『空のkiroku』Home/index/prev/next

Sense of Wonder
August 2007

日蝕貧乏知恵者猫
皆既月食見えず
8月28日、月の出から皆既月食!
9月1日の夜、ぎょしゃ座流星群突発?!
超熱帯夜
最高気温74年ぶりに更新
惑星ぜんぶ見ようよ☆キャンペーン
TB企画"Blue Moon Returns 2007"
唐崎健嗣 映像展'07 - はじめまして、ホットスターです -

2007.8.28
皆既月食見えず

2007.8.28 17:30
17時半
曇天〜っ!(T_T)
6年半ぶりの皆既月食なのに!
少しは隙間があれば…と見ても、ほとんど期待出来そうもない。
雲の濃淡はあるので、薄い部分から透かして見えるかなぁ…。
2007.8.28 19:00
19時頃
既に月は昇ってきている筈。
画像では良く分かりませんが、薄い雲がベッタリと空を覆い尽くしていました。
2007.8.28 20:00
20時頃
天頂付近には雲が薄い部分もあるようですが、月がある肝心の東天には相変わらず雲に覆われていました。
そればかりか、時折ピカピカと稲光が見え、遠雷も聞こえ始めました。
都内では土砂降りで、停電や交通網に被害が出たようです。

結局、当地では雲の隙間からさえも赤銅色のお月様は拝めず。

皆既月食が終わる頃には、雨が降ってきました。


 結局、当地ではお天気が悪かった(雲量10)ので見られませんでした。

 2004年5月5日の皆既月食は月没帯食と言い、明け方の西の空低い位置で起こり、欠けたまま沈んでいくものでした。
 その前の2001年1月10日の皆既月食も明け方の西の空でのことで、こちらは皆既が終了して、満月に戻る過程で沈んでいくものでした。でも、見た覚えがない…。
 天気を調べたら、横浜は明け方は曇り。
 午前9時には快晴になっていたので、もう少し晴れるのが早ければ…。

 では、(部分月食は記憶があるけれど)自分が見た皆既月食は、いつが最後なのか?
 調べてみたら、2000年7月16日でした。
 蚊と戦いながら撮影した覚えがあります。

 月食は見られる頻度がもっとありそうに思っていたけれど、条件が良く、天候にも恵まれて…となると、案外難しいものなのですね。


東京の月食@つるちゃんのプラネタリウム

 日本での次の部分月食は、2008年8月17日(でも、最大食前後に月没)。
 皆既月食は、2010年12月21日にあるものの、月出帯食で皆既を迎えたお月様が出現ですし、その次の2011年6月11日も、皆既食のまま月没…。
 条件の良い皆既月食は、2011年12月10日までお預けですぅ。(T_T)。


ページの一番上へ
2007.8.26
8月28日、月の出から皆既月食!

 8月28日の夕刻、東の空からうっすら暗くなったお月さまが登場(半影食、つまり月出帯食)、この夜早い時間に(お天気に恵まれれば)日本全国で皆既月食が見られます!
 前回、日本で皆既月食が見られたのは2004年5月5日のことですが、全国規模では2001年1月10日以来。
 なんと6年半ぶりなのですっ。

月食の進行(日本各地同じ)
 半影食の始め 16:52(地平線下)
 部分食始め  17:50
 皆既食の始め 18:52
 皆既食最大  19:37
 皆既食終り  20:22
 部分食終り  21:23
 半影食終り  22:22
 
東京
 月の出  18:11
 日没   18:16
 薄明終了 19:45

 おまけとして皆既月食中にみずがめ座σの星食もあります。@高校生天体観測ネットワーク
 東京:潜入19:47頃、出現20:32頃
 潜入時間 MAP
 出現時間 MAP


【特集】2007年8月28日皆既月食@アストロアーツ
 皆既月食についての解説、詳しい予報、撮影方法まで網羅。

皆既月食どんな色?キャンペーン@国立天文台
 こちらも皆既月食についての解説や予報などが掲載されていますが、+キャンペーンが展開されています。
 皆既月食中にはお月さまが完全に見えなくなるのではなく、赤銅色と呼ばれるような赤黒く見えることが多いです。
 この色はいつも同じではなく、その時の様々な条件で変化するのですが、それを報告するキャンペーンです。


cat
 皆既日蝕は太陽と地球の間に月が入って起こる現象なので、地球から見る月はいわゆる逆光の状態で、影を眺めているので月は真っ黒に見えます。
 比べて皆既月食は太陽と月の間に地球が入って起こる現象で、月に投影された地球の影は地球にある大気の影響で散乱するために、月がぼんやり見えることが多いという訳です。(合ってるかなぁ…苦しい。^^;;)
 地球上の大気汚染の度合いによって赤銅色の濃さが変わるとか(空気が綺麗だと皆既中の月が明るいオレンジ色に、汚れていると暗赤色や月が見えないなど)、大規模な火山噴火が起こると青味を帯びたり黒っぽく見えるなど、様々なことが言われていて、専門的にはダンジョン・スケールという尺度で計測します。


BE ALERT FOR TURQUOISE
 また、今年3月3日(時差で4日の所も)にヨーロッパの西半分とアフリカで皆既月食が観察された際には、別の特異な現象に多くの人が気付きました。
 それは、地球大気中のオゾンの影響によって、月の淵がターコイズ(青緑)に染まる現象です。
 月を照らす光の大部分は地球の成層圏を通り抜けた散乱光ですが、一部の成層圏を抜ける光はオゾン層に赤い光が吸収されるために、このような色合いで照らすようです。
 但し、この現象は非常に短い時間しか観測できないらしく、皆既月食なってから数分(18:52JST)、皆既月食が終わる前(20:22JST)の数分に限られるようです。
 
 3月3日に撮影された月の淵がターコイズに染まる様子を収めたギャラリー@Spaceweather.com
 Total Lunar Eclipse Mar.3,2007 Page6 Page7
 お勧め:その1 その2 その3


皆既月食のインターネット中継@倉敷科学センター
皆既月食中継@銀河の森天文台(北海道陸別町)
皆既月食どんな色?ライブ中継@国立天文台(東京都三鷹市)
皆既月食中継のページ@かわべ天文公園(和歌山県日高川町)
ライブ中継@綾部天文館パオ(京都府綾部市)
ライブステーション@西はりま天文台公園(兵庫県作用町)

オーストラリア@ディスカバリーチャンネル 
Las Vegas@ノースダコタ大学 
from Georgia
 

 赤銅色に染まる月だけでなく、青緑色にも注目!
 あとはお天気っ!!
 晴れますように…。


ページの一番上へ
2007.8.21
9月1日の夜、ぎょしゃ座流星群突発?!

「異質の流星」に注目 9月1日にぎょしゃ座流星群が突発出現の可能性@アストロアーツ


cat
 9月1日の夜、「ぎょしゃ座流星群」が突発で出現するかも知れません。
 予想出現ピークは日本時間20:36頃で、継続時間は2時間程度と予想されています。
 この時点で放射点のぎょしゃ座はまだ地平線の下。
 しかしながら、明るくて長い経路の流星が地平線下から流れる様子が見られるかも知れません。


ページの一番上へ
2007.8.17
超熱帯夜

31c 本日午前3時 東京の気温

 なっ、なんと31℃でしたっ!!

 超熱帯夜?

 16日の東京の最高気温は37℃。
 昨日は日本最高気温の記録更新も出ましたが、夜になっても全く下がる気配はなく…。
 3時に窓を開けてみたら曇天で、ムッとした空気が押し寄せてきたばかりか景色が霞んでいました。

 今日も暑そう。
 もう勘弁して〜っ!!!(T_T)


 ちなみに、17日の朝の最低気温は30.9℃。
 しかし、17日一日を通しての最低気温は(18日に変わる頃に出た)25.9℃なので、記録的にはこちらが最低気温として採用されるのですけれどね。


ページの一番上へ
2007.8.16
最高気温74年ぶりに更新

 お暑うございます。
 脳ミソ融けて、動けません。(-_-;)
 Le chat d'ete.........

 これまで日本の最高気温の記録は1933年7月25日の山形市の40.8℃だったのですが、本日その記録が74年ぶりに更新されました。

 岐阜県多治見市 40.9℃(14:20)
 埼玉県熊谷市  40.9℃(14:42)

 いずれもフェーン現象効果のせいもあると思いますが、多治見の場合は岐阜市、熊谷の場合は東京などの首都圏のヒート・アイランド現象が加温に影響を与えていると言われています。

気温 - Wikipedia


 その暑さも今日がピーク?
 そう願いたい…もうダメ、全く動けませんよ、私。(T_T)

 当地でも夕方には久しぶりに雲が広がって、ポツポツと雨が降ってきましたが、逆に湿度が上がるだけで気温も下がらずお湿りにもならず。
 ザッ!と勢い良く降ってスッキリ上がる夕立ちが欲しいです。(T_T)


ページの一番上へ
2007.7.19
惑星ぜんぶ見ようよ☆キャンペーン

惑星ぜんぶ見ようよ キャンペーンロゴ『惑星ぜんぶ見ようよ☆』は、国立天文台と望遠鏡メーカ協賛のキャンペーン。
 キャンペーン期間は、2007年6月1日〜2008年5月31日。
 本サイトでは8惑星の一覧や星図、その日の出没の時間などの基本情報の他、渡部潤一先生によるコラムなどを読むことが出来ます。
 色々お勉強できたり、惑星観望の申告数によって認定証が発行されます。(認定申請にはマイページへの登録が必要)


cat
 惑星が定義上8つになったことをご存知の方は多い筈。
 「肉眼ではいくつも見えないんじゃないの?」
 いいえ、そんなことはないのですよぉ。
 細かいことを言えば惑星の位置や天気などでいつでも見える訳ではありませんが、むしろ肉眼で見える数の方が多いのです。

惑星ぜんぶ見ようよ 6惑星達成シルバー認定書
 画像はその認定証。
 (クリックすると大きな画像が開きます。^^;;)
 観測方法は、肉眼、双眼鏡、望遠鏡で自分で見つける他にも、科学館やプラネタリウムの観望会などでもOK。(プラネタリウムの投影番組中で見たというのはノーカウントだろうなぁ。^^;;)
 天王星と海王星は望遠鏡がないと無理。
 …ということで、私は肉眼専門でトライしてみようと思いました。
 水星、金星、地球(これはデフォルトでみんなカウントされます。^^)、火星、木星、土星の6つで当初の目的を達成!

 6つのコンプリートをしたのは認定書の日付よりももっと前のことなのですが、申請を忘れていました。(^_^;)
 7月19日に申請してみたのですが、『S00053』。
 シルバー認定の53番目?
 意外と少ないような。
 梅雨明けや夏休みの開始と共に、認定申請者も増えるかしらん。

 来春までの長期企画。
 さて、あなたはいくつ見られるでしょう
か?
 是非、トライしてみて下さいネ!


ページの一番上へ
2007.6.29
TB企画"Blue Moon Returns 2007"

Blue Moon
cat
Blue Moon
 いつの頃からか、カレンダーのひと月のうちに二度満月がある時、2回目の満月がそう呼ばれるように…。
 ブルームーンについてのあれこれは以前こちらにしたためましたが、日本では6月30日に、そのブルームーン。
(画像は今年5月2日に撮影した満月のお月様ですが、青味を強調してイジってます。ズルしちゃった。^^;; しかしながら、ブルームーン=実際のお月様が蒼く見えるということではないので、念のため。^_^; 実際に月が青く見える現象については上記ページ中をご参照のほど。)

 ちなみに、月齢は地球上の場所に限らず同じですが(北半球が満月の時、南半球は新月…ということはないです)、満月を迎える時にその場所で月が見えるかどうかということで、ブルームーンにならない場所もあります。
 今回は日本時間の6月30日22:49に満月を迎え、日本ではブルームーンになりますが、時差の関係で満月が7月1日になる地域もあります。
 先月5月31日に地球上のある地域では5月の2回目の満月でブルームーンになったのですが、日本では時差の関係で満月を迎えたのが6月1日10:04と月が変わってしまったためにブルームーンにはなりませんでした。
 でも、それが今月1回目の満月となった訳。

 日本でブルームーンになるのは約3年前の2004年8月30日以来ですが、前回は台風接近でロクに見えず、今回は梅雨の真っ只中。
 条件は余り良くないですが、見えるといいなぁ。

▽spaceweather.comのBlue Moonに関する記事(英文)
 その1その2


 そうそう、今回の満月はブルームーンというだけでなく、今年で一番南寄りを進むお月様でもあります。
 つまり、月の出から沈むまで低い場所を動いていく満月なのです。
 視覚の錯覚で、いつもよりもお月様が大きく見えるかも知れません。(リンク先は英文)

 ブルームーン&いつもよりも大きく見えるかも知れない満月
 2本立てで楽しめると良いですね。 (^^)


 さて、このところ体調不良でblog更新まで手が回らなかったり、画像処理が追いつかず(早く言えば撮りっぱなし^^;;)すっかりご無沙汰しておりますが、今回もつきのくさぐさ by variousmoon様が素敵なトラックバック企画を開催されています。
 皆さんも奮ってご参加下さいネ!
 …と言いつつ、何度もTBを試みているのですが、システム不具合かこちらのプロバイダを弾いているのか、あちらに掲載して頂けません。
 どうして〜?!(T_T)

 以下、今回のTB企画詳細をご紹介致します。

*****************************************************

TB企画"Blue Moon Returns 2007"開催します!!

太陽暦の2007年6月は、6月1日と30日、
1ヶ月の間に2度満月を迎える、めずらしい現象が起きます。
2度目の満月"Blue Moon"を見られたらしあわせになるとの言い伝えが!
梅雨真っ最中の日本列島ではありますが(沖縄は梅雨明けですが)、深呼吸して、
夜空のBlue Moonを見つけてみませんか?

TB対象のお月さまは「6月30日のお月さま」
*(月の出、6月29日18:14)6月30日0:00〜月の入り6月30日2:38
*月の出6月30日19:09〜6月30日23:59まで(月の入り7月1日3:30)
のお月さまを見上げて、みなさまのお月見記録を送って下さい(時間は東京時間)。
(写真歓迎ですが、写真なしも可です。また「見えなくとも」その旨ぜひご報告を!)

トラックバックのやり方は、この記事のトラックバックURL↓
http://kusagusa.exblog.jp/tb/5783187
をコピーの上、ご自分のトラックバックしたい投稿の”編集”をクリック
→トラックバックURLにさきほどのURLをペーストして”送信”です。

******************************************************

ページの一番上へ
2007.6.10
唐崎健嗣 映像展'07 - はじめまして、ホットスターです -

唐崎健嗣 映像展’07唐崎健嗣 映像展'07
 −はじめまして、ホットスターです−


2007年6月10日(日)〜6月17日(日)
12:00〜19:00(日曜日は〜17:00)
期間中無休
ギャルリ ドゥミ・ソメーユ
東京都中央区銀座6−10−10
第二蒲田ビル3階
電話:03−3574−7218
初めて天体映像を撮ったのが、確か1988年、ソニーのパスポートサイズCCD-TR55でした。
それから過ぎること20年、色々な映像を撮りました。
今年3月の誕生日に、長年の夢だったビデオ制作会社を設立しました。その商号が「株式会社ホットスター」です。天文現象ばかり撮っているわけには行きませんが、少しでも星に関わった仕事が続けられたらと思っています。
今回の個展は、新会社のために映像を発掘する過程で思いつきました。今まで撮ったものを、系統立てて並べてみよう、と。漠然としたままではありますが、自分の向いている方向が見える気がする展示になりました。普段はあまり見られない天体の映像をお楽しみ下さい。
唐崎健嗣


cat
 2005年6月『パナマの細い太陽
 2006年6月『サハラの黒い太陽

 …と、ご夫妻で2年連続この時期に、金環日蝕&皆既日蝕の報告展を開催されていたからけんさんが、今年は個展を開催!
 3月に独立(この言葉が適当かどうかチト悩む)されて、ホットスターという天体撮影・映像番組・DVDの制作会社を興された記念個展。映像展示が主体の「初めまして」のご挨拶だそう。
 クオリティの高い天文作品が拝見できると思います。(^^)/

 さて、蒸し暑いのが超苦手な私…。
 今年はまだ涼しめの日が多かったから伺えるかも〜?!
 どうかムシムシ、ジメジメ、ジトジトォ〜は今しばらくご勘弁下さい。(T_T)


ページの一番上へ
前のページへ ホームページへ 表紙へ 次のページへ

Produced by Madoka Fukushima
Copyright (C) MADOKA FUKUSHIMA 2008
All Rights Reserved.