| 感想 |
色々な点で本格的だと聞いていたのでフィギュア・スケートNHK杯の録画を見ながら読みました。
採点方法はもう変更されてしまっていますが、
プログラムの構成はこの本が出た時と変わっていませんでした。
そしてこの本のおかげでフィギュアの観戦をとても楽しめました。
プログラム全体の組立て方、技の出し方、選手たちの努力、思惑、駆け引き、プレッシャー、
今まで気付かなかったそういうものがよく分かるのです。
凄ぇ!この本凄いよ!スポーツの勝負というものをこんなに上手く書いた本はなかなかないでしょう。
とりわけ追い詰められた精神状態から、
葛藤と苦悩を乗り越えて才能を開花させていく主人公タズサの心理描写には拍手喝采です。
もう駄目ではないか?これに失敗したらおしまいじゃないか?
そういう不安を作者は隠さずに書き、
ある時は理路整然と、そしてある時は強引に理屈を付けて克服させていきます。
現実はこの本ほどうまく行かないかも知れません。
でも、うまく行くかもしれない。うまく行くさ!そう思わせてくれるだけの説得力があります。(2003/12/13)
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