2004.06.06NHK杯脇VS井上 グランクロス42角
2004.06.06分析 マシュダ一家

2004.06.06NHK杯脇VS井上 グランクロス42角 No: 5512 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/06/06 Sun 13:01:17

気分良く慶太が脇の相矢倉グランクロスを受けた。脇システムと言う程脇は賢くない。角換り腰掛け銀に匹敵するかもしれないこの偉大な戦形に脇の名前など付けるから連盟棋士が敬遠して発展が遅れた。淡路解説は現在関西最高。当家では谷川以上と見る。
40手め42角は2004.02.24&25王将戦第4局 森内VS羽生が有名。
もともとは2003.12.18朝日オープン2回戦で北浜が康光に指した手。康光や森内は41手め26銀。 アワジーも覚えているが康光の名前しか出さないのがスットボケ。79玉も誰が指したかスットボケているのでよほど森内が嫌いなのであろう。
脇は家元を装って41手め35歩。6thからの仕掛けはタコ。舌をかむだけ。おかげで46角の出戻り娘となり後手に92飛の連動手を与えている。脇などシステム問題外。3手組しか読んでいない。
48手め75歩はナンバー5の正当な仕掛け。慶太は正統派。好感がもてる。
58手めの局面を淡路は最重要視。35歩がアワジ。谷川には言えない手。相手に3歩渡して先手が最後の1歩をここに打って手番を渡すような将棋をそもそも谷川は思考しない。しかし脇がすでにタコ仕掛けで威張っているので修復しないといけない。以下脇は谷川のマネして谷川になりきれなかった。83手め69歩などと打っている。こんな歩を打つから山崎も脇も谷川にバカにされる。感想戦はアワジー変化中心。脇が相変らず虐待児童を本気で演じている。慶太が「わかりまへん」という時、「アホ」と言っているのと同じ。谷川も慶太からソレを学んだ。本当にわからない時に彼らはもっと突っ込む。

放映:2004.06.06
棋戦:第54回NHK杯1回戦
戦形:相矢倉グランクロス42角
先手:脇謙二八段
後手:井上慶太八段

▲7六歩 ▽8四歩 ▲6八銀 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽6二銀
▲5六歩 ▽5四歩 ▲4八銀 ▽4二銀 ▲5八金右 ▽3二金
▲7八金 ▽4一玉 ▲6九玉 ▽5二金 ▲6七金右 ▽3三銀
▲7七銀 ▽3一角 ▲3六歩 ▽4四歩 ▲7九角 ▽7四歩
▲3七銀 ▽6四角 ▲4六角 ▽7三銀 ▲7九玉 ▽4三金右
▲2六歩 ▽3一玉 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲8八玉 ▽2二玉
▲1六歩 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽4二角 ▲3五歩 ▽同 歩
▲同 角 ▽8四銀 ▲4六角 ▽9二飛 ▲7九玉 ▽7五歩
▲同 歩 ▽同 銀 ▲7六歩 ▽8四銀 ▲6五歩 ▽7三桂
▲3六銀 ▽6五桂 ▲6六銀 ▽6四歩 ▲6五銀 ▽同 歩
▲3五桂 ▽3四金 ▲2三桂成 ▽同 金 ▲3五歩 ▽2七歩
▲同 飛 ▽4五金 ▲同 銀 ▽同 歩 ▲9一角成 ▽同 飛
▲2四香 ▽3二銀 ▲2三香成 ▽同 銀 ▲4三金 ▽6六歩
▲6八金引 ▽2六歩 ▲同 飛 ▽6七香 ▲6九歩 ▽6八香成
▲同 歩 ▽6七歩成 ▲同 金 ▽7八歩 ▲6九玉 ▽4八角
▲3七香 ▽6六桂 ▲同 金 ▽同角成 ▲3四歩 ▽7九金
▲投了

96手で後手の勝ち