| 感想 |
タイトルに「ミステリー」と入っていますが、ミステリーというよりサスペンスでしょう。
読み進めていく中に謎とヒントが散りばめられていて
「どんな結末を迎えるのだろう」「よし!謎を解いてやろう」という気にさせてくれます。
ですが、最後は意外性があるものの、読者に与えられたヒントだけでは謎が解けそうにありません。
トリックの一部が清涼院流水さんの「みすてりあるキャラねっと」ですでに使われているものであったことも
ちょっと拍子抜けしました。
あと瑞姫って、取りかえられたあとも名前が同じじゃすぐに見つかっちゃうんじゃないかとか。
それとも亜梨栖も本名は瑞姫なのかな?
4人の少女のキャラはうまく描き分けられていると思いますが、
ひょっとすると「普通の外見」「お子様」「美少年風」「お嬢様」というお決まりのパターンがあって、
それに沿っているのかも知れません。
「楽園の魔女たち」のサラ、マリア、ファリス、ダナティアみたいな感じでね。
あとは・・・せっかく山中の洋館という非日常空間を舞台にしてるんだから、
もっと日常と非日常の描写にメリハリを付けて欲しかったですね。
なにか4人とも最初から非日常を生きているみたいで、「日常」部分が感じられないのです。
日常から非日常へと踏み込むことでキャラの成長をはっきり象徴させるようなイベントが欲しかったです。
いわば「行きて帰りし物語」のようなものを。そういうのとリリカルさとを両立させるのは難しいかも知れませんが。(2005/9/30)
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