『空のkiroku』Home/Index/Prev/オーロラ情報局−2003.11−1/Next

オーロラ情報局
by 日蝕貧乏知恵者猫
2003年11月のニュース
10月29日〜11月1日のオーロラ関連ニュース 総括 2003.11.10更新

オーロラ関連ニュース まとめ
 日本時間10月29日から11月1日にかけて磁気嵐が発生、オーロラ活動も活発化しました。
 10月29日〜30日までの低緯度オーロラ状況は先月書き込んだ通りですが、その後集まった情報を加えてまとめておきます。

 なお、一連の太陽活動・地磁気嵐は日本時間1日午前9時頃に終了しました。
 すごい3日間でした。
(3日にもXクラスのフレアが発生したりでまだ目が離せませんが、ひとまず…。)

▲Top


日時 撮影場所
ホームページ
写真掲載ページなど
肉眼
@Astroartsは*で大きな画像へのリンクを張ってありますが、撮影データなどは投稿写真のページを参照のこと
全般 10月28日、10月30日の巨大フレアと衛星・通信障害について 通信総合研究所(CRL)
太陽地球環境情報サービス
*
宇宙天気ニュース
磁場データのページ
10/28-31 世界各地
P3/P4/P5/P6/P7/P8
番外:フロリダ * **
SpaceWeather.comより
オーロラ報告のページも参照のこと
*
10/28-31 アラスカ州ほか Anchorage Daily Newsより *
10/29-11/1 日本各地で見られた低緯度オーロラ(投稿写真) アストロアーツ *
10/29-11/1 北海道陸別
銀河の森天文台
「2003年10月オーロラ出現」関連ページ *
10/29-11/1 北海道陸別、母子里、滋賀県信楽 名古屋大学太陽地球環境研究所
塩川助教授のサイト
*
10/29-11/1 北海道名寄市近辺 名寄市立木原天文台 *
10/29
-30
NOAA 2003.10.29 8:50UT
NOAA撮影 2003.10.29 8:50UT(17:50JST)
北半球のオーロラ・オーヴァル画像

既にオーロラは随分発達していました。
10/29-10/30 北海道陸別、母子里
観測時間19:30-5:00(薄明で終了)
名古屋大学太陽地球環境研究所
塩川助教授のサイト
*
10/29-30 北海道陸別
銀河の森天文台
「2003年10月オーロラ出現」関連ページ
10/29 18:07 北海道上川郡風連町@Astroarts * 赤井宗光さん撮影
10/29
18:50-20:00頃
名寄市健康の森@Astroarts */** 佐野康男さん撮影
名寄市立木原天文台
10/29
20:10-20:15
名寄市健康の森 村上恭彦さん撮影
名寄市立木原天文台
10/29
21:55-22:00
北海道紋別郡西興部村瀬戸牛峠@Astroarts * 笹野一規さん撮影
10/29
22:20-22:25
北海道西興部村 笹野さん撮影
名寄市立木原天文台
10/29付 北海道の夜空に赤くうっすら光るオーロラ 大規模な太陽フレアで 産経新聞記事 *
10/29-30 北海道網走市能取
@Astroarts */**
(常呂市で撮影されたという表記も見たのですが…)
津田浩之さん撮影
「肉眼では白っぽく見えましたが、ときどき赤く見えたのが印象的でした。」
10/29付 北海道の夜空に赤くうっすら光るオーロラ 大規模な太陽フレアで 産経新聞記事 *
10/30
0:05-0:35頃
群馬県群馬郡倉渕村@Astroarts */** 小山弘宣さん撮影
上毛新聞記事
NOAA 2003.10.29 17:14UT
NOAA撮影 2003.10.29 17:14UT(2003.10.30 2:14JST)
北半球のオーロラ・オーヴァル画像

オーロラはますます随分発達して、
オーロラ・オーヴァルは、
時折カムチャッカ半島半ばまで降りてきていました。
残念ながら、残っているオーヴァル画像は1時間程おきなので、
実際にはもっと南下していた時が…。
324.4GW!?ものすごいエネルギー!ってことですよね。
※最初GWを「ジゴワット」と注釈しておりました。バック・トゥ・フューチャーにも出てきましたよね。
 でも、ジゴという単位って特別にあるのかな?普通、Gで相当するのはgigaでギガワットで、ジゴワットというのは映画の中の空想単位??
 ところが、赤祖父先生の著書(「オーロラへの招待」…だったか?今すぐ出てこないので確証はないです。)の中にも「ジゴワット」が出てきた!先生はこの本の原稿を日本語で執筆されているでしょうから、英語の発音に沿って書かれている筈。
 日本語ではgiga=ギガ、giant=ジャイアント、gigantic=ギガンティック…そう発音するのが普通だと思いますが、英語では(いくつかの辞書によれば)giantは同じでも、giga=ジゴ、ギガ、giganticに至ってはジャイガンティクのような発音であって(発音記号を用いずに説明するなんて無謀!giantとgiganticは頭の発音は同じですが、アクセントの位置が違います。詳しくはお手持ちの辞書を引いてご確認下さい。)、ギガンティックという感じの発音記号は載っておりませんでした。(そうなると、「未来少年コナン」に出てきた「ギガント」ってのはどうなるのだ??などとフト思ったりもしたけれど、語源はラテン語などかも知れないし…。gigaはジゴ、ギガ両方あるからSt.GIGA(今はどうなったのでしたっけ?あの会社)はOKなのだな。^_^;)
 日本語的にはジャイガンティクなんて語呂が悪くて言いにくい。字面(?)からすればギガンティックではありますが…。これも現地では通じないのかなぁ?今度試してみよぉ〜っと。(なんて、そんなことはコロリと忘れるに違いない。^^;;)
 …っと、全く関係のない横道に逸れちゃって申し訳ありません。まぁ、ここまで細かくお読み下さる方はそうそういらっしゃらないと思うのですが。どうもありがとうございます。m(__)m
 結論として、gigaはジゴ、ギガの両方の読みがあって、いくつか見た辞書で先に載っているのはジゴ。
 「ジゴワット」でも「ギガワット」でもOKなのでしょう。(2003.11.7注釈)

10/30 2:30頃 長野県諏訪郡富士見村 怪鳥さんとリトルさん撮影
「どうも光害っぽい気が…。」とのコメント。しかし、青森県でも同時刻に撮影されているようですし、お二人が撮影されていたところからほどちかい岡本さんのライヴカメラにも移っているので、やはり低緯度オーロラの可能性は大!
×
10/30
2:41-2:46
青森県鰺ヶ沢 東奥日報記事
三上修さん撮影
×
10/30
3:00-5:00
山梨県八ヶ岳山麓
@Astroarts
アストロアーツの上記ページから
avi形式の動画を拝見できます。(下記画像からリンクしてあります)
岡本さんのライヴカメラで撮影されたオーロラ

予想以上に上空高くまでオーロラは発達していたようで、少なくとも30日3時から薄明が始まって見えなくなるまで、北極星の右側地平線のすぐ上あたりにヒラヒラとした光が西から東に移動しているのが分かりました。等速再生だとキツいですが、2倍速だったらバッチリ。
また非常に分かりづらいものの、
22時〜2時台にも断続的に地平線から光の柱が立ち上っているように見受けられました。(画像は未公開ですが、岡本さんのビデオを拝見して確認しました)
10月29日のAurora Alertで書いた、岡本洋一さんライヴカメラで低緯度オーロラが捉えられていました!
白黒映像なのが残念。
日本国内で、オーロラが動画撮影されたのはおそらく初めてではないでしょうか?(^^)v
×
10/30
3:30-4:15頃
長野県諏訪郡原村・八ヶ岳自然文化園@Astroarts * 北原芳誠さん撮影
原村「星の降る里」/八ヶ岳自然文化園
10/30
4:11-4:38
4:38-5:05
長野県下伊那郡喬木村もろはら公園 @Astroarts * 奥村茂実さん撮影
「なぞの怪光」
×
10/30 4:13 茨城県久慈郡里美村 武田康男さん撮影
10/30
NEWS
10/30付 地磁気の乱れに関する情報
(PDFファイル)
気象庁発表 *
10/30付 中緯度各国でオーロラ、大規模「太陽フレア」の余波で 読売新聞より
アラスカ州ソルドトナで撮影されたオーロラ画像
*
10/30付 Flare juices up northern lights Fairbanks Daily-News Minerより *
10/30付 日本でも赤いオーロラが見られた! アストロアーツ・天文ニュース
国立天文台・天文ニュース転載記事
*
10/30付 太陽フレアで微粒子「嵐」、地球直撃 北海道でオーロラ 朝日新聞記事 *
10/30付 大規模な太陽フレア 北海道でオーロラ観測 毎日新聞記事 *
10/30付 太陽の「恵み」 名寄でオーロラ観測 北海道新聞記事 *
10/30付 北海道の夜空に赤いオーロラ出現 日本経済新聞記事 *
10/30付 豪でもオーロラ観測 太陽フレアの影響で 産経新聞記事 *
10/30付 アラスカでオーロラ観測 太陽フレアの影響 産経新聞記事
AP伝の美しいオーロラの画像が掲載されています
*
10/30付 長野の空にもオーロラ 太陽フレアの影響か 産経新聞記事 *
10/30付 太陽表面爆発、各地でオーロラを観測
アメリカニューヨーク州ポンペイなど
朝日新聞より
北緯43度のニューヨーク州ポンペイで撮影されたオーロラの写真を掲載。日本で肉眼で広範囲にオーロラが見えたのは、1989年以来14年ぶりとのこと。
*
10/30
-31
NOAA 2003.10.30 17:03UT
NOAA撮影 2003.10.30 17:03UT(2003.10.31 2:03JST)
北半球のオーロラ・オーヴァル画像

一度収束しかけた磁気嵐は、X10フレアが発生したおかげで
10/31午前2時過ぎくらいから再び活動を活発化させました。
10/30-10/31 北海道陸別、母子里、滋賀県信楽 名古屋大学太陽地球環境研究所
塩川助教授のサイト
*
10/30 23:20-23:40 群馬県吾妻郡高山村 県立ぐんま天文台 * ×
10/31 0:20-
90秒露出!
宮城県栗原郡栗駒町文字深山牧場@Astroarts * 佐々木岳志さん撮影 ×
10/31
0:51-2:30頃
群馬県黒保根村 @Astroarts * 太田から見た星々
茂木弘光さん撮影
10/30
20:00-24:00
ドイツ(現地時間) 宍戸美由紀さんの報告
10/31 3:48 名寄市日進 秋元忠行さん撮影
名寄市立木原天文台
10/31
4:20-5:00頃
北海道陸別 産経新聞記事より
銀河の森天文台にて撮影
10/31
4:40-4:44
北海道名寄市弥生@Astroarts * 村上恭彦さん撮影
名寄市立木原天文台
10/31 4:30頃 京都府大江町大江山鳩ケ峰
Yahoo!ニュース
京都新聞Yahoo!ニュースより
芦谷裕之さん撮影
10/31
4:16-4:50頃
富山県室堂
@Astroarts *
中川達夫さん撮影
富山新聞記事
×
10/31
4:30-5:00
北海道陸別
銀河の森天文台
「2003年10月オーロラ出現」関連ページ
薄明の中、淡いものの赤く確認できるオーロラが出現
10/31 4:40頃 石川県柳田村 北陸中日新聞より(左のリンク先が開けない場合は、こちらから過去の記事を捜索)
柳田村星の観察館「満天星」にて撮影
10/31 4:40 石川県鳳至郡柳田村字上町 石川県柳田星の観察館「満天星」@Astroarts * 室石英明さん撮影
10/31
4:45-4:55
山梨県長坂町 読売新聞より
10/31
-11/1
NOAA 2003.10.31 11:49UT
NOAA撮影 2003.10.31 11:49UT(2003.10.31 20:49JST)
北半球のオーロラ・オーヴァル画像

ずっと磁気嵐が続いており、日本に夜が訪れる頃にも継続中。
一晩中活発な活動を続け、日本時間11月1日午前9時頃に
磁気嵐は終了したのでした。
10/31-11/1
17:30-5:00
北海道陸別
銀河の森天文台
「2003年10月オーロラ出現」関連ページ
一晩中オーロラの出現を確認。
×
10/31-11/1 北海道陸別、母子里 名古屋大学太陽地球環境研究所
塩川助教授のサイト
*
10/31 17:40頃 北海道名寄市@Astroarts * 大道比呂美さん撮影
名寄市立木原天文台
10/31 19:37頃 名寄市健康の森 佐野さん撮影
名寄市立木原天文台
10/31 20:40 北海道上川郡上川町@Astroarts * 増田明則さん撮影
10/31 20:45 北海道下川町サンル展望台@Astroarts * 藤野政則さん撮影
名寄市立木原天文台
10/31 21:00頃 北海道名寄市@Astroarts * 大谷秀二さん
名寄市立木原天文台
10/31 21:20 北海道上川郡風連町@Astroarts * 赤井宗光さん撮影
10/31 22:00頃 北海道厚田村望来海岸@Skyscape Hill * 長尾さん撮影
10/31
22:58-23:00頃
名寄市智恵文 佐野さん撮影
名寄市立木原天文台
10/31
23:30-24:00
北海道幌延町知駒岳@Astroarts * 久保井 喬さん撮影
名寄市立木原天文台
10/31
23:38-24:00頃
稚内市宗谷岬近郊@Astroarts * ** 能任 栄一郎さん撮影
10/31
23:58-24:00
名寄市智恵文 佐野さん撮影
名寄市立木原天文台
10/31-11/1 アラスカや北欧 現地時間の同夜、いずれも余り天候が良くなかったようでした。 *


Prev/Home/Index/Next

▲Top

Produced by Madoka Fukushima
Copyright (C)MADOKA FUKUSHIMA 2000-2003
All Rights Reserved.