象戯苑第4部 33-42
MashudaBBS2003.05.22
定数8に対し11人が立候補。3人が落選。任期は2年。
投票権=棋士のみ 監査=無 給与=有
投票方法=各棋士が用紙に東京3名、大阪1名を記入。
当選方法=投票が多い順に理事に決定。内訳=非公開。
立候補者
東京=定数6 年齢順 落選=2
-安恵 照剛 62 引退棋士
+米長 邦雄 59 現役九段
-野本 虎次 58 引退棋士
+森 鶏二 57 現役九段
+中原 誠 55 永世名人 会長
+佐藤 義則 54 現役八段
+滝 誠一郎 54 現役七段
+北島 忠雄 37 現役五段
関西=定数2 落選=1
-東 和男 47 現役七段
+小林 健二 46 現役九段
+神崎 健二 39 現役七段
新会長は新理事の中から互選。内訳=非公開。
現会長 二上 達也 71 引退棋士
「銀は悲しい」
「五円玉も結構哀れ」
「あれにヒモつけて腰にぶら下げてるのファッションだって」
「情けないお守りね」
「玉も印刷されたら紙か」
「新聞も雑誌も一時の夢ねえ」
「人生はすべて夢だろ」
「あの子から電話があったけど」
「久しぶりだね」
「死ぬまでもうあえないカモって」
「親の死に目にあえない子っているよ」
「会いたくない?」
「家出娘に頭下げる親はバカ」
「バカでも夢でしょ」
「子供にとっちゃ俺達の方が蜃気楼なんだろう」
「駒かじるクセ直さないとね」
「脛かじる子供よりいい」
「ハブさんになりたいってヒトいないんだっけ?」
「機械ならね」
「ヒトの方が夢か」
「機械の方が確からしい」
「ヒトも五円玉も同じ世の中じゃあね」
「なんか用?」
「今晩泊めて」
「金の切れ目は縁の切れ目」
「俺に言う気?」
「あなたが自分でよくいうセリフ」
「大家に追い出されたんだってば」
「他にいないの」
「いたら来ない」
「嘘ばっか」
「じゃあいい。今晩は公園で寝る」
「蚊取り線香いる?」
「まだ蚊はでていないだろ」
「今朝うちに飛んでたけど」
「早熟なヤツだね」
「人間なら天才扱いだけど」
「なんで泊めてくんない?」
「へへーん。今夜は予約済」
「千日手やるぞ」
「押し問答は結構」
「千日手になるね」
「潔く投了したら」
「持将棋にするか」
「ばか」
上野公園
「王手!」
「王手の千日手じゃない?」
「その歩なあに?」
「相駒はこれっきゃない」
「打ち歩詰めになる」
「てーことは」
「アンタの負け」
「王手の千日手が先でしょ」
「縁台将棋とは思えないね」
「ルールなんていーかげんだ」
「村の近親相姦か」
「奇形児とバカが生まれるよ」
「そんなこと言うと殺される」
「村って障害者連盟のことか」
「似たようなもんだろ」
「だから援助されてるの?」
「もう一回最初からやる?」
「賭け金どうする?」
「打ち歩詰めが先ね」
「王手の千日手が先」
「怒るな。俺の勝ち」
「ルールブック読め」
「俺がルールブック」
「金だせ」
「やる気?」
「いいソバ屋少ないね」
「いいソバ屋ってどこでわかる?」
「ソバ湯。いいソバ湯は麻薬なみ」
「ほんと?」
「ツーンと感じる」
「イっちゃう?」
「もー最高。飲み方もあるけどね」
「うーん、よくわからん」
「ハブに勝つ方法わかった」
「教えてくれる?」
「教えたいけど教えられない」
「どーして?」
「いいソバ湯を飲めばわかる」
「飲み方あるんでしょ」
「空気をいかにブレンドするか」
「鼻から空気入れるの?」
「そう。それを口の中でソバ湯とブレンド」
「ハブに勝つにはブレンドか」
「うまく混ぜないとね」
「そういえばハブもいいところ混ぜてるもんな」
「棋士というよりブレンダーだね」
「そうそう。棋士という感じがしない」
「臭いのはダメだね」
「学校用につくりかえちゃえば?」
「世界なんて名前じゃなくてショーギの国にすればいいじゃない」
「そうそう。漫画と写真を沢山のせてね」
「プロ棋士のカッコつけた作文なんてつけ刃」
「島なんてサイテー」
「真部でも嫌われてるんだから」
「スズテルよりまとも」
「演歌しかわからない。それで十分」
「オスモウさんだって難しいこというと嫌われる」
「ソレちょっとチガクない?」
「同じでしょ。戦ってオマンマ食ってんだから」
「カッコつけて食ってるわけじゃない」
「よっし、次の対戦GO」
「象戯苑は動物園ですか?理事は飼育係りと呼ばれてますけど」
「エサをバケツにいれるだけ?」
「俺でもできる」
「誰でもできるでしょ」
「なんで危機感あるの?」
「狼のせいらしい」
「誰も表だって噂にしないけど」
「口にだせないだけ」
「あそこは変わってるね」
「どこにもリンク依頼を出さないらしい」
「宣伝してるのみたことないね」
「好き勝手に書いてそれが全部当たってる」
「プロキシー?」
「疑われてたけど違うと判明してみんなビビってる」
「それで今年初めて羽生谷川の対談が実現したわけね」
「中原米長もツルんで酒飲むんじゃ危機感は本物だね」
「彼らは考え方がまるでプロ棋士と違う。そこに危機感があるんだって」
「あれはどうなった?」
「二人ともふんぞりかえってます」
「退役軍人が落選ね」
「ダミーだったそうで」
「二匹の象が戯れる所が象戯苑」
「ワインをおごってもらってプライドも消えたそうです」
「プライドは最初からないね」
「奥さんたちは老後の心配を」
「八百長試合は賭け事につきもの」
「荒野の狼は荒野でチンチロリンやっていると密談を」
「八百長試合が増えても将棋は遊び」
「千日手も楽しめるって最高ですね」
「いかにうまく負けたかを見るのもね」
「森内佐藤は負け方うまいですか」
「阿部にはかなわない」
「ハブさんの負け方は?」
「ポカが得意」
「ヘタってことですね」
「よく寝てたわよ」
「寝言言ってなかった?」
「ゴーダーって唸ってた」
「フジイの名前じゃなくて良かった」
「食べてた?」
「ラーメンね」
「やっぱりラーメンよねえ」
「名人戦はカッコつけすぎ」
「昔は粗食だったんでしょ」
「来年の名人戦は?」
「外国で」
「千駄ヶ谷も神戸も外国扱いの世の中だ」
「昨年今年はひどかった」
「せっかく7回分の衛星中継の放送枠があったのに」
「4局分で終わりとは損害どころではない」
「新聞社のフィルム焼き直しなどより甚大な損害」
「本気で勝負していたという実感が世間にわからない」
「マシュダ一家にしかハブ将棋が理解できないのか?」
「谷川でさえ第3局が理解不能らしい」
「王位戦防衛だってさ。せこすぎ」
「せめて来期の名人を狙うと言ってくれないと」
「ハブ-森下-木村-松井の研究会は最強か?」
「谷川-阿部-山崎-井上でどーだ?」
「阿部は入る気ない」
「ハブ-丸山-森内-佐藤の研究会は?」
「丸山は入る気ない」
「どこが選挙だ?」
「占拠の間違いだろ」
「プロ棋士なんていなくなる」
「イバリヤさんが理事だって?」
「プロ棋士はアマにも勝てなくなる」
「ハブに謙虚さなどいらない」
「全部本気でたたき殺してやれ」
「ハブに勝てる者はいないのか?」
「最初から勝つ気ないね」
「能ナシはますます殺してもらいたい」
「奨励会は殺し屋養成所に改名するか」
「何も見なかった」
「何も言わなかった」
「何も聞かなかった」
「猿だね」
「猿の方が真剣に生きている」
「ボスの覇権争いがこれではアリンコ並だ」
「理科の先生なら巣箱に入れて観察させる」
「家庭の主婦なら薬をまいて皆殺し」
「子供ならまとめて尻に針を突き刺して火あぶり」
「いっぴーき、にひーき、さんびーき」
「船頭多くして難破の道へ」
「ナンパは個人芸。逆さの順が正解」
「逆立ちして立ちション」
「それが掟」