MashudaBBS2003.02.04

棋王戦第1局検討会&B1順位戦1月17日 


B1順位戦1月17日 加藤一二三VS神谷 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 2月 4日(火)04時02分58秒

神谷三間に棒銀。39手目にヒフミン驚愕の相停滞手!ぞくぞくする。これで神谷の金を動かして棒銀体勢から攻め込むとは。棋士の鏡であろう。加藤一二三は最先端を行く。思考方法が最先端である。そして手筋の連続。神谷必死の顔面受けで粘りまくった。息切れはまるで気にならない。


B1順位戦1月17日 阿部VS久保 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 2月 4日(火)03時45分21秒

序盤の駆引からタイトル戦のレベルである。素晴らしい。
阿部は空中楼閣を見せた。そして久保は破壊した。感無量。


B1順位戦1月17日 タナトラVSタカミチ 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 2月 4日(火)03時34分01秒

もうこれは将棋とは言えない。クズである。タナトラが先手でヤリマンヤグラである。四間飛車なら、おーっとなるところであるが、相変わらずこんなことをしかも先手でやっている。先崎の方がまだ奥ゆかしく思えてしまう。いっそのこと棋風を180度変えて貰いたい。あの寅彦はどこに行ってしまったのか。
ところがタカミチはどうしようもない棋士である。矢倉の大家であったはずが、あのタナトラ戦法にクソマミレにされた。10秒将棋でもここまでひどくはない。こんな棋士は追放すべきである。


B1順位戦1月17日 井上VS先崎 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 2月 4日(火)03時19分22秒

先崎は余りに鈍臭い三間の序盤である。井上は持ち前の柔軟性で付き合うことになる。相穴熊。昨年の朝日オープンでの杉本の腰抜け感覚が先崎にもこびりついている。井上の打開は華麗であった。角交換を挑む指し口は昨年の康光の王将戦第1局を彷彿させる。そう。あの将棋と谷川の王位奪取した将棋を足したような見事な差し回しで井上の完勝であった。井上は思考回路が美しい。谷川の影響であるならばこれほど美しい結果もない。しかも康光の閃きがそこにはある。井上はすでにA級の風格を兼ね備えた棋士であろう。


B1順位戦1月17日 南VS中村 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 2月 4日(火)03時03分04秒

中村は気前がいい四間である。藤井システムなど眼中にない。死んでも真似はしないという意気込みである。南に穴熊組ませてお茶を飲んでいる。相手が佐藤康光ならあの序盤では絶対に勝てないことは中村も認めている。しかし南には楽勝であった。南はやる気がない。恐らく夕食に何を食べようかぐらいのことしか考えていない。誰が南の頭を叩いてくれるのか。やはりその役目は福崎しかいないであろう。あの頭を思い切り叩いていただきたい。


B1順位戦1月17日 大介VS深浦 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 2月 4日(火)02時51分00秒

先手でゴキゲンをやる大介の芸のなさは若年寄りである。しかも相手はさらにジジ臭い深浦であった。
このような退屈な将棋には大介も笑うしかないであろう。最悪の組み合わせである。深浦は残念ながら格式を学んでいただきたい。大介は救いようがない。


棋王戦第1局 その後4 将棋の三位一体 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 2月 4日(火)01時53分44秒

そこで理想的な棋王戦ポスターが浮かぶ。森下製作所の精密機械、丸山重工業の造船炎上、羽生総合銀行のボッタクリ。このようなものがどういう世界を今度は築くのか。このような興味を諸君ももてば将棋は一層面白いものとなるであろう。これが将棋の三位一体である。羽生総合銀行だけでは経済は回らないのである。三浦穴熊産業の健闘を祈る。貴君の株は最近急上昇中である。


棋王戦第1局 その後3 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 2月 4日(火)01時40分12秒

後半はいかに一手違いの将棋を見せるかというプロ根性に尽きる。そこに様々な手筋が現れ我々は将棋の面白さに堪能するのである。しかし丸山は真剣師である。序盤から殺気だっている。だから相手のミスを期待するような羽生のような終盤にできないのである。我々はむしろあの丸山相停滞手の凄みに圧倒される。


棋王戦第1局 その後2 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 2月 4日(火)01時30分48秒

ここで水を差すようで申し訳ないが、諸君等は将棋の鑑賞の仕方を過っている。71手目84飛車成以後でも後手が指せるとあれこれ指し手を表示する棋士の言うことは以後は彼らのサービスとなる。そこまで将棋は甘くない。この二人はガチンコ丸出しの殺気に満ちた戦いを一瞬で終わらせている。本気であそこから丸山が勝てると思っていた棋士は転業した方がよい。森下は的確に判断していた。ただわざわざ会場に来ていたファンをしらけさせないように我々のように露骨に言わないだけである。問題はいかに美しく収束するかということに尽きる。勝負が終わってそれですべてオシマイと言うから将棋界は森のような無骨な解説しかできないのである。あのバカは「これでオシマイ」と言ってはしゃぎまわるだけである。ドラマには必ず収束がある。この収束こそ将棋の美を完結するものとなる。勝敗にしか興味ない者は将棋の面白さが今度ますます減少するだけであろう。丸山は負け方を知らない。先に27歩とでも打って羽生がホイホイ取ってくれるとでも思っているのであろうか?それで45角と竜金取りに期待するのであろうか?逆転筋は森下が指摘したように、26飛と打って67歩成から飛車を抜く筋しかない。66地点からのこの筋が最大の先手の弱点だったが、それを見破られては、実況に記した通り44歩の傷が余りに大きかった。問題は丸山ハミチンの72手目75桂馬。羽生サディズムとなった原因はこれにつきる。


棋王戦第1局 その後 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 2月 4日(火)01時08分33秒

諸君等も確認した通り羽生棋王と我々の実況の見解は完全一致している。44手目94歩の丸山相停滞手が有効であり、45手目は誰が指しても66歩しか突くしかないように丸山に仕向けられている。他に指すとすれば羽生も端歩で相停滞手をみせるぐらいだが、この駆引は端が詰って元に戻る。羽生が仕方なく突いた玉のこびんを空ける66歩の弱点は44歩に対応することは指摘してきた。そこで羽生は不利を自認して67金の迎撃手を選択したことも既に実況で指摘した通りである。羽生は全く同じ認識でこの局面を見ている。そこで問題の52手目42角となった。攻めて来いという手である。羽生が迎撃するはずが、今度は丸山が迎撃しようと露骨に角を下がった。羽生が何もしなければ64歩で桂を殺して丸山の勝ちである。誰が指しても長考となる。丸山は72角打から54地点に馬をつくる筋を見落とした。なぜか。それは馬を作らせた代償に桂得となれば玉形の差で勝てるはずだったからである。ところが飛車を取られることを見逃していた。実況で指摘した通りあの44が邪魔をして飛車が横に逃げられなくなっていたのであった。その後丸山が見せた力任せの52金から51角引きのトリックは予定外の最後の抵抗である。我々はこれは丸山のあがきとしかみない。これは意図的なものではなく、対渡辺明戦でも見せた「これしかない」という筋である。