◆ 私の友人のオーロラ報告 ◆
2000年12月
機上
日本−デトロイト便より |
12月 |
今回の出張も、前回と同じく、飛行機の席の事などもうすっかり忘れていました。
今回は、気が付けば通路側。満席。
それで、折をみて最後尾に行って外を確認していました。
日本時間で午後10時頃にはボーっと出ていたのですが、それが10時半になっても11時になっても殆ど変化しなかったので、油断してしまいました。映画を見ていて気が付くと12時(午前0時)になっていて、慌てて、見に行くと、明るいカーテンが揺れ動いていました。
距離的には、アンカレジ−フェアバンクス間ほどは離れていると思う割には、なかなか明るかったです。色も、白や薄緑ではなく、淡い黄色というかクリームというか、とにかく色がついていました。
残念ながら、この回は10分程で終わってしまいました。
その後、午前1時を回るまでずーっと待ちましたが、もう戻っては来ませんでした。
気が付けば、東の空は明るくなり始め、地平線の真紅から上空の紺色まで、さすがに高高度の空の透き通ったグラデーションはとても綺麗でした。白鳥座がちょうど右向いて水平に飛んでいます。
とその時、デネブの周辺に、何の前触れもなくサーっとカーテンが降りてきました。
空の色といい、オーロラの感じといい、まるで Dave の写真のようです。
さらにその時、カーテンと並ぶように、オレンジ色で二等級の流れ星が一筋流れました。
この光景はほんとうに綺麗でした。
しかし、流れ星は一瞬でしたし、オーロラも15秒と出てはいなかったと思います。
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<補足>
上記は『オーロラ情報局』(2000年12月)でご紹介したものを転載しています。
文中のDaveというのは、アラスカの写真家Dave Parkhurst氏のことで、アンカレジを中心に素敵な写真を撮影されています。彼は多くの日本人が訪れるフェアバンクス周辺ではなく、アンカレジなどの一般的な撮影場所よりも南の地域で撮影していて、アンカレジの市街地の上を舞うオーロラ、スリーピング・ビューティの名を持つスシトナ山とオーロラなどが印象的です。
先日、彼からのメイルに、5月〜9月までアンカレジでスライドショーを開催していることと、ホームページ『SKY SONG』を作ったので見てネ!と・・・書いてありました。
機上からオーロラ・ウォッチングするときの秘訣などは、『オーロラに会いに行こう!』中の「機上からも楽しめるオーロラ」にまとめてありますので、ご参考まで。 |