽2四角
▲6五歩 ▽4六角 ▲同 歩 ▽6六香 ▲7七銀 ▽6八香成
▲同 銀 ▽2八飛 ▲6七香 ▽6五歩 ▲5五角 ▽6四金
▲1一角成 ▽3三桂 ▲8八角 ▽2二歩 ▲2一馬 ▽3一歩
▲7七桂 ▽2九飛成 ▲6五桂 ▽5五桂 ▲同 角 ▽同 金
▲5九桂 ▽4四角 ▲7七桂 ▽8五歩 ▲5六歩 ▽同 金
▲5八香 ▽6七金 ▲同 銀 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽6六歩
▲同 銀 ▽同 角 ▲5三桂成 ▽同 金 ▲同香成 ▽3八龍
▲6八金打 ▽5六桂 ▲5八歩 ▽8六飛 ▲8七歩 ▽6八桂成
▲同 金 ▽7七角成 ▲同 玉 ▽6五桂 ▲投了
100手で後手の勝ち

65桂に41手目88銀はない。森下12銀並の緩手。これで谷川も失望したはずだが46手目27銀を見せてくれた。渡辺明は「これはナンですか」と驚いていたがこう言う手が衛星中継でナマで見られるから観戦はやめられない。やけにグッドタイミングで放映されたが谷川はカメラが点灯するまでこの手を見せたくてウズウズしていたはず。万両役者とは谷川。
裏番で羽生63銀変化を期待していた当家はコレ見てひとめでぶっ倒れていた。25銀ではなく27銀がミソ。
66香を喰らってはヒドイ。いかに郷田の41手目88銀から桂殺しの65歩がタコか解る。
58手目は威風堂々の65歩。難関55角には64金で勝利宣言。切りたいが11角成のカラ成では香落ちの手合。
最後も65地点から脳天逆さ落し。
谷川演出は筋金入り。65ショーを居玉で見せたのは谷川が最初。
やはり谷川森内がどうしても見たい。あの二人ならどんな番勝負にするのか?


2006.03.03A級順位戦 羽生VS森下 対33角矢倉VS銀冠 No: 8984 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  06/03/05 Sun 05:16:43

日時:2006.03.03
棋戦:第64期A級順位戦9回戦
戦形:対33角矢倉VS銀冠
先手:羽生善治王将
後手:森下 卓九段
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽4四歩
▲2五歩 ▽3三角 ▲4八銀 ▽5二金 ▲5六歩 ▽4三金右
▲7七角 ▽5四歩 ▲6八角 ▽2二銀 ▲8八銀 ▽4一玉
▲7七銀 ▽6二銀 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 角 ▽同 角
▲同 飛 ▽2三銀 ▲2八飛 ▽2四歩 ▲6八角 ▽5一角
▲6九玉 ▽5三銀 ▲5八金 ▽3一玉 ▲6六歩 ▽1四歩
▲6七金右 ▽7四歩 ▲7九玉 ▽8四歩 ▲8八玉 ▽9四歩
▲9六歩 ▽1五歩 ▲3六歩 ▽2二玉 ▲3七銀 ▽8五歩
▲4六角 ▽6四歩 ▲2六銀 ▽4五歩 ▲5七角 ▽7三角
▲3七桂 ▽6五歩 ▲7五歩 ▽8四飛 ▲2九飛 ▽4四銀
▲6五歩 ▽5五歩 ▲同 歩 ▽8六歩 ▲2五歩 ▽同 歩
▲2四歩 ▽1二銀 ▲7四歩 ▽同 飛 ▲2五桂 ▽4六歩
▲同 歩 ▽5六歩 ▲同 金 ▽5五銀 ▲同 金 ▽同 角
▲5六歩 ▽7六歩 ▲6六銀 ▽8七歩成 ▲同 玉 ▽8二角
▲7五歩 ▽4四飛 ▲1五銀 ▽2三歩 ▲同歩成 ▽同 銀
▲2四歩 ▽1五香 ▲2三歩成 ▽同 金 ▲2四歩 ▽同 金
▲4五歩 ▽同 飛 ▲2四角 ▽4七飛成 ▲5七金 ▽3八龍
▲3三銀 ▽同 桂 ▲同桂成 ▽同 金 ▲同角成 ▽同 玉
▲4五桂 ▽4四玉 ▲5五銀打 ▽投了
111手で先手の勝ち

50手目64歩で羽生もキターと思ったはず。この7thは森下が65歩やると恫喝している手。26銀でも45歩だがこれでは65歩が8thアタックになってしまう。37角+65歩狙いには84角。それが85歩の狙いだったが羽生は57角で66歩に同角王手に変更。
56手目でキターの65歩。同歩は55歩66角44銀で後手勝勢。そこで仕方なく57手目75歩だったがそれでも苦しい。
例の24歩勝負手。森下ここでヒルンだ。
67手目24歩に12銀では羽生も拍子抜け。衛星放送でもコンナ手指しやがってと言う顔見せていた。恫喝手は即時取るのが最強銀冠の沽券。そこで同角か同銀の二種類の選択から63銀変化に至る。前者は先手負け。12銀見て観戦意欲ナシ。その代り谷川がその意図を察してその対となる27銀を見せることになった。


2006.03.03A級順位戦 三浦VS康光 陽動振り飛車 65歩の飾り No: 8983 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  06/03/05 Sun 04:38:18

日時:2006.03.03
棋戦:第64期A級順位戦9回戦
戦形 :陽動振り飛車 65歩の飾り
先手:三浦弘行八段
後手:佐藤康光棋聖
▲7六歩 ▽8四歩 ▲6八銀 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽5四歩
▲5六歩 ▽4二銀 ▲4八銀 ▽5三銀 ▲5七銀右 ▽7四歩
▲2六歩 ▽3二飛 ▲2五歩 ▽3三角 ▲7八金 ▽7二銀
▲6五歩 ▽8八角成 ▲同 金 ▽6二玉 ▲7八金 ▽2二飛
▲6六銀 ▽7一玉 ▲7五歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽8三銀
▲7四歩 ▽7二金 ▲4六角 ▽8二角 ▲5七角 ▽5五歩
▲6七金 ▽5六歩 ▲6六角 ▽4四銀 ▲5六金 ▽3三桂
▲6九玉 ▽5二飛 ▲5八飛 ▽5五歩 ▲4六金 ▽4五桂
▲5九金 ▽5一金 ▲7九玉 ▽6二金上 ▲8八玉 ▽7三歩
▲5五金 ▽同 銀 ▲同 飛 ▽同 飛 ▲同 角 ▽7四歩
▲4一飛 ▽6一飛 ▲同飛成 ▽同 金 ▲1一角成 ▽7五歩
▲3一飛 ▽4二銀 ▲3二飛成 ▽5八歩 ▲同 金 ▽2八飛
▲5九歩 ▽2九飛成 ▲4二龍 ▽3七角成 ▲7九香 ▽1九馬
▲6六馬 ▽7三馬 ▲9八玉 ▽3八龍 ▲8八銀 ▽5二香
▲4八金 ▽3六龍 ▲4六銀 ▽9四歩 ▲4三龍 ▽9五歩
▲3七歩 ▽2五龍 ▲2六歩 ▽1五龍 ▲4五銀 ▽5五金
▲6七馬 ▽2六龍 ▲4四銀 ▽6六金 ▲4九馬 ▽7六桂
▲同 香 ▽同 歩 ▲7八桂 ▽9六歩 ▲同 歩 ▽9七歩
▲同 銀 ▽9五歩 ▲6六桂 ▽9六歩 ▲8六銀 ▽6六龍
▲6七金 ▽9七歩成 ▲同 桂 ▽7四桂 ▲6六金 ▽同 桂
▲6七馬 ▽9六歩 ▲9五歩 ▽同 香 ▲同 銀 ▽9七歩成
▲同 玉 ▽8五桂 ▲8六玉 ▽7七桂成 ▲同 銀 ▽8五金
▲9七玉 ▽7七歩成 ▲同 馬 ▽7六歩
こちらも中空三角理論の展開になったが46手目55歩で感電している。47手目57金では勝負にならないので46金で開き直ったが48手目45桂で見せ場を先送りして衛星放送で三浦の投了場面を見せたかった模様。
随分マッタリ指しているが誰を落とすのかの調整であろう。
森下が勝つ可能性があったので三浦に負けて藤井をB1に送る権利が康光にある。三浦はカモなのでA2に残しておきたい。同じ部屋で指していた森下の敗勢を空気で知って以降は鬼に変身。危ないことする。
三浦はこれでよくも19手目65歩など指せる。序盤で喧嘩売る時は大抵後始末が大変。61手目41飛は森下陥落後に指された緩手。73歩同角同角成66銀ならまだ難しい。対康光初勝利は今回も先送り。先手は65歩が突けないと勝てない。最終盤まで65歩が飾りでは全然ダメ。


2006.03.03A級順位戦 丸山VS大介 対四間穴熊「天国への階段」コンクリート篇 No: 8982 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  06/03/05 Sun 03:54:55

2006.03.03A級順位戦 丸山VS大介 対四間穴熊「天国への階段」コンクリート篇

日時:2006.03.03
棋戦:第64期A級順位戦9回戦
戦形 :対四間穴熊「天国への階段」コンクリート篇
先手:丸山忠久九段
後手:鈴木大介八段
▲7六歩 ▽3四歩 ▲6八玉 ▽4四歩 ▲2六歩 ▽4二飛
▲4八銀 ▽6二玉 ▲7八玉 ▽3二銀 ▲5六歩 ▽5二金左
▲5八金右 ▽3三角 ▲5七銀 ▽9四歩 ▲7七角 ▽7二銀
▲8八玉 ▽7一玉 ▲6六歩 ▽4五歩 ▲6七金 ▽8二玉
▲2五歩 ▽6四歩 ▲9八香 ▽7四歩 ▲9九玉 ▽6三金
▲8八銀 ▽7三桂 ▲3六歩 ▽5四歩 ▲5九角 ▽4三銀
▲7九金 ▽8四歩 ▲2六角 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽9五歩
▲3七桂 ▽5二銀 ▲7八飛 ▽2二角 ▲7五歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽7四歩 ▲7八飛 ▽4一飛 ▲2八飛 ▽3三角
▲4八飛 ▽3五歩 ▲同 歩 ▽5一角 ▲4六歩 ▽同 歩
▲同 銀 ▽6二角 ▲5五歩 ▽同 歩 ▲4四歩 ▽同 角
▲4五桂 ▽4三銀 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲2八飛 ▽5四銀
▲7五歩 ▽同 歩 ▲1七角 ▽3三桂 ▲2四飛 ▽4五桂
▲2三飛成 ▽8三玉 ▲3二龍 ▽5一飛 ▲4三歩 ▽4一歩
▲3四龍 ▽6二角 ▲7六歩 ▽3三歩 ▲同 龍 ▽5六歩
▲5八歩 ▽5五桂 ▲同 銀 ▽同 銀 ▲4二歩成 ▽5四飛
▲7五歩 ▽6五歩 ▲3四歩 ▽2六歩 ▲4三龍 ▽6六歩
▲6八金引 ▽7六銀 ▲5四龍 ▽同 金 ▲5二と ▽同 金
▲7四桂 ▽7一角 ▲2六角 ▽3五歩 ▲同 角 ▽4四銀
▲同 角 ▽同 金 ▲6三歩 ▽6七歩成 ▲6二歩成 ▽6八と
▲8二飛 ▽9三玉 ▲6八金 ▽8二角 ▲7二と ▽5五角
▲6六歩 ▽同 角 ▲7七銀打 ▽同銀成 ▲同 金 ▽同角成
▲同 銀 ▽7八金 ▲6七角 ▽7六歩 ▲9四銀 ▽同 玉
▲8二桂成 ▽8八銀 ▲同 銀 ▽同 金 ▲同 玉 ▽6八飛

56手目35歩は勝負手にしては遠い。55歩は怖い。次に46歩も許し難い。そこで1歩捨てたが同角は15歩同歩同香同香同角。
58手目55歩は今度34歩が角アタリ。そこで51角と先逃げしたが以下後手は1歩持っても36歩が空振り。そこでジッと62角で53地点三重補強かつ34歩阻止。63手目55歩は悪手。中空三角理論なら44歩か45桂。
丸山も気がついて65手目44歩だが同角で逆に1歩損になってしまっては後手やる気でてくる。67手目45桂でまたもマシュダ一家理論に戻ったが確か丸山にはA級順位戦実況&分析で中空三角理論を教えたはず。あの時も当家瞬時の実況&分析通りの手を指すのに丸山は大長考していた。
大介はその後マシュダ一家の軍門に下ったので68手目43銀。これは中空三角理論通り。69手目24歩は前からやりたい手筋だったがすでに苦し紛れ。逆転を意識した大介はこれを手拍子で取ったが71手め28飛と矛先換えられて中空三角理論から逃げられた。
70手目56歩は55桂打が厳しいが後手から55桂を先に打てる
先手:と金製造
後手:70手目56歩
▲7六歩 ▽3四歩 ▲6八玉 ▽4四歩 ▲2六歩 ▽4二飛
▲4八銀 ▽6二玉 ▲7八玉 ▽3二銀 ▲5六歩 ▽5二金左
▲5八金右 ▽3三角 ▲5七銀 ▽9四歩 ▲7七角 ▽7二銀
▲8八玉 ▽7一玉 ▲6六歩 ▽4五歩 ▲6七金 ▽8二玉
▲2五歩 ▽6四歩 ▲9八香 ▽7四歩 ▲9九玉 ▽6三金
▲8八銀 ▽7三桂 ▲3六歩 ▽5四歩 ▲5九角 ▽4三銀
▲7九金 ▽8四歩 ▲2六角 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽9五歩
▲3七桂 ▽5二銀 ▲7八飛 ▽2二角 ▲7五歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽7四歩 ▲7八飛 ▽4一飛 ▲2八飛 ▽3三角
▲4八飛 ▽3五歩 ▲同 歩 ▽5一角 ▲4六歩 ▽同 歩
▲同 銀 ▽6二角 ▲5五歩 ▽同 歩 ▲4四歩 ▽同 角
▲4五桂 ▽4三銀 ▲2四歩 ▽5六歩 ▲2三歩成 ▽2五歩
▲1七角 ▽1五歩 ▲2二歩 ▽1六歩 ▲3九角 ▽5四銀
▲3二と ▽4三飛 ▲2一歩成 ▽4五銀 ▲同 銀 ▽4七歩
▲同 飛 ▽5五桂 ▲中断
双方の急所は67金と63金だがいずれも55桂で狙われるのが骨子。
後手は最終盤で94玉から遁走するか金銀打って粘って緩手を待つかの選択。
本譜ではやはり54銀から55桂実現へ向かうが73手目75歩は厳しい。これは先手からの55桂より1手早い。大介は75手目17角を見落としたはず。これで飛車成が受からない。桂得しても丸め込まれた。
大介の布陣は裏番組の久保「天国の階段」穴熊篇と72手目でペアー。ところが23龍を許すと階段を昇れない。そこで80手目83玉で74歩阻止の顔面受け。以下丸山に「天国の階段」をコンクリートで塗り固められる。92手め55桂は鈍い。金に逃げられても47桂成が虚しい。丸山は桂を取ったが悪手。階段が中央にほぐれてしまう。おかげで98手目65歩で逆転。これは谷川の実況&分析でも同じ後手の逆転手。
99手目悟った丸山は切り札34歩だが26歩で角交換阻止。103手目泣く泣く68金だが77金では76歩。104手目76銀で67歩成を誇示される。
衛星中継では107手目52とから見る。渡辺明が先手勝ちダロみたいな解説していたがまだ難しい。丸山を信用しすぎ。先の変化でも94玉脱出の後手勝ち変化があるのにコッチはもっと簡単。だからむしろ後手苦しいはずの変化を先に作成しておくとラク。135手目先に94銀でも先手負け。
68飛で丸山は清く投げたが渡辺明も即時詰みが見えないほどアヤアリ。大介が1分将棋で間違える可能性はあった。
▲7六歩 ▽3四歩 ▲6八玉 ▽4四歩 ▲2六歩 ▽4二飛
▲4八銀 ▽6二玉 ▲7八玉 ▽3二銀 ▲5六歩 ▽5二金左
▲5八金右 ▽3三角 ▲5七銀 ▽9四歩 ▲7七角 ▽7二銀
▲8八玉 ▽7一玉 ▲6六歩 ▽4五歩 ▲6七金 ▽8二玉
▲2五歩 ▽6四歩 ▲9八香 ▽7四歩 ▲9九玉 ▽6三金
▲8八銀 ▽7三桂 ▲3六歩 ▽5四歩 ▲5九角 ▽4三銀
▲7九金 ▽8四歩 ▲2六角 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽9五歩
▲3七桂 ▽5二銀 ▲7八飛 ▽2二角 ▲7五歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽7四歩 ▲7八飛 ▽4一飛 ▲2八飛 ▽3三角
▲4八飛 ▽3五歩 ▲同 歩 ▽5一角 ▲4六歩 ▽同 歩
▲同 銀 ▽6二角 ▲5五歩 ▽同 歩 ▲4四歩 ▽同 角
▲4五桂 ▽4三銀 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲2八飛 ▽5四銀
▲7五歩 ▽同 歩 ▲1七角 ▽3三桂 ▲2四飛 ▽4五桂
▲2三飛成 ▽8三玉 ▲3二龍 ▽5一飛 ▲4三歩 ▽4一歩
▲3四龍 ▽6二角 ▲7六歩 ▽3三歩 ▲同 龍 ▽5六歩
▲5八歩 ▽5五桂 ▲同 銀 ▽同 銀 ▲4二歩成 ▽5四飛
▲7五歩 ▽6五歩 ▲3四歩 ▽2六歩 ▲4三龍 ▽6六歩
▲6八金引 ▽7六銀 ▲5四龍 ▽同 金 ▲5二と ▽同 金
▲7四桂 ▽7一角 ▲2六角 ▽3五歩 ▲同 角 ▽4四銀
▲同 角 ▽同 金 ▲6三歩 ▽6七歩成 ▲6二歩成 ▽6八と
▲8二飛 ▽9三玉 ▲6八金 ▽8二角 ▲7二と ▽5五角
▲6六歩 ▽同 角 ▲7七銀打 ▽同銀成 ▲同 金 ▽同角成
▲同 銀 ▽7八金 ▲6七角 ▽7六歩 ▲9四銀 ▽同 玉
▲8二桂成 ▽8八銀 ▲同 銀 ▽同 金 ▲同 玉 ▽6八飛
▲7八銀 ▽7七銀 ▲同 桂 ▽7八飛成 ▲同 玉 ▽6八金
▲同 玉 ▽5七銀 ▲同 歩 ▽同歩成 ▲7九玉 ▽5九飛
▲6九歩 ▽6八銀 ▲8八玉 ▽7七銀不成▲9九玉 ▽6九飛成
▲8九銀 ▽同 龍 ▲同 角 ▽8八銀打 ▲投了
166手で後手の勝ち
57歩成が救いだったが第一変化ではコレが間に合わなかった。
敗因1はやはり63手目。
大介は勝っても藤井のおかげで陥落。振り飛車不毛地帯B1が一挙に活気づく。久保や藤井がB1に行くと振り飛車の寿命がまた縮まるので大介の大暴れ期待。


2006.03.03A級順位戦 藤井VS久保 相振り 銀冠VS穴熊 天国への階段 No: 8981 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  06/03/05 Sun 01:42:04

パン生地みたいに寝かせた棋譜をまた見るのが一層楽しい。
どの順番で見よう?
後半疲れないように鑑賞がラクな棋譜から。

日時:2006.03.03
棋戦:第64期A級順位戦9回戦
戦形 :相振り 銀冠VS穴熊 天国への階段
先手:藤井  猛九段
後手:久保 利明八段
▲6六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽3二飛 ▲7七角 ▽3五歩
▲7八銀 ▽6二玉 ▲6七銀 ▽4二銀 ▲8八飛 ▽7二玉
▲8六歩 ▽5四歩 ▲8五歩 ▽5三銀 ▲3八銀 ▽8二玉
▲5八金左 ▽9二香 ▲4八玉 ▽9一玉 ▲2六歩 ▽8二銀
▲2七銀 ▽7二金 ▲3八金 ▽6四歩 ▲3九玉 ▽5二金
▲8四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽6三金左 ▲8八飛 ▽8三歩
▲1六歩 ▽1四歩 ▲2八玉 ▽5五歩 ▲9六歩 ▽5四銀
▲9五歩 ▽4四歩 ▲7五歩 ▽4五歩 ▲7六銀 ▽2四歩
▲4八金左 ▽4四角 ▲9七桂 ▽2二飛 ▲8五桂 ▽3三桂
▲3九玉 ▽2一飛 ▲8九飛 ▽2二飛 ▲9八香 ▽1二香
▲8七飛 ▽2一飛 ▲8八飛 ▽2二飛 ▲8九飛 ▽2一飛
▲9四歩 ▽同 歩 ▲9三歩 ▽同 桂 ▲9四香 ▽8五桂
▲9二香成 ▽同 玉 ▲8五銀 ▽8一玉 ▲9五桂 ▽9三桂
▲8六香 ▽8五桂 ▲同 香 ▽9四銀 ▲8三桂成 ▽同銀引
▲同香成 ▽同 銀 ▲9五桂 ▽8四香 ▲8五歩 ▽同 香
▲8六歩 ▽9四銀 ▲8五歩 ▽8二歩 ▲8四歩 ▽8五香
▲8七香 ▽同香成 ▲同 飛 ▽7一玉 ▲8五香 ▽8一香
▲8三銀 ▽同 歩 ▲同歩成 ▽7六銀 ▲7二と ▽同 玉
▲8三香成 ▽同 香 ▲同桂成 ▽同 銀 ▲9七飛 ▽9一香
▲投了
114手で後手の勝ち

42手目54銀の階段穴熊の利点は玉が81-71から階段に添って62-53と脱出できること。これを当家では「天国への階段」と言う。
46手目45歩は階段の頂点。44地点に角を誘導する天蓋。
一般棋士は45歩を位と見るが当家は玉の天蓋と見る。久保はこの空中楼閣の当家の観賞法を対中原戦で学んでいる。
54手目84歩は自殺行為。階段が崩れるだけ。そこで久保は33桂だがこの桂は取られると後手一挙に負け。ところが藤井は39玉。以下千日手模様になるが打開のフリして94歩8thアタック。同じ8thアタックでも36歩で1歩確保したいが26角の歩損を嫌った。
76手目81玉は「天国への階段」コース。久保はこの玉逃げで命拾いした経験がある。77手目95桂は緩手。78手目91桂は92歩で玉がシャバに戻されるので景気良く93桂だが86香は悪手。94銀で次に93銀同銀83桂をフツー見せる。94銀に92歩はそこで88香。
「天国への階段」コース1
先手: 79手目94銀
後手:天国への階段
▲6六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽3二飛 ▲7七角 ▽3五歩
▲7八銀 ▽6二玉 ▲6七銀 ▽4二銀 ▲8八飛 ▽7二玉
▲8六歩 ▽5四歩 ▲8五歩 ▽5三銀 ▲3八銀 ▽8二玉
▲5八金左 ▽9二香 ▲4八玉 ▽9一玉 ▲2六歩 ▽8二銀
▲2七銀 ▽7二金 ▲3八金 ▽6四歩 ▲3九玉 ▽5二金
▲8四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽6三金左 ▲8八飛 ▽8三歩
▲1六歩 ▽1四歩 ▲2八玉 ▽5五歩 ▲9六歩 ▽5四銀
▲9五歩 ▽4四歩 ▲7五歩 ▽4五歩 ▲7六銀 ▽2四歩
▲4八金左 ▽4四角 ▲9七桂 ▽2二飛 ▲8五桂 ▽3三桂
▲3九玉 ▽2一飛 ▲8九飛 ▽2二飛 ▲9八香 ▽1二香
▲8七飛 ▽2一飛 ▲8八飛 ▽2二飛 ▲8九飛 ▽2一飛
▲9四歩 ▽同 歩 ▲9三歩 ▽同 桂 ▲9四香 ▽8五桂
▲9二香成 ▽同 玉 ▲8五銀 ▽8一玉 ▲9五桂 ▽9三桂
▲9四銀 ▽9二歩 ▲8八香 ▽7一玉 ▲8三桂不成▽同 銀
▲同銀成 ▽同 金 ▲同香成 ▽6二玉
この場合89手目藤井なら34金と打つ。すると53玉44金44玉となり天国到達。32角は金ナシ相手に怖くない。89手目95角なら手番をゲット。
煉獄の空中楼閣を指しこなせるのは連盟には中原しかいないので大抵の棋士は79手目94銀で藤井勝ちと断定する。渡辺明もそうだった。
87手目再度の95桂はアル中患者の痙攣。万年某若手棋士なら84歩と叩く。渡辺明もそうだった。その場合は天国への階段2で。

先手:87手目84歩
後手:天国への階段2
▲6六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽3二飛 ▲7七角 ▽3五歩
▲7八銀 ▽6二玉 ▲6七銀 ▽4二銀 ▲8八飛 ▽7二玉
▲8六歩 ▽5四歩 ▲8五歩 ▽5三銀 ▲3八銀 ▽8二玉
▲5八金左 ▽9二香 ▲4八玉 ▽9一玉 ▲2六歩 ▽8二銀
▲2七銀 ▽7二金 ▲3八金 ▽6四歩 ▲3九玉 ▽5二金
▲8四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽6三金左 ▲8八飛 ▽8三歩
▲1六歩 ▽1四歩 ▲2八玉 ▽5五歩 ▲9六歩 ▽5四銀
▲9五歩 ▽4四歩 ▲7五歩 ▽4五歩 ▲7六銀 ▽2四歩
▲4八金左 ▽4四角 ▲9七桂 ▽2二飛 ▲8五桂 ▽3三桂
▲3九玉 ▽2一飛 ▲8九飛 ▽2二飛 ▲9八香 ▽1二香
▲8七飛 ▽2一飛 ▲8八飛 ▽2二飛 ▲8九飛 ▽2一飛
▲9四歩 ▽同 歩 ▲9三歩 ▽同 桂 ▲9四香 ▽8五桂
▲9二香成 ▽同 玉 ▲8五銀 ▽8一玉 ▲9五桂 ▽9三桂
▲8六香 ▽8五桂 ▲同 香 ▽9四銀 ▲8三桂成 ▽同銀引
▲同香成 ▽同 銀 ▲8四歩 ▽9四銀 ▲8三銀 ▽8五香
▲9四銀不成▽8九香成 ▲8三歩成 ▽7一玉 ▲8四桂 ▽6二玉
▲7二と ▽5三玉 ▲投了
98手で後手の勝ち
コツは王手角だからと79飛をいきなり打たずに相手をジラス。
藤井が故意に負けたように渡辺明は喧伝したが控え室が先手必勝などと言っていたこと自体A級の怖さを知らなすぎる。片紙などしょっちゅうソレで必勝と言ってはひっくり返されている。ケツ女に攻略されて当たり前。実は紙一重だった。


POへ No: 8980 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 06/03/04 Sat 02:24:56

谷川の46手目27銀をナマで見るためにあった一日。
谷川。素晴らしかった。


谷川が怖いのは飛車切りから55角 No: 8979 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 06/03/03 Fri 21:56:49

郷田の切り札は銀切りから飛車切り+55角。一回ミスすると居玉攻略は早い。
それさえ凌げば谷川イケる。


谷川38手目33角から65連動手へ繋がるか No: 8978 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 06/03/03 Fri 21:42:27

23歩では歩切れ。そこで双頭手33角で手番を握り桂跳ねに連動。
32金が浮いているので郷田は横歩取り。
40手目65桂だが66銀から65銀狙いなら同歩が65連動手。
32金保護対策には一回飛車アタリで23銀が利く。


羽生65手目の勝負手25歩 No: 8977 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 06/03/03 Fri 21:37:25

さすがに銀冠は厚いのでここで勝負。
銀交換変化になると25桂23歩には75手目63銀打がマシュダ一家手順。


羽生VS森下 33角矢倉 No: 8976 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 06/03/03 Fri 19:43:53

21手目24歩はおかしい。森下を必要以上に畏れている。なぜここで58金が不満かと言うと三浦の49金と同じ。角交換後39角も気になる。
29手目68角は渡辺明によれば千日手阻止。しかし33角戦法そのものが千日手を頂点に構築されているのでこれでも難しい。
37手目は16歩と受けたいが77角68角の手損の分が気になった模様。
51角で33金は右桂跳ねが金アタリで危険と見てじっと51角。42角もあるが康光51角の記憶が重複したかもしれない。放置だけは24角切りで後手負け。ここから第二次駒組だが森下の銀冠攻略は先手大変。
相入玉まであるが44手目15歩は大きい。
今日は羽生も康光や森下に倣って正座していた。

先手:羽生
後手:森下
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽4四歩
▲2五歩 ▽3三角 ▲4八銀 ▽5二金 ▲5六歩 ▽4三金右
▲7七角 ▽5四歩 ▲6八角 ▽2二銀 ▲8八銀 ▽4一玉
▲7七銀 ▽6二銀 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 角 ▽同 角
▲同 飛 ▽2三銀 ▲2八飛 ▽2四歩 ▲6八角 ▽5一角
▲6九玉 ▽5三銀 ▲5八金 ▽3一玉 ▲6六歩 ▽1四歩
▲6七金右 ▽7四歩 ▲7九玉 ▽8四歩 ▲8八玉 ▽9四歩
▲9六歩 ▽1五歩 ▲3六歩 ▽2二玉


藤井VS久保 階段穴熊 No: 8975 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 06/03/03 Fri 19:32:23

23手目26歩とは藤井も腰抜け。穴熊の反対側で銀冠では千日手になり兼ねない。このおかげで久保に64歩+63金を許す。54銀で階段穴熊。
55手目39玉は渡辺明が鼻で笑っていたが藤井は久保に残ってもらいたいのかもしれない。
先手:藤井
後手:久保
▲6六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽3二飛 ▲7七角 ▽3五歩
▲7八銀 ▽6二玉 ▲6七銀 ▽4二銀 ▲8八飛 ▽7二玉
▲8六歩 ▽5四歩 ▲8五歩 ▽5三銀 ▲3八銀 ▽8二玉
▲5八金左 ▽9二香 ▲4八玉 ▽9一玉 ▲2六歩 ▽8二銀
▲2七銀 ▽7二金 ▲3八金 ▽6四歩 ▲3九玉 ▽5二金
▲8四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽6三金左 ▲8八飛 ▽8三歩
▲1六歩 ▽1四歩 ▲2八玉 ▽5五歩 ▲9六歩 ▽5四銀
▲9五歩 ▽4四歩 ▲7五歩 ▽4五歩 ▲7六銀 ▽2四歩
▲4八金左 ▽4四角 ▲9七桂 ▽2二飛 ▲8五桂 ▽3三桂
▲3九玉 ▽2一飛 ▲8九飛 ▽2二飛 ▲9八香 ▽1二香
▲8七飛


夕食前 三浦VS康光 No: 8974 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 06/03/03 Fri 19:23:59

三浦が今日は久保並の65歩を見せたということはマムシのドリンク剤でも飲んだのであろう。20手目44歩はない。42金は以後の組み立てが怪しい。そこで康光は角交換後に62玉。
23手目24歩は三浦では切れる。
先手:23手目24歩
後手:金打ちで迎撃
▲7六歩 ▽8四歩 ▲6八銀 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽5四歩
▲5六歩 ▽4二銀 ▲4八銀 ▽5三銀 ▲5七銀右 ▽7四歩
▲2六歩 ▽3二飛 ▲2五歩 ▽3三角 ▲7八金 ▽7二銀
▲6五歩 ▽8八角成 ▲同 金 ▽6二玉 ▲2四歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽3三角 ▲2一飛成 ▽8八角成 ▲4一龍 ▽2二飛
▲3一角 ▽2九飛成 ▲5三角成 ▽同 玉 ▲4五桂 ▽6二玉
▲4二龍 ▽7一玉 ▲5三桂成 ▽5一金打 ▲6二銀 ▽同金左
▲同成桂 ▽同 金 ▲8二金 ▽同 玉 ▲6二龍 ▽7一金
▲投了
48手で後手の勝ち
龍捨てて三浦の切り札64歩も27角で寄せ合い負け。
27手目で3rdアタックは65歩からの流れに見えるが69玉だと85角や94角の迎撃が金アタリになるかもしれない。先の変化でも29龍で金アタリ。
33手目は先に24歩同歩46角は82角24角35歩で負け。36手目で3rdアタック返し。三浦は64歩連動手が決め手だったがどうも不発。
もう一本飲むとシッペ返しが怖い。


夕食前 丸山VS大介 No: 8973 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 06/03/03 Fri 18:54:50

丸山フツーに攻めて歩交換を果たし後手に歩を打たせる。後手が83銀でガンバルと飛車切りから53銀打で久保の二の舞を畏れた大介。
51手目十字飛車はどうかと渡辺明は言っていたがひとめムリっぽい。丸山も一応読んだが同飛同桂に29飛が先攻。37角だと65歩も嫌味だが39飛成の千日手狙いもある。48銀で打開すると先手負け。
先手:51手目45飛から打開
後手:千日手狙い
▲7六歩 ▽3四歩 ▲6八玉 ▽4四歩 ▲2六歩 ▽4二飛
▲4八銀 ▽6二玉 ▲7八玉 ▽3二銀 ▲5六歩 ▽5二金左
▲5八金右 ▽3三角 ▲5七銀 ▽9四歩 ▲7七角 ▽7二銀
▲8八玉 ▽7一玉 ▲6六歩 ▽4五歩 ▲6七金 ▽8二玉
▲2五歩 ▽6四歩 ▲9八香 ▽7四歩 ▲9九玉 ▽6三金
▲8八銀 ▽7三桂 ▲3六歩 ▽5四歩 ▲5九角 ▽4三銀
▲7九金 ▽8四歩 ▲2六角 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽9五歩
▲3七桂 ▽5二銀 ▲7八飛 ▽2二角 ▲7五歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽7四歩 ▲4五飛 ▽同 飛 ▲同 桂 ▽2九飛
▲3七角 ▽3九飛成 ▲4八銀 ▽2九龍 ▲3二飛 ▽1三角
▲4六角 ▽同 角 ▲同 歩 ▽1九龍 ▲投了
64手で後手の勝ち
他の変化も先手面白くない。穴熊側は右桂がサバけると勝ちだが53地点が強すぎる。1歩持って満足し飛車は引く。


夕食前 郷田VS谷川 手損角換り棒銀 No: 8972 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 06/03/03 Fri 18:34:18

渡辺明の棋譜並べは歯切れよく採譜が気持ちよい。やはり優秀な棋士は棋譜並べがうまい。谷川も話しながらスラスラ並べてくれる。
今日も一番気になる谷川。

先手:郷田
後手:谷川
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8八角成
▲同 銀 ▽2二銀 ▲7七銀 ▽3三銀 ▲3八銀 ▽6二銀
▲6八玉 ▽7四歩 ▲5八金右 ▽6四歩 ▲2七銀 ▽6三銀
▲2六銀 ▽1四歩 ▲7八玉 ▽8四歩 ▲1六歩 ▽7三桂
▲6八金寄 ▽6二金 ▲1五歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽同 香
▲同 香 ▽1三歩 ▲投了
32手で後手の勝ち
やはり玉が動かせずに22手目84歩牽制。この地点が棋王戦第3局森内85歩の葛藤と違う後手の利点。郷田は16歩からだがこれは後手の言い分が通った。居玉にしているのは棒銀攻めを待っていたため。24手目で73桂なら面白い。この交換は後手命拾い。74歩が第一逆行相転化。
25手目は68金上げではなく68金寄り。渡辺明は郷田の飛車切りを見切っている。後手からの飛車打ちに強い形にしたため。
26手目62金が渡辺明には不明らしい。
丸山が谷川相手にかつて棋王戦で見せた棒金戦法を当家は想起。
当家分析では65歩が決め手。するとこの金は打ったように延びる可塑性を持つ。
3rdアタックは棒銀の場合野武士のように豪快で粗野。
谷川は32手目13歩と荒御霊を鎮めに。後手はこれから。
谷川。見せてくれ。


羽生VS森下 33角矢倉 No: 8971 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 06/03/03 Fri 15:08:39

羽生の78金を見て44歩。すでに森下指しやすいのは羽生が康光と2回のタイトル戦で経験した足跡を見つめていたのが外野手森下だったため。森下が誘ったので研究範囲を披露できるのは後手。
深浦解説は中味がない。2回目の羽生77角の前に康光66角くらい咄嗟にでてこないようではA級に来ても単なる給料泥棒。
深浦はすぐにBとAの差を金に換算する棋士。志が低い。都会で稼いで田舎に帰ることしかアタマにない。
14手目54歩は過激。歩間4解消なので羽生も安心できない。後手の特権は飛車先不突きなので52飛から55歩を狙う可能性もある。先手がなにもしなければ位維持と後手は修正可能。結局にらみ合ったままこの14手目54歩からの平行3-2が続いて休息。
森下は難攻不落だが一旦破られると急変。良家の令嬢は不良に落とされると淫乱女に豹変しやすい。


郷田VS谷川 手損角換り棒銀 No: 8970 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 06/03/03 Fri 14:51:50

5手目25歩は固い。羽生は以前から否定的。
13手目68玉は丸山好みなので25歩の強行路線と一致しない。
14手目74歩で谷川はイケルと思ったはず。飛車先不突きの分で2手分間合いを計れるため。84歩を突かなくとも谷川は指せるし84歩止まりでも手損角換りなら手の内。ところが裏番の康光が3-2の74歩であったのに対し谷川は1-2。従って15手目58金は緩手ではなく誘い。すでに38銀で47地点は死守しているので58金としなくとも75歩同歩65角はない。16歩は手抜きが有り得るのでじっと58金だったがこれは無意識の愚鈍が功を奏すかもしれない。谷川は緩手扱いしているため。その証拠が16手目64歩。7筋ではなく6筋で行く指針を試行錯誤中なのでかなりアタマに血が昇っている。ところがこれこそ74歩と齟齬をきたす緩手の2-2。
郷田の直感は74歩と64歩のミスマッチを咎める27銀。谷川はこれで玉移動が難しい。18手目63銀の1手が遅いため。
21手目78玉で後手の一番嫌な時間を遠く見つめる。
谷川は逆行相転化手に期待しないと逆転できない。75歩で踏み倒せるなら郷田はソコまでの棋士だが本流は65歩で逆転があるかないか。


三浦VS康光 対陽動三間65歩 No: 8969 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 06/03/03 Fri 14:33:54

6手目54歩は昔の棋士の発想支持。先手は55歩阻止で56歩。8手目4-1アタックはない。ナニを指すかと思えば8手目42銀!
康光は升田を意識。ただし升田大山の頃の42銀は先手が77銀型だった。
>2004.11.26新作「歩間理論」1958.05.20名人戦第3局大山VS升田 矢倉分析
三浦は山崎の早仕掛け55歩でも57銀GNだったが53銀なら57銀で対抗は当然。
12手目74歩も升田バリだが意味合いが全く違う。升田の74歩は歩間5になる過激さ。こちらは3-2で55歩3rdアタック示唆。そこで三浦は危険を察知し26歩歩間4で均衡を保つ。
14手目32飛はせっかく貰った主導権を平行歩間4で再度先手に譲渡。これは24歩強制手に見えるが33角で飛車も角も動けないので3rdアタック消滅。代りに19手目65歩で三浦が一挙に勝ちに行く。


藤井VS久保 相振り8VS3穴熊 No: 8968 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 06/03/03 Fri 14:16:03

藤井は名人にさえ挑戦できない器。カネしか目にない竜王止まりが妥当。将棋を金稼ぎの道具としか考えていない人間は棋士にも確かにいる。現会長の米長が典型。瀬川騒動ではカネの話ばかりであった。今では見向きもされない。あのタコ騒動を手のひら換えたように支持した棋士たちは自分の財布のことしか考えていなかったと思わないかね?
久保は乗せられて三間。6手目35歩は早い。14歩なら先手は16歩と突けないので13角覗きを見せて78銀牽制。
7手目78銀に62玉は緩手。おかげで8筋に振られる。久保は先手でそれでも失敗した経緯があったが最近どうしたのであろう。ヤツレかたが尋常でない。穴熊は藤井もダメの烙印押されたのに今度は久保がマネしている。久保がB1とは寂しい。A級相手だからこそサバキの凄みが一際輝いていた。対丸山戦の興奮度を思いだす。
本譜この形は桂を渡せない。


丸山VS大介 対四間 二回目の歩間5 No: 8967 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 06/03/03 Fri 13:55:55

3手め68玉は深浦によればゴキゲン封じ。4手目84歩を大介が指せない。従って大介専用の68玉はゴキゲン封じではない。3手め68玉とは名人位に未練がなくなったというだけの手。
10手目32銀が要注意。ここで25歩は守勢になる。
16手目94歩はイビアナ対策に見えるようでも緩手。
21手目66歩で先手優勢直前。22手目45歩が緩手で先手優勢になる。
実に簡単な構造。25手25歩で先手主導の二回目の歩間5に戻る仕組み。



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