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●ヴァジラヤーナコース● 教学システム教本(P.271〜P.273)

第四十一話(一九九三年十月六日 名古屋支部)

 今回の、“マハーヤーナ大改革”は、君たちが、一人の修行者から、偉大な救世主の道へ、未来際において歩いていくための道である。
 この違いは何かというと、自己の修行だけではなく、多くの魂を済度することを念頭に置き、そして、すべての衆生の苦しみを、自分の背中にある十字架にしょう、そのための修行ということができる。こう考えると、君たちはこう考えるかもしれない。「しかしわたしは、オウム真理教で苦しみを取り払うために入信したんだと。他人の苦しみなんかとんでもない」と。ところがよく考えてみよう。君たちのもともと持っている五つの構成要素、つまり、この五蘊というものは何かというと、君たちを苦しめている根源的なものである。しかしもし君たちが、大乗の理論、空という、つまり、本質的にすべては実体がないということを土台として、心を入れ替え、修行を始めるならば、君たちのすべての動機が、偉大な覚醒へと導く修行に変化し、そして、それだけではなく、もともと持っていた自分の貪・瞋・癡を背景とした、五つの構成要素から解放され得ることができるのである。
 わたしは、悪魔と呼ばれるマスコミの力が、どの程度の力のものか、まさに、ロシアを通じて目の当たりにした。それはどういうことか。一九八九年から始まった、激しいオウム・バッシング、この激しいオウム・バッシングによってオウム真理教の教団拡大というものは、一時ストップしたと。そして、逆に同じケースにおいての逆の立場、つまりロシアにおいては、テレビ・ラジオ・新聞等で自由にオウム真理教の教義を流すことができる。そして、九三年九月から、マイトレーヤ、サクラー、ウッパラヴァンナー、プンナ・マンターニプッタ、あるいは名古屋支部ではディーラー、大阪のナローパ、あるいは、ガフヴァ・ラティーリヤ、ラーダといった、もともと救済、つまり導くことに長けた連中を中心として、今ロシア支部は動き出している。そして、例えば一日の入信の数字というと、百四十六名とか、まあそういう数字だね、要するに。それが、一週間ごとにその基本的な数字、例えば日曜日、先週の日曜日が八十何名だったのが、その次の週は百四十六名であると、いう感じの一週間おきの数字が、つまり平均値がどんどん上がってきている現状である。
 これはまさに、まあモスクワの住人の中で、「オウム真理教を知ってるか」というアンケートに対して、二十数パーセントが「オウム真理教を知っている」、つまり、ラジオやテレビで見たことがあると答えている。この影響によって、今まで一年半アジアの中心としてモスクワ支部が動き出したわけだが、その一年半の数字をわずか一ヵ月足らずで二倍にしてしまったと。でこの勢いはおそらく、これからもっともっと続き、オウム真理教がロシアにおいて大教団、最大の教団になることは、悪魔がよっぽど強い邪魔をしない限り間違いないであろう。
 ところで、じゃあ日本はどうかと。彼らは、つまり、マイトレーヤやサクラーやウッパラヴァンナーが、プンナ・マンターニプッタが、直接ロシアの信徒に法則を説いているわけではない。じゃあ、その法則はだれが説いてるのかと。それはロシア人自身が、つまり信徒自身が、レクチャーに通い、瞑想修行を行ない、そして集まったセミナーの人たち、あるいは、自分の知人・友人に対して法則を説き、この結果を招いている。
 これは何を言いたいかというと、例えば日本の場合、正大師・正悟師・師・サマナ、それぞれが法則を一般の人に説くことができる。つまり言葉におけるコミニュニケーションができるということだ。同じように、ロシアの信徒と日本の信徒では、教学・瞑想・瞑想体系等を比較して勝てないわけがない。つまり、ポテンシャルにおいては、日本の方が、ロシアよりずっとずっと大きいということになる。じゃあ、ずっとずっと大きいはずのオウム真理教の日本の信徒の活動が、なぜロシアに劣ってるのかという問題について言及しなければならない。それは、明らかに、君たちの内側にある、けがれ、つまり悪魔の作用によって、教団は拡大しないんだということである。
 君たちもご存じのとおり、今の細川政権は、公明党、つまり創価学会が母体として成立した内閣である。とはいえ、まだ全体の約十分の一程度の力しか公明党は持ち合わせていない。しかし、新生党との絡みからいくならば、もうすでに、約二十パーセント、この創価学会の意図どおり動く政権が成立しているといって間違いない。これは、ノストラダムスの予言における、今年の七月、池田大作が勝利するという予言詩があるわけだが、それをまさに表わしている予言詩である。そして、そののち八月から七カ月間、細川政権は成立することになっている。したがって、九四年三月、この、九四年三月において、細川政権は倒れるはずである。
 わたしは何を言いたいのか。今この日本の劣化・悪化の方向、ね、この悪化の方向の中に身を置きながら、真に君たちが、来世高い世界へ至るためには何をどう実践しなければならないのか。それは、君たちの内側にある、悪魔・けがれを完全に払い、そして救済者になると。それしかないんだと。
 わたしは、そのために、君たちにエネルギーを注ぎたいと考えている。そのために今回、特別教学システムも無料にしたし、つまり君たちが全力で修行し、そして、一人一人が救済者になれるための道筋を今回作ったんだと。
 オウム真理教の初めの発展段階というものは、他の教団の十倍以上のスピードで動いている。ということは、君たち一人一人が自覚を持ち、しっかり教学・瞑想・四無量心、そして、偉大なボーディチッタを達成し、大乗の種子を植えつけ、そして「すべての衆生を救済するのだ」というもし君たちが意図を持ち、一人一人が、正確に救済者の道を歩くならば、当然君たちの苦しみは完全に解放され、吹っ飛ばされ、そしてそれと同時に君たちの心には、大きな大乗のボーディサットヴァとしての、喜びが生じるはずである。
 わたしは、創価学会の魂が、すべて“法華経地獄”という地獄へ落ちるヴィジョンを見たことがある。この「法華経地獄」とは何かというと、「法華経を守れ!」というと、天から声が聞こえると、その地獄の中で、ダッダッダッダッと人が走り出す。そしてそれぞれ自動小銃を持ってぶっ放すと。で、殺されると。また、生き返ると。そして「法華経を守れ!」というと、また同じように、ダッダッダッと走り出し、機関銃をぶっ放すと。こういうヴィジョンであると。そしてこれは実際、第一地獄に存在するのである。
 この第一地獄に存在する魂たちが、この日本を牛耳ったとするならば、同じ日本人として一生を送る場合、その法則を実践しなければならなくなる。その法則を実践しなければならないということは、わたしたちも同じように地獄へ至るしかないんだ。だからそうならないために、全力で、今日これから救済者になる決意をしてほしい。いいね!



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