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◆ ちえさんのオーロラ報告 ◆
2002年2月10日〜17日


GREENLAND
カンゲルルススアーク
出発当日 今日、出発します

日蝕貧乏知恵者猫さん、みなさま、こんばんわ。

実は、今日からデンマークのグリーンランドのカンゲルルススアークに行って来ます。
この時間になってやっと荷造りが終わりました〜!!

帰国予定は17日なのですが、この日はブッシュ大統領が来日予定の日…何事もなく帰ってこられます様に!

無事帰って来る事が出来たらまた書きこみさせてください!
帰国後 カンゲルルススアークから帰ってきました

私も日曜日に帰ってきました!
オーロラ観測可能日は4日間。
そのうちきれいに見えたのは第一日目のみ…後は雲ってしまったりうっす〜いオーロラが出るばかり…。
カンゲルルススアークは寒かったです。着いた日は晴れていたせいか朝からマイナス33℃!
夜はマイナス40℃ぐらいまでいったとか…。
手の指が凍傷で死んだかと思いました。
環境としては思っていた以上に明るかったです。
同じツアーの中に去年ベテルスに行かれた方がいたのでどちらが暗かったかと聞きましたら、ベテルスの方が暗かったと言ってました。

日本人オーロラツアー客を受け入れるにはまだまだ現地は対応しきれていない様です。
22キロの壁

これから行かれる皆さんにとって荷物検査は気になるところでしょうから先に書き込みします。

SAS(成田〜コペンハーゲン)に乗りました。
私の場合、灰カイロ、ライター等は全て巾着袋に入れて(フィルターや、レリーズも)スーツケースにいれました。
係の人は気がつかなかったのか、何も没収される事無く帰ってこられました。

ただし、カンゲルルススアークに行くためのグリーンランドエアーはスーツケースのキロ制限がうるさいそうです。
今回の私のツアーでは引っかかった人はいませんでしたが、1週前の出発の人は22キロを越える人はみなスーツケースを開けさせられてオーバー分を出させられたそうです。
係の人の気分によって対応が違ってくる様です。

それから、刃物はやはり駄目でした。
ソーイングセットに入っている様な小さなハサミも機長預かりになっていました。
でも、機内食についてくるナイフ、フォークは金属製… (-_-;)
グリーンランドって面白いな〜と思いました。

あっ、それからフィルムはグリーンランドエアーはISO400までなら大丈夫と言っていました。
2002.9.29 UP!

詳しいグリーンランドの
リポートです!!
いつの間にかシーズン・・・

今更、去年のカンゲルルススアーク(グリーンランド)のお話を書いても誰も読まないよねぇ〜、なんて思っていたのですが、今年も某大手ツアーさんが企画している様なので2002年2月現在の情報などを…。

周りの観測環境ですが、はっきり言って明るいです。
パンフレット等には夜は暗いような事を書いてありますが充分明るかったです。
ホテルや、周りの建物には遮光カーテン等はありません。窓から光が見えて邪魔です。
(ホテルの客室には遮光カーテンはありましたが1階のレストランやカフェテラスの窓には何もなく一晩中明かりががつきっぱなしでした。)
もし、ホテルの周りで見られるのならそれなりに建物から離れた所で良さそうなところを昼間確認しておきましょう。

オーロラウォッチングに連れて行かれるところも人気の無い所ではなく唯の広場でした。
街灯も民家もあり、車も結構通ります。
広場も雪原です。雪がそのまま積もってますので三脚が傾きます。自分で充分踏み固めましょう。

ベテルスに2001年に行かれた方が同じツアーにいらしたのですが、その方の話によるとベテルスの方が暗かったとおっしゃってました。

カンゲルルススアークの空港とホテルにはポーターもそしてエレベーターもありません。
飛行機から出てきた荷物は自分でホテルのロビーがある2階に階段を昇って運びます。
ホテルのお部屋へも自分で運びます。階段のアップ、ダウンが結構あります。
ロビーから端っこのお部屋まで結構あります。端っこのお部屋の方が設備は新しかった様です。

ホテルから街の繁華街(と、言っていいのかな?プールとかあるところです。)まではバスか、タクシーになります。歩いている人もいましたがきっと日本人には無理ですね。

ホテルのお食事は…カフェテラスのパスタは思い出になるほどの味らしいです。
現地には普通の水は売っていません。味付きだけでした。水道の水は飲める様ですが、硬度が高い様でおいしくありません。

日本語は通じません。日本人スタッフもいませんでした。

現地のオプションですが、お薦めは内陸氷冠ツアーです。
360度見渡す限り氷河の氷原に連れて行ってくれます。
まるで怪獣がわんさかと押し寄せてくる様です。
スイスの氷河もカナダの氷河も負けるーと、同じツアーの人が言っていました。

犬ぞりは荷物とか、狩でし止めた獲物を運ぶ用の現地仕様のものでしたので、スピード感があまり感じられなかったです。
どちらかと言うと乗っている人間も荷物の一部となって運ばれていく…そんな感じでした。


犬ぞり用に貸してくれた防寒服はあざらしの毛皮(たまちゃんごめん)でした。
手袋もあざらしのミトンです。
白熊さんではなかったです。

それからオーロラはそう言えば南から出てきた様な気がします。

私が行った時はとにかく太陽さんが静かで1日目だけが結構大きいのが出ましたが、後は曇ってしまったり、晴れても遠かったり、弱かったりでした。

そして、第1日目の夜は思っていた以上に周りが明るかったので気落ちしてしまい、それから寒さになれていなかったので、ろくにシャッターを押さずに終わってしまいました。ホテルの窓からはオーロラが一晩中踊っているのは薄っすらと見えていたのですが…

今に思うと…ちゃんと見ておけばよかった〜 (>_<)

オーロラに明日と言う文字はないんだ!と改めて思い知らされました。

次は、3月に一応狙っています。でも、金欠病と仕事の関係で行けるかどうかはまだ分かりません。
去年の今はイエローナイフでまだ寝ていました。
そして、テロがあった事を知って、その空の下でオーロラを見て、泣きながら日本に帰ってきました。(実際は、日本に着いた時は泣いてませんでしたが。)
一時は日本に帰れないのではないかとさえ思いました。

世界が平和でありますように。

すみません、追悼番組を見ながら書きこんでいるので話がそれてしまいました。

カンゲルルススアークはまだ、ちょっとオーロラツアー用としては環境の整備が整っていないようでした。
<コメント>
 ちえさんがゲストブックに書き込んで下さったものを転載しました。
 昨秋9月にカナダ・イエローナイフへ遠征されたちえさんからは詳細なご報告をいただきました。
 「ちえさん」も「とんとさん」も1シーズンに二度も遠征されるなんて、ものすごく熱心!羨ましいです。
 そして、そういう方に拙サイトへ遊びに来ていただけるなんて嬉しいですっ!(^^)
 「北欧は晴天率が・・・」とNoriさんのBBSでおっしゃっていたので、どちらに行かれるのかな?と思っていたのですが、グリーンランドでしたか!
 グリーンランドはデンマークの統治領(でしたっけ?)なので、分類上は北欧ということになるのでしょうけれども、カンゲルルススアークは西の端だから、カナダのお隣さんという感じがします。
 カナダ東海岸からピョン!と飛べば、北欧経由よりも早く着いてしまいそうな気すらしたり・・・。
 カンゲルルススアークは晴天率が良いと聞いているので、私も一度は訪れたいと思っている場所です。(行きたい所が多すぎる?!^^;;)
 そしてオーロラ・オーヴァルの北側になるので、多くのオーロラ・ウォッチングの場所では北の空から現れることが多いオーロラが、グリーンランドでは南の空から現れるという話、是非確かめてみたいところです。そんな違いも面白いですよね。
 シロクマの真っ白ふわふわのフリース(毛皮)のズボンが防寒具として借りられるとか。思わずスリスリしたくなっちゃいそう。臭うかな?(^^;;)
 拙サイトへのご報告ではグリーンランド遠征は初めてなので、とっても楽しみです。
 まずは素敵なご旅行を!


<その後、詳しいリポート到着!>
 2002.9.11、ゲストブックにちえさんからの書き込みがありました!
 うわぁ〜い! 上記の私の謎に対して、お答えをいただきました。(^^)
 ありがとうございます!>ちえさん
 とても詳しいリポートです。
 これからグリーンランドを狙っていらっしゃる方(私もいつか!)には、大変有益な情報ではないでしょうか?

 それにしても、オーロラを求めて世界中を駆け回っていらっしゃる方、多いんですねぇ!
Copyright (C)ちえさん

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