2005.04.07朝日オープン第1局 羽生VS山崎 対ゴキゲン向い飛車 筋違い角
夢の轍
実況&分析マシュダ一家

山崎は56角のマシュダ一家手順を知らなかった。
マシュダ一家を読んでソッカと思った羽生が勝った。
ところが当家にとって羽生には何も目新しいことがない。
むしろ山崎に見たことないモノを感じる。

羽生先勝 No: 7462 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/04/07 Thu 18:51:02

日時:2005.04.07
棋戦:朝日オープン第1局
戦形:対ゴキゲン向い飛車 筋違い角
先手:羽生善治
後手:山崎隆之

▲7六歩
*悪しき慣習振り駒でまたも羽生先手。
*76歩は初戦は勝つという意思表示。
▽3四歩
*中飛車とわかる。
▲2六歩
*66歩はない。森内ならやるかもしれない。
▽5四歩
*期待通りというよりコレしかない。
▲4八銀
*55歩はまるで怖くないどころか先手勝ちと断言する手。
▽3三角
*同角と来いと誘う。
▲6八玉
*谷川と違って最初の誘いに羽生は乗らない。
*これは双頭手。次に角交換できる。
▽2二飛
*やはり55歩はダメと自覚した証拠
▲3三角成
*当然行く。
▽同 桂 ▲5六角
*大爆笑。ついに羽生もマシュダ一家の手を選択。これが見たかった。
▽7二銀
*当家指摘の歩得作戦に面食らった模様。
*取り敢えず角成阻止。
▲3四角
*なぜこの歩得を連盟棋士が嫌ったのか?
*当家が宗歩を思い出すまで誰も怖くてできなかった。
▽3二銀
*またも角成阻止しかない後手。
▲8八銀
*後手からの角打ち牽制で歩得貫徹。あとは棋理に従うだけ。
▽2四歩
*2-1で歩切れ解消予備
▲7七銀
*ナニもしないで着々と
▽6二玉
*息切れ
▲3六歩
*後手がヒルめば行く
▽4二金
*長考35分。これで昼休み。ここで71玉は負けなので仕方ない。
▲4六歩
*桂跳ね阻止と角筋確保の双頭手だが歩間3作成手のため疑問。
▽6四角
*3-1からの駒アタリ奇数番1。
▲3七銀
*羽生も42金の余波で変態趣味へ。
*懲りずに77銀は歩得主張なので首尾一貫だが37銀は奢り。
▽5三金
*山崎の変態趣味はこれでやや色あせる。歯科矯正器具へ>実況&分析参照
▲6六歩
*1手遅い。
▽4四金
*駒アタリ奇数番1を連続獲得。3-1構造の強味。
▲7八角
*悪形を強いたと読み替える。
▽7四歩
*本局で後手が一番指したい手。山崎の顔。
▲5八金右
*75歩は許すしかない。
▽7一玉
*自重。44金が重すぎて75歩は自陣も危険と見て角の飛車筋へのニラミを優先。
▲7九玉
*相変らず歩得を主張するだけ。この玉移動は駒アタリ原理で先手有利。
▽9四歩
*2-2から3-2へ。1歩損の代わりに構造相転位を謀るしかない。
▲9六歩
*2-3へ。先手はまだ歩が切れていないために仮想番不在。
▽8四歩
*右辺は山崎の得意型に。3-3で誘う。
▲4七金
*山崎の構造に乗じて強気に見えるが指す手がないだけ。
*35歩は同金で負け。16歩は緩手。88玉は自陣駒アタリ原理では無意味。
▽2五歩
*初めて後手の主張が通った三回目の駒アタリ奇数番1。
▲同 歩
*放置して同歩に同銀と行きたいが他に指す手がないので素直に1を即時解消。羽生のアタマも古くなった。
▽同 飛
*同桂は負け。狙い通り。
▲2六銀
*飛車交換は先手負け。
*そこで中空三角理論へ。
▽2一飛 ▲2三歩
*理論通り。
▽同 銀
*堂々と取り歩損解消。
*ここから中盤戦2へ。
▲3五銀
*やけに早急な駒アタリ奇数番1。
*山崎に3回も取られて自分らしさをアピールしたくなった模様。これは谷川が指す手。
▽2五歩
*相手の手を逆行駒アタリ奇数番1に相転化。
▲4四銀
*オハコを奪われて谷川路線で。
▽同 歩 ▲3七桂
*1手遅い。
▽3二銀
*気持ちよい泡踊りで25歩死守。
▲3四角
*これまたコテコテの谷川路線。
▽2四飛
*親分の手を羽生がマネしているので若頭も切れと催促。
▲6五歩
*コイの悪手。羽生にもこう言うときがある。
▽7三角
*34飛は35金を見せられて窮屈。
*手順に二回目の逆行駒アタリ奇数番1。
▲6一角成
*65歩を連動手にするために仕方なく悪手清算。
▽同 玉
*同銀は83金が詰めろ角取り。
▲6四歩
*連動手獲得。
▽同 角
*玉頭は放置できない。同歩は負け。
▲6八飛
*25歩が固すぎるのでUから光へ柱相転位。
*立会い大内好みのダイナミックな展開だが角換りではよくある。
▽5三銀
*駒得には受けがセオリー。
▲6五金
*すでに筋悪とはいわない。ガジガジ行くしかない。
▽7三桂
*逃げてはジリ貧と見て歩得まで主張。
*最も華麗な逆行二重駒アタリ奇数番1。
▲6四金
*74金のスリコミが控え室。歩損を解消する段階は過ぎた。これで駒損解消し先手が歩損という序盤の構図が逆転。
▽同 歩 ▲4五桂
*中原なら間違いなく45歩。本人がそう言っている。今日の羽生は中盤以後関西風に。
▽同 桂
*同歩は35角なので素直に。
▲同 歩 ▽6五桂
*気持ちよい自前の桂。続けて左右の桂を跳ねれば後手逆転が顕在化している。
▲6六銀
*仮想番作成。これで先手に逆転の権利発生。
▽5五桂
*駒アタリ奇数番3の双子桂に見えるが66銀は先手が権利を行使できる仮想番なので羽生にとってはチャンスの偶数番2。双子桂は大抵悪手。
▲4四歩
*歩得しつつ先手が誇示する逆行駒アタリ奇数番1受動タイプ。本局初の好手。相手に与える逆行駒アタリ奇数番1が最も価値が高い。
▽同 飛
*取らされた。ブチコミかナリで迷った証し。終盤はヒルムとダメ。精神力不足。
▲3五角
*飛車を持てば早いので。
*本局初の駒アタリ奇数番3仮想番。65銀の権利が羽生にある。
▽6二角
*すでに後手負けとは言え当家に取っては非常に興味深い形。中空三角理論のナナメの形が好奇心をそそる。山崎17分で指したが、光を感じる。
▲4四角
*あの夢は瞬時に消えた。
*なにか美しいものがよぎったような
▽同 銀 ▲5六金
*老獪。この手を見てやはりナリだったかと思ったときは夢から覚めている。
▽4九角
*以下形作りだが夢の痕跡アリ。
▲4八飛
*62角から中空三角理論の轍へと。光2への柱相転位。
▽6七角成 ▲4二飛
*62角を最もきつく咎める。
▽4一金
*古典的中空三角理論と呼ばれる日が見える。
▲4四飛行
*幻想の余韻。
*山崎と指すと羽生もこうなるのか。
▽同 角
*62角の戦死
▲同飛成
*オチはズっこけたがこれは漫才ではなかった。
*アレはなんだろう?
▽8九馬
*飛車一枚では如何ともしがたいので。
▲同 玉 ▽7七桂打
*サザンクロスで最後の1本締め要請。
▲9八玉 ▽6九桂成 ▲6二銀 ▽同 玉 ▲5三角 ▽7三玉
▲6四角成 ▽同 玉 ▲8二角
*当家分析通り65の仮想番を握った先手が勝った。当家の構図作成は7種類。未聞構図への強い余韻。
*1本締めの音は右手から出た音ではなかった。左手がないと音にならない。ではナナメに打ったらどうか?
▽投了

95手で先手の勝ち


羽生の関西風パロディー No: 7461 [返信][削除]
 投稿者:実況&分析マシュダ一家  05/04/07 Thu 18:16:08

対局日:2005/04/07(木) 11:22:36
先手:羽生善治
後手:山崎隆之

▲7六歩
*悪しき慣習振り駒でまたも羽生先手。
*76歩は初戦は勝つという意思表示。
▽3四歩
*中飛車とわかる。
▲2六歩
*66歩はない。森内ならやるかもしれない。
▽5四歩
*期待通りというよりコレしかない。
▲4八銀
*55歩はまるで怖くないどころか先手勝ちと断言する手。
▽3三角
*同角と来いと誘う。
▲6八玉
*谷川と違って最初の誘いに羽生は乗らない。
*これは双頭手。次に角交換できる。
▽2二飛
*やはり55歩はダメと自覚した証拠
▲3三角成
*当然行く。
▽同 桂 ▲5六角
*大爆笑。ついに羽生もマシュダ一家の手を選択。これが見たかった。
▽7二銀
*当家指摘の歩得作戦に面食らった模様。
*取り敢えず角成阻止。
▲3四角
*なぜこの歩得を連盟棋士が嫌ったのか?
*当家が宗歩を思い出すまで誰も怖くてできなかった。
▽3二銀
*またも角成阻止しかない後手。
▲8八銀
*後手からの角打ち牽制で歩得貫徹。あとは棋理に従うだけ。
▽2四歩
*2-1で歩切れ解消予備
▲7七銀
*ナニもしないで着々と
▽6二玉
*息切れ
▲3六歩
*後手がヒルめば行く
▽4二金
*長考。これで昼休み。ここで71玉は負けなので仕方ない。
▲4六歩
*桂跳ね阻止と角筋確保の双頭手だが歩間3作成手のため疑問。
▽6四角
*3-1からの駒アタリ奇数番1。
▲3七銀
*羽生も42金の余波で変態趣味へ。
*懲りずに77銀は歩得主張なので首尾一貫だが37銀は奢り。
▽5三金
*山崎の変態趣味はこれでやや色あせる。
▲6六歩
*1手遅い。
▽4四金
*駒アタリ奇数番1を連続獲得。3-1構造の強味。
▲7八角
*悪形を強いたと読み替える。
▽7四歩
*本局で後手が一番指したい手。山崎の顔。
▲5八金右
*75歩は許すしかない。
▽7一玉
*自重。44金が重すぎて75歩は自陣も危険と見て角の飛車筋へのニラミを優先。
▲7九玉
*相変らず歩得を主張するだけ。この玉移動は駒アタリ原理で先手有利。
▽9四歩
*2-2から3-2へ。1歩損の代わりに構造相転位を謀るしかない。
▲9六歩
*2-3へ。先手はまだ歩が切れていないために仮想番不在。
▽8四歩
*右辺は山崎の得意型に。3-3で誘う。
▲4七金
*山崎の構造に乗じて強気に見えるが指す手がないだけ。
*35歩は同金で負け。16歩は緩手。88玉は自陣駒アタリ原理では無意味。
▽2五歩
*初めて後手の主張が通った三回目の駒アタリ奇数番1。
▲同 歩
*放置して同歩に同銀と行きたいが他に指す手がないので素直に1を即時解消。羽生のアタマも古くなった。
▽同 飛
*同桂は負け。狙い通り。
▲2六銀
*飛車交換は先手負け。
*そこで中空三角理論へ。
▽2一飛 ▲2三歩
*理論通り。
▽同 銀
*堂々と取り歩損解消。
*ここから中盤戦2へ。
▲3五銀
*やけに早急な駒アタリ奇数番1。
*山崎に3回も取られて自分らしさをアピールしたくなった模様。これは谷川が指す手。
▽2五歩
*相手の手を逆行駒アタリ奇数番1に相転化。
▲4四銀
*オハコを奪われて谷川路線で。
▽同 歩 ▲3七桂
*1手遅い。
▽3二銀
*気持ちよい泡踊りで25歩死守。
▲3四角
*これまたコテコテの谷川路線。
▽2四飛
*親分の手を羽生がマネしているので若頭も切れと催促。
▲6五歩
*コイの悪手。羽生にもこう言うときがある。
▽7三角
*34飛は35金を見せられて窮屈。
*手順に二回目の逆行駒アタリ奇数番1。
▲6一角成
*65歩を連動手にするために仕方なく悪手清算。
▽同 玉
*同銀は83金が詰めろ角取り。
▲6四歩
*連動手獲得。
▽同 角
*玉頭は放置できない。同歩は負け。
▲6八飛
*25歩が固すぎるのでUから光へ柱相転位。
*立会い大内好みのダイナミックな展開だが角換りではよくある。
▽5三銀
*駒得には受けがセオリー。
▲6五金
*すでに筋悪とはいわない。ガジガジ行くしかない。
▽7三桂
*逃げてはジリ貧と見て歩得まで主張。
*最も華麗な逆行二重駒アタリ奇数番1。
▲6四金
*74金のスリコミが控え室。歩損を解消する段階は過ぎた。これで駒損解消し先手が歩損という序盤の構図が逆転。
▽同 歩 ▲4五桂
*中原なら間違いなく45歩。本人がそう言っている。羽生は今日は関西風に。
▽同 桂
*同歩は35角なので素直に。
▲同 歩 ▽6五桂
*気持ちよい自前の桂。続けて左右の桂を跳ねれば後手逆転が顕在化している。
▲6六銀 ▽5五桂
*駒アタリ奇数番3の双子桂に見えるが66銀は先手が権利を行使できる仮想番なので羽生に取ってはチャンスの偶数番2。
▲4四歩
*歩得しつつ先手が誇示する逆行駒アタリ奇数番1受動タイプ。本局初の好手。相手に与える逆行駒アタリ奇数番1が最も価値が高い。
▽同 飛
*取らされた。
▲3五角
*飛車を持てば早いので。
*本局初の駒アタリ奇数番3仮想番。65銀の権利が羽生にある。
▽中断


山崎の歩越し金は歯科矯正器具 No: 7460 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/04/07 Thu 14:44:21

山崎の歩越し金が自由奔放と言う朝日の紹介は実態と違う。
山崎は23銀とできないから仕方なく金を繰り出しただけ。
歯の抜けた櫛なので歯科矯正器具のような強引さで応じるしかなかった。後手は歩切れ解消に25歩しかないので23銀では負けに等しい。
もうひとつの考え方。矯正ついでに局面を硬直させて後手が千日手を狙うことは有り得る。その徴が後手からの角打ち。後手が角を打つと全てのラインが先手に見える。ところが山崎は千日手を極端に嫌う。なにがなんでも25歩しかアタマにない。だから44金となった。


山崎の大長考は悲観の旗印 No: 7459 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/04/07 Thu 11:52:10

羽生の36歩は角交換で同桂とした33桂を34歩で殺してゲームセットを予告する手。1筋が突いていないために角を引いて34歩を見せつけるだけ。
2手の間に玉を囲う余裕がないのが第1ディメンション。
ここで考えるようでは悲観の旗印を羽生に見せているようなもの。56角など当家の実況&分析を読めば何度も出てきた手。


2005.04.07朝日オープン第1局 後手がヒルめば行く No: 7458 [返信][削除]
 投稿者:実況&分析マシュダ一家  05/04/07 Thu 11:36:41

対局日:2005/04/07(木) 11:22:36
先手:羽生善治
後手:山崎隆之

▲7六歩
*悪しき慣習振り駒でまたも羽生先手。
*76歩は初戦は勝つという意思表示。
▽3四歩
*中飛車とわかる。
▲2六歩
*66歩はない。森内ならやるかもしれない。
▽5四歩
*期待通りというよりコレしかない。
▲4八銀
*55歩はまるで怖くないどころか先手勝ちと断言する手。
▽3三角
*同角と来いと誘う。
▲6八玉
*谷川と違って最初の誘いに羽生は乗らない。
*これは双頭手。次に角交換できる。
▽2二飛
*やはり55歩はダメと自覚した証拠
▲3三角成
*当然行く。
▽同 桂 ▲5六角
*大爆笑。ついに羽生もマシュダ一家の手を選択。これが見たかった。
▽7二銀
*当家指摘の歩得作戦に面食らった模様。
*取り敢えず角成阻止。
▲3四角
*なぜこの歩得を連盟棋士が嫌ったのか?
*当家が宗歩を思い出すまで誰も怖くてできなかった。
▽3二銀
*またも角成阻止しかない後手。
▲8八銀
*後手からの角打ち牽制で歩得貫徹。あとは棋理に従うだけ。
▽2四歩
*2-1で歩切れ解消予備
▲7七銀
*ナニもしないで着々と
▽6二玉
*息切れ
▲3六歩
*後手がヒルめば行く
▽中断


2005.04.07朝日オープン第1局 No: 7457 [返信][削除]
 投稿者:実況&分析マシュダ一家  05/04/07 Thu 11:27:40

対局日:2005/04/07(木) 11:22:36
先手:羽生善治
後手:山崎隆之

▲7六歩
*悪しき慣習振り駒でまたも羽生先手。
*76歩は初戦は勝つという意思表示。
▽3四歩
*中飛車とわかる。
▲2六歩
*66歩はない。森内ならやるかもしれない。
▽5四歩
*期待通りというよりコレしかない。
▲4八銀
*55歩はまるで怖くないどころか先手勝ちと断言する手。
▽3三角
*同角と来いと誘う。
▲6八玉
*谷川と違って最初の誘いに羽生は乗らない。
*これは双頭手。次に角交換できる。
▽2二飛
*やはり55歩はダメと自覚した証拠
▲3三角成
*当然行く。
▽同 桂 ▲5六角
*大爆笑。ついに羽生もマシュダ一家の手を選択。これが見たかった。
▽中断