マシュダ一家理論構築に要した費用を回収するには35年必要になる。昨年棋界を震撼させ現在猛威をふるっているマシュダ一家駒アタリ奇数番原理だけでは数年分しか回収できない。そこで理論を長持ちさせるために偶数番原理を作成する。するとそのX倍耐久性が増す。それでも35年は持たない。それでは暇なので同じ原理ですべてのゲームを理論化する。囲碁など簡単。盤面を4つに分けてマシュダ一家理論に照らして白と黒の数を数えるだけ。5歳児にでも出来るばかりか将棋より目に優しい。19X19は升目に換算すると9X9X4になるだけのこと。すでに四相理論に組み込み当家では奇数番原理でも偶数番原理でも必勝法がある。ところが現世では行く先でコミの数値を変えてしまうので張り合いがない。将棋は専門棋士のレベルが総体的に低すぎて点数改正までに連盟そのものが壊滅するであろう。
チャスではやることがすでにない。
そこで恋愛を数値化する。戯曲を数値化する。
そこまではよい。かなり余暇を楽しめる。
怖いのは政治経済への応用。
どこまでやってよいものか躊躇する。
このような時にはスーダラ節を聞く。できればグータラ妻の日記を読みたいがないものは仕方ない。
今日は名人戦であった。前回は羽生を挑発して偶数番原理を駆動させたが今日は乗る気がしない。
田舎の校舎で聞いたカエルの輪唱が懐かしい日。
オタマジャクシに足が生える頃は郷愁に駆られる。

家のローンは毎年百万円返済が業者の基準。庶民は35年ローンを組む。早めに支払うとかなりアブナイ。カミさんに慰謝料代りに全部取られる。
家一軒壊すにも百万円かかる。家と言う粗大ゴミを分解して廃棄料を細かく計算するとどこの土建屋もその数値から見積書を作成。
日本人はこれらの数値を江戸時代の米騒動から学んだ。庶民が一揆を興す数値の境界は百万円。だから国民年金は夫婦で年間最低百万円が保証されている。端数は消費税他の税金分で国に再徴収される仕組み。

軽自動車の税金は安い。軽自動車の売値は百万円以下。
カメラや時計の珍品も百万円が相場。
実用価値数万円の品に「珍しいという付加価値」がつくと一律百万円になるのが日本という国。
自動車は安い車と高い車が最近売れる。ミドルクラスは逆に売れない。中産階級中心主義が壊れつつある。米国並に貧富の差が確定するか否かというアブナイ時代。

庶民の道楽は年に百万円。ギャンブルが典型。パチンコへ頻繁に行く者の財布には老若悪男女1万円。彼らは年間百万円損をしながら遊技場でストレスを発散させ長生きする。競馬-競輪-競艇も同じ。ギャンブル愛好者の口癖は「コレやってなきゃ今ごろ家が一軒建っていた」。
主催者側は百万円のうち少しは勝たせてあげないと客足が遠のくので細工する。どの位勝たせれば懲りずに客が来るかは基本値百万円を水増しして365日で割る。その愛情を裏切り泣いて帰る客はカエルの子。こう言う客は二度と遊技場に来ない。

パートしかできない者が真面目に一生懸命働いても年に百万円が限度。年収が百万円以下だと税金は免除される。こうした国民から国や都道府県は消費税以外に税金を取らない。取れば彼らは犯罪者となり治安が著しく悪化する。
年収が百万円で貯蓄ゼロだと生活保護を受けることができる。大家族ならば月に20万円以上都道府県は支払う。するとパートで稼いだ金百万円とは遊びに使う金。日本人は最低年間100万円は無駄使いしないと生きて行けない。