タニーとハブたんの幻想対談
第1回「分解して再構成せよ」
2003.05.27


プラレールとレゴ 或いはタニーとハブたん

投稿者:マシュダ一家 投稿日: 5月27日(火)17時25分05秒

「線路は続く」と歌うパパ
プラレールって悲観的
レールが足りない、物足りない
「週末買ってあげるから」
それでも足りない、物足りない
気がついたのは子供の方
レールは最後に閉じればいいと
「レースやるならそれっきゃないね」
「それじゃあの歌ウソだった?」
パパはまたもやレールを買いに
前進、前進、また前進
土曜のパパは悲観的

娘さんならよく聞いて
楽観的なレゴなら平気
何かが足りない、でも安心
「あるものだけで作ってね」
分解しては組み立てる
自然に部品がぴったんこ
時間がくればハイ完成
「三日飾ってまたバラそっ」
「どうして惚れちゃいけないの?」
若後家さんになっちゃだめ
楽観的なウチのママ


ハブたん「プラレールで子供と遊ぶそうですが?」
タニー「どこで聞きました?」
ハブたん「いえ風の噂で」
タニー「わかってます」
ハブたん「あそこじゃないですよ。元ネタはこちらで。あっちは引用するとマズイんですかね?」
タニー「あそこは怖くて私でも口にだせません」
ハブたん「読んでると言っただけで失業しちゃうかもしれません(笑い)」
タニー「失業はないでしょうけど(苦笑い)」
ハブたん「失業率が高い世の中ですから」
タニー「それでプラレールでしたっけ?」
ハブたん「いけないことを聞いてしまったよーな(笑い)」
タニー「いえいえ。ハブさんはどのようにお子さんと?」
ハブたん「うちも最初プラレールだったんですけど、途中でレゴに変えまして」
タニー「ほお?それはまた」
ハブたん「プラレールってなんか潜在意識に深いものがありませんか?」
タニー「そう言われてみれば」
ハブたん「子供の頃プラレールで遊びませんでしたか?」
タニー「ええ、うちは男兄弟なんで」
ハブたん「悲しい思いをされたことありません?」
タニー「そう言えばレールがいつも足りなくて」
ハブたん「ア、やっぱり」
タニー「あれってどこまでもレールを延ばしたくなるんですよね」
ハブたん「鉄道マニアっているじゃないですか」
タニー「神戸なんかは多いですね。道楽を通り越しているというか」
ハブたん「家一軒それ用に建てる人もいるとか」
タニー「それに近い話はよく聞きますね」
ハブたん「プラレールもそれに似たようなところが」
タニー「それで結局輪にしちゃうんでしょうね」
ハブたん「ウロボロスの輪ですね」
タニー「やっぱそっちにもってくんですか?」
ハブたん「レゴだと分解して再構成するっていう作業そのものが遊びなんですよね」
タニー「将棋はどっちに似ているんですかね」
ハブたん「千日手ならプラレールでしょうか」
タニー「持将棋がレゴとか?」
ハブたん「やはり千日手はお嫌いですか?(笑い)」
タニー「そういうわけではないんですが(苦笑)。ハブさんとも随分千日手をやってきましたし」
ハブたん「千日手に好き嫌いがあるのは潜在意識なんですかね?」
タニー「レゴ的潜在意識だとどうなります?」
ハブたん「まー、また出直しでもいいかなと。またバラして作り直せばなんとかなるような(笑い)」
タニー「あちらさんではなんと?」
ハブたん「んー、どちらかと言えばレゴ的世界観なんでしょうかねえ」
タニー「シッポくわえた蛇ではなかったと?」
ハブたん「やっぱ読んでますね」
タニー「青野先生も愛読者のようで」
ハブたん「おとといショックで寝込んでました。伊豆高原って怖いところだったかも(笑い)」
タニー「地震ですか?」
ハブたん「いきなり直下型でもう顔も見たくないと言われたそうで」
タニー「伊豆はヘンジンが多いらしいですね」
ハブたん「千駄ヶ谷と似たようなカンジでしょうか」
タニー「あそこは超ヘンジンが新理事に(爆笑)」
ハブたん「超がつきますか?(爆笑)」
タニー「なんでも八百長将棋を喧伝するプロ棋士がいるとお怒りだそうで」
ハブたん「それは米長先生ご自身でしょ」
タニー「というと?」
ハブたん「まるで予習もせず永世のシード枠で平然と対戦しにきますから」
タニー「なるほど、それこそ八百長と」
ハブたん「負けるとわかっていても対戦するんですから凄いですね(苦笑)」
タニー「引退宣言は一応されたようですけど(笑い)」
ハブたん「理事もお給料差し上げるだけでいいかと(笑い)」
タニー「口は出すなと(苦笑)」
ハブたん「でもただ働きは絶対にしない人ですから。逆に言えば将棋界で一番律儀なお方かもしれません」
タニー「ところで将棋世界の連載はなぜやめたんですか?」
ハブたん「矢倉講座ですか?」
タニー「私もかなりあれで勉強させていただきましたけど」
ハブたん「志村ケンと米長邦雄が対談する雑誌でマジメに研究発表するヒトって場違いじゃありません?」
タニー「あの対談では米長さんは将棋はまじめにやるフリして実は大したこと考えてないと公言していました」
ハブたん「あれには私も少しカチンときました。志村ケンさんはコントを作るときは必死につくっていざ披露するときはサリゲナクやるのがコツだそうですが」
タニー「将棋がその逆だなんて言われたのでは(苦笑)」
ハブたん「昨日の米長先生の発言だと先崎さんが呼び出しを受けるそうですが」
タニー「ああ、やっぱり文春の昨年のエッセイでしたか」
ハブたん「プロ棋士が八百長をほのめかす記事ってあれしかないでしょう?」
タニー「相撲より将棋は八百長が分かりにくいってハッキリ書いていましたものね」
ハブたん「自分の弟子に説教するのにわざわざ公に脅しをかけるヒトって(笑い)」
タニー「本当はハブさんのことを言いたいんでしょうけど(冷静に)」
ハブたん「私?なぜですか?」
タニー「さすがにハブさんを会長と専務が呼びつけることはないでしょうけれど」
ハブたん「二上会長は王座戦就位式で私がうまく負けてくれたら盛り上がったろうにと挨拶されましたけど(笑い)」
タニー「先手で四間飛車まで名人戦で披露しましたね」
ハブたん「あれは別の理由が」
タニー「それは実は私もよくわかっています」
ハブたん「ア、ありがとうございます」
タニー「名前を呼んではいけないあの人のリクエストでしたね」
ハブたん「んー。ノーコメントでしょうか(笑い)」
タニー「確かに藤井システム攻略を名人戦で先後共に明らかにするというのは有意義だと思います。私も評価しています(キッパリ)」
ハブたん「ありがとうございます。確かに私もアレを読んで自分で責任を感じていました」
タニー「あの投稿前には順位戦で藤井さんに負けてもよかったと?」
ハブたん「A級順位戦もポカがありましたし」
タニー「あれは誰もポカとまで思っていないでしょうが」
ハブたん「誰もそんなこと言っていなかったと思うんですけど(苦笑)」
タニー「あそこで真っ先に暴露されて以来飛び火でしたね」
ハブたん「うーん」
タニー「やはり名人戦は嫌い?」
ハブたん「今だから言えますけどあそこで煽られていなかったら挑戦者にはなっていなかったかもしれせん」
タニー「歴史はひたかくすでしょうけれど」
ハブたん「谷川さんも嫌なことってありませんか?」
タニー「人生いいことばかりではないと思いますヨ」
ハブたん「青野先生おかしかったですね」
タニー「藤井さんも」
ハブたん「佐藤さんなんかグッチーに言わせると<凄い恰好>でわざと決定戦ですよ(笑い)」
タニー「皆さん危機感もっておられるようで(苦笑)」
ハブたん「最初にやられたのは藤井さんでしたから」
タニー「あれは不思議でしたね」
ハブたん「永世棋聖がテレビで恐怖を感じていた様は初めてみました(苦笑)」
タニー「あれから米長実況も完全に喰われてしまいましたけれど」
ハブたん「私まで喰われてしまいまして(苦笑)」
タニー「そして注目の佐藤九段を迎えての王将戦でしたか」
(続く)