1968年第7期十段戦全局分析 2005.07.04マシュダ一家
大山康晴VS加藤一二三
加藤一二三講座 MF分析特別版
分析1 大山VS加藤 第1局中飛車
分析2   加藤VS大山 第2局対四間5筋位取り
分析3 大山VS加藤 第3局対中飛車早繰り金

分析4   加藤VS大山 第4局対四間5筋位取り
分析5 大山VS加藤 第5局中飛車

分析6
  加藤VS大山 第6局擬態中飛車
分析7 大山VS加藤 第7局対四間繰り換え銀



1968年第7期十段戦全局分析7 大山VS加藤 第7局対四間繰り換え銀 No: 7762 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/07/04 Mon 19:52:40

持ち時間:9時間
日時:1969.01.06
棋戦:第7期十段戦第7局
戦型:対四間繰り換え銀
先手:大山康晴十段・名人
後手:加藤一二三八段

*3-3で迎えた最終局は大山先手
▲7六歩 ▽8四歩 ▲7八銀
*大山好みの78銀。矢倉なら68銀が現在主流だがまっすぐ指すのが省エネ時代。これなら飛車も振れる。
▽3四歩 ▲6六歩
*矢倉でも四間でも可能。
▽6二銀
*42銀はこの10年前に結論が出たと言うわけではない。四間をリクエスト。
▲6八飛
*素直
▽5四歩 ▲4八玉
*相手が絶対に穴熊をしないので組むのがラク
▽4二玉 ▲3八玉 ▽3二玉 ▲2八玉 ▽5二金右 ▲3八銀
*歩間5でこんなラクな将棋もない
▽4二銀 ▲4六歩
*相変らずの急戦指向なので6で早めに牽制。最強菱形美濃への予告で煽る。咎めてくれと。
▽1四歩
*疑問。ここは先手から突かせたい端歩交換。
*46歩を咎めて55角変化を指向すべき。
▲1六歩 ▽7四歩
*先手が故意に隙を見せているのに贅沢芳醇な指し方。
▲6七銀 ▽8五歩 ▲7七角 ▽9四歩
*前回時間切迫でアタマに血が上昇したので今度は序盤で何も考えずにタメるだけタメようということらしい。
▲9六歩
*この交換は先手が得。
▽5三銀右 ▲5八金左
*やはり46歩が寒い
▽6四銀
*4thアタック準備。
▲7八飛
*双頭手
▽7五歩
*すでにタメようがないので
▲3六歩
*GNを残して新規牽制4th作成するだけなのでラク。二者択一しかない。
▽7六歩
*加藤一二三は自分の仕掛けからのGN作成を知らないと読むしかない。知りたくないことは世の中多々ある。
▲同 銀 ▽7五歩 ▲6七銀 ▽7三銀 ▲9七香
*98香はしない。98飛を見せて相手の攻めを誘う。
▽7四銀 ▲5六銀 ▽7六歩 ▲5九角
*挑発。66角なら76飛で最後は47銀
▽7五銀
*76飛阻止
▲6五銀
*双頭手
▽7二飛
*76銀阻止
▲7四歩
*中空三角理論通り
▽6六銀
*66角では76銀
▲7六飛 ▽7五歩 ▲7八飛 ▽6四歩
*同銀なら74飛の鏡像が銀アタリ
▲5四銀 ▽7四飛 ▲6七歩
*次に76歩は負けなので先受け
▽5五銀
*尻合せ銀は妙にコミカル。互いに短所を補っている敵対関係。
▲4七金
*46歩がここで負担になってしまった。
▽7六歩
*後手優勢。以下略。加藤一二三は最初二連敗でも大山が負けてくれると思った。昨日のテレビ講座で告白している。幼稚園に子供を送る父親像が大山の手抜きを誘った。どこの世界でも子供が一番。十段戦は竜王戦となり現在末期型プロレス棋戦に落ちぶれた。渡辺明もベビー攻撃で勝たせて貰った。歴史は巡る。そして今年の竜王戦トーナメントは史上最悪となった。
▲3七角 ▽5三歩 ▲4五銀 ▽6五歩 ▲7五歩 ▽同 飛
▲3四銀 ▽6六歩 ▲同 歩 ▽7四飛 ▲3五歩 ▽6六銀
▲4五歩 ▽7三桂 ▲4八飛 ▽3三歩 ▲2五銀 ▽7七歩成
▲6八歩 ▽5四歩 ▲5六金 ▽5五銀 ▲同 金 ▽同 歩
▲同 角 ▽8七と ▲4四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽5四歩
▲3七角 ▽9七と ▲7五歩 ▽同 飛 ▲5四飛 ▽7九飛成
▲7四歩 ▽5三歩 ▲6四飛 ▽6三歩 ▲7三歩成 ▽6四歩
▲4四桂 ▽3一玉 ▲3二銀 ▽同 金 ▲5二桂成 ▽4一歩
▲6三と ▽1三桂 ▲3六銀 ▽2五銀 ▲4七銀引 ▽3六香
▲5三と ▽3七香成 ▲同 桂 ▽4八金 ▲3九金打 ▽4九金
▲同 銀 ▽8九龍 ▲4二と ▽同 歩 ▲4五銀 ▽7四角
▲5六香 ▽5五歩 ▲4一金 ▽2一玉 ▲4二金 ▽5六歩
▲同 歩 ▽7九飛 ▲3八銀引 ▽5二角 ▲同 金 ▽4六桂
▲6七角 ▽3八桂成 ▲同 玉 ▽8八龍 ▲7八歩 ▽6五香
▲4三歩 ▽6七香成 ▲4二歩成 ▽8九龍 ▲6七歩 ▽4九飛成
▲同 金 ▽2九角 ▲投了
148手で後手の勝ち


1968年十段戦全局分析6 大山VS加藤 第6局擬態中飛車  No: 7761 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/07/04 Mon 19:36:57

持ち時間:9時間
日時:1968.12.23
棋戦:第7期十段戦第6局
戦型:擬態中飛車
先手:加藤一二三八段
後手:大山康晴十段・名人
*加藤一二三のカド番
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽4四歩 ▲2五歩 ▽3三角
▲4八銀 ▽4二銀
*後手番の趣向
▲5六歩
*毎日納豆とネギだけでも健康は維持できる。むしろアレコレ迷わない方が長生きできる。
▽4三銀
*相手が生一本なので戻る。
▲6八玉 ▽5二飛
*加藤一二三の5筋暗い取りは飽きたと大山は言う。暗くなさんなと。
▲7八玉 ▽6二玉 ▲5八金右 ▽7二玉
*当家はそのカニ這い囲いが飽きたと言う。
▲6八銀
*「ソッチが穴熊でもコッチはやりません」
▽8二玉
*ホントやるかもといいつつ戻す。美濃でも同じ。
▲3六歩
*急戦しかないのでこの手にもインパクトがない。
▽7二銀
*フツーに。
▲4六歩
*疑問。ふたつの角筋が閉塞したので後手から指し手を読まれやすい。
▽3二金
*角筋が決ったので。
▲9六歩 ▽9四歩 ▲5七銀右
*中飛車と意識しすぎ。あれは中飛車ではない。
▽6四歩
*あえて言うなら擬態中飛車。玉移動のために飛車を暫定的に中央に置いただけ。先手はダマされた。
▲3八飛
*ここで4thアタックは無理。しかし16歩しかないので仕方なく動いただけ。
*先手が組み替える気があれば別だが加藤一二三は中村のようなことはしない。
▽3一金
*32地点空間開放手。擬態中飛車特有の泡踊り。35歩には3筋中空三角理論で迎撃。
▲1六歩
*結局手を戻すしかなかった。
▽1四歩
*この交換は後手得。
▲2八飛
*24歩+45歩狙い。
▽3二金 ▲3八飛 ▽3一金 ▲2八飛 ▽4二金
*千日手で良いと言うカド番の加藤一二三に大山が後手番で打開。すでにプレゼントの意思表示は第3局で終えているので負けてもいい。
▲3八飛
*今度は32飛迎撃がないので遠慮なく。
▽7四歩
*6thで緩和。そのまま5thアタックは完敗なので。
▲3五歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽3四歩 ▲3八飛
*先手だけ1歩手持ちで1ポイント先取。
▽5四歩
*6thで緩和2。
▲4七金
*疑問。最善は28飛。
▽5三金
*双頭手。後手盛り返す。
▲6六歩
*強引に7th作成のようでも他に手がないだけ。
*次に位を取られると62飛変化で逆転。
*擬態中飛車の変幻自在の強味。
▽6三金
*これで擬態の蝶は初めて中飛車となる。
*後手の7thアタックは阻止できない。
▲2八飛
*反省。やはり当家の大局観が正解。
▽8四歩
*権利を残して陣形強化のパターン。だから大山は人気ない?
*任期内ならなんでもアリ。後手で千日手を打開しただけ客商売と心得ている。
▲6七銀
*後手にまた甘えて。
▽8三銀
*先手がナニもしないので。
▲6八金 ▽7二金
*中距離バスを待つだけ。
▲3六金
*そろそろいかないとまた叱られる。
▽1三香
*香にヒモをつけて待つ。
▲3五歩
*加藤一二三は棒銀だけではなく棒金も好き。
▽5一角
*連動手で金が5段目に来ては負けなので逆行番を取るだけ。いつもと同じ。
▲3四歩
*性急。加藤一二三はGN作成を知らない。
▽同 銀 ▲3五歩
*急がば回れ。途中で舌を噛むと「磯辺のワレメ」
▽4三銀 ▲4五歩
*歩切れでは結局元に戻る。
▽7三角
*大山はGNが好きというよりGNだらけ。
*至るところ逆行奇数番1しかない。
▲2四歩
*焦った模様。なぜ加藤一二三は大山のように逆行番を取れないのか?
*これは能動駒アタリ偶数番2。
▽6五歩
*跳躍偶数番4でプレゼント
▲3七桂
*大山の誘導で逆行奇数番3をようやく手にした加藤一二三。明解に大山に勝たせて貰ったと判る。
▽6六歩 ▲同 角 ▽5五歩 ▲同 角 ▽5四銀 ▲7三角成
▽同金寄 ▲2三歩成 ▽4七角 ▲1八角
*46金は27歩で逆転
▽5五歩
*駒アタリ奇数番3
▲4六金
*大山の誘導で4へ進行。
▽5六角成 ▲同銀直 ▽同 歩 ▲同 金 ▽1七銀
*またも駒アタリ奇数番3で
▲2四飛
*大山の誘導で逆行奇数番3
▽1八銀不成▲同 香 ▽4八角
*またまた駒アタリ奇数番3。もう飽きた
▲3二と
*大山の三回目の誘導で逆行駒アタリ奇数番3で先手勝ちに
▽3七角成 ▲2一飛成 ▽5五桂 ▲4二と
*悪手。フツー63歩。
▽6七桂成 ▲同 金 ▽6二飛
*おかげで連動手で金アタリ
▲6六歩
*飛車切りから大山怒涛のサンマ攻めを喰らうので自重。
▽5九馬 ▲6八銀
*結局一度好手を逃すと情けない受けを強いられる。最終盤で自陣に打つ歩は大抵逆転のタネ。
▽6九銀 ▲7七玉 ▽5八馬 ▲5九歩
*それでも打ちたい注射と底歩
▽4七馬
*逃げつつも金にあてる。36馬で香にアテテもどうせ取るヒマない。すぐに馬は切れないのでこれは半逃げ。あと1回逃げると1.5逃げで負け寸前。
▲5一龍
*銀取りに見えるがと金活用も兼ねた双頭手で大立ち回り。日本の時代劇ならよくある。裏を返せばこの偶数番2は相手に駒を渡したくないだけ。
▽7五歩
*玉頭直撃で一打逆転を狙えるか。
▲5七金引
*金は引く手に好手アリ。思春期の子供には何度も教える。
▽同 馬
*王手は最後まで取っておくと相手が間違える可能性が高い。どっちで取るか選択肢を与えて疲労させるのがコツ。馬を逃げては単なる逃げなので銀を取られて蒸し焼き。
▲同 金 ▽5六歩
*逃げるか取るかまた選択させる。
▲同 金
*67金では78金と打たれて逆転。尻金と書けば色っぽいが喰らうと泣けない。
▽5五歩 ▲同 金
*これで敵は歩切れなので安心して取れる。
▽同 銀 ▲同 龍
*あとは後手が受けきるしかない。
▽6四金
*龍を一旦逃げてもどこかで攻めあうしかない。
▲5一龍
*アタマ使わないで。
▽7六歩
*63飛ならアタマ使ってくれた。王手は追う手
▲6七玉
*追われて嬉しい玉とオニ
▽5五金打
*56金打の詰めろを見せる
▲5六銀
*56歩は二歩で負け。
▽5四歩
*取ると負け。
▲5七銀
*角温存の省エネで46金打阻止
▽6三飛
*飛車廻り示唆
▲2五角
*41角の23飛阻止には逆方向の73飛から77歩成狙い。後手にせかされたので仕方なく貯金を使う。双頭手に見えるがただの銀取りではひとめ悪手。かなり前から双頭手で47角が打てるかという勝負だったが引き伸ばしたために単一手を強いられた。
▽5六金
*飛車廻りで逆転が見えたのでまた質問して疲労させる。
▲同 玉
*監獄から出て光が一瞬見える場所へ。
*フィデーリオなら涙を流す場面
▽2三飛
*玉が行く場所へ敵が先回り
▲6九角
*角には角のヒモのセオリーでは銀が取れないばかりか飛車を切られて角の二次使用ができない。
▽2七飛成
*王手をしないで香アタリで駒補充を見せまた考えさせる。
▲4七桂
*55歩阻止
▽5五歩
*それでも突きたい歩と名人
▲6七玉
*笛ひとつで監獄に戻された囚人
▽1八龍
*いくら逃げても追われる。香まで取られて詰めろ。
▲5三角
*いっそのこと殺してくれと叫ぶ。
▽7三香
*第7局が指せなくなるので殺さない。
▲7四歩
*再逆転で勝ちを拾うデウスエクス負ケーナ。
▽同 銀 ▲6四角成 ▽7七歩成 ▲同 桂 ▽7六銀 ▲同 玉
▽7五歩 ▲8六玉 ▽8八龍 ▲7一銀 ▽9三玉 ▲8二銀打
▽同 金 ▲同銀不成 ▽同 玉 ▲6二龍 ▽7二金 ▲7四馬
▽同 香 ▲7二龍 ▽同 玉 ▲6四桂 ▽投了
159手で先手の勝ち

大山が故意に逃がした即詰み手順
▲7六歩    ▽3四歩    ▲2六歩    ▽4四歩    ▲2五歩    ▽3三角
▲4八銀    ▽4二銀    ▲5六歩    ▽4三銀    ▲6八玉    ▽5二飛
▲7八玉    ▽6二玉    ▲5八金右  ▽7二玉    ▲6八銀    ▽8二玉
▲3六歩    ▽7二銀    ▲4六歩    ▽3二金    ▲9六歩    ▽9四歩
▲5七銀右  ▽6四歩    ▲3八飛    ▽3一金    ▲1六歩    ▽1四歩
▲2八飛    ▽3二金    ▲3八飛    ▽3一金    ▲2八飛    ▽4二金
▲3八飛    ▽7四歩    ▲3五歩    ▽同 歩    ▲同 飛    ▽3四歩
▲3八飛    ▽5四歩    ▲4七金    ▽5三金    ▲6六歩    ▽6三金
▲2八飛    ▽8四歩    ▲6七銀    ▽8三銀    ▲6八金    ▽7二金
▲3六金    ▽1三香    ▲3五歩    ▽5一角    ▲3四歩    ▽同 銀
▲3五歩    ▽4三銀    ▲4五歩    ▽7三角    ▲2四歩    ▽6五歩
▲3七桂    ▽6六歩    ▲同 角    ▽5五歩    ▲同 角    ▽5四銀
▲7三角成  ▽同金寄    ▲2三歩成  ▽4七角    ▲1八角    ▽5五歩
▲4六金    ▽5六角成  ▲同銀直    ▽同 歩    ▲同 金    ▽1七銀
▲2四飛    ▽1八銀不成▲同 香    ▽4八角    ▲3二と    ▽3七角成
▲2一飛成  ▽5五桂    ▲4二と    ▽6七桂成  ▲同 金    ▽6二飛
▲6六歩    ▽5九馬    ▲6八銀    ▽6九銀    ▲7七玉    ▽5八馬
▲5九歩    ▽4七馬    ▲5一龍    ▽7五歩    ▲5七金引  ▽同 馬
▲同 金    ▽5六歩    ▲同 金    ▽5五歩    ▲同 金    ▽同 銀
▲同 龍    ▽6四金    ▲5一龍    ▽7六歩    ▲6七玉    ▽5五金打
▲5六銀    ▽5四歩    ▲5七銀    ▽6三飛    ▲2五角    ▽5六金
▲同 玉    ▽2三飛    ▲6九角    ▽2七飛成  ▲4七桂    ▽5五歩
▲6七玉    ▽1八龍    ▲5三角    ▽7七歩成  ▲同 桂    ▽7六金
▲同 玉    ▽7五香    ▲8六玉    ▽8五歩    ▲9七玉    ▽8八銀
▲9八玉    ▽9九銀成  ▲同 玉    ▽9七香    ▲8九玉    ▽9八香成
▲7九玉    ▽8八成香  ▲投了
152手で後手の勝ち


1968年十段戦全局分析5 大山VS加藤 第5局中飛車 No: 7760 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/07/04 Mon 19:25:16

持ち時間:9時間
日時:1968.12.12
棋戦:第7期十段戦第5局
戦型:中飛車
先手:大山康晴十段・名人
後手:加藤一二三八段
▲7六歩 ▽8四歩 ▲5六歩
*三度目は飽きる。
▽8五歩 ▲7七角 ▽5四歩 ▲5八飛 ▽6二銀 ▲6八銀
▽4二玉 ▲4八玉 ▽3二玉 ▲3八玉 ▽3四歩 ▲6六歩
▽5二金右 ▲5七銀
*今度はコッチから3-2へ誘導。
▽7四歩
*加藤一二三は初志貫徹なのかひとつ覚えなのか不明である所が大棋士の由縁。
▲6八金
*57銀型なので違う。
▽6四歩
*相手が意味不明の手を指した時は攻撃しないワケではない。桂跳ねで57銀型を咎めると相変らず明解な意思表示。どうせ1筋交換があるので5thアタックで先攻できると甘く見た緩手。
▲4六銀
*先手指しやすい。73桂より55歩が先。
▽7三桂
*それでも指す場合は敗着と断定するしかない。
▲5五歩 ▽6五歩
*この偶数番2はGNにされて先手に連動手を取られるだけ。
▲6七金 ▽5五歩 ▲4八銀
*叩きがイヤなので。
▽4二銀
*単一手のブランコ後進では勝てない。
▲6五歩
*以下最終盤へ。
▽8六歩 ▲同 角
*先手が暴れた時は戻す。谷川なら進行する。人気棋士と常勝棋士の違い。
▽5六歩 ▲5五歩
*これも単なる受けではなく明解な逆行番。
▽6五桂 ▲5六金
*最後に駒アタリ奇数番1まで戻り先手大優勢。
▽8六飛
*勝負手。角出変化を仮想番解釈できれば後手の対策は可能。
▲同 歩 ▽6七角 ▲6五金 ▽8九角成 ▲8一飛
*駒アタリ奇数番3で決めに行く
▽9九馬
*逆行奇数番3を取るのがマシュダ一家。
▲9一飛成
*逆行番には逆行番で優勢維持。
▽7七馬
*こんな手しかないのでは後手勝てない。
▲2六香 ▽5一銀右
*単なる受けでは苦しい。あと一回受けだけの手を強いられると後手の負け確定。
▲5四歩
▽7六馬 ▲5三桂
*26香からタコ手連発。
▽3一金
*二回目の逃げは負け確定。
▲6一桂成 ▽5七歩 ▲同銀上 ▽5六歩 ▲同 銀 ▽5八馬
▲同 金 ▽6六桂 ▲4八金 ▽8八飛 ▲6七銀 ▽2八香
▲7八歩 ▽2九香成 ▲同 玉 ▽8九飛成 ▲2八玉 ▽5九龍
▲4九香 ▽4四角 ▲7七角 ▽6九龍 ▲6六金 ▽5八歩
▲5一成桂 ▽同 金 ▲5三歩成 ▽同 角 ▲5八銀 ▽7八龍
▲5二歩 ▽7七龍 ▲5一歩成 ▽6六龍 ▲4一と ▽2六角
▲3一と ▽同 銀 ▲2六歩 ▽2七香 ▲同 玉 ▽1五桂
▲2八玉 ▽2七金 ▲2九玉 ▽4六龍 ▲3三香 ▽同 玉
▲3一龍 ▽4四玉 ▲5三銀 ▽同 玉 ▲4二角 ▽4四玉
▲5四金 ▽同 玉 ▲5一龍 ▽投了
107手で先手の勝ち


1968年十段戦全局分析4 大山VS加藤 第4局対四間5筋位取り No: 7759 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/07/04 Mon 19:19:11

持ち時間:9時間
日時:1968.12.03
棋戦:第7期十段戦第4局
戦型:対四間5筋位取り
先手:加藤一二三八段
後手:大山康晴十段・名人
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽4四歩 ▲2五歩 ▽3三角
▲4八銀 ▽3二銀 ▲5六歩 ▽4二飛 ▲6八玉 ▽6二玉
▲7八玉 ▽7二玉 ▲5八金右 ▽8二玉 ▲5五歩
*疑問。第3局の温泉勝ちで大山に甘えた証拠。第1局と第2局だけでも大山の手抜きは歴然。
▽4三銀 ▲5七銀 ▽7二銀 ▲5六銀 ▽5二金左 ▲6八銀
▽6四歩 ▲9六歩 ▽9四歩 ▲6六歩 ▽5四歩
*大爆笑。棋譜は正直。恐らく升田に第1局で3rdアタックもできない腰抜けと目で言われた。当家ならハッキリ言う。ところが今回のは4thアタック。大山も数え間違えた証拠。従って大山は駒アタリ原理を知らないだけ。故意に負ける棋士は容赦しないのが教皇。ならば当家も容赦しない。
▲同 歩 ▽同 銀 ▲5五歩 ▽6三銀引
*四間党に最強菱形美濃と崇め奉られた布陣。
*ゼンゼンだめ。先手に3rdアタック権利を掌握された為に第1局と逆の構造。
▲6五歩
*当家の予想通り。ここまで符牒が一致すると升田が二人にナニか言ったはず。加藤一二三講座ならばそれを証言するべき。
▽同 歩 ▲同 銀 ▽6四歩 ▲5六銀 ▽7四歩 ▲3六歩
▽2二飛 ▲4六歩 ▽2四歩
*大爆笑。成り行き。加藤一二三は大山が手抜いたことを控え目に述べるに留める。しかし告白したも同然。
▲同 歩 ▽同 飛 ▲2五歩 ▽2二飛 ▲3五歩 ▽同 歩
▲3四歩 ▽5一角 ▲5四歩 ▽4三金 ▲2四歩 ▽同 角
▲5五銀 ▽5二歩 ▲4四銀 ▽同 金
*ここで先手が同角で金を取ると33角の中空三角理論で逆転。
▲6二歩
*加藤一二三講座のクライマックス。前日に5時間翌日に2時間思考し7時間の大長考で発見したと自身が何度も語ってきた手。なぜ大長考したかと言うとこれは仮想交差駒アタリ奇数番3のため。大山緩手をカモフラージュする絶好手。
▽7一金
*同金は角出が金を取って再度金アタリの連動手のため33角迎撃が利かない。
▲4四角 ▽3三角
*コレっきゃないのでは店仕舞。以下講座通り。
▲2二飛成 ▽4四角 ▲2一龍 ▽6二角 ▲4一飛 ▽3八角
▲3三歩成 ▽5六角成 ▲6七金 ▽5五馬 ▲7七銀 ▽6五歩
▲4三と ▽6六銀 ▲6八金直 ▽6七銀不成▲同 金 ▽6六金
▲5七銀 ▽6七金 ▲同 玉 ▽5四馬 ▲4五金 ▽6四馬
▲5五金打 ▽7三馬 ▲5四桂 ▽8四歩 ▲1一龍 ▽2八歩
▲6二桂成 ▽同 馬 ▲6四香 ▽2九歩成 ▲5二と ▽投了
97手で先手の勝ち


1968年十段戦全局分析3 大山VS加藤 第3局対中飛車早繰り金 No: 7758 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/07/04 Mon 19:09:02

持ち時間:9時間
日時:1968.11.21
棋戦:第7期十段戦第3局
戦型:対中飛車早繰り金
先手:大山康晴十段・名人
後手:加藤一二三八段
▲7六歩 ▽8四歩 ▲5六歩
*またしても。これはタイトルとりなさいという誘い。
▽8五歩 ▲7七角 ▽5四歩 ▲5八飛 ▽6二銀 ▲6八銀
▽4二玉 ▲4八玉 ▽3二玉 ▲3八玉 ▽3四歩 ▲6六歩
▽5二金右 ▲2八玉 ▽7四歩
*2-3で初志貫徹
▲6七銀 ▽4二銀 ▲3八銀 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽5三金
*対中飛車で有効な早クリ金。最近また見られるようになった。
▲6八金
*疑問。当家では59金で角交換を狙う。
▽6四金 ▲5七金
*悪手連鎖。今度は久保みたいに65歩はない。
*当家の勝ち。結局二回目の56歩はネタ切れで遊んだ証拠。これはすでに後手勝勢。
▽7五歩 ▲7八飛 ▽7六歩 ▲同 銀 ▽7五歩 ▲6七銀
▽5三銀右 ▲3六歩 ▽7四金 ▲5九角 ▽7二飛 ▲4六金
▽4四銀 ▲2六歩 ▽6四歩 ▲2五歩 ▽9四歩 ▲2七銀
▽6五歩 ▲6八飛 ▽6二飛 ▲6五歩 ▽同 金 ▲7七桂
▽6四金 ▲3八金 ▽5三銀引 ▲6六歩 ▽7六歩 ▲同 銀
▽7二飛 ▲7四歩 ▽同 飛 ▲6五歩 ▽7七角成 ▲6四歩
▽7六飛 ▲6三歩成 ▽4四銀 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲2三歩
▽3三銀上 ▲6四と ▽6八馬 ▲同 角 ▽6六飛 ▲7七角
▽6四飛 ▲3五歩 ▽6九飛成 ▲5九金 ▽7八龍 ▲3四歩
▽同 銀 ▲4四角 ▽同 歩 ▲6三角 ▽4二金 ▲8一角成
▽6六角 ▲5八銀 ▽4三金 ▲6九金 ▽8八龍 ▲3五桂
▽6八歩 ▲4三桂成 ▽同 銀 ▲7九金打 ▽9九龍 ▲6八金左
▽2五桂 ▲2二歩成 ▽同 玉 ▲2六歩 ▽3七歩 ▲同 桂
▽3九銀 ▲投了
106手で後手の勝ち


1968年十段戦全局分析2 大山VS加藤 第2局対四間5筋位取り  No: 7757 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/07/04 Mon 19:04:40

持ち時間:9時間
日時:1968.11.12
棋戦:第7期十段戦第2局
戦型:対四間5筋位取り
先手:加藤一二三八段
後手:大山康晴十段・名人
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽4四歩 ▲2五歩 ▽3三角
▲4八銀 ▽3二銀 ▲5六歩
*歩間4
▽4二飛 ▲6八玉 ▽6二玉 ▲7八玉 ▽7二銀 ▲5八金右
▽7一玉 ▲5五歩
*疑問。5筋位取りは先手の利権が減少。
*歩間4を取った先手から逆行歩間3を取ると3-2構造からの改変権利は後手
▽4三銀
*後手指しやすい。いつでも54歩の権利が後手に発生。
▲5七銀 ▽8二玉 ▲5六銀 ▽5二金左 ▲6八銀 ▽6四歩
▲6六歩
*先手が3rd作成した瞬間に後手にも3rdアタックの権利がある。
▽6三金
*最初のチャンスを見送る。
▲6五歩
*先手からの3rdアタックだが金が上がっているので後手の54歩権利は残る。
▽同 歩 ▲同 銀 ▽6四歩 ▲5六銀 ▽7四歩
*54歩の利権をずっと維持したまま3rd作成。
▲9六歩 ▽9四歩
*打診には応じるが4thは受けの手
▲4六歩
*5に進展するが
▽3五歩
*6に戻して最初の利権維持。
▲6七金
*疑問
▽3二飛
*利権をふたつ取りに
▲1六歩
*15角阻止でふたつめの利権阻止
▽5一角 ▲2六飛 ▽3四飛
*後手の理想形
▲4五歩
*疑問の6thアタック。
▽3三桂
*GNにして逆行奇数番1を取る手法は第1局と全く同じ。5筋位取りの欠陥は37歩を先手が保留したまま5筋の位を維持すると後手から桂が活用しやすいこと。滅多に桂を跳ねない大山が指すほどに。
▲4四歩
*GN即時解消は第1局同様に加藤一二三の習性。若さの特権と見ると大抵若気の至りと言われる。
▽同 飛 ▲2四歩
*最初の駒アタリ奇数番1は一番悩む。
*加藤一二三からまた勝負に出たようでもこれは「取り敢えず」。
*先手の切り札は55歩をいつ突くかしかない。
▽同 歩
*最初のチャンスは見送るとここでは見ない。先手が暴れているので純粋に1歩得+24飛で桂が跳ねた時に飛車アタリとなる双頭手。
▲4五歩
*右桂が使えない状態でガマンするしかないのでは55歩はダメ
▽3四飛 ▲4六飛
*23歩の垂らしも25歩+24飛で負けなので
▽8四角
*先手が1歩しかないのを見越して
▲4四歩
*66歩では歩切れで先手は蒸し焼きなので仕方なく行く
▽同 銀 ▲4五歩
*最後の1歩で最終盤へ
▽同 銀 ▲同 銀 ▽同 桂 ▲同 飛
*これで後手は桂損でも歩3枚との交換で優勢。
▽4四歩
*二重に利く。飛車アタリ+角成維持
▲4六飛 ▽3六歩
*単に角成は17桂と逃げられる
▲4三銀
*重い
▽3五飛
*44飛は飛車先を銀が止めているので25飛で勝ち
▲5四歩
*駒アタリ奇数番3で最終切り札の出し時とみたが
▽5五銀
*逆行奇数番3ですぐに逆転
▲3六飛
*以下清算を強いられる。飛車交換で手番を先手が失うと勝てない
▽同 飛 ▲同 歩 ▽5四歩
*ここで手番が戻りチャンスに見えるが。
▲5六歩
*歩を打っては難しい
▽4六銀
*敵銀を同様そっぽに向けるが先に打った方が帳尻をあわせているだけなので歩の打ち損。5筋の歩を先に切ることが先手の最大の戦略だったため。
▲4四角
*この手がおいしく見える。歩切れ解消+香取りで角活用が計れるため。しかしすでに終盤なので手番を渡すデメリットが大きすぎた。
▽4九飛
*44角を咎める中空三角理論。59桂なら57銀成で角をスヌクと脅す。だから香でも取れと。
▲5九金
*香取りはソッポどころか飛車切りから57金とブチ込まれて3枚攻めを喰らうのでソッチが桂取れと。
▽2九飛成
*桂損解消。
▲4一飛
*一番指したい手
▽6二角
*香取りは単一手なので損。清算して局面を単純化しマギレを消す時は双頭手が有効。24地点空間解消手+角アテの双頭手。
▲同角成
*19角成では26角が金アタリ。歩で受けると香を同様に取られまたもや歩の打ち損が残ってしまうので清算に応じる。
▽同金引 ▲8六桂
*美濃崩しの定番だが
▽6三角
*双頭手の連発
▲1一飛成
*最終盤で飛車を逃げると負けだが香取りなのでまだチャンスがある。
▽6五桂
*やはり57地点狙い。46銀が逆行相転化し後手優勢顕在化。過去の手を好手にする双頭手。
▲4九歩
*ダメな歩。ただ受けただけで歩切れに。
▽4八歩
*取れば香取りから香打。従ってこれは無視して3手稼いで後手玉が寄せられるかという勝負。ひとめ95歩だが。
▲4二角
*64角成の王手銀取り
▽7三金
*これで73玉変化は消滅し95歩が有効に見えるが角の打損が残ってしまうばかりか43銀と連動しないので切れ模様。
▲5三角成
*そこで角の活用優先だったが手抜きできる。
▽4九歩成
*先手のチャンスカードは3枚だけ。ここで1枚使う。
▲6二香
*悪手。歩で済むのに香打では歩切れの弱点を増長。この場合はチャンスカードの枚数を数えるだけ。1枚なら龍切り。2枚なら54銀成。3枚なら香打だがすでに無効。
▽5九と
*これで先手のチャンスカードは残り1枚。次に58とが入っては負けなので龍を切らないといけない。
▲6一香成
*ところがここで香成では龍も切れなくなり後手勝てない。
▽9三玉
*絶好の早逃げで71馬を未然に防ぐだけ。こんなところはいちいち変化を読まない。即詰み手順だけ回避してノラリクラリ1手稼ぐだけなので簡単。先手は飛車切りを実行できないと駒が足りないはずと見切られた。
▲9七桂 ▽8二金 ▲7一馬 ▽8四金 ▲9四桂 ▽同 金
▲9五歩 ▽同 金 ▲8五桂 ▽8四玉 ▲9五香 ▽5八と
*これで先手のチャンスカードはすべて消えた。あとは後手玉を即詰みにしないと負け。
▲6二馬 ▽7三銀 ▲同桂成
*これは王手ではないので負けとなった。
▽6八と ▲同 金 ▽7七銀 ▲同 金 ▽同桂成 ▲同 玉
▽6五桂 ▲投了
116手で後手の勝ち


1968年十段戦全局分析1 大山VS加藤 第1局中飛車 No: 7756 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/07/04 Mon 18:55:02

1968年十段戦全局分析 大山VS加藤 第1局中飛車

昨日放映のNHK講座では加藤一二三が対大山戦をついに扱った。
1968年の十段戦から有名な第4局。教皇自身が大山がやけにヘンと述べている。いつもの粘着力がないと。水に浸したセロハンテープだったと。そこで前後の棋譜を覗く。やはり興業将棋であった。当家の即日判定の結論は=大山が故意に勝たせた。以下にまとめて分析。

持ち時間:9時間
日時:1968.10.31
棋戦:第7期十段戦第1局
戦型:中飛車
先手:大山康晴十段・名人
後手:加藤一二三八段
▲7六歩 ▽8四歩 ▲5六歩
*今で言えばゴキゲン中飛車。大山がやれば歩間3
▽8五歩 ▲7七角 ▽5四歩
*強気。
▲6八銀 ▽3四歩 ▲6六歩
*歩間3の2
▽6二銀 ▲5八飛 ▽4二玉 ▲4八玉 ▽3二玉 ▲3八玉
▽5二金右 ▲5七銀 ▽4二銀 ▲2八玉 ▽7四歩
*強気2
▲7八金 ▽6四歩
*大山金を見て突然弱気1
▲3八銀 ▽7三桂
*強気3は実は弱気3の相停滞4thを経た強気4という進展。従って1-2-3X-4となり方針破綻。
▲6八飛 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽5三銀右 ▲4六歩 ▽9四歩
▲9六歩 ▽4四歩
*7thで硬直
▲7九金
*金は引く手に好手あり。
▽4三銀
*一方この銀は下がれない。
▲9七香
*98飛を狙う。すでに7th硬直では後手に桂頭の傷が残ったので先手が先に歩交換できれば必勝。
▽3三角 ▲6九金 ▽6二飛
*後手唯一の打開策
▲5八金左
*手順に金を繰り換え迎撃準備万端。
▽6五歩
*先手が待っていた7thアタック。
▲3六歩
*GNで固め新規7th作成しつつ逆行駒アタリ奇数番を取る。
▽6六歩
*性急。GNはタメルのがマシュダ一家
▲同 角
*先手も1歩入手したので桂を狙うだけ。次に84角で桂取り+飛車交換強要。飛車交換は先手必勝
▽8二飛
*84角は負けと悟って里帰り。後手勝てない。
▲7七角 ▽6二飛
*指す手がないので勝負
▲6六歩
*緩手。以下略。
▽8二飛 ▲6七飛 ▽6四銀 ▲5九角 ▽8一飛 ▲4七金
▽2二玉 ▲2六歩 ▽2四歩 ▲3七桂 ▽3二金 ▲4八銀
▽2三玉 ▲2七銀 ▽4二角 ▲3八金 ▽3三桂 ▲6八角
▽5三角 ▲7七桂 ▽6一飛 ▲9五歩
*必勝体勢から8thアタックだけで勝つラクチン将棋。結局角で桂を狙う構図は当家と同じで手数が延びただけ。
▽同 歩 ▲同 香 ▽同 香 ▲6五桂 ▽同 銀 ▲同 歩
▽6六歩 ▲同 飛 ▽6二香 ▲9五角 ▽6五香 ▲7三角成
▽6六香 ▲6三歩 ▽9七角成 ▲6四桂 ▽4二金右 ▲6二歩成
▽2一飛 ▲7四馬 ▽6七香成 ▲5二と ▽5八成香 ▲4二と
▽同 金 ▲2五歩 ▽同 桂 ▲同 桂 ▽4八成香 ▲同金引
▽2五歩 ▲2六歩 ▽3二玉 ▲2五歩 ▽2六歩 ▲同 銀
▽2七歩 ▲1八玉 ▽6七飛 ▲2四香 ▽2八歩成 ▲同 玉
▽2二歩 ▲1三桂 ▽同 香 ▲1二銀 ▽3三銀 ▲2一銀不成
▽同 玉 ▲9一飛 ▽7一歩 ▲9七飛成 ▽3五桂 ▲同 銀
▽同 歩 ▲2三桂 ▽2四銀 ▲同 歩 ▽2五香 ▲2七香
▽同香成 ▲同 金 ▽3二玉 ▲9二龍 ▽7二香 ▲5一銀
▽3九銀 ▲同 玉 ▽2七飛成 ▲4二銀成 ▽同 玉 ▲5一角
▽投了
141手で先手の勝ち