超能力「秘密の開発法」 麻原彰晃:著 大和出版
1986年3月25日 初版
p.166〜p.185より引用

3〈幽体離脱〉の超能力開発法(房中術)



 ▼実戦のための具体的方法
 最も早く幽体離脱を獲得するためには、これから述べる異性との交わりを利用した修行法しかない。この修行法はヨーガ、密教、仙道にもあり、それぞれ『タントラ』『左道』『房中術』と呼ばれている。
 しかしながら、日本には詳細な方法が伝わっていない。発行されている書物をもとに修行を進めようと思っても、わからないことが多すぎて無理であろう。だから今回は“詳しく”ということに主眼をおいて書いてみた。
 また、徹底した善行を積めば修行期間を短縮できるので、合わせて考えてみるのがよいと思う。

第ー期(三〇日)
@一日一回オナニーをする。ただし射精をしてはいけない(夢精は関係ない)。女性の場合はオルガズムの直前で止める。これを一〇日間行なう。
Aオナニーを一日二回に増やす。これを一〇日間続ける。
Bさらに一日三回に増やして一〇日間続ける。
※注意……1失敗して射精してしまったり、オルガズムに達してしまった日は、計算に入れない 2食事量をできるだけ減らす 3風呂上がりは避ける。神経系が興奮しているので失敗しやすい 4オナニーが終ったあとは、必ず深呼吸を八〇回行なう 5深呼吸をしたあと、ムーラバンダ(肛門の引き締め)を八一回行なう 6セックスの機会があっても、決して射精してはいけない

第二期(三〇日)
@あなたが最も好きなタレントの、できるだけヌードに近い写真を用意する。その写真を使って想像力を働かせながら、オナニーを一日に四回行なう。これを一○日間続ける。
A同様に五回に増やし、一〇日間続ける。
B同様に六回に増やし、一〇日間続ける。
※注意……1食事量をできるだけ減らすとともに、甘い物を止める 2射精してしまったりオルガズムに達してしまった日は、計算に入れない 3風呂上がりは避ける 4オナニーが終ったあとは深呼吸を八〇回行なう 5深呼吸をしたあと、ムーラバンダを八一回行なう 6腹と腰を二一回ずつさする 7イライラしてくるので散歩やスポーツなどをして気をまぎらわす 8セックスをしても射精してはいけない。セックス自体、できるだけ避ける

第三期(三〇日以上)
 これからは、異性との交わりによる修行の開始である。ここでのねらいは自分の意志によって幽体を活動させられるようにすることである。
@お互いに裸になり、相手を十分に愛撫する。愛撫はこの段階では好きなやり方でよい。ただし、口による性器の愛撫はしてはならない。
A十分に愛撫が終ったら次に移るが、男性の場合と女性の場合は違ってくる。
<男性の場合>
 インサート時に、ひっかかる箇所があったらそこでとまる。なぜかというと、相手が完全に潤みきっていないので、摩擦が強過ぎて射精してしまう危険があるからだ。また相手を傷つけてもいけない。そこで、そのひっかかる箇所までの出し入れを繰り返して、スムーズに入るまで待つこと。
 最後までインサートできたら、動かずにムーラバンダを八一回行なう。順を追って次のようにする。
 ゆっくりと九回出し入れを行なう。次にムーラバンダを八一回を行なう。
一八回の出し入れ、八一回のパンダを行なう。
二七回の出し入れ、八一回のパンダを行なう。
三六回の出し入れ、八一回のパンダを行なう。
四五回の出し入れ、八一回のパンダを行なう。
五四回の出し入れ、八一回のパンダを行なう。
六三回の出し入れ、八一回のパンダを行なう。
七二回の出し入れ、八一回のパンダを行なう。
八一回の出し入れ、八一回のパンダを行なう。
 はじめは、途中でこらえきれずに射精してしまうかもしれないが、それは気にしなくてもよい。また、慣れてきたら、最初から八一回の出し入れをやってもよい。その時、パンダはゆっくりと行なうのがコツである。そして出し入れ八一回、パンダ八一回を何度も繰り返すことができるようになったら、この第三期を終了して第四期に移ってよい。
 ところで、三〇分射精を我慢できたら、必ず射精すること。そうでないと精神的に異常をきたす恐れがある。
 そして、その後は睡眠を六〜七時間とることが大切である。
B翌朝起きてすぐに基本呼吸法を一五息以上行なう。やり方については、第3章の基本呼吸法の項を参照のこと。
<女性の場合>
 男性を十分に愛撫し、相手の興奮を高め、はやく射精させるようにする。射精の前に、相手に舌を出させそれを吸い、白いエネルギーが伝わってくることを観想する。
 相手が射精するとき、ヨーニームドラー(性器)の引き締めを行なう。それによって、性器から白いエネルギーが背骨を伝わって頭頂まで上がることを観想する(コンドームを使うと効果が弱まる。また妊娠したら修行は中止しなければならない)。
※注意……終了したら必ず睡眠を六〜七時間とること。翌朝基本呼吸法を一五息以上行なう。やり方は第3章の基本呼吸法の項を参照すること。
 女性の場合、もともと持っているエネルギーが弱いので第三期の期間は長目にとること。
 さて、第一期から第三期までを通しての注意を書いておこう。
@熱気が身体の至るところに滞るようになるので、おかしいと思ったらよくその熱気を動かしておくこと。特に目には気をつけて、ぐるぐる回すなど、ひまをみてはやること。
A決して修行をはやく進めようとあせらないこと。

第三期までの進度確認テスト
 第一期、二期、三期と順調に修行が進んできた人なら、次のことができるようになっているので確認してみよう。できたなら、第四期に進むことができるし、失敗したなら、どこかにつまずきの原因があるはずなので、検討が必要である。
 火のついたろうそくを用意する。そして炎を凝視する。そして、念力によってろうそくの炎をゆっくりとぐるぐる回すのである。
 念力によって、ろうそくの炎は回っただろうか。もし回ったなら、第四期に進んでもいいことになる。

第四期(三○日)
 この時期は、もっぱら禁欲をしなければならない。いちばん辛い一ヵ月となることであろう。どうして辛い我慢を重ねなければならないか、理由を書いておこう。
 人間の性エネルギーは、本能によって下へとおりてゆき、性器から放出されるようになっている。これは、男性の場合も女性の場合も同じである。この性エネルギーを消費せずに身体に還元しよう、超能力のエネルギーにまわそうというのがこれらの修行である。

 ▼性エネルギーを循環させる法
 次に述べるのは、性エネルギーを効果的に身体中に循環させる方法である。

(1)基本呼吸法を行なう
 やり方は、第3章基本呼吸法を参照。入息五秒、保息一〇秒、出息一〇秒になるように訓練する。

(2)息吹(いぶき)
 これは “陽気”を発生きせる効果がある。
@基本呼吸が終ったら、立ち上がって足を肩幅に開く。手は力を抜いて体側にたらす。
A下腹を絞るようにして、ゆっくり息を吐き出す。
B下腹をふくらませながら、鼻から息を入れる。この時、腕は力を入れてこぶしを握り、しだいに上へ上げ、息を入れ終った時には、胸の前で交差しているようにする。
C次に下腹(スヴァーディシュターナ・チァクラ)に意識を集中し、口から息を一〇秒かけて吐き出す。この時、下腹を絞る。
D三〇秒ほど休んでから、もう一度B−Cを繰り返す。これを二〇回行なう。
※注意……1入息の時、息がスヴァーディシュターナ・チァクラに達することを観想する 2息を吐き出す時、額が上がらないように注意する 3息を吐く時、のどを締め過ぎない 4息を吐く時、両腕のまわりの空気が熱くなるまで修行を続ける

(3)瞑想
@体位は次のどれでもいい。

 このように、体位はいろいろあるが、できるだけ楽に感じる体位を選ぶようにする。毎日最低三〇分は同じ体位をとり、次の瞑想をする。
A瞑想をする。
 @で選んだ体位をとりながら、スヴァーディシユターナ・チァクラが温かくなるまで意識を集中する。これができるようになるまでは個人差があるが、できるようになるまで毎日最低三〇分ずつ続ける。

第五期(三〇日)
 第四期は辛い上に面白くない修行であったことだろう。第五期からはまた異性との交わりが中心となる。しかし、一力月も禁欲していたので、セックスのときにエネルギーを漏らしやすいので十分に気をつけなければならない。精液を洩らす間隔については、二〇歳では五日に一回、三〇歳では九日に一回、四〇歳では一七日に一回、五〇歳では二一日に一回とする。逆に、射精なしのセックスは回数が多ければ多いはどよい。六〇代以上になったら、射精はなるべく避けた方がよい。
 女性の場合のオルガズムも同様に考える。

 ▼失敗しないための四つの条件
@相手の選び方
 相手となる異性は男性でも女性でも、年下で美しく、気立てがいい人を選ぶようにする。できたら、相手も修行者であったら都合がよい。あなたが、モテるタイプであったり、お金持ちということであったら、相手をたびたび変えた方がよい。その理由は、常に新しいエネルギーをもらうことができるということだ。しかし、現代では人道に反するとされることなので、そのことには十分に気を配っておくことが必要である。

Aムードづくり
 ここでいちばん大切なのはムードである。何がなんでも相手の心を引きつけなければならない。あなたが女性だったら、相手の男性が射精すればよいので簡単であるが、あなたが男性の場合は大へんになる。相手の女性がオルガズムに達しなければ効果がないのだ。そのためには、相手に肉体的欲情を起させるのはむろんのこと、精神的にも自分を愛するようにしなければならない。男性諸君の腕の見せどころというわけである。
 自信のある人は今まで通りでよいが、あまり自信がないという人のために女性を惹きつけるテクニックを教典の中から紹介しよう。
 2 自分の長所、魅力を良く知り、それを十分に出すこと
 3 やさしく接すること
 4 相手の立場に立って、話をよく聴いてあげること
 5 身だしなみを準え、好感が持たれるようにすること
 6 職場が一緒だったら、仕事に対して有能ぶりを見せておくこと

Bテクニック
 合わせてセックスのテクニックも書いておこう。まず、本番前のムード作りである。雰囲気のよいレストランなどで、ゆっくりと食事をし、彼女に少々アルコールを飲ませておく。また、食事前にムードたっぷりの洋画を観ておくのも効果的である。間違っても、アニメやサスペンスは観ないこと。
 いよいよベッド・インとなる。注意しなければならないのは、コンドームを用いないということと、相手にさきに絶項感を味あわせるということだ。これは、あなたが男性であっても女性であっても同じである。セックスによって放出される陽気のエネルギーを自分にもらうためである。初期に蓄えた自分のエネルギーに、相手からもらうエネルギーをプラスして身体中に巡らせるのが、この目的である。
 エネルギーを巡らせる方法はあとで書くとして、相手に先に絶頂感を味あわせるテクニックを書いておこう。
 男性の場合のテクニック(女性の場合、男性にさきに射精をさせればよいので、特に必要なことはない)
 最初は十分にペッティングを行なう。足先から始めるのだが、まず、足の指を一本一本回すようにさする。そうして後、手のひらを女性の足の甲に触れるか触れないかの微妙な感じでおき、そこからそっとさするように上へと上がっていく。脚の外側を通り、腰、脇腹をさすり、最後に乳頭へと達する。そして、口を女性の耳許に近づけ、彼女が喜ぶようなほめ言葉を三回ほど囁く。
 次に右手を相手の首、左手を腰に回して一〜二分間抱擁する。
 今度は、手の指先から愛捷を始め、次第に肩に移っていくようにする。肩に達したら、肩をしばらくの間、やさしくさすったり、抱いたりする。
 女性はだいぶ性的に興奮してくるはずだ。しかしまだまだこれからだ。女性を抱きしめ、唇を吸う。それから唇で相手の首すじを愛撫しながら下におりてゆき乳頭を吸う。舌で乳頭を転がすように刺激しながら、右手は相手の局部へと移す。そして、手のひら全体でクリトリスをもむように愛撫する。これはあくまでも軽く、丹念に行なう。しばらくは舌による乳頭の愛撫と、手のひらによるクリトリスの愛撫をして、女性をさらに興奮させ、局部が潤んでくるのを待つ。インサートした時、自分の方が相手の絶頂よりさきに射精してしまってはいけないので、この前戯に時間をかけるのである。こうしておけば、インサートした時に、女性が早くオルガズムを感じる。また、相手の愛液が十分に出ると、摩擦を小さくして射精時間を延ばすという利点もある。
 さて、相手の愛液が十分に局部を潤ませたら、いよいよインサートだ。もうこの時点では、女性は身体中であなたを欲しているはずである。インサート後は、射精をしないように特に注意を要する。できるだけ上下運動を押えて鬼頭に刺激を受けないように小刻みに動かす。根本の方で、クリトリスを圧迫するようにやるとよい。もちろん口や手でも愛撫を続ける。
 女性が身体を固くし始めたら、そろそろオルガズムが近いしるしである。だんだんと呼吸が荒くせわしくなり、その快感を表情に表わすょうになることだろう。
 女性がオルガズムに達したら、すぐに意識をプラフマランドラ(頭頂のやや下) に集中して、相手にひき込まれないようにする。それでも引き込まれて射精しそうになったら、肛門を引き締め、「シュリーム」というマントラを心の中で唱える。
 相手が終ったら、自分の性器をピクピクと動かしながら、彼女の陽気が性器を伝わって、スヴァーディシュターナ・チャクラ(丹田)に集まることを観想する。
 女性の身体の力が抜けた時、すでに陽気はあなたの身体に移動していると思ってよい。今度はあなたが摩擦を強くして上下に動く番である。すぐに射精してしまうくらいの快感を覚えるだろう。しかし、ここで射精してはいけない。辛いだろうが、身体にしびれを感じ、性器がピクピクしたところでこらえるのだ。これを何回かやり、耐えきれなくなったら射精してよい。
 ただし、前に述べた精液を滞らす間隔より短くなってしまう時は、一回前述のピクピクが起きた段階で、射精なしでセックスを終了させねばならない。
 とはいっても、これは大へん辛いことなので、間隔が短くなる時には、セックスをしないのが無難である。

 Cその後の処理
 次にセックス後の処理であるが、射精した時としない時では違うので、別々に説明しよう。
 射精した時は、セックスのあとすぐに眠りに入る。最低六時間寝てから、陽気を巡らせるツァンダリー(一五一ページ参照)を行なう。射精しなかった時は、すぐにツァンダリーを行なう。
 女性の場合も、男性と同様、ツァンダリーを行なう。

 ▼健康を維持するための「地丹法」
 さて、第五期は以上である。ここで少し相手の身体のことを気づかってあげようではないか。陽気を奪い取られる形になるあなたの相手は、そのままでは健康をそこねてしまう。そこで、次に述べる地丹法によって、健康を維持するように気をつけてあげなければならない。
 次の薬草、各三グラムずつが一日分である。薬草は漢方薬局で手に入る。  地丹一日分・各三グラム−−当帰(とうき)・白しゃく(はくしゃく)・川きゅう(せんきゅう)・イカリ草(そう)・くこし・さんしゆゆ
 以上一日分を六〇〇CCの水で煎じて三〇〇CCになったらそれを朝と昼に分けて飲む。同じものに三〇〇CCの水をつぎ足して、一五〇CCになるまで煎じて、今度はそれを夜に飲むようにする。あなたの修行中は毎日飲んでもらうようにした方がよいだろう。第六期も同じである。

第六期(完成まで約四〇日)
 <体中で薬を作る>
 ここでは第五期から引き続き異性との交わりを中心に修行を進める。第六期は、「幽体離脱」という超能力を完成させる時でもある。またこの時期には、身体の中で薬を作り上げる過程がある。薬という青葉は、初めてなので説明しよう。
 薬は、陽気によって作られるものである、病気を治すことから始まって、身体を粗雑な物質から、微細な物質へと気化させる重要な働きを持つ。なぜ重要かというと、身体が微細な物質へと気化することによって、霊的バイブレーションを受けることも送ることもできるようになるからだ。そうすると、幽体離脱はもちろんのこと、テレパシーや念力もできるようになる。
 私は、幽体離脱ができるようになるためには、この修行方法が最短であると思っているので、これを取り上げた。しかし霊的パワーを高めていけば他の超能力も同時に身につくので、テレパシーや念力ができるようになっていても、別に不思議ではない。
@どんな姿勢でもよい。座る、寝るなど好きな形をとる。
Aできるかぎり眼球を上へ向け、頭頂のプラフマ孔を観るつもりで意識を集中する。薬を作るためには、この意識集中に三〇分から二時間くらいかけなければならない。
B次にアナーハタ・チァクラ〈胸)・マニプーラ・チァクラ(へそ)・スヴァディッシユターナ・チァクラ〈下丹田)・ムーラダーラ・チァクラ〈尾てい骨)へとそれぞれ三〇分から二時間の精神集中を行なう。
 この薬を作る時期というのが、全修行期間の中で最も重要な時期といえる。ここを越すと地球の磁気を受けなくなり、運命を変えることができる。また病気も“業病”と呼ばれる前世の因縁による病気以外は治るはずだ。癌や潰瘍でも例外ではない。
 それらに加えて、各チァクラ間を陽気のエネルギーが自在に動くようになる。また意識が鮮明になり、若返るとともに、願いごともかなうようになっているだろう。
 そして、何よりも今回の修行の第一目的である幽体離脱ができるようになっているはずである。

 ▼修行を完成させる
 脱落者が続出するのがこの第六期なのである。修行に賭けるという熱意ある修行者だったら、一ヶ月ほど休職や休学をしてでも、この修行を成就すべきであろう。そして、身体にまたとない画期的な変化をもたらすべきであろう。
 また、脱落や危険を避けて、身体中で薬を作ることに成功するためには、よい指導者がいた方がいい。よい指導者とは解脱した修行者のことである。もし、しかるべき指導者に巡り合うことができなかったら、インドの根元神であるシヴァ大神を心に念じてほしい。きっと力になってくれるに違いない。インドの聖者たちや、この私がそうであったように−−。
 セックスに関しては、第五期とほぼ同じである。しかし、あなたのテクニックは上達し、精力もすばらしく増強きれているはずだ。そうなると、相手の方があなたについていくのが大へんだし、健康状態も心配である。忘れずに地丹を飲ませてあげることだ。
 第五期と違う点を述べよう。相手に絶項感を味あわせるまでは今まで通りである。相手が終ったら、あなたが男性の場合は陰茎をピクピク動かす。女性だったら腹を締めつける。それと同時に次のことを観想する。
<異性の場合の観想法>
 相手の女性の性器から分泌された愛液が、赤いエネルギーを発していることを観想する。その赤は、鮮血のような、また炎のような赤である。あなたは、陰茎をピクピクさせながら、赤いエネルギーを陰茎で吸い上げているという気持ちを持たなければならない。
 吸い上げたエネルギーは、ムーラダーラ・チァクラからプラフマ結節・ビシュヌ結節・ルドラ結節と背骨を通らせて上へと上げてゆき、最後にプラフマ孔(頭頂のやや下)へと到達させる。そしてプラフマ孔で、そのエネルギーを蓄えておくのだ。それがすんだら時間をおかず、すぐに陰茎をピクピク動かして、エネルギーの移動を繰り返す。全部で三回エネルギーをプラフマ孔に蓄えたら終了する。
<女性の場合の観想法>
 相手の男性が射精した精液が、白いエネルギーを発していることを観想する。そして膣を締めつけながら、膣から白いエネルギーが自分の方へ移動しているという気持ちを持つ。
 移動したエネルギーは、男性の場合と同じように、ムーラダーラ・チァクラから、背骨を通って頭頂のプラフマ孔へと到達させる、そこに蓄えておく。すぐに最初の、膣から白いエネルギーが移動するところから繰り返す。三回プラフマ孔へ蓄えるのに成功したら終了する。
 男性、女性ともに以上の観想とエネルギーの移動、蓄えが終ったら、もっと強化するためにはそのあとの修行は第五期と同じである。また、射精の間隔、オルガズムの間隔も前に述べた通りなので参照していただきたい。




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