V3効果1-7 桂馬の特性

桂馬は減三和音と増三和音を発生

MashudaBBS2003.05.14


V3効果7 人間が将棋を指すという行為 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 5月14日(水)04時47分53秒

以下の論理構成はマシュダ一家特有のTISC理論を根本とする。
当時の我々の実況ではあの佐藤康光の100分に及ぶ大長考の謎を「相転換を続行し、逆行相停滞を拒否した」と説明した。それが祭典へのプロ棋士の礼儀なのである。おかげでまれにみる「玉頭V2固め」の恰好の教育サンプルが実戦で登場したのであった。プロ棋士がなりふりかまわず勝負にこだわるとこのような局面はなかなか出現しない。そこで我々は大抵自分達で美しい局面をつくってしまう。その方が鑑賞に値するからである。しかしこの玉頭戦は康光の自由意志のおかげで美が乱舞した。人間のような自由意志がない機械には新しい美を創造できないのである。谷川も根はどちらかと言うと羽生に協力してしまう芸術家である。森下はこの形を囲碁将棋ジャーナル解説でもっとベタぼめしたかったであろう。あの時彼が思わず「さすが」と漏らしてしまった感慨を素直に受けるべきである。

よけいなお世話であろうが今日本将棋連盟は会長を中原誠とするかで周辺がもめている。反対派は林葉直子の件を持ち出す。この件ではすでに我々の一般的見解は出尽くしたので今さら言うべきことはない。さらにこの項目で特殊な見解を付け加えることがあるとすれば、人間もまた桂馬のように多重構造を持っているということである。この桂馬の多重構造は減三和音と増三和音を発生すると我々はここで述べた。
ハッキリ書こう。中原問題が難解に見えるのは人間関係における減三和音を暗いと考える為である。ところが減三和音自体はニュートラルである。減三和音は相停滞に特有の和音であり相転換を誘発する為にその帰結を知らないと誰もが不安に感じる。減三和音を提示するとそこから逆行相転化することはできないからである。しかしひとたび相転換を終えると人間も将棋もまた相転移を開始する。そうでなくては人間などそもそも存在さえしない。将棋なども成立しようがない。王将戦第1局実況における以下の投稿確認を。

中原黄金囲いの利点 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月16日(木)17時37分25秒
新郎が避妊具を逆さまに使用した場合、66手目に想定される61香打後の必然変化後ハブ玉は31or42のどちらに脱出しても逆転となる。


V3効果6 駒の密集にはさらに密集を 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 5月14日(水)03時57分49秒

今年の王将戦第1局の64手めを見て頂きたい。
http://www.bekkoame.ne.jp/i/yusai/030116ohsho01.html
スコアの部分をスクロールするとすぐに64手めが見られるであろう。便利な世の中である。羽生は桂馬三枚を駆使し寄せ切った。64手めは加藤一二三がベルトを持ち上げるように68銀とすれば康光に勝機があった。我々はこのような横歩取り終盤の銀をベルト打と呼ぶ。俗語なので覚える必要はない。玉-金の形がベルト状でありその狭間に銀を補強する時は自信を持ってバシっと盤上に打たなくてはいけない。有吉のように周囲の駒がビビルほどの勇気は時に必要である。横歩取り58玉型ではこの68銀や48銀を終盤で指す時は康光でも勇気がいる。羽生とて棋王戦の横歩取りでは48銀とできずに丸山に負けた。実戦では読みより勇気が必要な局面がある。勇気そのものを相手に読まれたら負けであるが、そこに人間の自由意志を認めれば勇気は意外な発想へ至る。
康光の場合は次の65手めをなんと66歩としてアッサリ負けにしてしまう。このような時はチョンと指す手では負けるものである。格言ならば「駒の密集にはさらに密集を」となる。アッコたんなら「今つくったんですかあー?」と聞いてくれることであろう。今作った。しかしこの項目ではそれを理論的に説明しなければならない。


V3効果5 二枚以上の桂馬は減三和音と増三和音を発生する 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 5月14日(水)03時00分56秒

桂馬の多重Y字効果は減三和音と増三和音を発生することにある。驚いたかね?そう考えることによって我々はデザインが容易に行なえるようになった。机上の空論ではなく理論は最短の実利なのである。これは「おゆき」では説明できない。しかし羽生応援団ならばピンとくるであろう。
チェス理論はハーモニカ一個で十分と書かれて怒ったチェス愛好家はいるかね?それでは聞くがナイトの性能を短三度と呼んだ理論家はいるであろうか?我々は知らない。前例がないようなので遠慮がちに我々は桂馬とナイトの特性をまず短三度と述べたのであった。しかし世界は途方もなく広い。この程度のことはハーモニカ理論でも十分にわかりそうなものであろう。あの米国をみればわかるようにブルースハープは市場で市民権を得ている。ボブ・ディランの野性味と商業主義に走ったチェス界の野性味は瓜二つであることを感じるであろうか?
だからチェス理論家でナイトの性能を短三度と比較した者が居るかもしれない。 しかしナイトでは将棋の桂馬のような多重構造が作れない。
まだ怒っている君に聞こう。チェス理論家でナイトの性能を減三和音と比較した者が居るかね?ハーモニカでも二段式のものやスライド式のものは全ての音が出せる。だから減三和音と比較する者が居ても不思議ではない。しかし活用できない理論を構築する者はいないのである。
そこで堂々とここに公表する。桂馬の多重Y字効果は減三和音と増三和音を発生すると。
これは将棋における桂馬の特性なのである。


V3効果4 桂馬とナイトの短三度 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 5月14日(水)02時16分15秒

そこで未開の桂馬の機能をわかりやすく説明するとしても中学程度の音楽教育で教える用語が必要になる。流布する将棋理論の水準は小学生が吹くハーモニカあたりまでである。チェス理論などを有り難く将棋に導入したおかげであろう。チェス理論はハーモニカ一個で十分だからである。
桂馬とナイトの性能は短三度が主軸であると我々はまず考える。
短三度という言葉を理解した者は中学の音楽の通信簿が4か5であろう。3だった者は復習するように。1か2の者は演歌でも歌うと良い。内藤國雄が日本中に流行らせた戦後歌謡史の大傑作「あーあーおーゆーきー」の「ゆーきー」の音程を短三度と呼ぶ。「あーあー」の音程は長三度と呼ぶ。「ゆーきー」と桂馬がどう関係あるのか体得したい諸君は「ゆーきー」を逆に歌ってみると良い。それができれば合格である。それが正座の短三度である。ラの基調音に対してドは短三度である。逆でも同じであるが将棋には先手後手という位置関係がある。先手からみるとラの基調音に対してドは正座した短三度なのである。正座するとはこのような事である。畳の上に正座できるだけでは自慢にならない。
「おゆき」を全曲逆さに歌えるほどの頭脳の持ち主はタイトルが取れるであろう。


V3効果3 桂馬のY字効果 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 5月14日(水)02時03分38秒

さて3を読み始めた諸君等は以下の定義を論理的に把握したのはマシュダ一家以外ないと認めた証しである。桂馬のクロマティック相転化の特性を実践的に体得しているのは中原と羽生だけである。クロマティック相転化はチェスのプレーヤーには必要ない。彼らは古典和声だけで充分である。
羽生は将棋が廃れたら桂馬を横にも跳べるようにすればよいなどと言う。半分冗談であろう。半分はやけくそである。桂馬の特性について自分では体得していても理論的に説明できないのでは世間に説明できない。そこでヘンな質問には半ばヤケクソになる。そもそも将棋界では桂馬のY字効果を「ふんどし」などと言う。そんなことを言うのはマシュダ一家だけだなどと言わないでもらいたい。「ふんどし」以外に将棋用語があるであろうか?「両取り」などと言う言葉はどの駒にも該当し桂馬の類まれな特性をアピールし得ない。諸君等に分かる言葉を使わなければならないので我々も恥を偲びながら「ふんどし」と呼ぶ以外にない。Y字効果などと言っても実況では臨場感が沸かないので我々も「フンドシ固め」などと言わざるを得ないのである。羽生のV2固めは他に代わる用語がないので我々が創作するしかない。我々の我田引水ではない。諸君等に耳慣れない用語がでてきてもそれはまだ将棋が発展途上なのであるから謙虚に受け止めて頂くしかない。


V3効果2 桂馬とナイトの決定的な相違 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 5月14日(水)00時42分22秒

これから書くことに諸君等は驚いても当然であろう。チェスのナイトと桂馬の決定的な相違を書いた例を我々も知らない。駒の動きを表面からなぞっただけでは理解不能である。以下に書くことは今日が世界で初めてであろう。
ナイトはエンハーモニック相転移しかもたらさない。桂馬は持ち駒として使用した場合クロマティック相転化が可能である。話はこれだけで済む。これで分かる者には2で終わりとなるので先を読む必要はない。


V3効果1 桂馬の特性 中原&羽生 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 5月14日(水)00時25分38秒

中原や羽生は桂馬の特性を最も知悉した棋士である。棋界を制した二人の棋士に共通するのは桂馬。中原は銀より桂馬の方が価値がある駒と考えていたことを周囲の棋士が知った時は驚きであったろう。先週谷川を飛車角切って桂馬で寄せてしまった羽生の聖杯固めには諸君等も唖然としたであろう。王将戦第1局では桂馬による羽生の玉頭V2固めで康光が昇天した。彼らの桂馬の使い方は時に神業と呼ばれる。この場合神業という言葉は商業用語だが桂馬の特性は理論的に把握し難いのでそう呼ぶしかなかったのであろう。
この項目では桂馬の特性を解剖する。桂馬の特性を知ることは神業などではないからである。


グランダイア 主題と32の変奏 投稿者:宣伝部  投稿日: 5月13日(火)08時36分28秒

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