2004.07.18NHK杯 畠山鎮VS中川 右四間 65地点GNの所有権争い No: 5953 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/07/19 Mon 14:48:24

放映:2004.07.18
棋戦:第54回NHK杯2回戦
戦形:右四間
先手:畠山鎮六段
後手:中川大輔七段
▲7六歩 ▽8四歩 ▲6八銀 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽6二銀
▲5六歩 ▽6四歩 ▲7八金 ▽6三銀 ▲4八銀 ▽5四銀
▲5七銀右 ▽6二飛 ▲5八金 ▽6五歩 ▲6七銀 ▽4二玉
▲2六歩 ▽3二銀 ▲2五歩 ▽3三角 ▲6五歩 ▽8八角成
▲同 金 ▽6五銀 ▲6六歩 ▽5四銀 ▲2四歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽3三玉 ▲2八飛 ▽2四歩 ▲6九玉 ▽2三銀
▲7五歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽2二玉 ▲7九玉 ▽1四歩
▲1六歩 ▽5二金 ▲8八玉 ▽3三桂 ▲3六歩 ▽4四歩
▲7七桂 ▽4二金右 ▲9六歩 ▽9四歩 ▲8六歩 ▽4三銀
▲6五歩 ▽5四歩 ▲4六歩 ▽5二金 ▲6六銀右 ▽7四歩
▲4五歩 ▽同 歩 ▲2六角 ▽5三角 ▲3七角 ▽9二飛
▲7四歩 ▽9五歩 ▲同 歩 ▽9七歩 ▲同 香 ▽8五歩
▲同 桂 ▽3五歩 ▲7三歩成 ▽8六角 ▲9六香 ▽3六歩
▲2六角 ▽9三桂 ▲8七玉 ▽5三角 ▲同角成 ▽同 金
▲8三と ▽7七歩 ▲8八金 ▽5二飛 ▲9三と ▽3七歩成
▲同 桂 ▽3六歩 ▲3八歩 ▽3七歩成 ▲同 歩 ▽4六歩
▲7六玉 ▽4七歩成 ▲6八金 ▽7四桂 ▲2五歩 ▽同 桂
▲7三桂成 ▽6六桂 ▲同 銀 ▽4六角 ▲6四桂 ▽4二飛
▲7七金右 ▽3四銀右 ▲7一角 ▽4三飛 ▲8三と ▽5七と
▲4四歩 ▽同 金 ▲8五玉 ▽3七桂成 ▲2九飛 ▽5六と
▲7五銀 ▽6六歩 ▲5二桂成 ▽6七歩成 ▲8六金 ▽6六と寄
▲5三成桂 ▽4一飛 ▲6二角成 ▽6五と ▲5二馬 ▽7五と
▲同 金 ▽2一飛 ▲5六桂 ▽4三金引 ▲3五歩 ▽同 角
▲4三成桂 ▽同 銀 ▲6三馬 ▽5七角成 ▲4四歩 ▽3四銀右
▲3三歩 ▽同 金 ▲5四馬 ▽3二銀打 ▲6四桂 ▽6六馬
▲8七金 ▽4四金 ▲7六馬 ▽5六馬 ▲2六飛 ▽3六歩
▲5七歩 ▽同 馬 ▲5二桂成 ▽6六と ▲8六馬 ▽3三玉
▲2九飛 ▽2五歩 ▲7四金 ▽2四玉 ▲8二と ▽7六歩
▲7五馬 ▽7七歩成 ▲同 金 ▽5八馬 ▲8四玉 ▽7七と
▲9一と ▽3八成桂 ▲投了
176手で後手の勝ち

ヒフミン同様、中川は右四間。なぜこの戦法が可能かというと先手が9手めに緩手78金で応じるため。だから63銀に対して11手め48銀に気合いが入っていない。この将棋は65地点GNの所有権争い。しかし16手めの局面では後手が所有権を主張している。だから17手めからが先手の選択肢であるかのような解説となる。解説神崎もそのように扱う。即ち67銀か67金右かと言う耳タコ変化。このような地点は一言で済む。67銀でも67金右でも65地点GNが先手の所有となると。65歩の権利が先手に奪われたということ。これはそれだけの将棋。
22=33角。谷川33角を見た直後ではアホに見える。
24=88角成。これで後手は1手損で作戦負け。
32=33玉。これしかない展開。中川は来年神谷とB2で仲よくなれる。
35=69玉。緩手。
37=75歩。これを先にやるか36歩で行くかの選択。攻めあいではなく畠山が入玉をこの手で目指したということ。先に36歩で後手玉を目指すと75歩はない。
39=78金。悪手。これで先手の手得解消。
48=44歩。3rdで仕掛けるのは中川には死んでも無理。分相応。
54=43銀。中川には絶対にA級に来てほしくない。
60=74歩。7thからの駒アタリ奇数番1。千日手は無理と諦め仕方なく行っただけ。それがたまたまラッキーナンバーだった。中川とはその程度の棋士。
61=45歩。このぐらいできないとタニー研出入り禁止。
86=77歩。駒アタリ奇数番3。またもラッキーナンバー。
87=88金。やはりマモルはタニー研出入り禁止。
99=68金。おそらくマモルは金玉がおかしい。
以下相入玉模様には真っ先に点数を数えないといけない。
145=33歩。マモルの敗着1。
155=26飛。マモルの敗着2。
最後の敗着はマモルは点数の数え方を知らなかったこと。その証拠に29飛車が助からないことだけ見て投了した。25点あった駒が駒の無駄使いばかりしてこの時点で23点。別に飛車が狙われなくてもすでに負けていた。ルールも知らない変態棋士。
37手めの75歩でこのような将棋にしたのがマモル。
この75歩は相手に奇数番を渡す。角換り将棋では大抵悪手。羽生の3手め75歩を悪魔と思っているはずの谷川兄貴に説教していただきたい。後手は大逆転とう言うよりむしろ大成功。