2002年1月3日NHK衛星放送

「バラエティー大逆転将棋」いかがでしたか?

マシュダ談

以下マシュダは将棋界と一切関係ない人間であることを明記した上で掲載。


深浦康市七段対木村一基六段の脳内将棋はいかがでしたか?

素晴らしい。演出と美術がね。裏方もディレクターもA級。

他の企画はいかがですか?

あとはクソ。著名人を利用して視聴率稼ぎたいアホプロデューサーは将棋界のガン。一時的に視聴率稼ぐのはプロデューサーの点数あげるだけ。将棋ファン獲得にはならん。完全ショー化したら将棋界の未来はない。プロの真剣将棋を著名人に解説アシスタントさせるのも最悪。プロデューサーを増長させるだけ。

浦野真彦七段の握り詰めはいかがでしたか?

35手詰めを誰もがすぐにわかった駄作。パターンだけ覚えれば誰でも一応つくれる。パターンを糊付けするノリ口と修正加えればでき上がり。紙工作じゃがな。

浦野先生は、この境地に達するには神吉宏充六段ならあと10年かかると言っていましたが。

浦野は将棋界きっての話術の天才。内藤神吉も話術の達人。ただし後者はメシの種としての話術だから肝心なところで後ろ向きになる。内藤が本気だしたら怖い。将棋界で最も優れた頭脳の持主。神吉は道化に撤するしかない。リア王の道化になれば本物。先崎をすでに越えとる。

浦野先生の芸がだめだとすると換りになる出し物は?

閻魔大王内藤と奪衣婆浦野が創作した詰め将棋を、プロ達が解くクイズ形式。答えを紙に書いてピンポンで提出。これなら全棋士ズラっと参加できる。実力者は顔を売る絶好のチャンス。間違えたら地獄行き。ここで著名人を使う。プロは真剣勝負。これならシリーズ化可能。

なるほど。

著名人に将棋を指させてワザと負けるのは、相撲で金縛りの横綱が小学生に倒されるのと一緒。

年に1回しか通用しないということですね

そっ

ところでプロが間違えたら地獄行きというのはどういう罰でしょうか?

決まっておるがな。著名人がハリセン一発!

石原さんもこれで胸がスカっとしますね!

最後は馬の蹄を右足に付けた華原朋美が、三途の河に突き落とす!

水も滴るプロ棋士ですね

これがバラエティーの極意

続きは書かせとけ

2002.01.04談話収録