秘密の部屋

木が違うと感ずる人のノート〜其の三〜

12/12 夢の中で見たこともない様な女がいた。そいつだけがやけにリアルに感じられた。今でもソイツの髪の質や肌の感じまでも思い描くコトが出来る。まぁだからと言って何がどうなるわけでもないんだが。オレがこの女の造形の情報をどこから仕入れて来たのかが気になるわけさ。見たことの無いものは造りだすことはできない。それは動物をモデルにしないでモンスターを造れないコトと同じワケ。そう、オレはこの女の一部分でもどこかで見てるはずなんだ。それを今思いだそうとしてがんばってるわけさ。・・・だからさ、遅れたのは謝るよ。いいわけ?いや、違うヨ。本当にそういう夢を見たんだから。。。。

12/11 夜のかげり、咲く花に、月のかおりかがやいて。声の色に、つれさられ、空の、旅は、流れてく。はばたいて、泳ぎ、つく、もどれない、とまらない。時の風と、夢の中で、君のひとみ、さがす。嘘の中と、窓のすきま、広がるのは、色。朝と、ともに、浮かびゆく、今と、過去と、現実を。はばたいて、泳ぎ、つく、もどれない、とまらない。時の風と、夢の中で、君のひとみ、さがす。嘘の中と、窓のすきま、広がりはじけ飛ぶ。はばたいて、泳ぎ、つく、もどれない、とまらない。たちどまり、ふりかえる、時は過ぎ、進みだす。


10/25 明日は400メートルリレーの本番だ。いや、実際僕達はかなりの練習を積んできたと思う。明日は普段道理の力を出すことが出来ればいい結果は残せると思う。しかし・・・問題なのは。今年からリレーのバトンの代わりにスイカが使われるようになったってことだ。もちろん落としたのならそこで失格だ。このバトンリレーだけが最後までうまく決まらなかった。しかしもう悩んでもしかたない。全力をつくすだけだ。ファイトだ俺達。
9/17 今日はちょっとドライブに行こうと思った、火星まで。途中、星を見ながらいろんなことを考えたが火星から望遠鏡で覗いた「地球」を見ていて忘れてしまった。明日もがんばろうと思う。


8/17 あはは、今日も楽しいね。なに?オマエは悩みがなくていいね、だって?あははは、私はね誰よりも賢いんだ、だからね誰よりも楽しいことをいっぱい知っているんだよ。だからね、馬鹿な人は少しの楽しみとそれよりちょっとだけ多い悲しみの水たまりでおぼれて死ぬんだ。私はそんな光景を上から見て笑ってるよ。だっておかしいじゃない、自分から水たまりに顔を突っ込んで苦しい苦しいってもがいてるんだよ。世の中にはこんなにも楽しいことであふれてるのにおっかしいよね。あはははは

8/16 人の気持ちなんてのは永遠にわからない、だけど一瞬わかったような気になることもある。だがしかし全ては勘違いなのだ、お互いにだまし続ける。それはこういう人がいたということ。とても幸せな顔をしていて誰からも愛されていたが、自分の本心をとうとう誰にも言えず死んでいった人。32歳で拘首刑になるまで159人の人間を殺した男の幸せな死に顔がそれだ。私達は他人の心情を想像することができるが、それをたしかめる術はないのだ。どこにもないのだ。


7/4 夜歩くと少しいつもより早く歩いてるような気がする、それは怖いから早足になるとかいうのじゃなくて自分の身体能力が上がっているような気がするのだ、だから僕はいてもたってもいられなく走り出す。ははははははっ!頭の中がとてもシャープに冴え渡る。汗もかかない、このまま空でも飛べる気がしてきた。もう車もほとんど走っていない道路、川、鉄橋、欄干に昇り空を見上げ走り出す、タタ、タタッ、タタタッ、タッ。両の足が離れる、ジャンプ。

7/3 やっぱりそうだった!なんてことだ、こんなことを見落としていたなんて・・・・まったく、やっぱりそうだよな、当然だよ。それじゃ行くとするか、ふふふ、世界へ!この砂漠の世界からまた新たな世界へ!


5/11 今日は久しぶりに教会に行った。小さいころ母に連れられていった以来だ。田舎町にある小さな教会さ。そこにはアンデルセン神父ってのがいてさ、爺さんなんだけど。なんとなく強いオーラをもっていた。昔のままの姿で神父はそこにいたよ、なんつーかね、爺さんって何才なのかよくわかんねーからな。しかしそのアンデルセン神父がさ、なんと高校出たての乳臭い娘と駆け落ちしたって話しなんだ、あの神父がねぇ、町の人間はかなり驚いた様子だったよ。だけど俺は別に驚くことじゃないと思った。そう昔、母に連れられてこの教会に来たとき、俺は退屈だったので教会の中を探検することにしたんだ。そのとき偶然見つけた地下室の扉、俺はその扉の中で見てはイケナイものをみてしまったんだ。それがきっかけで、俺はこんな因果な商売をはじめることになっちまったんだ。目の前にいるアンデルセンという名の「吸血鬼」。俺が打ち込んだ銀の杭が胸にささる彼。もう彼は動けない、夜明けになれば彼の体は塵と化すだろう。とりあえず親の仇を討てたので、俺は「やれやれ」と教会の長椅子に座り煙草に火をつけた。紫煙がひとすじ立ち上る。「アーメン」

5/10 一つ小さな置物、それは銀で出来た豚。インドかどこかのものらしい。その置物は中が空洞になっているらしく、手に持ち振るとカラリカラリと音がする。気にはなったがそれを取るには置物を壊さなくてはならず、そんなことは僕にはできないことだ。最近、その置物の中の「何か」は、僕がさわりもしないのにカラリカラリと音をたてることがある。しかしそれを取り出すには置物を壊さなくてはならず、そんなことは勿体なくってできないことだ。だから僕は10数年たったいまでもその「何か」が何であるかをしらない。それは今でも忘れたころにカラリ、と音をたてる。そんなどうでもいいお話しさ。


4/24 一人の楽しい思い出の裏には一人の陰鬱な思い出が隠されている。そして楽しい思い出の人はそのことを知らない。


4/10 オレはサムライ、でも未来派のサムライだ。だから刀もライトニングブレードなのだぜ。光るゼ!ブレード!、光るだけだがな。単三電池二本でオッケー。「何、殿がピンチだと!・・うん、わかった。んじゃいつもの場所で15分後にね。えっと服装はカジュアルな感じでいいのかな?えっ・・・・そう、羽織りハカマかぁ〜タンスの奥のほうにしまったままだよ。」

4/11 突然、弓道部のほうから矢が飛んでくる。両手で白羽取り!が、脳天につき刺さる。スタンドは発動しませんでした。死亡。

4/12 鳥獣ギーガー。擬人化した兎や蛙などがギーガーデザインのクリーチャーと戦いを繰り広げる。アクションアドベンチャー。プレイディアで発売予定。予価3980円。


醒める(妄想世界から)

過去の☆キラリ

ここに書いてあることは意味もなければあなたを救ったりもすることもありません
どすこい