競争原理の裏表 2002.4.4up



「将棋は競争原理だけで指すゲームですか?」
「そうではない。段階がある」

1.相転移PT=二人が楽しんで指す
2.相転化PI=商業将棋は勝てば階級と給料があがる仕組み
3.相停滞PS=既得のイメージが先入観として固まる
4.相転換PC=修羅の世界


「商業将棋は弱肉強食ではないのですか?」
「表向きはね。実際は彼らはよそ者を受け入れたがらない。それは大和民族的市民生活を守る為の自衛本能と同じ。運命共同体は停滞どまりの仲よし倶楽部を装う。付合いが悪い丸山名人を評価しないのはこの第3段階で留めようとしたい保守派。米長永世棋聖は公然と田丸将棋世界編集長を批判したが、根は同じ。いずれも停滞期の範疇」
「それで将棋を3に留めるために国技にしちゃおうと言うことですね。自衛本能と競争原理は違いますか?」
「弱肉強食の競争原理は冷酷な差異化。競争原理だけなら強い者が勝つからレベル4まで行く運動は必須」
「自衛本能とからめると?」
「先住民と移住民の戦いになる。レベル3までなら、人買いを行ないつつ、談合で済む」
「それで憲法改正?」
「辻本議院が辞職し、今度は土井党首までもネタ・レベルの罠で退陣させようとするマスメシアが動いている。ただし今、この時期におタカさんまで追いやったらこの国は危険。田中真紀子止まりにしときゃいいのに調子に乗りすぎ。特に++新聞は大衆迎合路線の加減を知らない。逆また真。理念が最優先されるべき将棋文化がもっと育成する土壌があれば、新聞社もあんな猿芝居はやらなかった。金と酒で繋がる人間の理念欠如が招いたツケ」
「正当な戦略的民族活動では?」
「平和憲法の行き着く象徴がスーダラ人生と読み間違えている。4にたどり着けばまた1に戻るだけのことなのに。国粋主義的な戦略としても盛りのついたネコ丸だし。あれでは下品な手が見えすぎる」
「田中-土井-辻本をいきなりサゲマンにしたかったと?」
「真ん中は護憲の守り神。オタカさんを越えないと憲法改正できない。だから姑息な手段で一挙に落とそうということ。オタカさんは誰にも論破出来なかったからね」
「ジッチャンはなんて?」
「グータラ妻語録群を最も評価している。特産物的棋士界風俗だと。男の偽善掲示板にはない日本の縮図があるらしい。男の痛い系日記の偽善とも根が違うそうだ」
「軍事的迷彩色がなくてもいいんですね」
「それは表の仕事をしているつもりの戦士たちが妥協してやっていること。女はもっと賢い。社会を支える裏方の技術者として存在の価値を掛けている。この女たちの本能的な勝負観は戦士も見習わないと」
「オタカさんをまだ支えないといけませんかね」
「資本主義経済の根幹には、正当な差異化と自由平等の根源的理念がある。ところが男女の差異化と不平等は依然として解決されない。だから女が開き直ると、今度は男たちが女たちに笑顔で戦場に送り出される。こんなに露骨に女の指導者たちを追いやったのでは、男たちはしっぺ返しを覚悟しないとね」
「いよいよ前線へ?」
「勝手に名誉の戦死を遂げなさいと女たちに叱咤激励される」
「男性は悲しい生き物ですね」
「3に居るとそうだが、4に突入すると男も凄まじい」
「誰もがそこに行きたくないのでは?」
「ゲームがギャンブルになると思えば行きたくならないか?」
「戦争は怖いです」
「将棋なら怖くない」
「将棋をする暇がない人が戦争をやりたいのでは?」
「賢くなったね。先日ホームレス達と学生が公園で将棋を指しているのを見た」
「いい風景ですね」


2002.4.4up