公平−−−この世の中の価値観って、真理の法則に照らし合わせて考えると、ずいぶ んおかしい話が多いと思わない? 真理子−−そうね。まず殺生を肯定するデータって多いように感じる。 生き物を殺すという行為に対して、抵抗がなくなるように、なくなるよう に、データを操作されているって感じるわね。 公平−−−ボクは子供のころ、魚ってやつが気持ち悪くて食べられなかった。 いや、今だってそうだよ。 魚はそのままの姿で海や川を泳いでいたんだぜ。それが丸ごと焼かれて皿 の上にドンと載っているのが、どうも苦手なんだ。 真理子−−そうよね、当たり前のことたけど、生きてたんでしょ、その魚は。 公平−−−ボクはそもそも、動いていたものを口に入れるという行為自体に恐怖を感 じていた。肉も魚も、昔からあまりおいしいとは思わなかったんだ。 真理子−−わたしなんか、田舎に行くと、海辺の町だったんで、叔母さんなんかが、 タコだのタイだのを生きたままさばいて、刺身にしてくれるの。 「どう?おいしいでしょう?タコの足なんか、まだ吸盤がくっつくのよ」 なんて言ってた。怖かったわよ、ホント。ゾーツとした。 公平−−−そりゃ食べる気なくすよなあ。 真理子−−その叔母さんなんか、シャコを買ってきて、もみ殻の中で生きているのを、 タワシでゴシゴシ洗って、沸騰したお湯の中に入れるの。 なんてムゴいことをするんだろうって思った。 シャコを一匹入れるたびに、鍋の中から、チュン、チュンて音がしそうな 感じで、すごく怖くてね。なんかシャコが泣いてるんじゃないかと思って ね。 公平−−−貝の味噌汁なんかもそうだよ。生きた貝は何も知らないで、釜ゆでになっ てしまう。そういう魚介類は全部生きていて、それを殺して食べるのは殺 生になる。でも、今の価値観では、新鮮でおいしいってことになる。 殺生は悪いのではなく、殺生はおいしいというふうに、すり替えが行なわ れているんだ。絶対にこの価値観はおかしい。 真理子−−死んだ魚や切り身を買ってくるぶんには、たしかに殺生のカルマにはなら ないけど、その人が食べるために、その場で殺すのは、やっぱり殺生のカ ルマになるって聞いたわ。 公平−−−「寿司や刺身なんて、殺生のカルマになる可能性があるんだから、怖くて食 べられないな。 真理子−−殺生とグルメは表裏なのね。 公平−−−今じゃ一般的になってるけど、あの紫色の光を放つ殺虫用の照明器具。 虫が光につられて寄って行くと、高圧電流でバチバチって殺すやつ。 あれはヒドいよね。自動殺生マシーンだよ。 真理子−−夏になれば、エアゾール式の殺虫剤、蚊取線香、電子蚊取、ゴキブリ取り、 ダニ殺虫剤のCMがよく流されるでしょ。 殺虫剤を使ったことのない人なんかいないよね。 公平−−−今はだれでも殺生をしている。殺生しやすい環境が整えられているんだ。 マスコミや製薬会社をあげて殺生を奨励しているようなもんだね、これは。 真理子−−イメージによっても、殺生のデータを入れられてるじゃない。 だいたいアクションものの映画、ホラー映画なんかは、自分を害する悪い 者はすべて殺してしまってもいいんだというストーリー展開になっている わ。アニメだってそう。派手なアクションで相手を殴り倒して。 それでも、相手はなかなか死なない。 だから何も知らない子供たちは、アニメと同じことを友達にやって、知ら ない間に、相手に致命傷を負わせてしまう。 公平−−−テレビゲームでもそうだよね。相手にパンチやキックを食らわして、相手 を倒すゲームがよくある。 あとペット。都合が悪くなれば、ペットだって使い捨てだよ。 保健所に頼んで、簡単に殺してしまう。 真理子−−産婦人科では、「産みますか、それともおろしますか?」なんて最初に聞か れるっていうわ。それだけ堕胎が一般化しているのよ。ヒドイ話。 公平−−−よっぼどしっかりした考え方を持ってないと、堕胎はみんなもやってるか らいいんだ、なんてことになる。 真理子−−特に流されやすい性格の人は、周りを基準にものを考えるから、そういう 悪業を積みやすいわよね。 公平−−−世間の常識どおり生きるってことの不確かさを知らないといけないよね。 だって、貝をゆでたって、口の前で殺したタイの生き作りを食べたって、 ゴキブリを殺したって、子供をおろしたって、世間じゃ警察にもつかまら ないし、だれも文句を言わない。でもそれは、真理の法則にあてはめたら、 苦しみに至る最悪のカルマを積んだことになる。 真理子−−今の牡間の常識が、完全にズレているのよ。 公平−−−そうだね。だから、正しい輪廻転生をするための絶対的な価値観を持つ必 要があるんだ。その絶対的な価値観が真理なんだね。 真理子−−水子地蔵なんかが、いろんなお寺にあるけど、そんなものじゃ殺生のカル マなんて切れるわけないのに。 公平−−−真理を知らないっていうのは致命的なことなんだよ。 性欲のデータもかなりヒドイだろ。 どんな週刊誌もヘアヌード、ヘアヌードって。 あんなもん、10年前だったら公然狭嚢物陳列罪で警察に捕まってるはず だよ。 真理子−−少女雑誌がヒドイの。ヴァージンは恥ずかしい。複数の男性と経験しなけ れば常識外れだみたいな書き方してる。それを真に受ける無智な子たちが たくさんいるから、性欲ばかりを追い求める狂人だらけの世の中になって るんだと思うわ。 公平−−−ドラマもひどいよね。トレンデイ・ドラマっていうのかな、恋愛至上主義 みたいなの。あれに感化されて、恋愛に命を懸けるみたいな生き方が流行っ てるんじゃないかな。 真理子−−特に女性でそういう人って多いみたい。あと女性版の性欲コミックスが強 烈なのよ。そのものズバリなの。 公平−−−もともと男性向けのヌード雑誌や性欲コミックスは強烈だし、アダルトビ デオもレンタルビデオ屋の定番商品だしね。 このごろは雑誌にCD−ROMがついてきて、それをコンピューターにセットし てヌード写真をコンピューターの画面上に出ずものもある。 コンピューター・ゲームにも、アニメで描かれた女子高生が変質者に襲わ れて、あられもない姿に、みたいな異常なものがたくさん出てるよ。 真理子−−性風俗の店やテレクラ、ソープランドにホストクラブ。 全国どこへ行ってもあるのがラブホテル。 まったく、性欲にしか興味が持てないのかしら、日本人は。 公平−−−そういうデータしか流布されていないんだから、仕方ない面もあるけどね。 真理子−−これだけ性欲を増大させるデータがあったら、まともに暮らしていけるわ けないわ。 公平−−−とにかく、異性を見たら性欲の対象と思えっていう記憶修習をひたすらさ せられ続けているんだ。これじゃ確実に動物転生だ。 真理子−−性欲ばかりを追い求める狂人を大量生産するための情報操作がなされてい るとしか思えないわ。 公平−−−やっぱり、そういうデータを捨断しないと、大変なことになるよ。 真理子−−データっていえば、テレビのCM。食べ物のCMがほとんどじゃないの? ハンバーガー、フライドチキン、コーラにジュース、アイスクリーム。 ドーナッツ、クッキー、スナック菓子、チョコレート、カップラーメン。 蝕和脂肪や合成着色料、合成保存料、人工甘味料などをふんだんに使った 高カロリー食品ばかりじゃない。 公平−−−このたぐいの食品には、油で揚げたものが多い。栄養価が低くてカロリー ばかり高いんだ。栄養のバランスが悪いから体は疲労しやすくなる。 過酸化脂肪を多く含んでいるから酸化食とも呼ばれていて、脳の働きにも 多大な悪影響があるらしい。 こういう食品をジャンク・フードっいうんだ。 真理子−−ジャンク・フード? 公平−−−そう。クズ食品。 真理子−−クズ食品を食べ続けることによって、わたしたちはどんどん不健康になっ ていくのね。 」 公平−−−それだけじやなくて、脳の働きにも影響があるから、当然精神的な影響も ある。やる気や根気がなく、カッとしやすい性格になっていく。 真理子−−ジャンク・フードによって、どんどん無智化されていってるのね。 公平−−−実際、学生に実験的にジャンク・フードを食べることをやめさせただけで、 テストの平均点が16点もアップしたという実験報告もある。 真理子−−ファースト・フード店とかコンビニエンス・ストアっていうのは、ジャン ク・フードを売りさばくための最前線基地でしょ。 公平−−−それが全国どこにでも無数にあるんだから、恐ろしい話だよ。 真理子−−それにコンビニエンス・ストアっていったら、性欲を増大させる雑誌とジャ ンク・フードしか置いてないもんね。 公平−−−コンビニエンス・ストアを毎日利用してたら、低級霊域か動物に転生する こと間違いなしだね。 真理子−−わたしなんか、あまり食べ物自体に興味ないんだけど、どこどこの店の何 がおいしいだの、マズいだのって、そんなに大切なことなのかしら。 公平−−−グルメ・ブームっていうのも、あれは絶対に情報操作だよ。 味覚に対するとらわれを増大させることによって、意識をスヴァデイスター ナ・チァクラに固定させようとしてるんじゃないのかな。 真理子−−こうやって見てみると、殺生、性欲、食欲。 ムーラダーラ・チァクラ、スヴァデイスターナ・チァクラ、マニプーラ・ チァクラ。下から3つまでのチァクラしか使わせないように、データが巧 妙に選定されて流されていることが、よ一くわかるわ。 公平−−−そうなんだ。ムーラダーラ・チァクラは地獄界、スヴァデイスターナ・チァ クラは動物界、マニプーラ・チァクラは低級霊域に通じているよね。 つまりボクたちは、三悪趣に転生するように、コントロールされているだ けなんだよ。 真理子−−それがヤツラの狙いなのね。 公平−−−そう。この愛欲の世界を維持していくための悪魔の法則なんだ。 真理子−−テレビのアニメやバラエティ番組なんかは、妄語・綺語・悪口・両舌の嵐 だし、それを笑いのタネにすることによって、言葉のカルマを積むことに 対しての抵抗感を感じなくさせていってるんじゃないかしら。 公平−−−そうだよね。テレビって悪い行ないを笑いで肯定するようなところがある から、ホントに怖いよ。 面白ければいいじゃないかっていう感じて、意味もない言葉を発したり、 人の欠点を面白おかしくあげつらったり、ヒドイもんだよ。 真理子−−仏典でも、インドの歌舞伎タレントは、喜楽、吉笑という地獄に落ちると 説かれているわ。 それは歌舞伎タレントが愛著・迷妄・邪悪心を演じることによって、凡夫 たちにその発露のしかたを教え込んだかたちになった。 そしてそのため、凡夫たちの愛著・迷妄・邪悪心のエネルギーをいっそう 強めさせる結果になったからだっていうの。 公平−−−タレントの悪業って、思ったより重たいんだね。 真理子−−子供がテレビを見るようになって、粗暴になったとか、口が悪くなったっ ていう話はよく聞くわね。 公平−−−これはリバートとバロンが5歳から9歳の子供に対して行なった実験なん だけど、陸上競技のフィルムを見た子供よりも、銃撃シーンの多い『アン タッチャプル』を見た子供の方が、他人に苦痛を与えようとする傾向が強 まったという。 またナイフやピストルという攻撃性の玩具で遊ぶ傾向が高まったという。 っまり、暴力のデータを取り入れることによって子供の攻撃性が高まるこ とが、実験によって明らかにされたんだ。 真理子−−テレビがまき散らすけがれたデータは、子供にも大きな影響を与えるのね。 わたしたちも、マスコミに相当影響されて、ロのカルマって守りされてな いわね。特に女性同士の間なんて、いない人の悪口合戦みたいなところが あると自分でも思う。 公平−−−友達同士の会話だと、冗談の一つも言わなきゃ、話がはずまないって面も あるしね。 真理子−−やると言ってて、やらなかったりすることまで妄語に含めると、やっぱり 相当なウソのカルマを積んでると思うわ。 公平−−−言わなきゃいいのに、口がすべって、他人が言った相手の悪口を伝えちゃ うこともけっこうあるよね。 真理子−−オウム・バッシングがまた始まったみたいだけど、あれは真理を否定する データを流布しているわけだから、相当重たいカルマになるわよ。 公平−−−仏典によると、真理の実践を行なっている者を誹誇中傷した魂は、地獄に 至るとされている。 麻原尊師をはじめとするわれわれ真理の実践者を誹誇中傷しているマスコ ミの連中は、確実に地獄に落ちることになるんだ。 例えば、オウム・バッシングの先陣を切ったサンデー毎日の編集長・牧太 郎は、高血圧と糖尿病にかかって自分自身を言葉によって表現することが できなくなり、半身が麻痺したらしいよ。真理に対する誹謗は、疑念・無智 というスヴァデイスターナ・チァクラとの関係によって、現象としても思 考が弱まったり、知能が低下したりするんだ。 真理子−−阿蘇の波野村の村民と一緒になってオウム追放運動に参加していた右翼の 幹部が2人、心筋梗塞で死んだっていうわ。 公平−−−被害者の会の永岡会長は、胃に潰瘍ができて胃を切り落とし、命を縮めた らしいよ。清流精舎に火炎瓶を投げ込んだり突っ込んだりしてきた2人の ヤクザは、1人は自分のナイフで死に、1人は交通事故で足がなくなったっ ていう。真理を否定するってことは恐ろしいカルマになるんだ。 真理子−−真理を否定するデータは、注意して自分でブロックしないと、真理を否定 するという心の悪業を積む基になるから気をつけなきゃいけないわ。 公平−−−蚊やハエを殺生する背景には怒りの気持ちがあるし、食欲や物質欲を増大 させるデータを大量に取り入れることによって、日々貪りの心を修習して しまっている。 真理子−−これじゃ、十戒のすべてを破り続けていることになるわね。 末法の世の中だっていうことが、よくわかるわ。 公平−−−だから真理にのっとって生活するしか、ボクたちが救われる道はないんだ。 一般常識に合わせてに生活していたら、絶対にまともな転生はしないよ。 真理子−−ハルマゲドンまであとわずか。本当に急がないと、自分自身を救済するこ とすらおぼつかないわ。 公平−−−今から準備して、正しい高い転生をするためには、すぐに結果が出る、ヴァ ジラヤーナの実践しかないんだ。 ヒナヤーナやマハーヤーナじゃ、救済のスピードが遅すぎるんだ。 真理子−−ヴァジラヤーナの激しい実践をするしか、残された道はないのね。 公平−−−しかもヴァジラヤーナこそが、解脱・悟りに至るための最も早い、最高の 道なんだ。 真理子−−そうよね。尊師がわたしたちに最高の道を示してくださったんだわ。