「いやぁ、そんで20代の子の事件も増えとるみたいやないの。」
「まあな、彼らは受験地獄の世代やからな、点数がすべてや。点数低かったら殺しもするわな。」
「いやぁ、30代の子らの殺しもあなどれんで。」
「まぁな、彼らは新人類の世代やからな、新しいもんが古なったらもう用無しや、しゃあないこっちゃな。」
「いやぁ、40代の殺人もエライらしいで。」
「まぁな、彼らはバブル全盛期時代の子やからな、自分になんか能力があると勘違いしとるんや、それが終わったらな何にも残らへんわな、リストラや。」
「いやぁ、50代のもエグイらしいで。」
「まあな、彼らは大学奮争や言うて火炎瓶投げてアジっとったヤツらやからな、まぁ当り前やろ?ラブ&ピースでフリーセックスちゅうことやな。」
「いやぁ、60代の殺人もこれがまたおもろいらしいで。」
「まぁな、彼ら戦中バリバリなんや、生まれた時に死体見とるからな。トラウマつーわけやな。しゃーないわ餓死しとるやつもいるし。」
「いやぁ、70代も密かにすごいんだって、知ってる?」
「まあな、これはいわずもがな戦争やっとった世代やからな。時々フラッシュ・バックでやってしまうんよ。これはほんましゃあないことやな。」
「いやぁ、80代!これがまた結構やりますのよ。」
「まあな、彼らの親とかへたしたら武士やしな。親が切腹で死んだりしてるかも?な世代やからな。もう不思議世界やね。」
「いやぁ、90代とかも。」
「まあな、つーかもう死んどるやろ?彼ら。え?生きてる?まぁ安らかにな。」
「なんかオマエ偉そうに言ってるけど、オマエはいったいいくつやねん?」
「あぁ、オレか?オレはなぁ、今年で3歳や。まだまだ若いもんには負けへんで!」
「そうか。ほな、これからの人生がんばって生きてこか。」
「おうともさ!」
2000.5.29 伝説の幼児ライブより書き起こし