| 「ブギーポップ」の既刊情報&感想 |
|---|
| 著者 | 上遠野浩平 | レーベル | 電撃文庫 |
|---|
| タイトル | ブギーポップ・リターンズ VSイマジネーターPart1 | |
|---|---|---|
| 初版 | 1998/ 8/25 | |
| ISBN | 4-07-309430-0 | |
| 感想 |
これはファンタジーというよりサイコスリラーなんですけど、
ひどくイレギュラーな、簡単に人目について、だけどとても説明のムズカシイ作品です。 こういうのが売れるという事は、すなわち今の世の中が病んでいるんですよね。 ファンタジーというのはフィクションとはいえ、元々現実を婉曲に揶揄する部分があるわけですが、 この作品はそこを曖昧にするのでなく、心理学的な手法を使ってストレートに、 ある意味非常にわかりやすく突いています。 10年前なら、こんな手法「よく分からない」とそっぽを向かれていたのでしょうが、 エヴァが流行り、ヒーリングが通用した世紀末には、これが最もお似合いなのでしょう。 これはライトファンタジーの行き詰まりなのでしょうか? それとも、新たな境地への入り口なのでしょうか? どちらにしても要注意です。(1998/11/22) |
| タイトル | ブギーポップ・イン・ザ・ミラー 「パンドラ」 | |
|---|---|---|
| 初版 | 1998/12/25 | |
| ISBN | 4-07-310350-4 | |
| 感想 |
この4冊目で確信しました。このシリーズは必ずやブレイクします。問題作です。 これを読んでいて思い出したのがCLAMPの「東京BABYLON」と藤原京の「邪眼」です。 両作ともマイナーですが、ブギーポップは「東BABY」の危うさと「邪眼」の怖さという、 両者のいいとこどりをしたような作品に仕上がっています。 更に、若木未生作品に見られるような「言葉を越えて伝わるもの」がある様に感じます。 これはとても説明しにくいのですが、 人間の深層心理にはどうしても言葉で説明できない領域があって、 その領域に踏み込むためには、とにかく言葉で説明できる領域を全て書き尽くすことしかない、 書き尽くしてやろう!と言う様なものです。 思い付く精一杯の言葉で説明してみても、どうしても説明できないもの。 それこそが人間の本質なのではないか? それこそがパンドラの箱に残された最後の一片なのではないか?な〜んてね。(^^; ま、少年向けのファンタジーでも遅れ馳せながら、 ようやく心の負の部分をまっすぐ見つめる作品が出てきた事は、称賛すべきでしょう。 健全に生きている人には、理解不能の世界でしょうけど。(をひ) 思春期の揺れる心の影を鋭くえぐったブギーポップ、最高にヤバイです。(1998/12/23) |
| タイトル | ブギートーク・ポップライフ | |
|---|---|---|
| 初版 | 2000/ 2/25(CD「ニュルンベルクのマイスタージンガー」付録) | |
| ISBN | なし | |
| 感想 |
良いなあ。「エンブリオ」みたいに答まで書いてしまうより、
こういう問いかけの方が私は好きです。
作者の主張もファンサービスもしっかり入ってるし、
タイトルがとてもピッタリしています。 「”存在を消費して、無いものに変えてしまうことを当然とする”という姿勢」 をしている人が最近沢山いますねぇ。 シリーズとしてのブギーポップが「崖っぷちに、常に立たされている」ことを 作者が一番強く感じているのでしょうか。 「エンブリオ」の様な悪意がない代わりに、 この短編にはもっと痛烈な皮肉が込められているような気がします。(気のせいか?) ただ話すだけでは駄目なのです。そこからどういう生きるか、 そこまで行かなければ「彼」の言葉は虚しく消えてゆくだけでしょう。(2000/2/26) |
|
タイトル | ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド |
|---|---|---|
| 初版 | 2008/ 1/25 | |
| ISBN | 978-4-8402-4141-0 | |
| 感想 |
(未読) |