「フォーチュン・クエスト外伝」の既刊情報&感想
著者 深沢美潮 レーベル 電撃文庫

表紙画像のリンク先はbk1です。

新フォーチュン・クエスト外伝 1 パステルの旅立ち タイトル 新フォーチュン・クエスト外伝1 パステルの旅立ち
初版 2001/10/25(新装版)
ISBN 4-8402-1950-8
感想 (あまりに昔に読んだので感想省略)
新フォーチュン・クエスト外伝 2 予備校に通う タイトル 新フォーチュン・クエスト外伝2 パステル、予備校に通う
初版 2001/10/25(新装版)
ISBN 4-8402-1951-6
感想 ほとんど雑誌で読んでいたので、ちょこっと読み直しただけですが、やっぱり面白いです。
FQ&DSの中で、この外伝が一番好きなんですよね。本編よりも好きです。(^^;
何故なら、パステルが一番冒険しているから。冒険者になった後より、なる前の方が冒険してるんですよ。
どうも、パステルが仲間達と一緒にパーティを組んでいる事が当然のように思われているけれども、 決して自然にパーティができたのではなく、自分たちで作っていったんですよね。
そして始まりがあれば終わりもある訳で、 だから本編でパステルがパーティから抜けようと考えることも出て来る訳です。 この外伝は、FQの中でもとりわけ、人の出会いと別れをメインテーマに据えたものなのです。(1998/11/29)
新フォーチュン・クエスト外伝 3 パステル、初めてのクエスト? タイトル 新フォーチュン・クエスト外伝3 パステル、初めてのクエスト?
初版 2001/10/25
ISBN 4-8402-1949-4
感想 良くも悪くもこの作者のクセが出てしまっています。
終盤まで実にのんびりと、それでいてわくわくするクエストが続きます。 別にクエストが本格的でなくても構わないんですよね。 この作者の本領、等身大の面白さをしっかり書いてあればそれで良いんです。
ところが、終盤になってストーリーが突然駆け足になってしまいます。 なんで?どうして今までじっくりのんびりやってきたのに、脈絡なくノルが登場するの? 無理にノルを出さないで、別の機会に1冊くらい使ってくれればいいのに・・・
DSの1、3、5巻が後半を期待させる面白さでありながら、 2、4、6巻の終盤が寸詰まりで見事に裏切られてしまうように この作者はストーリー展開の配分があまり上手くありません。
この弱点さえ克服できれば、もっともっと売れると思うのですが。(2001/10/19)
フォーチュン・クエスト バイト編 夕日が二つに見えた夜 タイトル フォーチュン・クエスト バイト編 夕日が二つに見えた夜
初版 2002/ 9/25(新装版)
ISBN 4-8402-2180-4
感想 収録されている中編3編の内、2つは既にmini文庫で読んでいるので、 書下ろしの「お人好しの冒険」のみの感想を。
これは人によって評価が分かれると思います。 他の2編は、はっきり言って誰が見ても駄作です。 でも「お人好しの冒険」は、「一体何が面白いの?大体エピソードとして成り立ってないじゃん」 と感じる人がいるであろう反面、FQファンにとってはたまらない作品なのです。
確かに構成としては問題ありありです。伏線も何もあったもんじゃない。 でもね、そういう問題じゃないんです、FQは。 森の中でのクレイとパステル、パステルとトラップのやりとり、あれが全てです。 凝った設定よりも何よりも、大切なものがそこにあるのですよ。(1999/12/30)
新フォーチュン・クエストL 1 トラップハウスからの挑戦状 タイトル 新フォーチュン・クエスト リミテッド1 トラップハウスからの挑戦状
初版 1997/ 7/25
ISBN 4-07-306673-0
感想 久々に読んだFQ、懐かしいね。(^^)
でもちょっと、イマイチです。特にトラップハウスの 広さをストーリーで消化出来ていないような気がします。
いっそ「世にも幸せな冒険者たち」の様にマップ上に謎が残った方がよかったのでは。(^^;
9、8、2、1......(1997/7/7)
新フォーチュン・クエストL 2 静かな湖畔のモンゲーナ タイトル 新フォーチュン・クエスト リミテッド2 静かな湖畔のモンゲーナ
初版 2001/ 8/25
ISBN 4-8402-1880-3
感想 恐らく、TRPGリプレイの6巻となるはずだったものをリミテッドの2巻にしたのだと思います。 しかし、なんともはや内輪受けにしかなっていません。 雰囲気を楽しむだけのものであって、エピソードとしての内容はほとんど無いと言ってよいです。
こうした企画ができるのがFQの強みだと言ってしまえばそれまでですが、 例えリプレイであってもサイドストーリーであっても、もう少しイミとオチを付けてくれないと 作品全体の評価を落としかねないです。 何故本編のあの実験的な要素と反骨精神がバイト編やリミテッドでは死んでしまうのかなぁ。(汗)
FQ、DS、そして「青の聖騎士伝説」が今後目指すものは一体何なのでしょう。 私としては、もうこれ以上手を広げないで、本編をじっくり書いていって欲しいのですが。 それがFQの世界をより魅力あるものにする一番の方法ではないかと思うのです。 あくまで私個人にとっての魅力ですけれども。(2001/8/14)
新フォーチュン・クエストL 3 冒険者御一行様、クエスト村に御案内! タイトル 新フォーチュン・クエスト リミテッド3
冒険者御一行様、クエスト村に御案内!
初版 2004/ 3/25
ISBN 4-8402-2630-X
感想 中盤までは奇抜なだけでしょーもない話だなぁと思っていたのですが、 終盤に入ったところのどんでん返しにやられました。 ラストは平凡なのですが、一応オチがついているので良しとしましょう。 これまでのリミテッド1、2巻に比べると格段に面白いです。 1、2巻を比較対象にするのが間違ってるという話もありますが・・・ とにかくどんでん返し1回だけで十分面白かったです。
「フォーチュン・クエスト」というのは「ファンタジーとは作り話だよ」と念をおしてくれる作品ですよね。 そのファンタジー観は今のライトファンタジーの流行から外れているものではあるけれど、とても個性的です。 この『「作り話」はその外に居る「作り手」によって操作されても良い』という発想はある意味、 清涼院流水の「みすてりあるキャラねっと」と通じるところがあるかも。(2004/4/26)
タイトル 新フォーチュン・クエスト リプレイ1 霧の谷のキノコ
初版 1997/ 3/25
ISBN 4-07-305946-7
感想 (あまりに昔に読んだので感想省略)
新フォーチュン・クエスト リプレイ 2 鐘の音の響くとき タイトル 新フォーチュン・クエスト リプレイ2 鐘の音の響くとき
初版 1997/12/25
ISBN 4-07-307514-4
感想 なんか小説よりこっちの方が面白いですね。(^^;
最近のバイト編やリミテッドのFQは少し意外性を失いつつありますが、 ここには昔の「ちょっと軽すぎるけど楽しめてしまうFQ」が生きています。 FQのTRPGは本当にうまく原作を再現していると思います。
細かいところを突っ込もうと思えばいくらでも突っ込めるでしょう。 でもこれでいいんです。(1997/12/31)
新フォーチュン・クエスト リプレイ 3 人形たちの踊る夜 タイトル 新フォーチュン・クエスト リプレイ3 人形たちの踊る夜
初版 1998/ 5/25
ISBN 4-07-308850-5
感想 なかなかです。買って損はないかも。少なくともmini文庫よりかは面白いよ。
あんまりね、難しく考えちゃいけないんだよ。
難しく考えるとしても、それは他愛もないストーリーの積み重ねの中で 少しずつ出していけば良いんじゃないのかな? どうも今のFQ&DSは、特にDSとL、バイト編は焦りすぎてる様な気がします。
このリプレイの様なスタイル、それに本編と外伝さえあれば充分だと思うんですけどねぇ。
あまり手を広げても、質が落ちたら意味無いじゃない...。(1998/8/13)
タイトル 新フォーチュン・クエスト リプレイ4 雪狼と氷の娘
初版 1999/ 1/25
ISBN 4-07-310806-9
感想 良いですね。とても良いです。安心できる面白さです。
FQ本編は第2部に入ってから、ひたすら変化に走っている訳ですが、 それをフォローする周辺作品の中でこのリプレイが一番FQをうまく捉えています。 つまり本編がストーリーの骨格を作り、リプレイが肉付けをする。 リプレイはエピソードを積み重ねてキャラに厚みを持たせていけば良いのです。
でも本編が苦手な人は、こちらだけで面白かったりしてね。 こっちの方が第1部の雰囲気に近いからね。(^^;
しかし私は骨格も肉付けもないと満足しません。 というわけで、このリプレイは今後も続けて欲しいですね。 無論、肉付けだけでは肥満になるので、本編も出てくれるという前提があってなのですが。
FQ&DSはまだまだ可能性を充分持っている作品です。(1999/1/10)
タイトル 新フォーチュン・クエスト リプレイ5 青い海のたからもの
初版 1999/ 7/25
ISBN 4-8402-1244-9
感想 うまいですねぇ。FQ故に安っぽさは否めませんが、 本編を読むのに耐えられる人なら楽しめるレベルです、きっと。 単にストーリーを重ねてキャラの厚みを持たせるだけじゃなくて、一応ひねってあるものね。
特に表題作「青い海のたからもの」はエピソードの3重構造が... これは最初から意図されたものではないのでしょうが、面白くできています。 当初の目的を途中で忘れてしまっているあたりとか。(苦笑)
本作はあくまでリプレイですが、内容的には本編第1部に非常に近いものがある訳で、 結果的にシリアスな本編第2部と併せるとバランスが良いと感じるのは私だけでしょうか。
アニメがアレだったから心配しましたが、 DSの連載と言い、このリプレイと言い、独自のペースは乱されていないようでなによりです。 これは、まだまだ続いて行くと思いますよ。続けて欲しい。(1999/7/11)
新フォーチュン・クエスト リプレイ はためいわくな夢 タイトル 新フォーチュン・クエスト リプレイ はためいわくな夢
初版 2002/ 8/25
ISBN 4-8402-2158-8
感想 今回から巻数が付かなくなりましたが、リプレイシリーズ6冊目です。 今の電撃文庫の傾向とは全く逆(だと思ってます)のオーソドックスな面白さですね。 目新しいところは何もないですが、単純に読み物として面白いです。 特に最後、GMが出し抜かれるところなどは、RPGリプレイならではの痛快さです。
こういうありきたりな展開がしっくりくるのを見ると、電撃文庫でありながら、 やはり元はスニーカー文庫のシリーズだったのだなぁと思います。 今となっては評価が落ちてしまいましたが、 角川分裂に翻弄されながらも生き残っているのですから、たいしたものです。 今後もゆっくりですが続巻が出続けるでしょう。もうそれで良いんじゃないかと思う今日この頃です。(2002/9/22)

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