米長邦雄引退は福引き引換券

MashudaBBS2003.03.30-04.02


米長邦雄引退報道4 再出発の福引き交換券 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 4月 2日(水)00時32分11秒

米長HPの引退宣言を受け最初にその引き際への感慨を述べたのが当BBSである。以下のような順で飛び火した。
Mashuda BBS米長邦雄引退 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月30日(日)02時53分55秒
共同通信社=3月30日(日)20時
神崎掲示板=3月30日(日)22時36分55秒
以下朝日のサイトが速報を出し翌日にはNHKも乗せられた。読売は徹底無視。
米長ファンも昨日の対局が公式戦最後と思い、米長掲示板へそれぞれの想いを寄せる。名人戦をめぐる感慨はそれは誰も相当なものであったろう。
ところが先崎に敗れた翌日米長本人はそれを楽しんで引退を撤回する。引退という言葉が再出発の引換券となってしまった。条件付でないと引退はしないというような態度を見せる。情けない。人の心を踏みにじっただけであった。これでは再出発が福引き交換券である。16日記者会見という名人戦前夜祭をあてこんだ戦略も今度は誰も信用しないであろう。ピーターと狼である。名人戦までもがOBに利用されたことになる。共同の橘はとんだ大恥をかいた。神崎もコケにされた。朝日やNHKに至ってはその影響力の大きさから責任問題となるかもしれない。我々は怒り心頭である。男の決断がこうも安っぽいものとは。NHK杯には米長の換りにアマ強豪でも出場させたらいかがかと思う。


昨日の結果 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 4月 1日(火)12時07分35秒

3月31日(月曜日)
● 米長邦雄 先崎 学 ○ 竜王戦2組 昇級者決定戦1回戦
○ 小林裕士 山本真也 ● 竜王戦4組 2回戦 関西将棋会館
○ 伊藤博文 窪田義行 ● 竜王戦5組 昇級者決定戦1回戦 関西将棋会館
● 小林 宏 飯島栄治 ○ 竜王戦6組 4回戦
○ 中原 誠 松尾 歩 ● 勝ち抜き戦
○ 中村 修 野月浩貴 ● 王座戦 二次予選決勝
○ 屋敷伸之 高野秀行 ● 王将戦 一次予選
○ 中川大輔 桐谷広人 ● 王将戦 一次予選
○ 行方尚史 渡辺 明 ● 新人王戦 2回戦
● 高群佐知子 林まゆみ ○ 女流王位戦 予選
○ 中倉彰子 村田智穂 ● 倉敷藤花戦 1回戦


米長引退報道3 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月31日(月)13時10分37秒

代理人が米長引退について本日HPで公表している。引退会見しても下記の棋戦は戦うそうである。
NHK杯、銀河戦=出場。すでに取り組み表ができていることが理由。
富士通杯達人戦=出場。これは良い。http://ad.fujitsu.com/event/syogi/ 
棋聖戦=未定。永世位による特別シードを使うかという色気になる。
つまり引退予告ということであった。勝ち進めば1年後に引退ということになってしまう。手を抜けば八百長になる。内容次第では往生際が悪いということになる。棋譜は永遠に残るのである。
生きている人間とは大概このように曖昧な引き際となる。感慨が冷めないようにうまく演出して頂きたい。この代理人の告知はドッチラケであった。


米長引退報道2 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月31日(月)10時55分21秒

朝日サイトにも掲載。やはり米長HPが発信元であることが面白い。毎日と読売は寝ているようである。

http://www.asahi.com/culture/update/0331/001.html


米長引退報道1 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月31日(月)02時50分27秒

米長引退がHPで明らかにされたことを共同通信社が配信した。共同の橘孝幸の粋なはからいであろう。あらためて見ると感慨深い。この感慨は日増しに味わうことになるであろう。昨日のテレビ朝日「グレートマザー物語」もいい番組であった。


早指し戦が 投稿者:凡夫  投稿日: 3月30日(日)14時51分47秒

 終了した。大山去り、升田去り、中原、米長も今将に退場しようとしている。古いファンなら誰しも時代の変り目を実感することだろう。
 当方にとっても将棋指しに対する興味は彼等を中心に生成されてきた。棋士の人間離れした能力の古典的な信奉者であった若かりし頃より、大山の磐石、升田の苦渋、中原の才能、米長の勝負論、いずれも興味を超え、その時代時代における当方の精神活動と緊密に関係していたと言える。万巻の書物を読むに匹敵するものを学んできたと言ってもよい。 思えば、この頃こそ、観戦記者河口にとっても最も充実していた時代だったろう。確かに勝負と人間というテーマが顕在している時代であった。今は、保坂和志の羽生論が読まれる時代である。これは将棋に関する考察はより科学に近づくべきである、ということを示唆していよう。ここで言う科学とは無論、数学・計算機学ばかりではない。芸術学、軍事学、言語学といったような分野も含める。将棋は銭金懸かった勝負事であり、尚且つ、高度に知的な遊びである。学問で将棋を究めようというのではない。学問的見地を導入することで棋譜の分析は一層興味深いことになるであろうということである。学問的に見ようとすることも一種の遊びである。遊びは凝らなければいけない。


早指し選手権戦 最終回 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月30日(日)06時37分30秒

懐かしい映像であった。若い頃の加藤一二三や中原、米長もそうだが、羽生や深浦の初期映像でさえ懐かしく思える。そうえいばタナトラや塚田の結婚もこの番組がきっかけであった。阪神大震災の時に谷川は優勝を逃した。コバケンの四間が花開いた時であった。土佐の優勝も忘れ難い。インパクトが最も強い。決勝戦、森内との千日手局で先手番となった土佐はそれだけで勝てると思ったらしい。この最終回での土佐の興味深い話であった。米長が二上の愚痴を受けて若い棋士もスポンサー探しの裏方をやるべきと言う。それは無理であろう。この番組のラストシーンを見ればわかる。あれは醜悪の極みであった。テレビ東京の島田良夫アナを先頭に棋士が後ろに勢ぞろいし、このハゲだけにスポットライトが当たるという演出である。まるでテレビ局のアナウンサーが主役の番組であった。このハゲには最後の最後まで不愉快な思いをさせられた。提供者は日本将棋連盟であるのに、ここまでテレビ局にコケにされたスター棋士たちが余りに不憫である。棋士にはそのようなテレビ局側に文句を言えるものは一人もいないであろう。中村などあのハゲに拍手するのも嫌であったろう。最後はヤマクミが島田に花束贈呈である。視聴者をバカにするのもいい加減にしてもらいたい。誰が主役なのであろう?島田か?棋士だろうに。
村山の映像には泣ける。いい棋戦であった。棋士は素晴らしい。


明日は米長最後の公式戦 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月30日(日)03時49分12秒

明日は米長邦雄最後の公式戦となる。相手は愛弟子先崎学。竜王戦2組昇級者決定戦1回戦である。
ライブで見たい。先崎が初手36歩などとしようものなら師匠はいきなり投了するかもしれない。映像で撮っておいてもらいたい。師匠が勝ってしまっては引退ができなくなってしまう為にこれは事実上の不戦敗となる。この最後の師弟対決で弟子は師匠に引導を渡す。「引導を渡す」とは葬儀で僧が死者に悟りを開くように説き聞かせることである。心の中では師匠が弟子に引導を渡すことになる。二人はどのような将棋を最後に造るかすでに心の中でわかっているであろう。勝負ではない。有終の美。そのような将棋があるのだと見せてくれることであろう。棋譜の掲載が楽しみである。涙なくしては読めないかもしれない。


米長邦雄引退 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月30日(日)02時53分55秒

4月16日に引退声明の記者会見とのこと。感無量である。米長邦雄は棋界の宝であった。そのように男の花道を関係者でつくってあげて頂きたい。
「第74期棋聖戦」最終予選2回戦の対久保戦では序盤から力戦を挑んでなぶり殺された。プロ棋士として公式戦に出場することは片手間にはできない。見事な決断であろうかと思う。しかしその破天荒な差し回しは今後もネットで諸君等を熱狂させるかもしれない。先崎。明日は泣かないでもらいたい。立派な師匠である。

http://www.sankei.co.jp/edit/shogi/shogi.html