5月26日(火)に行われたダークダックスのレコーディング をレポートしたページです。興味のある方はどうぞ (^^) 楽譜を見たい方はこちらへ。
1.やのすけさんといっしょ
1時前に東西線早稲田駅に着いてしまったので、 モスで昼しました(やのすけさんは「3つも食う んかい!」と驚いてたけど、私は食うヒトなのだ)。 で、アバコブライダルホール(スタジオは同じ 建物の3Fにある)目指しててくてくして、2時前 にスタジオに入りました。302スタジオは1時半 からおさえてあって、中ではオケにシンセかぶせる 作業してました。このスタジオをしきっている方が 私たちのことを中へ知らせて下さって、私たちは 中へ通されました。この時ディレクターかなんかの おじさんだと思った伊藤さん、改めて名刺を見ると ・・・げっ、レコード制作会社メルダックの社長 じゃん(汗) そこで初めて「少年期」のオケ聴いたんだけど、 いや、確かにこれは売り物だわ (^^;) カシオの キーボード一本で作ってた時からは予想だにしな かった厚みの音が、ワァーッとモニタースピーカー から流れてて、編曲の白石哲也さん(亜星さんは 結局いじらなかったそうです)がメロディーを のせてました。「少年期」の次は「北のふるさと」。 歌詞のみの部の大賞作品で、こちらは亜星さんが 作ってます。思いっきり合唱曲で、「これ、授賞式 に子どもが歌うにゃ無理ぢゃないか・・・?(^_^;)」 というくらい気合いの入った出来です。
白石さんから「少年期」のオケスコアと歌スコア を渡されてつらつら見てたりしてました。え? 歌スコアは持って帰っていい? 伊藤さんが部数を 確認してから記念として歌スコアを下さいました。 2時からの予定だった歌レコは、ダークダックスが 何かの授賞式で少し遅れるというので、ロビーに出て ダベってました。やのすけさんが見つけたんですが、 テーブルの上には「浦安鉄筋家族」のキャラ表が 置き忘れてあったりして(笑)、「ああココ、 アニメの録音もするトコなんだよなぁ」なんて実感 してたりして。ダベってたら伊藤さんが出てらして、 CD−R批判の話なんかを聞いてました(笑)。
2時半頃、胆沢町の村上さん(今回のイベント の事務連絡を担当されてるヒト)と「北のふるさと」 の作者早坂さんが到着。ぺこぺこ、どうも初めまして。 早坂さんってば、最初やのすけさんを私だと思って、 私をやのすけさんの彼女だと思ってたそうな。ま、 いつものコトだけどさ(笑) んでダークの皆さんを 待つ間話し込んだんですが、早坂さん曰く、「広報 の記事読んでもの静かな好青年を想像していたのに、 全然違う〜 ここのマネージャーかと思った〜」 ・・・いいもん。これが地なんだもん(たぶん)
2.「少年期」レコーディング
それから間もなくダークダックス到着〜!! ・・・え? 3人で録るんですか? なんでもお一人 体調が悪いので、3人で4人分録るんだそうです。 いや〜、立ってるだけで違う。皆さん堂々として らっしゃる。早坂さん「こういうところ初めてで緊張 しちゃって〜」そうですね、わかりますわかります。 私ら一般人はすみっこでじっとしてましょうね。私の 提案に3人とも後ずさって自販機の陰にコソコソ。 なにやってんだか(苦笑) 3時からいよいよ録りに入りました。私ら4人の客 (村上さん、早坂さん、やのすけさん、私)は、でかい コンソールのさらに前方、ガラスでレコ室と隔てられた 見物者位置的には特等席な座椅子で足のばして座って 見物 (^o^) まずは「少年期」から。録りの直前 「少年期の作者の方〜」とか呼ばれちゃったりして、 慌てて立ちあがって振り返ると、ダークから「"歩いて いこう"の"いこう"は"いこう"か"ゆこう"か?」との 質問。「"ゆ"ですね」「そうだな、"ゆ"だよなぁ」 ・・・作者の意見を尊重していただいて恐縮ですぅ〜。 そして録音開始。 うおぉ〜!! プロが歌ってるぜぇ〜〜、私のハズ い歌詞をよぉ〜〜!! てなもんで、あまり冷静では なかった気がする・・・ 「ここ、高くて出にくいん だよなぁ」とかガラスの向こうでボソッと言われたり する度に、「歌いにくくてすいません〜(--;)」とか 下向いて小声でつぶやいてた私(笑) いや、マジで。 それにしても凄かったです、ダークの生声。低音が ビリビリと。そういう意味ではオケも凄かったけど、 まだエフェクトもかかっていない生声とオケが ぶつかりあうように鳴ってるのは圧巻でした(まぁ モニタースピーカーの直下だったのもあるが(笑)) 「少年期」は5時頃終了。その時中華のメニューが まわってきました。私らはみんな「冷やし中華」で 統一して注文してもらいました。
「どう? レコーディングは」うわ、ダークの メンバーから感想を求められてしまった ・・・私は 「スズナ」なんかでレコーディングは時間のかかる もんだ、という意識があるけど、早坂さんはそういう 覚悟が無かったから、「こんなに時間のかかるものだ と思いませんでした」ですって。「今日はスピード 録音。これでも短い方なんです。いつもはもっと時間 がかかりますよ」ええ、ええ、そうでしょうとも。 プロですからねぇ。
3.「北のふるさと」レコーディング
続いて「北のふるさと」。早坂さんらはまだ聴いて いないわけだから、「どんな曲になってるんだろう」。 私らはシンセ重ねてる時聴いてたからメロディーは わかってるけど、スコア見せてもらってびっくり。 「これ、思いきり本格的な合唱曲じゃないっすかぁ!」 亜星さん、張り切ってらしたんですねぇ (*^^*) ダークのみなさんも「難しい・・・」 そ、そうっす か・・・(汗)どうもダークも初見らしい・・・ 「亜星さんからの注意ってここに書いてあるだけ?」 「それが全てです」・・・ふーん。「少年期」と違って テンポ変わるし、ダークでも難しい部分がある (^^;) 「2番も同じだからさ、覚えてるうちに録っちゃお」 あはは、プロでもそういうの、あるんですねぇ(笑) 早坂さん「私、絶対、歌えない」・・・そんな、力説 しなくても f(^_^;) 村上さん「駄目ですよ〜、式の後 カラオケ大会で作者による歌唱披露するんだから」 ・・・あ、追いうちかけてるし〜 f(^^;;;) 途中、早坂さんが席をたちました。ちょっとして 「今ノイズ入りました〜」でストップ。あれれ? 珍しいな、ノイズでストップなんて。と、思ってたら ゲタさんが「おい、なんか今、バタンっつったぞ?」 「ああ、すいませんね〜、お客さんが間違えちゃって」 ・・・!?(汗) ほどなくして戻ってきた早坂さん、 青い顔して「開けるドア、間違えちゃった〜!!」 ・・・あ、やっぱし (^^;) 「なんか、言ってません でした!?」と小声でたずねられたので「え、ええ、 なんかドアが開いてノイズ入ったとかでやり直して ましたけど・・・」「ど、どうしよぉ〜!?」あ、と、 まぁまぁ、落ち着いて、早坂さん。私ら一般人は こういったトコの造りに慣れてないんだから仕方ない ですよ。ははははは。
4.ロビーであれこれ
6時半、ダークの皆さんがお腹空いたと言うので休憩 に。・・・と思いきや、まだ出前は来てない。ん? 冷やし中華だけ来てる? う゛〜む、ダークの皆さん 差し置いて、何もしてない見物客の私らが先に食って いいんかいな?(汗)それじゃすみません、御馳走に なります。実はこの間、ダークの皆さんは引き続き レコーディングしていた(ひょえ〜!)。 食べてる時にダークのマネージャーさんからお話が ありました。来月のコンサートでこの2曲を歌う〜? うわわ、招待されちまったぜい。「千葉ですか? 東京 のコンサートなので、都合をつけてぜひ」ひゅ〜、私は 絶対大丈夫っ! 早坂さんも都合がつけば行く、と返事 してました。 ここで村上さんに確認。「CDブックはいつ発売に なるんですか?」 授賞式は7/25(土)ですが、 CDブックはその前日7/24(金)に発売になる そうです。なんでもNHK出版の本は月2回発売日が あって、24日がそれにあたるからだそうで。式より 早かったんですね(笑)また、この日に録った歌は 翌日ミックスダウンして作業完了させてしまうと言って ました。胆沢町に完成版が届いたら、村上さんがテープ をコピーして送ってくれるんですって。楽しみ。
ダークのメンバーが録りを終わって一人、また一人と 出てらっしゃいました。あたたかい方の出前も届き、 食べながら私たちに話しかけて下さいます。早坂さんは 今から授賞式のインタビューにおびえているので、早速 舞台であがったらどうする?な話をしてました(笑) 「本当は写真撮ったりしたかったんじゃないの?」 (笑)早坂さん正直に「あー、カメラ持ってくれば 良かったです〜」実はやのすけさんが持ってたけど、 とても撮影する雰囲気になくて。「いいですよ、この 次は、写真でもサインでも」・・・ (^o^)
ここで村上さん早坂さんはタイムリミット。北へ 帰って行きました。それではまた、お会いしましょう。 帰る直前に早坂さんに「妄想旋律」と「スズナ」の テープをしっかり渡したのだった。だって、早坂さん、 自分の書き溜めた詩があるので、私に曲をつけてくれ って言うんだもん。ふだんはこういうの作ってるんだ、 とわかった上で依頼されるなら引き受けましょう。
5.終了
その後、私とやのすけさんはプラス1時間、最後まで 見物して帰りました。最後は一人だけで重ねてたんです。 で、何もいじってないにもかかわらずレコ室から「音が 変わっちゃったよ?」こちら側では「ああ、疲れて きてるんだ」・・・そりゃそうですよね。プロだって 人間です。疲れます。疲れて音がわからなくなったり 変に聴こえたりするようになってしまうんです。 「ここを直せない?」「ここからかぶってるから直せない よ」「頭から下さい」・・・プロの仕事って、とにかく 早いです。判断も含めて。そして・・・「終了!」の声。
そんなこんなで、録りが終わりました。お疲れさま〜。 とっても凄かったです。ありがとうございました。私たち はお礼を言ってスタジオを後にしました。
「ダークダックス」レコーディングレポート 完