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●ヴァジラヤーナコース● 教学システム教本(P.319〜P.327)

第五十話(一九九四年三月十五日 杉並道場)

 人間のおごりというものは、対象の認識を誤らせるに十分なだけの要素を持っている。アメリカ合衆国はモンロー宣言によって外国との不干渉を規定し、そして、その善業もなく悪業もない状態ゆえに、彼らは敗北をせずにこの一九○○年に突っ込んできた、ということができる。しかし、彼らのモンロー宣言も第二次世界大戦終了と同時に、例えばベトナム戦争でもわかるとおり、対外的に侵略のかたちをとるようになった。この「侵略のかたちをとるようになった」ということは何を意味するのかというと、国家は徐々に徐々に悪業と善業のバランスが崩れ、悪業優位の状態になるということである。
 皆さんは、今の日本を独立国家と考えているかもしれない。しかし、これは実際第二次世界大戦に参加した智慧ある戦士たちは、「今の日本の状態は明らかに独立国家ではなくアメリカの属国である」と、主張する。なぜならば、自国に、つまりこの日本に他の国の軍隊が駐屯していることイコール属国であると定義するからである。したがって、そのような目で見るならば、アメリカにおべっかを使う政権は、あるいはおべっかを使う人は、それによって権力を得、そして国を統治する形態がとられている。
 例えば、例を挙げるならばクリントン対ブッシュの対決のとき、クリントンは初め政府によって非難された。その非難した自民党政権はその後あっさりと崩壊し、そして日本新党、あるいは新生党等をはじめとする連合政権がこの日本に成立したと。これは何を意味するのかというと、まさにこの国家がアメリカに対して最敬礼をする、アメリカ属国型であることを意味している。
 では、このほかにわたくしたちはアメリカの属国であるという証明を得ることができるのかと。これは以前の説法でもわたしは話をしたが、例えば、あれは神奈川県の藤沢市だったと記憶しているんだが、米軍の住居を、非常に豪華な住居をその藤沢市に作るとか、あるいは今検討されているのは、米軍の給与そのものを日本人が税金として支払うとかいった米軍に対しての完全なる負担、経済的負担である。
 日本には軍隊がないかというとそうではなく、自衛隊という立派な軍隊を持っている。この自衛隊の年間の予算は約四兆円に上り、この四兆円の予算というのはイギリス、フランス等と並び、ほとんど差がないわけだが、世界でも有数な軍事支出を行なっているということになっている。しかし、実態はそうではない。例えば、フランスやイギリスの兵器の価格と比較するならば、米国製の高い兵器を米国人が、米国の軍隊が買うよりも二倍、あるいは二・五倍程度の高い金額で買わされていると。これらは何を意味しているのかというと、国家予算は、防衛費の国家予算は確かに大きいが、その実態は伴っていないことを表わしている。とはいえ、まあ、他の東南アジア等の国に比べるならば、それは大きな軍事費、あるいは最先端の軍事費ということができるであろう。
 しかし、ここで一つ気をつけておかなければならないことがある。それは、このような属国支配体制というものは、世界史上いろいろ検討すると、そんなに長くは続いていないということである。まあ、せいぜい続いたとしても四十年、あるいは五十年が関の山ということになる。もし、五十年だとするならば、一九九五年あたりにターニングポイントがあると考えるべきである。
 わたしが初めに「倣慢さは対象に対する認識を誤る」という話をしたが、これは今のアメリカが、日本人における一見優秀と呼ばれる、媚びへつらう、ちょうど中国でいうならば、ちょうど好臣、つまり自己の利益だけを見つめて公の利益、公の利益を見つめない者たちが政治の中心に立っている、この日本を統治して、そして自分たちは統治し続けているんだという認識は過ちである、ということである。
 そういうとこのように反論するかもしれない。いや、例えば今国を守っている自衛隊の人たちは、「わたしたちは日本国民のために自衛隊として入隊し守っているんだ」とか、あるいは「わたしは、わたしたちは天皇を守っているのだ」と言うかもしれない。この天皇に対する政策はちょうど、かいらい政権として、つまり米国の意図にかなった政治形態を保つ上において、最も都合のいいものとなった。例えば、今の天皇の奥さんはまさに一般の日清製粉の令嬢が奥さんになったわけだし、それから今の皇太子の奥さんも、今度は貿易関係に従事していた外務省の女性が今の皇太子妃殿下となっているわけである。これらは何を意味しているのかというと、より米国としてコントロールしやすい政権づくりを行っているということができる。
 今日の話の中で、アーナンダが細川首相とクリントン大統領との関係について新聞の写真から話を展開したが、あれはまさに同等の関係に対して行なう礼儀ではない。というより、彼らは同等とはこの日本を考えていないのである。では、なぜ同等と考えていないといえるのだろうか。それは例えば、今までの貿易不均衡に対してスーパー三○一条の施行だけではなく、多くの無理難題を言いつけてきた。しかし、かいらい政権の宣伝先鋒であるマスコミは、それに対してほとんど小さな記事にとどめ、ただ事実を淡々と述べるにすぎない論調を展開している。これはある意味において正しいということができる。なぜならば、先程も述べたとおり、日本の今の自衛隊の武力というものは、アメリカに比べるならば、戦ったら一瞬のうちにして、うち壊されてしまうぐらいの武力しか存在していないがゆえに、戦うことは不可能だからである。
 ところでなぜ、わたしがこのような話をしているのかと。実は宗教のジャンルにおいて「カルト」と呼ばれる宗教が存在する。カルトとは何かというと、カリスマ性を持った教祖の少数の宗教的集団を表わすと。この宗教的集団は社会的な組織に対して溶け込まない性質を有していると。これをカルト宗教と呼ぶのである。このカルト宗救の恐怖というものは、これは世界史を見るならばよく理解できる。特に日本においてもそうだし、あるいは中国においては、その典型的なパターンが紅巾の乱、つまり明王朝を打ち立てるきっかけとなった宗教の動乱、宗教戦争、このきっかけを有することのできるような教祖、これこそがまさにカルトの宗教の教祖ということができる。
 そして、今の腐敗したアメリカや、あるいはこの日本においてそれらの要素が存在するのかしないのか、つまりその教祖は本当に天才的な要素があり、そしてカリスマ性が存在し、膨大な力を将来において有するのかどうかをチェック入れるために、いろいろなバッシング等を含めた仕掛けが入ると。そして、アメリカではいくつかの宗救団体が、これは一九九三年にも一つ宗教団体がFBIによって滅ぼされたわけだが、宗教団体が完全に軍事的、あるいは警察権力による弾圧を受けたと。そして滅ぼされたと。これを動かしているのは何かというと、CIAである。そして、CIAの出先機関がJCIAであるということができる。  では、なぜJCIAが動いているのかについて検討しなければならない。それはオウム真理教の教祖・麻原彰晃は、このカルト宗救の、つまり彼らが最も恐れている要素をすべて兼ね備えた人物だからということになる。そして、この日本が来るべきとき、つまり反米、本当の意味での反米、つまり属国から解放され、日本が独立国として動き出そうとするときの中心人物の必ず一人になるだろうと彼らは断定しているがゆえに、毒ガス攻撃、毒ガス攻撃もこれはマスタードガス、それからVZ(※VX)等を含めた神経系のガスを混ぜ、混入し、そして噴霧を八八年から続けているのである。
 では、その証拠があるかという問題にっいて説かなければならない。これはその証拠が存在すると。ミラレパ、一本出して。
 これからお見せするものは日本のどこへ行っても手に入らないものである。つまり、それは何かというと、先程述べたマスタードガスが噴霧されているかどうか、あるいは残留がどの程度なのかどうかを測るロシア製のガス検知器、毒ガス検知器である。そして、この毒ガス検知器で第一サティアン、第二サティアン、第四サティアン、第六サティアン、第五サティアン等のすべてが反応が出ると。そして、道場から離れた富士山で引いてみるとそこでは全く反応が出なかったと。これは何を意味しているのかというと、わたしたちをマスタードガスによって確実に滅ぼそうとしていることを表わしている。
 もともとわたしは最終解脱をなした者である。したがって、ガスの影響は噴霧され続けなければ、消してしまうことができる。したがって、この一ヵ月以内に何回かもし彼らのガス攻撃を受けないとするならば、わたしは生命を延長することができるだろう。しかし、彼らの攻撃の手はどんどん強くなり、実際わたしがこの講話を始めてから、今までマスタードガスの攻撃を受けなかった第七サティアンにもマスタードの匂いがぷんぷんするようになり、目を痛め、そして呼吸器の障害を弟子たちが受けていることをここに付け加えておこう。
 これらのことが堂々とできる立場にある者といったら、それは権力、しかも権力の中の中心である内閣調査室しか存在しないと。そして、これはわたしが彼らの毒ガスによって倒れるにしろ、倒れないにしろ、この日本の属国体制は必ずやカルマの法則により、宇宙の偉大なる法則により、バランスを崩し、日本は素晴らしい独立国家への道を間もなく歩き始めるはずである。
 わたしは宗教家、瞑想家であると同時に、歴史の研究家である。なぜわたしが歴史を研究するのか。それは仏教の法則の本質であるカルマの法則がどのような形で現象するのか、そしてそれはどのような形で続き、どのような形で次のステップを踏むのかということを如実に知るためである。
 今から数日前、男の子が産まれた。この男の子はパンチェン・ラマの生まれ変わりである。それは、容姿そのものも大変似ているし、わたしの見たヴィジョンもそれと類似するものであったし、彼が亡くなるときの病の状況をそのまま生まれてきたときにまだ引きずっていた等々のいろいろな状況を考えて、これは間違いないであろう。そのときに見たヴィジョンはチベット、このチベットのポタラ宮殿が現われ、そして解説が入ったと、アストラルで。「このチベットの仏教王国はすでに滅んだ王国です」と。
 しかし、この仏教がこのカルパの終わり、マイトレーヤ真理勝者によって救済されるとき、魂の救済の砦の中心となるとするならば、当然仏教はどこかで息を吹き返す必要があると。そして、わたしはその吹き返せるただ一つの砦はこのオウム真理教であると考えている。
 これがね、マスタードガスの検知器なんだね。これにね、外側のガスを吹き入れると。そうするとバイオテクノロジーの力によって、この色が黄色く変化するんだね。その黄色く変化する度合いによってだいたい零点何ppm、あるいは何ppmこの空間にマスタードガスが吹き込まれているか、ということがはっきりわかるんだ。
 で、この検知管はこれだけではなく、例えばサリンとかソマンとか呼ばれる、要するに神経ガス、これはアセチルコリンを完全にブロックすることにより、呼吸を停止させてしまう神経ガスだが、等もあるわけだが、それは全く反応しないと、これだけが今反応しているんだね。で、そういうサリンとかソマンとかいうものはなぜ反応しないのかというと、文献を調べると非常に消えるのが早い。だから、彼らがまいているまいていないではなく、少なくとも今はまいていないということは明らかであると。しかし彼らが賢いのは、このマスタードガスと呼ばれるものは、まず体に蓄積し、そして病状が長引くと。つまりちょうど病気のような感じになるんだね。
 例えば、わたしのこの左のここに水疱があるわけだが、これもマスタードガスの末期症状の一つを表わしていると。実際この水疱はわたしの口の中等に現われたわけだが、それはすべてツァンダリーの瞑想によって打ち消してしまった。しかし、また毒ガスの空間に入ると、またできてくるんだよ。ま、したがって瞑想というものは、非常にわたしたちに高い肉体の状態、エネルギーの状態を与えてくれることは今回の毒ガスによっても証明されたわけだが、しかし、彼らの積む悪業というものは、いかに膨大なものであるか、間もなくもっともっとはっきりした形で証明されるだろう。
 実際問題として、君たちもよく知っている波野村の村長は脳溢血で倒れ、脳に障害が出て倒れ、それからオウムバッシングの皮切りになった「サンデー毎日」の牧太郎、彼も半身不随になり、そして痴呆の状態に陥ったと。つまり無智の状態に陥ったと。しゃべれなくなったと。あるいは「被害者の会」の会長の永岡も胃に潰瘍ができ、胃を切り落とす結果となったと。それから集中的にいわれなきオウムバッシングを続けていた熊本では君たちも知ってのとおり、洪水あるいは台風がその年三回襲い、相当の人数が死んだ、等々の事実があると。
 これは何を意味しているのかというと、まさにわたしがキリストの再来であることを意味していると。ここでポイントがあると。では、キリスト、つまりイエス・キリストとわたしの共通性はどういうところにあるのだろうかと。あの当時、今のイスラエル、つまりユダヤは、ローマ帝国によって支配されていたと。ローマ帝国の属国下にあったと。これはちょうど今の日本がアメリカ帝国の属国にあるというシチュエーションと非常に類似していると。次に、このユダヤにおいては、その中心的なものは神道であったと。同じようにこの日本も神道であると。そしてそこに神聖世界の法が吹き込まれたと。そしてキリストは十字架に架けられ殺されたと。わたしも八九年から大変なカルマ落としに遭い、オウムバッシングに遭い、そして十字架に架けられたと。ここまでは共通していると。
 しかし、聖書では何と言っているかというと、その後のことを言っているんだね。つまり、次に現われるキリストは強大であり、勝つんだと。確かにイエス・キリストと比べるならば、わたしの弟子たちはこれは信徒も含めてそうだが非常に知性が高く、そしてイエス・キリストの十一人の弟子のように逃げだすことはほとんどの弟子がしないと。まあ、何名かはいるけれども。
 これは何を意味しているのかというと、その法則の堅固さを意味していると。しかし、法則の基本的な内容については仏教もあるいはキリスト教も同じだから、つまり、五戒、殺生しない、偸盗しない、邪淫をしない、そして契約を守る−−嘘をつかないね−−等の実践があると。さあ、これから聖書の予言、つまりアポカリプス等を含めて、聖書の予言が的中するのか、つまり、わたしが真のキリストになり得るのかどうか。まあ、それは君たちがどの程度一生懸命頑張るのかで決まるよね。
 ところで在家の者たちは何を実践し、そして出家の者たちは何を実践すればいいのか。あるいは在家はどのような選択があるのかについて話をしなければならない。
 JCIAが考えているとおり、わたしの状態がこのマスタードガスの四期目に入り、そしてこのガスというのは再現性があるからね。再現性というのはつまり、その症状まで入ったら、次にガス攻撃を受けると、その肉体というものは非常にもろくなる。例えば君たちもよく尊敬しているケイマ正大師やヤソーダラー正大師も喉から血を出す、あるいは心臓が苦しくなる等の症状を実際訴えていたわけだし、あるいはジーヴァカ師やヴァジラティッサ師、あるいはその他多くの人たちが、ま、ミラレパ正悟師なんかもそうだが、鼻から血を出したり、喉から血を出したりしていると。これは明らかに第四期のこのマスタードガスの症状なんです。この第四期のマスタードガスの症状に陥ったオウム真理教、これがまあ、これから数回本格的に噴霧されたときにわたしは逝ってしまうかもしれない。
 もともとわたしはこの世に生き続けるか死ぬかについては、もうすでに自由なステージに来ている。そのわたしが逝ってしまうかもしれないというのは、この肉体、この肉体を有していたとしても皆さんのお役に立てないと、皆さんの霊的なステージの進化のお役に立てないと考えるならば、この肉体はあっさり捨ててしまうだろう。それはわたしの意思であると同時に、シヴァ大神、すべての真理勝者方がお決めになることである。
 したがって、その道をもしわたしがたどるとするならばだよ、在家であるあなた方はとにかく、多くの人にわたしが逝く前に法則を説き、そして教団に導き入れる作業をしなさい。これがまず在家の最高の功徳であるということができます。
 次に、出家できる者は出家しなさい。というのは、偉大なるグルが現われたとき、そのグルにつき従い、出家しすべてを捨て、そして法則の実践を行なうことができるとするならば、それは来世において未来際において大きな福縁、あるいは貴縁を生じたことになるから、出家できるなら出家しなさい。もし、在家にまだ未練があるならマハーポーシャに行きなさい。在家で実践するならば、とにかくパーフェクト・サーヴェーションを受け、そして高いステージへと到達しなさい。
 つまり、在家の実践は二つあると。これはパーフェクト・サーヴェーションをしっかり受け、ステージを上げることと、それからもう一つは先程も述べた多くの人に法則を説き、強引にその哀れみによって導き入れることであると。在家じゃなくてもいい魂については出家をしなさい。あるいはまだ現世的にいろいろな借金等を含めて問題がある人はマハーポーシャに来て、少なくとも人生のうちの半分ぐらいは法則の実賎をしようではないか。
 では、在家出家を問わず実践しなきゃならないものは何か、について説かなければならない。それは、今の時代においては聖慈愛よりも聖哀れみが必要であると。つまり、あなた方とあなた方の周りの魂は逆縁であると。それは「偽」かもしれないし「真」かもしれない。「逆縁の偽」とは何かというと、お互いがお互いの足を引っ張り合い、そしてそれから真理の法則から遠ざかるということ。「逆縁の真」とは何かというと、お互いがお互いに傷つけ合うのだが、その傷つけ合うことによってステージを上げるということ。この逆縁の偽であろうと逆縁の真であろうと、あなた方が聖哀れみを持ち相手に対して力づくで真理の法則を吹き込み、そしてグルと引き合わせる。これを実践するならば、あなた方は今生最後のグルとの縁において素晴らしい功徳を積むこととなるだろう。
 そして、それと同時に「聖・科・武」といわれる三つの実践をしなさい。この「聖」とは何かというと、今までのオウム真理教の教えをとにかくトータル的にもう一度学び直し、そしてそれを現証すると。現証するとは言葉についても聖なる八支の道、八段階の真理の実践を行なうことに努め、そして自己の状態を見るについては証智・捨断・現証・修習という四つの法則によって見、日々の生活においては二正勤二正断でチェックすると。そして言葉については十戒の中の妄語・綺語・悪口・両舌を捨断し、慈愛・哀れみのこもった言葉を話すようにすると。このような実践形態をとること、これが聖の実践です。
 「科」とは何かというと、一体今の世の中はどうなっているんだという社会構造に対するアプローチだけではなく、これは気をつけなければならないのは、ただ単にマスコミの雑誌等を読んでいると、その謬見解によって自分自身の思考が鈍ってしまうから非常に気をつける必要がある。できるだけ専門書を読みなさい。そして特に、軍事関係の一体どういうものがあり、それはどういうパワーを有しているのか等についてしっかりと理解する必要がある。例えば、科の実践を行なうとするならば、原爆が光ったとしても救われる可能性はあるということだ。この救われる可能性というのは、例えばそこから出る放射能等については、水が非常に防御になるから、例えばそれをうまく使った山水の地において時期を構えることにより、それが自然の核シェルターになる可能性がある、等々について検討できると。
 また、「武」はこれは先程も述べたとおり、例えばウインド・トレーニング、小乗のツァンダリー等の実践を行なうことによりエネルギーが強まると。エネルギーが強まると、例えば毒ガスの影響を消し去ることができるようになると。毒ガスの影響が消し去ることができるということは、例えばC兵器やB兵器を食らったときに、普通の人は三十分で死ぬのが一時間二時間で死ぬことができるようになると。そうすると、一時間二時間で死ぬことができるということは、それに対するアンチメディスン、つまり例えばこれはソマンにしろサリンにしろ、それに対する反対側の薬物があるからそれを注射することにより、その毒を消すことができる、等々の多くのメリットが存在しますよと。
 したがって、皆さんが聖哀れみの実践を行ない、法則の記憶修習をなし、そして聖・科・武の実践を行なうとするならば、皆さんはこれからの激しい、しかも過酷な、しかも恐怖に至る二○○○年に向かって、あるいは二○○○年以降に向かって幸福な人生を歩くことができるのではないかと確信を持っています。皆さんの真理の実践、および聖・科・武の実践を期待したいと思います。



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