「キャラねっと」の既刊情報&感想
著者 清涼院流水 レーベル 角川スニーカー文庫

表紙画像のリンク先はbk1です。

みすてりあるキャラねっと タイトル みすてりあるキャラねっと
初版 2002/11/1
ISBN 4-04-428501-2
感想 富士見ミステリーが太田忠司を引っ張ってくれば、 角川スニーカーは清涼院流水を連れて来ました。 そしてそれは正解だと思います。 専らミステリーを書いてきた人のほうがやっぱりトリックが上手いですし、 ファンタジーとミステリーを組み合わせることの難しさを分かっています。
敢えて言うなら、ちょっと理屈を前に出しすぎているかな? ファンタジー作家の書くファンタジー+ミステリーがファンタジー的自己満足に陥りやすいように、 流水はミステリー的自己満足に陥りかけています。 なにか余りに理論的な輪郭を強調し過ぎて、色彩のない絵画を見ているようです。 でも、ファンタジー(というか仮想現実)とミステリーの融合は実に見事で、 特に種明かしには愕然としてしまいました。 これぞ、仮想現実でなければできないミステリーでしょう。 この人の作品を読むのは初めてなのですが、 ファンタジー作家でないにも関わらず、なぜファンタジーはファンタジーでなければならないのか、 必然性をちゃんと考えてくれていますね。 それが分かっただけで嬉しかったです。
あんまし商業的には売れていないようですが、 「キャラねっと」で「ファンタジー+ミステリー」は新たな段階に入ったと思います。 これに「ライト」が、1人称だとか横書きだとか、そんな見てくれではない本当の意味での「ライト」が加われば、 物凄い作品ができるはずです。 ライトノベルス界をあっと言わせるミステリー作品がもうすぐ登場するのではないか。そんな予感がします。(2002/11/16)
キャラねっと 愛$探偵の事件簿 タイトル キャラねっと 愛$探偵の事件簿
初版 2004/ 3/25
ISBN 4-04-873517-9
感想 (未読)

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