「わたしたちの田村くん」の既刊情報&感想
著者 竹宮ゆゆこ レーベル 電撃文庫

表紙画像のリンク先はbk1です。

わたしたちの田村くん タイトル わたしたちの田村くん
初版 2005/6/25
ISBN 4-8402-3066-8
感想 平凡な少年が電波系の少女と出会うというのはパターンなのですかね。 「ブギーポップ」も「イリヤ」も「涼宮ハルヒ」もそうでした。 2人のヒロインもなんだかハルヒを2人に分割したような類型的なキャラです。 とはいえ、ただパターンを踏むだけでなく、この作者なりに消化・吸収して良い作品に仕上げてあります。 ギャグからシリアスへの落差は素晴らしいものがあるし、ラストも続きを読みたくなる上手い切り方です。
ただ、ただですね。何かぎこちなくて物足りないんですよね。 心理描写は見事なのですが、キャラはどこか飼い慣らされているみたいに感じるのです。 ストーリーや設定の既存パターンを使いこなしていても、その外側へ一歩踏み出す姿勢が見えてきません。 完成度は高いと思います。続きが気になりますから2巻も買います。 でも同時に、新しい流れを産み出すものでもないように思えるのです。(2005/8/31)
わたしたちの田村くん2 タイトル わたしたちの田村くん2
初版 2005/9/25
ISBN 4-8402-3152-4
感想 松澤はどうして短距離選手なのにマラソンをしていたのだろう? 持久力より瞬発力を鍛えるべきじゃないか?とか言ってると 松澤派から狙撃されそうなので止めておきます。
あと英題の「TAMURA-kun of OURS」もなんか変です。 そういう言いまわしなら「The TAMURA-kun of OURS」じゃないかな。 え?細かいことに突っ込むなって?
はい、出来は素晴らしいです。 世界が終末を迎える訳でもないただのラブコメでこれだけ読ませるのは凄いです。泣けました。 登場人物は少ないですが、主役3人はきっちり描かれていて、ちゃんと存在感があります。
ただ、やっぱり何かが足りないです。 田村くんよ、君はキョンや浅羽直之である必要はないし、 世界を滅ぼす必要も超能力を持っている必要もないけれど、 キョンや浅羽直之が持っていない何かを持っているか?
そうそう、それから高浦兄妹は「うる星やつら」の面堂兄妹を思い出しました。 「ふ・け・つ・よぉぉぉー!」とか藁人形とかね。 作者の年齢から考えると直接影響を受けている訳ではないでしょうが。(2005/9/24)

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