2003年名人戦前夜 華厳は時空間の構造

MashudaBBS20003.04.16


華厳4 華厳は時空間の構造 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 4月16日(水)04時27分57秒

東大寺は華厳宗大本山。華厳の教えは宗教というより哲学。華厳は世界を象徴的に表現した思想である。思考形態は将棋に近い。むずかしいものではない。時間と空間がどのように関与しながら世界を形成するか述べたものである。基本型は変わらない。角換り腰掛け銀がどのように進展しまた戻るかというような歴史となる。ポイントは時空間は戻るということ。そして戻る場所は決して同じではない。だから華厳の膝もとで千日手を行なうと大仏座りしたアベが笑う。


華厳3 正座をしたことがない大仏 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 4月16日(水)03時53分17秒

東大寺のいわゆる大仏開眼は752年である。お水とりと一般に呼ばれ親しまれる「修二会(しゅにえ)」はこの時以来途絶えたことがない。「不退の行法」と呼ばれる由縁である。大仏殿と呼ばれる金堂はその後1180年と1567年の二回焼失している。いずれも戦火によるものである。モノは焼失しても儀式はそのまま残る好例となる。
森内名人と羽生が七番勝負の初戦を飾る部屋は本坊内の十畳の和室となる。上段の間と呼ぶ。庭園に面しており金堂が見える。この中に大仏がデンとアグラをかいている。彼は正座をしたことがない。阿部が終始睨んでいる場所で羽生は挑戦開始をするのである。


華厳2 音声菩薩と四頭の獅子 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 4月16日(水)03時27分57秒

本坊は南大門の横に位置する。南大門とはいうが裏門ではない。ここが東大寺の正門である。我が国最大の山門である。門前で鹿がフンを垂れても南大門の金剛力士達は怒らない。アレは年中怒っている顔をしているが気は優しい。よけいなお世話だが東大寺は世界遺産でもある。関東の中学高校の修学旅行コースともなっている。 しかし挑戦者の羽生は東大寺には初めて行くそうである。ならば羽生は大仏など構わずにまず大仏殿前の八角灯籠を見てくればよい。音声菩薩のレリーフがある。そして雲中を走る四頭の獅子も。


華厳1 東大寺本坊で名人戦初戦 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 4月16日(水)03時24分15秒

明日は東大寺本坊で名人戦第1局が行われる。千日手は許されないということである。東大寺本坊では先月3月15日に第3回世界水フォーラム開催前に80人出席による理事合同会議が行なわれた場所である。この世界水フォーラムはイラク侵略目前のいわくつきのものあることは既に先々月述べた。フォーラム運営委会長は橋本龍太郎である。世界水会議会長はムハマド・アブザイドである。なぜ合同会議に東大寺本坊が選ばれたか諸君等はご存じであろうか?東大寺のいわゆる「お水取り」は3月14日に最終日を迎えたからである。「お水取り」は1250年以上続いている。英語のアクアとはもともとは梵語である。寺では水をアクと呼んでいた。原語が同じだからである。