奨励会三段リーグ
マシュダ談話 2002.3.23




「今年も激戦でした。日本将棋連盟のHPによると、新進棋士奨励会は三段から6級までで構成されており、二段までは東西にわかれて行い、規定の成績を上げると昇級・昇段となります。三段になると東西をあわせてのリーグ戦を半年単位で行い、上位二名が四段に昇段し、正式にプロの将棋棋士となります。以下が規定です。
■年齢制限
満23歳の誕生日までに初段、満26歳の誕生日を含むリーグ終了までに四段になれなかった場合は退会となる。ただし、最後にあたる三段リーグで勝ち越しすれば、次回のリーグに参加することができる。以下、同じ条件で在籍を延長できるが、満29歳のリーグ終了時で退会。
■昇段、昇級 
三段から四段への昇段は年2回の三段リーグに参加し、1・2位の成績を取ること。
 初段〜三段までの昇段点は、8連勝、12勝4敗、14勝5敗、16勝6敗、18勝7敗。
 6級〜1級までの昇級点は、6連勝、9勝3敗、11勝4敗、13勝5敗、15勝6敗。
■降段、降級 
三段リーグでの降段は、降段点(勝率2割5分以下)を連続2回取ると二段に降段。
 二段以下の場合、2勝8敗以下で降段級点。これを消さない内に2度目を取ると降段級。降段級点を消すには3勝3敗以上の星を収めなければならない。
■フリークラス編入規定 
三段リーグ戦で、2回次点を取った者はフリークラスに編入することができる。



「今度は大平武洋と熊坂マナブがプロになったか」
「最終戦いかがだったでしょう?」
「若者たちがプロになる瞬間は何度みても美しい。特に友人達が心から祝う姿は最高に美しい」
「その先は地獄ですか?」
「いいや。商業将棋は観客が居て初めて将棋が成立する。鑑賞できる駒の動きとはなにか体感できる薔薇色の人生」