「あーきもちいいー!・・・・・・・ふうっ
もう今日はイヤなこと考えるのはヤメ!
こんなにそらが青くてきれいなのに
雲のかたちがこんなにおもしろいのに
なんだかしばらくぜんぜん見てなかったみたい
まあしかたないよね
わたし 地面ばかり見てたもの
つまずかないように へんなものふまないように
うつむいてずっと歩いてた・・・・
うん! 上を向いて歩こう!!
あるんだよきっと
私が気がつかなかったステキなこと
絶対に! 」
空には飛行機雲が尾をひいていた
まっすぐ まっすぐに
その雲が消えるころ少女は家路についた