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September 2006 日蝕貧乏知恵者猫 |
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◆『オーロラ・ストーリー』特別リバイバル投影 ◆心地よい風吹き抜ける ◆映画『狩人と犬、最後の旅』 ◆写真集『星の降る場所』 ◆閏七月の満月 ◆そらべあ ◆北極異変:宇宙から森林火災跡確認、ピンクの花畑 ◆北極異変:アラスカ西部、凍る島削る温暖化の波 ◆北極異変:アラスカの森林、温暖化で?害虫北上 ◆北極異変:アラスカ上空で温室効果ガスを調査 |
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2008.9.28 『オーロラ・ストーリー』特別リバイバル投影 プラネタリウム番組『オーロラストーリー』特別リバイバル投影のお知らせ 本作品の製作者でいらっしゃる山梨県立科学館の高橋真理子さんから頂いた情報です。お知らせをありがとうございますっ!m(__)m
★★ 『オーロラストーリー』特別投影のご案内 ★★ 八ヶ岳自然ふれあいセンターで行われている星野道夫Memorial Yearイベントに合わせて、『オーロラストーリー』(2001年制作・投影)の特別投影を行います。 ▽プラネタリウム番組『オーロラストーリー』 ▽期日:9月30日(土)、10月7日(土)、14日(土)、21日(土) ▽時間:15:50〜16:40 ▽場所:山梨県立科学館 スペースシアター ▽内容
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『オーロラストーリー』の2001年上映時のリーフレットより
私の描いたキーワード:『命・魂のリンク、リング(環)』 『オーロラストーリー』は思い出深い作品で、今の私にとって魂に染み入る…もしかしたら号泣しちゃうかも知れません。(^^ゞ でも、それは今だからこそ必要なことなのかも。 とは言え、諸般の事情で足を運べるかどうか…少々難しいかと思いますが、2001年の記憶を手繰り寄せてみることにします。 〜山梨県立科学館における星野道夫を軸とした一連の企画についての“極私的”報告書〜は必読! ★★ ライトダウン甲府バレー ★★
2006.9.21 心地よい風吹き抜ける メモリアルグリーン
芝生型墓地、合葬式樹木型、合葬式慰霊碑型の形式があり、いずれも線香を手向けることは出来ませんが、芝生型墓地では銘々の墓地で、その他の形式の墓地では何ヶ所かに献花台が設えられています。 (上の写真は芝生型墓地。なんだかアーリントンを想起…。)
戒名も墓碑銘も無し。 自らが存在していたことを記憶している人のみが、ここに居ることを知っている。 何にも縛られずに自由に。 大きな団地に隣接しているとは思えない空の広さ。 墓苑内からは電線が見えませんでしたし、樹木の間から顔を覗かせていた建物も、年月を経て植栽が繁ったら木々の向こうになってしまうでしょう。 緑や花に囲まれ、小鳥のさえずりに耳を傾けて…。 ここに眠る方も、そして訪れる縁の人々にも穏やかな時間を与えてくれる場所。 日常の散歩の折にでも、故人との心の交流をしに訪れられそう。 自動販売機やトイレがある休憩所、日差しを避けられる幾つかのガゼボもありましたが、墓苑内のベンチの設置数を増やして欲しいと思いました。 そして、欧米で見られるような寄付型の(亡くなった方の名前や寄せる言葉などを記したプレートを付けた)メモリアル・ベンチがあったら素敵なのに、とも。 それから、日本の墓所の多くは夏にお参りすると薮蚊の餌食になりがちですが、ここはその心配は少なそうでちょっと嬉しい。(日陰がなくて大変なのは同じですが。(^^ゞ) けれども、常緑樹よりも広葉樹が多かったような気がするので、冬の雰囲気がどんな風になるのでしょう? お散歩やランチ、ピクニックを緑の絨毯の上で…という方は、隣接した区画にそういう場所が作られるようです。土の下で眠っている方々の上に載るのは失礼ということか、マウンドの芝生内には入ることは出来ないとのこと。(芝生型墓地には入場可) 公園墓地と言うと、スウェーデンの世界遺産スクーグシュルコゴーデン(ユネスコ:Skogskyrkogarden)を思い浮かべます。 日本本土では山上他界説が主流でしょうか?(海上他界説は、やはりニライカナイかな。) 近年の自然回帰的な流れ、核家族社会や出生率低下、都市の中での新たな施設を開発する場合の近隣住民の感情や諸問題などを考えると、これからこのような墓苑は増えることでしょうネ。 ▽葬送の自由をすすめる会 ▽『墓いらず』 (書籍『お墓に入りたくない人 入れない人のために−散骨・樹木葬・手元供養ほか『お墓』以外の全ガイド』著者の情報サイト。イエローページ、その他の書籍紹介など充実しています。) iidak さんのblogより(追記) ▼メモリアルグリーン見学 10月9日付け 同所の画像を数多く拝見することが出来ます。 ▼横浜ドリームランド跡地の今 10月14日付け 隣接する硬式野球場の様子などを拝見できます。 横浜球場よりも大きな施設だそうです! 2006.9.21 映画『狩人と犬、最後の旅』 映画『狩人と犬、最後の旅』 8月12日より、順次全国ロードショー公開 ご紹介するのを忘れていました。(^^ヾ ノーマン・ウィンター。トラッパー(猟師)としてロッキー山脈で長い歳月を過ごしてきた男。 しかし、ここにも人間による自然破壊の波が押し寄せてくる。 そして、彼はその冬、その地を去ることに決めた…。 実在のトラッパーの姿をなぞり、自然保護、自然と共存することとは何かをドキュメンタリー・タッチで仕上げた作品。 過酷な極北、けれどもかけがえのない豊かで息を呑むばかりの美しい自然。 そして、魂の交流。 生きることの意味やエネルギーをもらえそう…ですよね。 なお、9月30日締め切りですが、公開記念プレゼント・キャンペーン実施中です。 ・『最後の旅』賞 カナダ ホワイトホースへのオーロラ・ツアー ・『ノーマン』賞 エーグル 『狩人と犬、最後の旅』オリジナルTシャツ ・『ユーコン』賞 L.L.Bean×Last Trapper トート・バック ・『アパッシュ』賞 モンベル製ECO野箸 ・『狩人と犬』賞 絵本▽『Last Trapper 最後の狩人』(原作) ニコラ・ヴァニエ著 小峰書店 1,575円
2006.9.20 写真集『星の降る場所』 星の降る場所 写真:武井伸吾 ピエ・ブックス 2,520円(税込)
FSPACE(スペース・フォーラム)時代から、その素晴らしい作品に憧れ続けているライナス(武井伸吾)さんが待望の写真集を出版されましたっ! 都会の空は狭く、そして明る過ぎて、お月様さえ望むことが難しかったりします。 しかし、そこには確かに満天の星々が輝いています。 この写真集を眺めながら、星の世界に想いを馳せてみて下さい。 心を研ぎ澄ませると、きっとあなたの内なる声が聞こえてきます。 そして、次第に穏やかで暖かい気持ちに包まれることでしょう。 ▼ライナスの隠れ家 天体写真と星空のある生活 2006.8.27 閏七月の満月 トラックバック企画 『まぼろし月・閏月』 月にまつわる素敵なお話、TB企画などでお世話になっているつきのくさぐさ様の1日限定のトラックバック企画です。
来月9月8日(金)は閏七月の満月という、珍しいお月様! その上、もう二つの事柄が加わります。 ・部分月食 ・今年一番大きな満月 ◆2006年9月8日の部分月食 @アストロアーツ 本影食の開始 3:05JST 部分月食最大 3:51JST 本影食の終了 4:37JST 早朝の最大18.9%の食分の部分月食です。 全経過時間も1時間半ほどと規模としては小さいですが、約1年ぶりの現象。夜が明ける時間との競争で、日本では西に行くほど月の高度も高く、条件が良くなります(食の開始や終了時間は日本全国同じ時間ですが、月の高度が異なります)。 詳しくは上記リンク・ページをご参照下さい。 また、この時間に月が見えている地域では、同じく部分月食を見ることが出来る筈…。 北米・南米方面では見られませんが、このページの下の図のように、アジア〜欧州のほとんどの地域(西に行くほど条件が悪い)、アフリカはOKのようです。 世界時は以下の通りですので、時差を計算して下さいネ。 本影食の開始 18:05UT 部分月食最大 18:51UT 本影食の終了 19:37UT なお、双眼鏡を使えば、真ん丸のお月様と天王星とのランデヴーを眺めることも出来るそうです(お月様が明る過ぎて、天王星が見難いかも知れませんが…)。 天王星と月が一番接近するのは午前1時頃。 そして、時間と共に遠ざかっていきますので、部分月食が始まる前が見頃ですネ。 ▼今年一番大きな満月 地球と月の距離は一定ではなく、楕円軌道で近づいたり離れたりしながらお互いの周りを廻っているので、月の見かけの大きさは大きくなったり小さくなったりします。 見かけの大きさは一番大きな時と小さな時では約1割ほど変化し、冬の満月は小さく、夏の満月は大きく見えます。 月の南中高度も変化し、冬の月は高く夏の月は低いので、冬の月は余計に小さく見えたりして?! ニコン星空案内の2005年6月、ページ中ほどもご参照下さい。 ちなみに今年最小の満月は2月13日でした。 夜空に浮かぶ次の満月には、これだけのエピソードがあるのです。 近日中につきのくさぐさ様がblogに『まぼろし月・閏月』のTB受け付けエントリをご用意して下さることと思います。 皆様、是非9月8日にはお月様を眺めて下さいね。 2006.8.17 そらべあ そらべあ この涙を止められるのは、あなたです。
「この涙を止められるのは、あなたです」 このキャッチーな言葉が最初に目に止まったのですが、何のことか分かりませんでした。 そして中を覗くことに…。(上手いなぁ。^^;) "そら"と"べあ"の2頭は、はぐれてしまったお母さんを探す旅に出ます。 そして、氷が溶け続けることを、自分達の手ではどうにも出来ないことにも気づきます。 地球温暖化を食い止めるためには、みんなの手が必要! 『地球環境を意識する』という心の旅を、可愛らしい(でも涙を流しているんです)クマのキャラクターと学んだり体験するコンテンツのようです。(発展中?!) 映画『ホワイト・プラネット』とも相通じること。 本映画にも、狩りに出たシロクマが、氷海上でもがき苦しむシーンが登場します。 氷の割れ目を移ろうと思って前足を出したら(温暖化の影響で)海氷が薄いために、前足を出すそばから次々に氷が割れてしまってズブズブ…海から上がりたいのに上がれないのです。 『今、あなたが見ているこの映像の光景は、近い将来になくなってしまうかも知れない』 そう訴えて、あとは見ているあなたに託される映画と、みんなで一緒に考えましょう!というスタンスのwebですが、訴えていることは同じですよね。 2006.8.11 北極異変:宇宙から森林火災跡確認、ピンクの花畑 宇宙から森林火災跡確認、ピンクの花畑 朝日新聞 2006年8月11日付け
・宇宙航空研究開発機構(JAXA)の地球観測衛星『だいち』が、アラスカ州フェアバンクスの北東約200km付近を、上空690kmから撮影。 ・上空を小型飛行機から見たのと同じように、衛星の画像では山火事で立ち枯れた森林、ヤナギランの咲く赤い花畑が分かる。 ・2004年の山火事での焼失面積は過去50年間で最大で、約270万ヘクタール。 ・キクイムシによる虫害で樹木が衰弱したり枯れたことなどから、焼失面積が拡大? ・衛星画像の解析から、山火事後の森林再生の目処や方法を探す手がかりが見つかる可能性。 ▼Google Mapsで見たアラスカの森林火災 TIKAさんが見つけられたフェアバンクスから北東方向の山地付近の山火事。(Chena Hot Springs Roadから北に入ったあたり?) 一昨夏、昨夏とこのあたりを含めてアラスカ州内は大規模な山火事に見舞われましたが、その時の画像でしょうか?(けれども、大規模だったboundary Fireが写っていないので、別の年かも知れません) モウモウと上がる煙がたなびいて、フェアバンクス市街地まで流れ込んでいる様子が見て取れます。(Google Mapsの画像はここに載せられないので…画像中心に山火事をドラッグして、左の+−のスライド・バーを2段階ほどマイナス方向にスライドさせると、同じ画面上にフェアバンクス市街地が現れる筈。^^;;) なお、Google Mapsの画像は時折更新されるため、この画像も書き換えられてしまうかも知れません。お早めのチェックがお勧め。 ▽陸域観測技術衛星『だいち』(ALOS)公式サイト@JAXA ▽陸域観測技術衛星『だいち』(ALOS)プロジェクト・トピックス@JAXA ▽地球観測衛星『だいち』特集@asahi.com 2006.8.9 北極異変:アラスカ西部、凍る島削る温暖化の波 アラスカ西部、凍る島削る温暖化の波 朝日新聞 2006年8月9日付
・浸食で家の倒壊が始まったのは8年前からで、これまでに20軒が倒壊。 ・海が凍る時期が例年よりも2ヶ月遅くなり、高潮が来襲。 ・解氷時期は例年は6月。しかし、今年は2月には氷が姿を消してしまった。 ・2009年までにシシュマレフは村ごとアラスカ本土へ移住することを住民投票で決定。 しかし、移住費用は1世帯あたり約1億200万円もかかり、資金繰りが難航している。 ▼Shishumarefで今、起こっていること Human and Economic Indicators - Shishmaref ▼どこにある、どんな場所? Shishmaref, Alaska ▼wikipedia Shishumaref, Alaska ▼拙サイト&ブログ内関連記事 アラスカの片隅で:シシュマレフ村 映画『ホワイト・プラネット』 「生命の海・地球縦断! 深層大海流を追え!!」 2006.8.7 北極異変:アラスカの森林、温暖化で?害虫北上 アラスカの森林、温暖化で?害虫北上 針葉樹狙う 朝日新聞 2006年8月7日付
・キナイ半島はアラスカの中でも虫害が深刻な地域で、原因はキクイムシの一種。 同地域では、これまでに東京都の約2倍の広さにあたる4400平方kmが被害を受け、アラスカ全域では1万6千平方kmに及ぶ模様。 ・キクイムシが成虫になるには通常2年かかるが、温暖化の影響か80年代後半から1年で成虫になるようになった。 そして、活動期間が延びたために被害が広がる。 ・虫害はアラスカ南部が中心だが、フェアバンクス近郊でも被害を確認。(キナイ半島とは別種のキクイムシ) 付近では近年夏に大規模な山火事が発生しており、痛めつけられた樹木が標的になっているのか?
▼キクイムシ wikipedia キクイムシはゾウムシの仲間なのですか?! 意外な感じ…。 どこかのマングローブに棲むキクイムシは、漁師達のスナック(オヤツ)になっている。 そんな場面を何かのTV番組で見ましたが、あれは同じ名前の別の生き物なのだろうなぁ…。 ▼Wood Boring Insects in Alaska ↑虫の画像がありますので、お嫌いな方はご注意を! キクイムシは英語でWood Borer。 上記のサイトでは、樹木に害を与えるアラスカの代表的な昆虫を紹介。 キクイムシは体長数ミリの小さな虫ですが、幹深くではなく樹皮のすぐ下でかなりの数が繁殖するらしく、被害が大きいようです。 ▼Forest Helth Rrotection Alaska Region アラスカの森林のコンディション、病害虫の発生などの総合サイト?! 話が逸れますが、侵略的な植物(日本で言うところの帰化植物?)として、Japanese Knotweedが挙がっていました。 タデ科の植物のようですが、アメリカ北部、カナダ・ブリティッシュコロンビア州の他、イギリスでも繁殖しており、アラスカ州では南東部で大きな群落(?)が確認されているとのこと。 観賞用として持ち込まれたものがどんどん広がって野生化したようですが、日本原産なのかしらん?いくつかの似た種をまとめて"Japanese Knotweed"と呼んでいるとのこと。 河畔などで茂るとサケの産卵場所に異変をもたらしたり、河川の流量を減らすなど(上流では溢れてしまう可能性あり?)、生態系などにも影響が出る可能性があるようです。 ▼人工衛星から見たアラスカの山火事の様子 2005年8月 ▼ALASKA SMOKEJUMPERS 2005 ALASKA WILDFIRE PHOTO GALLERIES 2006.8.5 北極異変:アラスカ上空で温室効果ガスを調査 アラスカ上空で温室効果ガスを調査 東北大 朝日新聞 2006年8月5日付け
調査はアラスカ州内のツンドラ湿地、森林火災現場などの8ヶ所を予定。 朝日新聞社所有の小型飛行機に国立環境研究所の観測機器を搭載、上空500〜5000mの空気を集め、試料を日本に持ち帰って分析するそうです。 そして温室効果ガスの中で、二酸化炭素の約20倍の効果があるというメタンに注目。 メタンは森林火災で不完全燃焼が起こったり、凍土地帯で細菌が土壌の有機物を分解すると産出されるもので、分析することによりその由来が分かるとのこと。 大気中のメタン濃度は20年前頃から上昇しているものの、ここ数年は横ばい。 しかし増加に転じる可能性もあるとのことで、今回の調査結果が待ち望まれます。 ▼気象庁 ・温室効果ガスに関する基礎知識 ・増え続ける大気中の温室効果ガス ―世界気象機関(WMO)が温室効果ガス年報の刊行を開始しました― 2006年3月14日 ・増え続ける大気中の温室効果ガス(PDF形式) ▼温室効果ガス wikipedia ▼電中研・環境科学研ニュースNo.2 2005年9月(PDF) ・超長期の地球温暖化予測を実施 −温室効果ガス濃度の安定化効果を把握− |