いつ、どこへ行けば会えるの? by 日蝕貧乏知恵者猫 |
|||||||||
◆北米方面 | |||||||||
|
|||||||||
昼間のアクティビティーは色々あります。 クロスカントリー・スキー、スノーモービル、犬ゾリや温泉など、宿泊施設によって体験できる内容は変わってきます。イエローナイフでは、厳寒期以降には氷結した湖の上を車で走るアイスロード体験など、珍しいアトラクションも楽しめるでしょう。 また、様々な野生動物(ムースやカリブー、ハクトウワシ、リスなど)を見るチャンスや、アラスカでは世界唯一の州立で運営されているアラスカ鉄道乗車や氷河見物などの楽しみも有ります。 2003年12月頃には、アラスカのチナ温泉にアイス・ホテルが登場するというニュースも入ってきています。 特にアラスカの場合、アンカレジ直行便があれば日本からも近いのですが(6時間余り)、直行便は夏期だけ(チャーター便)です。 アラスカもカナダも冬期は乗り継ぎが多く、時間もかかりますし、空港から宿泊先までの移動時間がかかることも多いです。 また代表的な滞在先であるフェアバンクスもイエローナイフも、宿泊しているホテルの敷地内でオーロラを見ることができる所が案外少なく、冬期は休業している所も多く、キャパシティが限られます。 アラスカ・フェアバンクスやカナダ・イエローナイフの市内のホテルに滞在して、バスで郊外まで移動してオーロラを見るツアーは、大抵は夜9時頃出発して午前1時頃に帰ってきてしまうので、正味3時間ほどしか楽しめません。 なによりも、すごいオーロラが出ていたり、これからオーロラの乱舞が始まりそうなのに、タイムリミットで泣く泣く帰ってこなければならないこともあります。 また、寒さなどで体調を崩しても、帰りの時間が決められているので、それまでは待機小屋で我慢していなければならないかも知れません。 写真の機材が多い人にとっては、持って移動するのも一苦労です。 しかし、現地のスタッフが常駐していて、オーロラを待っている間に観測や撮影に関しての色々なお話が聞けたり、オーロラを見逃すことがないように随時空をチェックしてくれていて、オーロラが現れたりブレイクアップが来そうな時には知らせてくれるので心強いでしょう。そして、暖をしっかり取れる施設やトイレが完備されていることが多く、オーロラと一緒の記念写真を撮影するサーヴィスをしているところもあります。 自分の意向やスタイルと相談し、これらの点は、ツアーを選ぶ際に考慮、確認したほうが良いでしょう。 オーロラを一目見られれば良いのであれば、アラスカでもカナダでも市内滞在型で構わないと思います。 観光や様々なアクティヴィティ、ショッピングにも便利ですし。 しかし、機材が多い方やのんびり一カ所に滞在したい方などは、宿のドアを開ければどこでもオーロラが見られるという立地条件にある宿泊施設をお勧めします。 アラスカ フェアバンクス近郊のメジャーな所では、 チナ温泉(Chena Hot Springs) クリアリー・サミット(Cleary Summit)周辺のB&B チャタニカ(Chatanika)のチャタニカロッジやゴールドキャンプ(後者は現在休業中の模様) マンレー温泉(Manley Hot Springs) フェアバンクスから車で3〜5時間ほど。 ベツルス(Bettles) フェアバンクスから小型飛行機で飛ぶ。最近人気です。 サークル温泉(※Circle Hot Springs) ドロンズで有名になった? バロー(Barrow) など。 チナではスノーキャット・ツアーという、雪上車で360度視界が確保できる山頂まで送迎してくれるサービスがあり(料金が高いのが難点)、昼間のアクティビティも様々楽しめます。また、クリアリー・サミットから北の見晴らしは最高です。 また、フェアバンクス市内や郊外には通年営業しているB&Bもあります。 (アラスカ観光協会、フェアバンクス観光局、アラスカMAP) ※ドロンズがゴールした「End of the Road」はユーコン河に面したサークル(Circle)の町にあります。ゴール後に家族と一緒に滞在したのはサークル温泉(Circle Hot Springs)で、両者は40kmほど離れています。 なお、「End of the Road」はあちこちに存在し、チナ温泉の入り口の門にも「End」と書いた黄色い看板が掛かっています。 カナダ まだ行ったことがないので、余り詳しくありません。(カナダ観光局/カナダMAP) イエローナイフ周辺で、市街地から離れていて敷地内でオーロラが見られる宿を探したことがありますが、小型飛行機やスノーマシン(スノーモービル)で入る所など、交通の便が悪くて諦めました。最近はB&Bやロッジなどもあるようです。 ツアーが出ている、もしくはオーロラを見るために行ったと聞いたことがあるのは、 イエローナイフ(Yellowknife/ノースウエスト準州)の他に ヘイ・リヴァー(Hay River/ノースウエスト準州) トラウト・レイク(Trout Lake/ノースウエスト準州) フォート・スミス(Fort Smith/ノースウエスト準州) フォート・シンプソン(Fort Simpson/ノースウエスト準州) フォート・レゾリューション(Fort Resolution/ノースウエスト準州) フォート・プロビデンス(Fort Providence/ノースウエスト準州) イヌヴィク(Inuvik/ノースウエスト準州) フォート・マクマレー(Fort McMurray/アルバータ州) ホワイトホース(Whitehorse/ユーコン準州)周辺 ドーソン・シティ(Dawson City/ユーコン準州) バサースト・インレット(Bathurst Inlet) イカルイト(Iqaluit/ヌナブト準州) チャーチル(Churchill/マニトバ州) ・・・と数はあるのですが、飛行機の接続便が悪かったり定期航空路がなかったりで、移動に要する時間と労力が大変な所も多いです。(それはアラスカも同じなのですが・・・) ホワイトホース近郊のイン・オン・ザ・レイク(Inn on the Lake)を訪れる計画を立てたのですが、果たせませんでした。ホワイトホース周辺の湖には、ロッジやコテージなどがあり、最近ツアーも増えています。 ◆カナダのオーロラ・スポット BBSに「カナダでお奨めは?」とのご質問がありました。オーロラ報告の2002-2003・みかんさんの報告のページとほぼダブりますが、こちらにも収録しました。[2004.10.6] ◆ホワイトホースについて 拙BBSにて谷角さんが詳しい情報を書き込んで下さいましたので、そのログをまとめました。 途中から相談者の方と谷角さん間のメイルでのやり取りに移行されたため、尻切れトンボになっていますがお許しを! ◆エドモントン&ヴァンクーヴァーでの乗り継ぎ時間について カナダ各地へ行く際に乗り換えるエドモントン&ヴァンクーヴァーの乗り継ぎ時間についてもログをまとめました。結論としては3時間の乗り継ぎでは、ダウンタウンに出て観光するのは厳しいのではないか…とのこと。ご参考までに。[2004.10.6] 最後に付け加えますが、防寒具が現地でレンタルできること多いのが北米の強みかと思います。 オーロラ・ウォッチングの時だけではなく、昼間のアクティヴィティ時にも着用が可能な場合も多いようです。 ツアー旅行参加者だけでなく、個人の場合にも宿泊先(チナ温泉など)でサーヴィスを受けられたり、防寒具だけを現地旅行会社から借りられる場合もあります。 『オーロラ報告』のページ |
|||||||||
防寒具レンタルについて加筆(Jul.,1,2003) |