遺 書

著者:夢幻★infinity


何故、俺は生きているのだろう?
何の為に生きているのだろう?

誰かの為に生きている訳じゃない。
理由もないまま、ただ惰性で生きているだけ。

誰かのためになる訳じゃなく、
誰かに迷惑を掛けるわけでもなく、
ただ、生き永らいでいるいるだけ。

人と関わり、そこで知り得るモノは、
偽善と裏切り。

欺瞞に満ちたこの世界。
何故、この世界に固執するのだろう・・・・・

金に汚い悪党共がのさばるこの世界。
何処に魅力があるのだろう・・・・・

希望という翼がもげ、
絶望という篭に押し込められた今、
この最悪の世界から逃れる素晴らしい誘い・・・・・
即ち、「死」を拒む事はできない。

「死」はこの世界と決別させてくれ、
アッチの世界へ導いてくれる・・・・・

不安や絶望を優しく包み込み、
全てを解消してくれる・・・・・
そう、慈愛に満ちた生物全ての母だ。

何も恐れることはない。
死は終わりではなく始まりなのだから・・・・・

じゃ、先にアッチの世界へ行って待ってるぜ!!
バイバイ!!


−− 了 −−

 

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