竜王戦挑戦者決定戦第2局&王座戦第2局 同時実況
2003.09.12 実況&分析 マシュダ一家


王座戦第2局 横歩取り中座飛車2五飛型検証  No: 2421 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/09/13 Sat 02:52:03

王座戦第2局はドッチラケであった。65桂馬からは紛れがない。ひと目でわかるようなものばかりだが一応確認。工夫するとすれば46手めからしかないのでは羽生の30手め45角など二度と現れないであろう。終盤は羽生の王座としての資格を疑う以前にすでにやる気が失せても仕方のない序盤であった。軽くハマったということである。気分で25飛など指せるはずがない。羽生の番勝負の戦い方は中原と同じ。負けてもいいナンバーは粘らずに軽く落とす。痛くもない敗戦にはまるでこだわらない点も同じ。


棋戦:第51期王座戦第2局
戦型:横歩取り中座飛車2五飛型 32手め56角変化
先手:渡辺明 五段
後手:羽生善治 王座

▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽4一玉
▲5八玉 ▽2二銀 ▲8七歩 ▽8五飛 ▲3三角成 ▽同 桂
▲7七桂 ▽2五飛 ▲2六歩 ▽2四飛 ▲5六飛 ▽4五角
▲6五桂 ▽5六角 ▲5三桂不成▽3一玉 ▲6一桂成 ▽8三角
▲5三角 ▽2一玉 ▲7一角成 ▽投了

39手で先手の勝ち


棋戦:第51期王座戦第2局
戦型:横歩取り中座飛車2五飛型 34手め▽5四飛変化
先手:渡辺明 五段
後手:羽生善治 王座

▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽4一玉
▲5八玉 ▽2二銀 ▲8七歩 ▽8五飛 ▲3三角成 ▽同 桂
▲7七桂 ▽2五飛 ▲2六歩 ▽2四飛 ▲5六飛 ▽4五角
▲6五桂 ▽5一金 ▲5三飛成 ▽5四飛 ▲同 龍 ▽同 角
▲5三桂成 ▽2七角成 ▲2一角 ▽3一玉 ▲3二角成 ▽同 玉
▲5二金 ▽4五桂 ▲5一金 ▽5七桂成 ▲同 玉 ▽2四角
▲4六桂 ▽4九馬 ▲4三成桂 ▽同 玉 ▲3四金 ▽5三玉
▲5二飛 ▽6四玉 ▲5四飛成 ▽投了

57手で先手の勝ち

棋戦:第51期王座戦第2局
戦型:横歩取り中座飛車2五飛型 36手め▽2七角成変化
先手:渡辺明 五段
後手:羽生善治 王座

▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽4一玉
▲5八玉 ▽2二銀 ▲8七歩 ▽8五飛 ▲3三角成 ▽同 桂
▲7七桂 ▽2五飛 ▲2六歩 ▽2四飛 ▲5六飛 ▽4五角
▲6五桂 ▽5一金 ▲5三飛成 ▽5二歩 ▲5五龍 ▽2七角成
▲3五角 ▽投了

37手で先手の勝ち

棋戦:第51期王座戦第2局
戦型:横歩取り中座飛車2五飛型 40手め36角変化
先手:渡辺明 五段
後手:羽生善治 王座

▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽4一玉
▲5八玉 ▽2二銀 ▲8七歩 ▽8五飛 ▲3三角成 ▽同 桂
▲7七桂 ▽2五飛 ▲2六歩 ▽2四飛 ▲5六飛 ▽4五角
▲6五桂 ▽5一金 ▲5三飛成 ▽5二歩 ▲5五龍 ▽6二銀
▲3六歩 ▽6四歩 ▲3七桂 ▽3六角 ▲3五龍 ▽投了

41手で先手の勝ち

棋戦:第51期王座戦第2局
戦型:横歩取り中座飛車2五飛型 42手め▽5四飛変化
先手:渡辺明 五段
後手:羽生善治 王座

▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽4一玉
▲5八玉 ▽2二銀 ▲8七歩 ▽8五飛 ▲3三角成 ▽同 桂
▲7七桂 ▽2五飛 ▲2六歩 ▽2四飛 ▲5六飛 ▽4五角
▲6五桂 ▽5一金 ▲5三飛成 ▽5二歩 ▲5五龍 ▽6二銀
▲3六歩 ▽6四歩 ▲3七桂 ▽6三角 ▲3五龍 ▽5四飛
▲2五桂 ▽投了

43手で先手の勝ち
上記変化で本譜のように42手め14飛なら最終手▲2五桂には▽4五桂と跳ね違い。以下の変化で後手勝ち
棋戦:第51期王座戦第2局
戦型:横歩取り中座飛車2五飛型 ▲2五桂には▽4五桂と跳ね違い
先手:渡辺明 五段
後手:羽生善治 王座

▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽4一玉
▲5八玉 ▽2二銀 ▲8七歩 ▽8五飛 ▲3三角成 ▽同 桂
▲7七桂 ▽2五飛 ▲2六歩 ▽2四飛 ▲5六飛 ▽4五角
▲6五桂 ▽5一金 ▲5三飛成 ▽5二歩 ▲5五龍 ▽6二銀
▲3六歩 ▽6四歩 ▲3七桂 ▽6三角 ▲3五龍 ▽1四飛
▲2五桂 ▽4五桂 ▲3八銀 ▽6五歩 ▲8二角 ▽5四飛
▲6八銀 ▽2四歩 ▲4五龍 ▽8四飛 ▲投了

52手で後手の勝ち

棋戦:第51期王座戦第2局
戦型:横歩取り中座飛車2五飛型 45手め38銀を怠って91角成りの場合
先手:渡辺明 五段
後手:羽生善治 王座

▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽4一玉
▲5八玉 ▽2二銀 ▲8七歩 ▽8五飛 ▲3三角成 ▽同 桂
▲7七桂 ▽2五飛 ▲2六歩 ▽2四飛 ▲5六飛 ▽4五角
▲6五桂 ▽5一金 ▲5三飛成 ▽5二歩 ▲5五龍 ▽6二銀
▲3六歩 ▽6四歩 ▲3七桂 ▽6三角 ▲3五龍 ▽1四飛
▲8二角 ▽6五歩 ▲9一角成 ▽2七桂 ▲2八銀 ▽1九桂成
▲同 銀 ▽1七飛成 ▲1八歩 ▽2七龍 ▲4六龍 ▽2九龍
▲投了

54手で後手の勝ち
従って45手め38銀は▽2七桂を防いで必然。


以上の変化は羽生が45角を打ってからすべて必然変化。そこで我々が実況で変化を開始した46手めからが問題となる。羽生の74歩を見て嫌気がさしたのは我々だけではないだろう。敗因があるとすれば羽生の気合いの無さにつきる。


相掛り蛇行銀 中原への挑戦 森内の35歩 No: 2420 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 23:36:10

74角からの様々な変化を調べたが掲載するほどの内容ではない。本局に賭けた森内の序盤の野心は想像を絶する。あの36手め35歩である。森内がこれを指すからには当然完勝狙い。第3局があると言う甘い思いがあればこのような手は指さない。中原の桂は恐ろしい。生きているようである。
それほど巧に森内の35歩は的確に咎められた。22角成-77桂から端攻め、すでに書いた変化で森内はダメなのである。74角を選択した森内は断腸の思いであろう。康光同様33歩と打てないのである。
中原の85手め55歩は切り札。どこで出すかという違いだけ。森内はこの将棋は34地点に駒を打たれてはどうやっても勝てない。33歩を打つしかなかった局面であった。我々の変化では後手が36歩と突き捨ててから33歩と自陣に打つ筋を実況で紹介したが、本局では中原自ら25飛という勝負手からこの邪魔な35歩を飛車で取ってくれたのである。33歩で出直しが嫌なら中原相手に序盤の35歩など通用しないのだと思い知ったことであろう。森内。思い上がりもいい加減にしろ。

棋戦:竜王戦挑戦者決定戦第2局
戦型:相掛り蛇行銀
先手:中原誠
後手:森内俊之

▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽9四歩
▲9六歩 ▽3四歩 ▲4六歩 ▽7二銀 ▲4七銀 ▽6四歩
▲7六歩 ▽6三銀 ▲3六銀 ▽5二金 ▲4五銀 ▽6五歩
▲6八玉 ▽4一玉 ▲5八金 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽3五歩
▲5六銀 ▽5四銀 ▲2二角成 ▽同 銀 ▲8八銀 ▽8二飛
▲7七桂 ▽6二飛 ▲9五歩 ▽同 歩 ▲9三歩 ▽6六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲6七歩 ▽6二飛 ▲2五飛 ▽3三銀
▲3五飛 ▽6五歩 ▲同 桂 ▽4四銀 ▲5三桂不成▽同 銀
▲8五飛 ▽6三角 ▲8三飛成 ▽6四桂 ▲2二歩 ▽同 金
▲7七銀 ▽8二歩 ▲8四龍 ▽5六桂 ▲同 歩 ▽7四角
▲6六桂 ▽8三歩 ▲8六龍 ▽6五飛 ▲7四桂 ▽2五飛
▲4七角 ▽2八飛成 ▲1七角 ▽1九龍 ▲8三龍 ▽9三桂
▲5五歩 ▽5七歩 ▲4八金 ▽1八龍 ▲2八歩 ▽5五銀
▲8二龍 ▽3五歩 ▲5四歩 ▽4二銀 ▲9一龍 ▽3二玉
▲5三香 ▽同 銀 ▲同歩成 ▽同 金 ▲6二桂成 ▽4六銀
▲3八角 ▽5四香 ▲5九歩 ▽1五歩 ▲6一龍 ▽1六歩
▲5二成桂 ▽4四金 ▲5三成桂 ▽5八歩成 ▲同 歩 ▽1七歩成
▲5四成桂 ▽同 金 ▲3四香 ▽3三桂 ▲5二龍 ▽4二桂
▲4一銀 ▽2一玉 ▲3三香成 ▽同 金 ▲2五桂 ▽投了

125手で先手の勝ち


73手め66桂以後 No: 2419 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 20:15:16

これは現実であろうか?
漫画のような展開である。
満月のせいであろう。羽生も森内も同じ毒気にやられたらしい。
実は我々もそうなのである。


森内74角! No: 2418 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 19:30:56

非常にわかりやすい。下記変化なら桂馬を抜こうという手であるが。

先手:中原 誠
後手:森内 俊之 

▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽9四歩
▲9六歩 ▽3四歩 ▲4六歩 ▽7二銀 ▲4七銀 ▽6四歩
▲7六歩 ▽6三銀 ▲3六銀 ▽5二金 ▲4五銀 ▽6五歩
▲6八玉 ▽4一玉 ▲5八金 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽3五歩
▲5六銀 ▽5四銀 ▲2二角成 ▽同 銀 ▲8八銀 ▽8二飛
▲7七桂 ▽6二飛 ▲9五歩 ▽同 歩 ▲9三歩 ▽6六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲6七歩 ▽6二飛 ▲2五飛 ▽3三銀
▲3五飛 ▽6五歩 ▲同 桂 ▽4四銀 ▲5三桂不成▽同 銀
▲8五飛 ▽6三角 ▲8三飛成 ▽6四桂 ▲2二歩 ▽同 金
▲7七銀 ▽8二歩 ▲8四龍 ▽5六桂 ▲同 歩 ▽7四角
▲3四桂 ▽3二金 ▲2二歩 ▽5六角 ▲2一歩成 ▽3四角
▲中断

ひとめY字固めがかかる形を自ら作るからには勝負手。森内には33歩など打てないということである。これで勝負は終わった。


81分で77銀 No: 2417 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 19:10:30

当然の手である。桂馬と銀を交換しろと言う催促である。なぜ31分も考えたか?6時から7時まで夕食休憩なので勝勢手順を全て反芻していたのかもしれない。確かにひとつ気になる手がある。
王将戦第2局では康光が打てなかった歩。そう。あの33歩を森内は指すであろうか?

先手:中原 誠
後手:森内 俊之 

▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽9四歩
▲9六歩 ▽3四歩 ▲4六歩 ▽7二銀 ▲4七銀 ▽6四歩
▲7六歩 ▽6三銀 ▲3六銀 ▽5二金 ▲4五銀 ▽6五歩
▲6八玉 ▽4一玉 ▲5八金 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽3五歩
▲5六銀 ▽5四銀 ▲2二角成 ▽同 銀 ▲8八銀 ▽8二飛
▲7七桂 ▽6二飛 ▲9五歩 ▽同 歩 ▲9三歩 ▽6六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲6七歩 ▽6二飛 ▲2五飛 ▽3三銀
▲3五飛 ▽6五歩 ▲同 桂 ▽4四銀 ▲5三桂不成▽同 銀
▲8五飛 ▽6三角 ▲8三飛成 ▽6四桂 ▲2二歩 ▽同 金
▲7七銀 ▽5六桂 ▲同 歩 ▽3三歩

森内ならば棋士生命をかけて周囲を凍りつかせるかもしれない。


王座戦中継はタナトラのガニマタで幕引き No: 2416 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 18:31:18

あれは銭形警部であろうか?いやタナトラである。
王座戦の今日の将棋は最初から最後までタコであるが日経の中継は繋がりもよく写真も豊富で相変わらず素晴らしい。最後に下町の銭形警部の写真を見せるところがいかにも日経らしい。
羽生も森内も今日は63角。不思議な日である。
実は今日は今年一番我々もやる気ない。なぜであろう?


今日の森内は羽生とソックリ No: 2415 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 18:06:12

タイトル戦初勝利の美酒に酔いしれている渡辺明は、羽生のポカは僕にとって最善手と大笑いしているであろう。
今日の森内は羽生とソックリである。逆に羽生は森内とソックリであると言ってもよい。羽生の方はそれに気がついてハブに戻ったときに大ポカをかましてくれた。
こちらの本家森内はどうであろう?
先手は攻めに困らない。あの中原右桂までウズウズしている。


65手め22歩! No: 2414 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 17:56:32

25分でこれである。手筋中の手筋。将棋の基本中の基本。だからこそ味わいがある。桂損の代償として3歩手持ちの強味。これは駒アタリ偶数番でも森内は当然取る一手。この壁金は34桂打ちと連動する。金が逃げれば再度の22歩。やはり34地点の空白は後手にとってまずい。森内は顰蹙を買っても33歩をやるかもしれない。その場合38歩の間違いじゃないか?と誰もが疑うであろう。


現在64手め64桂まで No: 2413 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 17:47:12

あの25飛には21分考えたようである。こうすればあとは行くしかない。今さら25飛車などと戻っては38歩で話にならない。桂馬を捨てるのは不本意であるが森内の66歩とて不本意な手であり86分も考えている。ここで手番を渡しても耐えられるという読みで打ち切りである。
63角には27分も森内は考えているが82歩との選択である。82歩には71角打ちが面倒なので先に飛車にあてつつ桂馬を死守する双頭手。龍を作られても確実に駒アタリ奇数番を作成できる。それが現局面の64桂。これで銀が逃げれば76桂の王手銀取りという実に明解な手である。これで銀得となる。


中原53手め25飛! No: 2412 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 17:36:06

竜王戦倶楽部はなぜこうも繋がらないのであろう?サーバーに銅線でも引いているような重さ。おそらく光ファイバーが開通していない区域にサーバーを設置したのであろう。
いつの間にか中原は凄い決断である。これは一見歩の補充であるが、この歩を取ると38歩と垂らされる。
2筋攻めを放棄し桂馬を捨てて8筋に飛車を回る構想。最悪龍を作れるが桂損は大きい。お隣さんのナベラと同じ事をしている。羽生も森内のマネをすればよいのになぜ切れてしまったのであろう?番外戦術であろうか?


羽生の大ポカ No: 2411 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 17:27:04

さてお茶の時間から帰ると信じられない羽生の大ポカである。
今日はやる気ないのであろうか?

棋戦:第51期王座戦第2局
戦型:横歩取り85飛
先手:渡辺明五段
後手:羽生善治王座

▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽4一玉
▲5八玉 ▽2二銀 ▲8七歩 ▽8五飛 ▲3三角成 ▽同 桂
▲7七桂 ▽2五飛 ▲2六歩 ▽2四飛 ▲5六飛 ▽4五角
▲6五桂 ▽5一金 ▲5三飛成 ▽5二歩 ▲5五龍 ▽6二銀
▲3六歩 ▽6四歩 ▲3七桂 ▽6三角 ▲3五龍 ▽1四飛
▲8二角 ▽6五歩 ▲3八銀 ▽7四歩 ▲9一角成 ▽7三桂
▲2五歩 ▽5四飛 ▲2四歩 ▽2三歩 ▲3四香 ▽2四歩
▲2三歩 ▽同 金 ▲3三香成 ▽同 金 ▲5五桂 ▽7二角
▲8二馬 ▽9四角 ▲2三歩 ▽同 金 ▲4三桂成 ▽3四金
▲7三馬 ▽同 銀 ▲3三桂 ▽投了

69手で先手の勝ち


羽生の飛車を殺しに行った場合 No: 2410 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 16:56:26

タナトラが36手め以後既に先手必勝と言っている。本当であろうか?
もし楽勝気分でナベラが飛車を殺しに行くとこうなる。

先手:渡辺明+森下気分
後手:羽生善治+みたらし団子

▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽4一玉
▲5八玉 ▽2二銀 ▲8七歩 ▽8五飛 ▲3三角成 ▽同 桂
▲7七桂 ▽2五飛 ▲2六歩 ▽2四飛 ▲5六飛 ▽4五角
▲6五桂 ▽5一金 ▲5三飛成 ▽5二歩 ▲5五龍 ▽6二銀
▲3六歩 ▽6四歩 ▲3七桂 ▽6三角 ▲3五龍 ▽1四飛
▲8二角 ▽6五歩 ▲3八銀 ▽7四歩 ▲9一角成 ▽7三桂
▲2五歩 ▽5四飛 ▲2四歩 ▽2三歩 ▲3四香 ▽2四歩
▲2三歩 ▽同 金 ▲3三香成 ▽同 銀 ▲4五桂 ▽2二銀
▲1五桂 ▽3四歩 ▲2三桂成 ▽同 銀 ▲4六龍 ▽4四歩
▲5五金 ▽同 飛 ▲同 龍 ▽5四金 ▲4六龍 ▽4五金
▲同 龍 ▽同 角 ▲2一飛 ▽3二玉 ▲2二金 ▽4三玉
▲2三金 ▽6六歩 ▲同 歩 ▽5四桂 ▲2二飛成 ▽6六桂
▲4八玉 ▽5五桂 ▲3三龍 ▽5四玉 ▲7三馬 ▽同 銀
▲4六桂 ▽6四玉 ▲6五歩 ▽同 玉 ▲7七金 ▽2六角
▲3九玉 ▽6九飛 ▲7三龍 ▽4九飛成 ▲同 銀 ▽2七桂
▲3八玉 ▽3七金 ▲2九玉 ▽1九桂成 ▲同 玉 ▽1八香
▲同 玉 ▽3六角 ▲1九玉 ▽1八香 ▲2九玉 ▽4七角成
▲1八玉 ▽2七金 ▲同 玉 ▽3七角成 ▲1八玉 ▽投了

119手で先手の勝ち
かなりきわどいが盛り上がる。



ナベラ49手め25歩! No: 2409 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 16:43:49

猪突猛進である。馬を活用する余裕がない。羽生に攻めさせないという手である。攻めさせないからには自分が攻め続けるしかない。切れたらオシマイという見本が以下。

先手:渡辺明+康光気分
後手:羽生善治+花より談合

▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽4一玉
▲5八玉 ▽2二銀 ▲8七歩 ▽8五飛 ▲3三角成 ▽同 桂
▲7七桂 ▽2五飛 ▲2六歩 ▽2四飛 ▲5六飛 ▽4五角
▲6五桂 ▽5一金 ▲5三飛成 ▽5二歩 ▲5五龍 ▽6二銀
▲3六歩 ▽6四歩 ▲3七桂 ▽6三角 ▲3五龍 ▽1四飛
▲8二角 ▽6五歩 ▲3八銀 ▽7四歩 ▲9一角成 ▽7三桂
▲2五歩 ▽5四飛 ▲2四歩 ▽2三歩 ▲3四香 ▽2四歩
▲2三歩 ▽同 金 ▲3三香成 ▽同 銀 ▲4五桂 ▽2二銀
▲1五桂 ▽3四歩 ▲2三桂成 ▽同 銀 ▲3三桂成 ▽3五歩
▲2三成桂 ▽4二金 ▲投了

68手で後手の勝ち


ナベラはこうすれば勝てる No: 2408 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 16:35:26

馬を使うことである。そして玉を左に逃がすことだけを考えれば確実に勝てる。
以下が基本構図。これで詰めよとなる。後手が龍で王手しても逃げるだけ。むしろこの飛車を誘って馬を使うのが最善。それが羽生74歩の欠陥。

先手:渡辺明+森内気分
後手:羽生善治+花より団子

▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽4一玉
▲5八玉 ▽2二銀 ▲8七歩 ▽8五飛 ▲3三角成 ▽同 桂
▲7七桂 ▽2五飛 ▲2六歩 ▽2四飛 ▲5六飛 ▽4五角
▲6五桂 ▽5一金 ▲5三飛成 ▽5二歩 ▲5五龍 ▽6二銀
▲3六歩 ▽6四歩 ▲3七桂 ▽6三角 ▲3五龍 ▽1四飛
▲8二角 ▽6五歩 ▲3八銀 ▽7四歩 ▲9一角成 ▽7三桂
▲9二馬 ▽7五歩 ▲5五龍 ▽5三銀 ▲9三馬 ▽3六角
▲7五馬 ▽4四銀 ▲5四龍 ▽3五銀 ▲6三龍 ▽4六桂
▲6八玉 ▽3八桂成 ▲同 金 ▽2六銀 ▲7三龍 ▽2七銀成
▲同 金 ▽同角成 ▲3四歩 ▽同 飛 ▲4六桂 ▽3七飛成
▲3四桂打 ▽投了

73手で先手の勝ち


羽生は46手め74歩! No: 2407 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 16:21:41

凄い忍耐に見えるが一番手堅い。先手が82角と打った時には大抵この歩はすでに突いてある。ここで突くのは無論73桂と使う魂胆。羽生も辛い。


中原長考中 No: 2406 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 16:16:24

中原森内戦はお隣さんと違って難しい。森内に持ち歩が3枚あると中原の巧妙な攻め筋が必ずどこかで切れる。こうなると我々の実況のように1筋を先に突き捨てておいた方が手番が確実に握れた。


現在45手め38銀 No: 2405 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 16:05:31

現在先手が龍を作り馬も出来そうなので先手圧倒的に優勢と考える人が多いであろう。プレスト将棋で38銀のように27桂馬を嫌って手番を渡すと実は怖いのである。桂馬を先に渡すとこのような筋があるからである。

先手:渡辺明+楽勝気分
後手:羽生善治+マシュダ一家もも組

▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽4一玉
▲5八玉 ▽2二銀 ▲8七歩 ▽8五飛 ▲3三角成 ▽同 桂
▲7七桂 ▽2五飛 ▲2六歩 ▽2四飛 ▲5六飛 ▽4五角
▲6五桂 ▽5一金 ▲5三飛成 ▽5二歩 ▲5五龍 ▽6二銀
▲3六歩 ▽6四歩 ▲3七桂 ▽6三角 ▲3五龍 ▽1四飛
▲8二角 ▽6五歩 ▲3八銀 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽8四飛
▲9一角成 ▽8六飛 ▲8八香 ▽7六飛 ▲7七歩 ▽3六飛
▲5五龍 ▽2六飛 ▲2七歩 ▽4六桂 ▲同 歩 ▽3六角
▲4七桂 ▽2七角成 ▲投了

62手で後手の勝ち


現在52手め62飛まで No: 2404 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 15:53:06

森内の将棋は疲れる。なんと飛車先の歩を切りに行った。これは歩を3枚持って2筋を緩和するということである。やはりあの34地点がガラすきでは攻めあいに勝算がないという森内らしい発想。以下森内が34地点の傷を消しに行くとすれば36歩と突き捨ててから33歩と打ってしまえばよい。康光にはできないであろう。以下のようにそれでも先手が攻めると受け切られる。

先手:中原 誠
後手:森内 俊之 

▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽9四歩
▲9六歩 ▽3四歩 ▲4六歩 ▽7二銀 ▲4七銀 ▽6四歩
▲7六歩 ▽6三銀 ▲3六銀 ▽5二金 ▲4五銀 ▽6五歩
▲6八玉 ▽4一玉 ▲5八金 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽3五歩
▲5六銀 ▽5四銀 ▲2二角成 ▽同 銀 ▲8八銀 ▽8二飛
▲7七桂 ▽6二飛 ▲9五歩 ▽同 歩 ▲9三歩 ▽6六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲6七歩 ▽6二飛 ▲4五銀 ▽6三銀
▲9五香 ▽7四歩 ▲5六角 ▽3六歩 ▲2六飛 ▽3七歩成
▲同 桂 ▽3三歩 ▲3四歩 ▽3五角 ▲3六飛 ▽3四歩
▲同 銀 ▽4四角 ▲4五銀 ▽3三角 ▲2六飛 ▽5四銀
▲3四銀 ▽4四角 ▲2九飛 ▽2四歩 ▲2三歩 ▽3一銀
▲2四飛 ▽3五角 ▲2五飛 ▽4六角 ▲4七金 ▽5五角
▲3三歩 ▽同 桂 ▲同銀成 ▽同 金 ▲4五桂 ▽3四金
▲2九飛 ▽4五銀 ▲同 角 ▽同 金 ▲投了

94手で後手の勝ち


王座戦は40手め63角まで No: 2403 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 15:18:50

ここまでなんの含みもない将棋である。ナベラは勢いよく65桂と跳ねた。ここで53飛成としないのは賢明であるがすごいことをする。羽生はこんなことされたらこの桂馬をただで取りに行くのは当前のことである。
63角で8筋への飛車マワリも阻止している。なんと軽い将棋であろう。
ナベラは龍と桂損と持ち角でうっちゃりをカマせるしかないのでは羽生に攻め筋が丸見えである。


92飛変化 No: 2402 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 14:47:24

下記変化で飛車金取りのY字固めを喰らわないように後手が92飛と逃げるとこうなる。

92飛変化1
先手:中原
後手:森内
▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽9四歩
▲9六歩 ▽3四歩 ▲4六歩 ▽7二銀 ▲4七銀 ▽6四歩
▲7六歩 ▽6三銀 ▲3六銀 ▽5二金 ▲4五銀 ▽6五歩
▲6八玉 ▽4一玉 ▲5八金 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽3五歩
▲5六銀 ▽5四銀 ▲2二角成 ▽同 銀 ▲8八銀 ▽8二飛
▲7七桂 ▽6二飛 ▲9五歩 ▽同 歩 ▲9三歩 ▽同 香
▲8五桂 ▽8四角 ▲9三桂成 ▽同 桂 ▲8六香 ▽8五桂打
▲7一角 ▽9二飛 ▲9三角成 ▽同 飛 ▲8五香 ▽投了

59手で先手の勝ち

92飛変化2
先手:中原
後手:森内
▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽9四歩
▲9六歩 ▽3四歩 ▲4六歩 ▽7二銀 ▲4七銀 ▽6四歩
▲7六歩 ▽6三銀 ▲3六銀 ▽5二金 ▲4五銀 ▽6五歩
▲6八玉 ▽4一玉 ▲5八金 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽3五歩
▲5六銀 ▽5四銀 ▲2二角成 ▽同 銀 ▲8八銀 ▽8二飛
▲7七桂 ▽6二飛 ▲9五歩 ▽同 歩 ▲9三歩 ▽同 香
▲8五桂 ▽8四角 ▲9三桂成 ▽同 桂 ▲8六香 ▽8五桂打
▲7一角 ▽9二飛 ▲9三角成 ▽同 角 ▲9五香 ▽5七角成
▲同 玉 ▽9五飛 ▲8五香 ▽同 飛 ▲6四桂 ▽投了

65手で先手の勝ち


寄せの構図 後手の弱点 34地点の空白 No: 2401 [返信][削除]
投稿者: 03/09/12 Fri 14:38:47

これも見たとおりである。森内が中原の天才的な右桂を畏れてずうずうしく35歩とした為に34地点に空白ができた。この地点は飛車の横利きで大丈夫と思ったはずがいきなり中原から角交換をされ森内は慌てふためいて82飛-62飛と防戦したのであった。すると最後に34地点の空白が最大の弱点として浮上するのである。


47手め93歩まで No: 2400 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 14:32:12

どうやらそうなっている。95同歩は取る一手。ここで93歩で先手が歩切れとなるところがミソである。後手は受けるのみ。そこで94香などはない。
森内なら角を打ってくるかもしれない。するとこうなる展開が先手は理想である。

先手:中原
後手:森内

▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽9四歩
▲9六歩 ▽3四歩 ▲4六歩 ▽7二銀 ▲4七銀 ▽6四歩
▲7六歩 ▽6三銀 ▲3六銀 ▽5二金 ▲4五銀 ▽6五歩
▲6八玉 ▽4一玉 ▲5八金 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽3五歩
▲5六銀 ▽5四銀 ▲2二角成 ▽同 銀 ▲8八銀 ▽8二飛
▲7七桂 ▽6二飛 ▲9五歩 ▽同 歩 ▲9三歩 ▽同 香
▲8五桂 ▽8四角 ▲9三桂成 ▽同 桂 ▲8六香 ▽8五桂打
▲7一角 ▽7二飛 ▲9三角成 ▽同 角 ▲8五香 ▽8四歩
▲6四桂 ▽8二飛 ▲5二桂成 ▽同 玉 ▲9四金 ▽8五歩
▲9三金 ▽8一飛 ▲7二角 ▽8四飛 ▲9四角成 ▽6四飛
▲8五馬 ▽7四歩 ▲4五銀 ▽投了

75手で先手の勝ち


9筋の端歩の意味 No: 2399 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 14:22:21

実に簡単である。95同歩には93歩と垂らすということである。これを同香ならばこうなるだけのこと。

先手:中原
後手:森内

▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽9四歩
▲9六歩 ▽3四歩 ▲4六歩 ▽7二銀 ▲4七銀 ▽6四歩
▲7六歩 ▽6三銀 ▲3六銀 ▽5二金 ▲4五銀 ▽6五歩
▲6八玉 ▽4一玉 ▲5八金 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽3五歩
▲5六銀 ▽5四銀 ▲2二角成 ▽同 銀 ▲8八銀 ▽8二飛
▲7七桂 ▽6二飛 ▲9五歩 ▽同 歩 ▲9三歩 ▽同 香
▲8五桂 ▽9四香 ▲8三角 ▽投了

51手で先手の勝ち


王座戦第2局 横歩取り No: 2398 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 14:06:13

相変わらず退屈な将棋である。簡単すぎて分析対象とするのも恥ずかしい。
ナベラもそろそろそれは感じているようである。だから26飛とはせずに角交換をした。速度がすでにプレストである。中原の77桂とは違う。
康光の影響であろう。2月の竜王戦予選であの時我々はさんざんタカミチをかわいがってあげた。だから今の強いタカミチが戻ってきたのである。
30手め羽生の45角に対して控え室のタナトラ達は53飛成を考えていたらしい。コイツラはもう救いようがない酢ダコである。龍と馬とどっちが有利かひと目でわからないらしい。ここで53飛成など我々は瞬時も考えない。むしろ先手は角が欲しいくらいである。


45手め95歩! No: 2397 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 13:53:21

中原の仕掛けはまさに玉手箱。反対側からきた。盤面すべてを使っている。お隣のセコイ横歩取りとは格が違う。
これが駒アタリ奇数番1となる。1歩手持ちが命。最悪二枚換えを狙おうということである。22角成-77桂からの躊躇がない天衣無縫。


43手め77桂! No: 2396 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 13:46:08

42手めの82飛は手損となるが森内もすでに危険を察している。
43手め77桂!右桂が使えない時は左桂。中原得意の玉手箱。玉側の守備駒から手を伸ばすのである。
44手め62飛。82飛と準備した結果。このような所は深く考えない。先手はまず駒アタリ奇数番をつくる。後手はそれを必死に消しにかかる。それだけのことである。次に先手が駒アタリ奇数番を作る手として83角打か47角打がある。83角打は手順に74角とされ同角同歩以後後手に75歩の連動手が生じるために不可。もうひとつの47角はふたつの駒アタリをつくってしまう。これは駒アタリ偶数番でやはりまずい。そこで先手はこの角打を駒アタリ奇数番とするために45手めを15歩とすることを考えるであろう。


現在41手め88銀まで No: 2395 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 12:53:31

これで昼食休憩の模様。
中原の危機管理能力は野性のごとく鋭敏である。それが22角成。
最初の挑発は中原の蛇行45銀。二回目の挑発は森内渾身の35歩である。これは見たとおりの双頭手。飛車の横利きによって後手の権利で24飛を確保すると同時に先手の36歩を阻止する。中原に36歩を突かれると37桂とされ相腰掛け銀では45地点の駒アタリ奇数番は先手の権利となる。それを未然に阻止している。しかし後手の最大の弱点34地点を空白にする為に終盤に危険を伴う。即ち序盤で完封勝ちを目指すような強靭な意思の発露が35歩。
三回目の挑発は中原である。手損をしても角を換える。勝負手と言うのはたやすいがこれは中原特有の危機管理能力なのである。


39手め22角成!十字架銀と蛇行銀の違い No: 2394 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 12:43:22

相掛り腰掛け銀はかつて羽生康光の3期連続の竜王戦でも矢倉と並んで大きなテーマであった。
中原は直接56銀とせずに36銀から進む。これが蛇行銀の特徴。十字架銀38-27-36という動きに対して蛇行銀は38-47-36-45という動きになる。十字架銀と蛇行銀は結果は同じ36銀でも後述するように意味が異なる。最後の45銀は見たとおり34歩を直接狙う。これは仮想駒アタリ奇数番である。先手はどこの地点に駒アタリ奇数番を最初に作成するかまず考える。相掛り腰掛け銀の場合は45地点が駒アタリの争点となることが多い。しかし相掛り蛇行銀となるとこの最初の仮想駒アタリ奇数番で後手は必ず65歩を強いられる。これは後手が24手めに64歩と飛車の横利きを止めたからである。ところがすでに先手は47銀と言う腰掛け銀の形を見せているために後手が対抗型を築く24手めの64歩は当然の手なのであった。これが十字架銀と蛇行銀の違いである。
30手め=森内は65歩と飛車の横利きを通して34歩を死守。ここで見ることは66地点に争点が生じているということ。
36手め=35歩。ここで見ることは36地点に争点が生じているということ。
38手め=54銀。これで相腰掛け銀であるがすでに後手が65歩を先手に強要されている為に腰掛け銀の四辺形とはならない。換りにねじり腰掛け銀となる可能性がある。王位戦のひとつのテーマでもあった。
39手め=22角成!相掛り総本山中原の自信。ここで45歩とするとねじり腰掛け銀となる。


竜王戦 中原VS森内 相掛り蛇行銀 No: 2393 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/09/12 Fri 12:23:38

中原の相掛り蛇行銀 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 9月12日(金)11時47分44秒


中原は相掛り十字架銀ではなかった。先手で相掛り蛇行銀である。この銀の動きは後手番ならばシーザーが深浦の十字架銀に対抗した時にも見せた形。先手中原の場合は十字架銀同様後手の陣型を牽制するのが目的だが、後手に64歩を突かせて34歩を飛車に護らせるという意味。相掛り腰掛け銀へ直接組まずにこの64歩を突かせた場合ねじり腰掛け銀となりやすい。