TOPヴァジラヤーナコース教学システム>内容

●ヴァジラヤーナコース● 教学システム教本(P.172〜P.175)

第二十五話(一九九二年十一月七日 横浜国立大学)

 今回の演題は「大予言セミナー」ということですから、皆さんにはこれから、この日本に何が起きるのか、そして世界に何が起きるのか、そしてそのときにどのようにすればいいのかについてのお話をしたいと思います。
 間もなく、一九九三年になります。で、これからの日本は、大きな二つの洗礼を受けることが予言されています。その一つは、水による洗礼です。これは、洪水を中心とした、要するに天変地異であると。そしてもう一つは、わたしたちの最も嫌な、戦争による災禍と。
 ではいったい、この日本が本当に戦争による災禍に巻き込まれたり、あるいは水による洗礼を受けたりするのかと。つまり洪水に巻き込まれたりするのかという問題について、検討しなければならない。そしてそのとき、果たしてどの程度の人が亡くなり、自分自身はその生きる人に属するのかどうかについて、検討しなければならないと。
 まず大都市部、都市部、あるいは小さな街とあるわけですが、この十分の九の人は、ほとんど亡くなるだろうと。つまり、九○パーセント程度の人は、まあ死ぬだろうというのがわたしの今の見解です。
 わたしは一九八○年代にいくつかの予言を行ないましたが、そのほとんどは、そのとおり的中しています。外れているものというかまだ成就していないものが、円がね、一ドルー○○円になるということを除いて、例えば日本の今の自衛隊が再軍備、つまり軍隊化されると。これはもうすでに、一九九二年に、あなた方も知ってのとおりPKO法案の成立、そして実際問題として外国への出兵といったかたちになっていると。これは九三年と言っていますから、まあ九二年より九三年の方がより外国に対して、積極的な出兵を行なうことになるでしょう。
 次に、日米の経済摩擦。これはまあ今回、自由党(※民主党)のクリントン氏が大統領になった結果として九二年に激化、そして九三年に本格的な、というか最終的な貿易摩擦の激化が起きるということになっていますが、これについて、確実に成就するでしょう。
 それから、これは、時代的には、わたしの予言の方が遅れたわけですが、ロシアの崩壊と。つまりソビエト連邦の崩壊と。これは二○○○年の頭に来ると考えていたのが、それよりも約十年早く訪れたと。そして、東西ドイツの統合と。
 まあこういう予言をするときに、わたしは、半分、疑心暗鬼になりながら、予言していたと。というのは、果たして本当に東西ドイツが統合されるんだろうか、あるいは、ヨーロッパが統合されるんだろうか、ということに対して疑問があったからです。しかし、これらの予言はすべて成就しました。
 そしてその予言の確率からいくと、間違いなく一九九○年代は、あなた方があまり望んでいない方向へと国家は変わるであろうと。つまり、一時的な大きな波乱が起きる、あるいはカタストロフィーが起きると見るべきです。
 世界的にいうならば、今力を有しているアメリカの権限がなくなりだすのが、一九九八年の二月からであると。そして、二○○○年には完全に、世界の盟主としてのアメリカは力をなくしてしまっていると。
 まあこれは確かに、今回、民主党のリーダーであるクリントンを選んだアメリカ人の心の背景には、貿易赤字、弱いアメリカ等の意識を打破したいと考える心の働きが動いたというふうに説明されていますから、この予言はまんざら成就しないということはないだろうと考えます。
 では、これらの暗い予言だけなのかというと、そうではない。二○○○年を、つまり新しい世紀をしょって立つのは期らかに日本であるとノストラダムスは予言しています。あるいはイエス・キリストも、東から来る「真理の御魂」が次の救世主であると予言しています。そして予言では、その救世主、キリストのもとで世界が平安な状態で統治されることが予言されています。
 しかし、わたしたちはその前に、今述べた、自分自身が生き延びること、そして、できるだけ多くの人を生き延びさせ、正しい生き方を浸透させることの努力に努めなければなりません。
 では、もう少し具体的に年代を追って考えてみましょう。今、わたしの一日のうちのほとんどは、ノストラダムスの予言詩の解読に費やされています。それはノストラダムスの予言詩が、一九○○年代のすべてにわたって、完全な形で予言しているからです。そしてこれは、『ヨハネの黙示録』と合わせて見るならば、はっきりと過去の現象が理解でき、そして、未来の現象が理解できます。
 それによるともうすでに来年、九三年から、大きな変動が始まると。それは、日本が先程も述べた軍事力を有するようになることをきっかけとして始まると予言されています。 そして完全に、日本は、九七年には新しい時代が始まっていると予言されています。ということは、九三、九四、九五、九六のこの四年間で、わたしたちは大きな試練を受けなければならないのです。
 ノストラダムスの予言の中で、今の天皇陛下が、天皇という「象徴」から「元首」に変わることが予言されています。そしてそれは、一九九二年、つまり今年の十月、中国への訪中の際、NHKが天皇と日本の元首として紹介したこと、それを『朝日新聞』が叩いたこと−−まあこれはね、新聞テレビ等に詳しいあなたがたは、わたしよりも詳しいかもしれない−−等の予言の的中を見ています。
 これからもわかるとおり、わたしたちは、この九三年から九七年にかけて、慎重に生き延びる必要があると。
 では、この日本のカルマはどうなるのかというと、ノストラダムスは別の詩で、「六人の免れた者」、つまり「罪から免れた者」、つまりオウム真理教の言葉を使うならば、「最終解脱者」の登場によって罪は隠される、つまり、他の国に比べて、先程述べた九○%ぐらいの人が亡くなるとしても、それでも平安な移行を行なうんだと予言しています。
 では、もし六人の最終解脱者が出なかったらどうなるのかと。これは第二次世界大戦の最後の様相、つまり、例えば広島や長崎への原爆の投下、あるいは東京大空襲、あるいは、まあ沖縄の全滅状態、あるいは大阪、神戸の空襲といろいろありますが、これらの現象の復活、つまり日本の壊滅的な状態と見ることができるでしょう。
 しかしわたしの、このような予言の内容は、今のあなた方にとって、全く根も葉もないことであるように映るかもしれない。まあ、もともと予言というものは、それを信じるか、あるいは信じないかによって、すべては決まります。その典型的な例が、「ノアの方舟」でもよく理解できるはずです。
 ではこれらの問題について、どのようなアプローチがあるのかという点について、これからお話をしましょう。
 まず具体的に、例えば集団的な防御としては、オウム真理教自体は建物だけでも、約一千億ぐらいを投入し、近い将来、水中都市というかね、これはあの、例えば核が爆発した際のガンマ線の吸収、あるいは他の放射性物質を吸収するための鉛の壁、あるいは熱に対する対応等を検討した上での、水中都市の建設ができるような準備を始めたいと考えています。これはわたし自身が、今回起きるであろうカタストロフィー、つまり破局的な状態は必ず来るものであると考えているからです。
 そして、個人的にはどのようにしたらいいのか。個人的には、もし、そういう状況に陥り免れない場合は、できるだけ高い世界へ至る必要があると。そして高い世界へ至るためには、何をなしたらいいのかと。それは、瞑想に熟達することであると。
 そして日々の生活において、しっかりと戒律を守ることであると。戒律とは、不殺生−−生き物を殺さない、不偸盗−−盗みをしない、不邪淫−−愛のないセックスをしない、嘘をつかない、軽薄な言葉を話さない、人を中傷しない、悪口を言わない、等の戒律であると。そしてまあ特殊な瞑想をすることであると。で、この、特殊な瞑想についてはね、今日ここに集まっている皆さんに、わたしの弟子たちが、これから指導を行ないます。したがって、皆さんは、今日わたしから伝授されるこの瞑想をしっかりと行なってください。


ヴァジラヤーナ教学TOPに戻る

TOPに戻る