『空のkiroku』Home/Index/Prev/オーロラ情報局−2003.10/Next

オーロラ情報局
by 日蝕貧乏知恵者猫
2003年10月のニュース
長野県や茨城県でも低緯度オーロラ
 2003.11.1加筆
今回の磁気嵐は14年ぶりのG5クラス
Aurora Alert!!
北海道陸別で淡い低緯度オーロラ
アラスカ写真展『地球からのおくりもの』
オーロラゆめ倶楽部写真展『大自然と宇宙からのおくりもの 〜オーロラに逢いに〜』
第7回アマテラス展『太陽 月 空 海 大地』
星野道夫の宇宙展
 (再掲)
星野直子さん講演会『アラスカで暮らして』

2003.10.31
長野県や茨城県でも低緯度オーロラ

気象庁発表
 地磁気の乱れに関する情報(PDFファイル)

気象庁地磁気観測所
 10月29日の大規模な磁気嵐について

◆アストロアーツ 天文ニュース(国立天文台ニュース転載)
 日本でも赤いオーロラが見られた!

◆アストロアーツ
 日本各地で見られた低緯度オーロラ(投稿写真)
 北海道風連町:アストロアーツ投稿写真 赤井宗光さん撮影
 群馬県倉渕村:アストロアーツ投稿写真 小山弘宣さん撮影その2
 上記の方のサイト:星空写真館 小山弘宣さん


◆北海道 オホーツク海沿岸にて 津田浩之さん撮影
 RIKU AURORA HOME PAGE新着情報

◆茨城県里美村 武田康男さん撮影
 SKY PAGE最近の天体写真

◆長野県原村 八ヶ岳自然文化園 北原さん撮影
 天空の現象画像のページ

◆産経新聞
 豪でもオーロラ観測 太陽フレアの影響で
 アラスカでオーロラ観測 太陽フレアの影響
 AP伝の美しいオーロラの画像が掲載されています
 長野の空にもオーロラ 太陽フレアの影響か


 怪鳥さんとリトルさんも、長野県富士見で低緯度オーロラと思われる物を撮影されたそうです。
 リトルさんのBBS「流れ星の窓」より

リトルさんwrote:
 「さて、私たちは昨晩(29−30日)、思い立って(^^;富士見まで行って、 北の空など写真撮影してきました。 ひとつだけ、びみょ〜に赤っぽい?空がありましたが、 かなり怪しい(たぶんちがうかも)でしょう。 夜空はとってもキレイでした!(^^)」
怪鳥さんwrote:
 「写真をチェックしてるのですが、どうも光害っぽいですね。 もう少し気合いを入れて撮影すればよかったです。時刻も2:30頃だし。 一番赤っぽいコマのネガをスキャン(どうもスキャナの色バランスが 良くなくて赤強調気味ですが・・・)した画像を下におきました。

 同じ場所で他の日に撮影したものと比べるなどしないと難しいと思うのですが(それでも気象条件で変わってきてしまう)、富士見とごく近い八ヶ岳自然文化園や、すぐ東の山梨県長坂町で撮影された物に似ていますよね。ただ、撮影時刻が怪鳥さんとリトルさん達のほうが早いです。八ヶ岳自然文化園では0時〜4時に撮影されていましたが、オーロラが確認できたのは4時台のものだけだったとか。
 それでも、お二人が撮影されたもの低緯度オーロラだったと思いたいです。

▲Top
2003.10.30
今回の磁気嵐は14年ぶりのG5クラス

 昨夜22時のNHKのニュースでは北海道陸別の銀河の森天文台撮影の低緯度オーロラの画像が出ていましたし、今朝から名寄市立木原天文台の画像と共にあちこち賑わせていますね。

 ネットで拾ったところ、以下のような記事が載っていました。
 もうリンク切れになっているところがあるかも知れませんが・・・。
 写真はいずれも陸別の銀河の森天文台か名寄市立木原天文台撮影の画像で、本文もほぼ同じ物が多いです。(共同通信社の配信の物のようです)
 タイトルは今朝拾ったもののままなので、最新版では変更されている場合があります。

◆共同通信:北海道の夜空にオーロラ(写真ニュースのページを探してみて下さい。まだ残っているかも。^^;;)
◆朝日新聞:太陽フレアで微粒子「嵐」、地球直撃 北海道でオーロラ
◆毎日新聞:大規模な太陽フレア 北海道でオーロラ観測
◆北海道新聞:夜空にオーロラ 大規模な太陽表面の爆発で−北海道の東部から北部にかけて
◆日本経済新聞:北海道の夜空に赤いオーロラ出現
◆産経新聞:北海道の夜空に赤くうっすら光るオーロラ 大規模な太陽フレアで

 TVや新聞紙上には載っていませんでしたが、銀河の森天文台のサイトには新聞の締め切り時間の後で撮影された鮮やかな色の画像もアップされていますし、津田さん撮影のものも鮮やかな赤が出ていると思います。(画像は時間が経ったら写真ギャラリーを参照のこと)


ちえさんwrote:
> 今回はどんなオーロラが現れるのでしょうか?

 ミズーリ州の南ではこんなオーロラが出ていたようです。血のように真っ赤なオーロラですね。
 他にも、カリフォルニア州やテキサス州ポーランド、スペインなどからもオーロラの画像報告がありましたし、オーストラリアのヴィクトリアやニュージーランドのインヴァーカーギルからも見られたそうです。(後者リンク先の内容は一定時間が経つと消えてしまいます)


ちえさんwrote:
> でも、2001年のあのオーロラが磁気嵐1位なのですね。

 2001年のものが歴代1位だったのは、太陽フレア(太陽面での爆発)のX線強度のことで、磁気嵐のことではないのです。
 2001年3月31日の磁気嵐は、日本の柿岡観測所の記録では歴代29位となっています。
 太陽フレアの大きさ=磁気嵐の大きさにならないのは、その爆発を起こした黒点と地球の位置関係(今回大きなフレアを起こしたのは、地球の真正面にあった黒点だったのでドンピシャリ!でした)や、地球に向かって吹く太陽風の向きや速度とか・・・私には詳しくご説明できないのですが、そういった要因があると思います。
 ちなみに、今回の磁気嵐は1989年以来14年ぶりの最大ランクG5のものだそうです。

 地磁気嵐はまだ継続中です。
 そればかりか、規模を拡大しました。
 その上、29日20:49分UTには、またX10の大きなフレアが発生!
 地磁気嵐をもっと大きくさせる可能性があります。
 今夜も目が離せません!!
 ああ〜、空の暗い場所に行きたいなぁ。

 それにしても、良い時に巨大なフレアが出現しました。
 11月23-24日に南極大陸で起こる皆既日蝕の時には、ちょうど太陽のリムに黒点が来るくらい?
 その時に大きな爆発が起こったら、とても素敵な眺めになりますねぇ〜!!(^^)

(『空のkiroku』ゲストブックより転載)

▲Top
2003.10.29
Aurora Alert!!

 10月28日9:51UTにX17.2/4Bの非常に強いLDEフレア#486で発生しました。
 このフレアに伴い、Full Halo CME、プロトン現象が発生中。(太陽地球環境予報 No.88より)
 早ければ日本時間の30日未明から日中にかけて大規模な地磁気嵐や、それに伴う電離圏擾乱が発生する可能性があり、5段階評価の上から2番目の強さという予報が出ました。
 今回のフレア発生に伴い、NHKのニュースでも「磁気嵐に警戒呼びかけ」として、人工衛星や無線通信、送電施設などに影響が出る恐れがあると報じています。

 今回のフレアは1976年以降3番目に大きなフレアで(1,2番目はX20.0)。
 歴代1位の2001.4.1の時には世界各地で活発なオーロラが見られた他、北海道上川郡風連町陸別、さらには滋賀県信楽でも低緯度オーロラが確認されました。

 その後、29日6:11UTに地磁気嵐の開始が柿岡地磁気観測所によって観測されました。
 上記のX17.2フレアに伴う現象だとすると、到達が予想以上に早い=太陽風の速度が非常に速いことから、擾乱の規模がかなり大きくなることが予想されます。
 日本でも低緯度オーロラの出現が予想され、今後の推移に注意が必要です!

 そう言っている側から(?)衛星に不具合が出てしまいました。
みどり」の次は「こだま」ですか。(「みどり」=ADEOS2は組立作業を実際に工場で見ているだけに、宇宙空間を漂っている様を思うとショック!)
 既にテキサスなどからのオーロラ報告もあり(45°の高さにグリーンのRayに鮮やかな赤を伴って現れたそう!)、夜の北天が赤く染まって見える場所も多いかも。
(そう、山火事のように・・・。カリフォルニアの山火事の早い鎮火を祈っています。)

 ・・・なんて言っている間に、北海道風連町で低緯度オーロラを撮影という書き込みを発見!
 活動を活発化させていて、肉眼で確認できたそうで、徐々に上空高く広がっている模様!!

 北の空が暗くて開けた場所がお近くにある方は、是非写真を撮ってみて下さい!!!

 岡本さんが関わっておられるオーロラ・ライヴカメラにも写っているでしょうか?
(星天だと良いのだけれど・・・。)
 そのカメラのファースト・オーロラ・ライト(?)になることを祈っています。
 八ヶ岳のライヴカメラにも写るかなぁ?

(『空のkiroku』ゲストブックより転載、加筆)

▲Top
2003.10.29
北海道陸別で淡い低緯度オーロラ

 10月25日に北海道陸別で淡い低緯度オーロラが撮影されました。(肉眼では分からず)
 このオーロラはごく淡いものでしたが、この現象を引き起こした太陽活動についての関連記事は以下のとおり。
巨大な2つの肉眼黒点 渡部剛さん
黒点画像プロミネンス(太陽全図) spaceweather.com
大きなプロミネンス せんだい宇宙館
【投稿画像集】肉眼黒点が出現中 アストロアーツ 天文ニュース
Solar Superstorm Science@NASA
SOHO 2003.10.27 14:24のデータ
◆CRL太陽地球環境予報 No.81No.82No.83No.84
No.85
太陽に巨大黒点2個出現 地球直径の10倍の大きさ Yahoo!JAPAN NEWS
Cloud of solar gas strikes our planet -Night skies may light up with auroras CNN.com
Auroras possible from two Naked-Eye Sunspots Sky&Telescope

 ・・・で、26日朝、再びXクラスのフレアが発生!太陽活動は下降している筈ですが、目が離せません。
 なお、25日朝から環境観測技術衛星「みどりII」に不具合が出ているのですが、何らかの影響を受けたのでしょうか?関連性は不明です。(10月27日発表によると、通信が途絶した模様)

※文字通り、肉眼で見ることが可能な大きな黒点です。
 しかし、充分安全に気をつけないと、最悪失明ということにもなりかねません。必ずフィルターを使い(普通のサングラスなどは不可)、望遠鏡や双眼鏡で直接太陽を見ないようにして下さい。
太陽を安全に観測するためのいろいろ 福原直人さん
日食のお薦め減光法 府中天文同好会:怪鳥さん
Solar Filter Safetyの一連の記事 Sky&Telescope
A Beginner's Guide to Solar Observingの一連の記事 Sky&Telescope
(以上、『オーロラ報告』のページから転載)


▲Top
2003.10.25
アラスカ写真展『地球からのおくりもの』

アラスカ写真展『地球からのおくりもの』
 2003年12月10日(水)〜12月16日(火)
 フォトスペース光陽
 JR中央線市ヶ谷駅下車徒歩3分
 地下鉄有楽町線、南北線、都営新宿線市ヶ谷駅A−1出口より徒歩3分
 10:00〜18:30
 但し、初日は14:00〜16:30まで、最終日は10:00〜16:00まで
 入場無料
 主催:ALASKA会
 オーロラをはじめとしてアラスカの様々な表情を捉えた写真60〜90点を掲示。
 写真は一般公募中。
 写真展について、写真応募、寄付などについて詳しくはこちらのページをご参照ください。

▲Top
2003.10.25
オーロラゆめ倶楽部写真展
『大自然と宇宙からのおくりもの 〜オーロラに逢いに〜』


オーロラゆめ倶楽部写真展
 『大自然と宇宙からのおくりもの 〜オーロラに逢いに〜』
 オーロラを通じて知り合った仲間達が開催されるグループ展
 2003年11月18日(火)〜11月24日(月・祝)
 新宿御苑アートギャラリー(新宿駅から徒歩10分)
 9:00〜16:30
 但し、最終日のみ 9:00〜15:30
 入場無料
 主催:オーロラゆめ倶楽部

 なお、併設イベントとして、オーロラゆめ倶楽部のメンバによるアラスカ旅行やオーロラ撮影等のレクチャーが開催される予定です。
 2003年11月23日(日)
 14:00〜16:15頃まで(予定)
 展示会場2階レクチャールームにて
 参加無料
 先着100名まで

 詳しくはオーロラゆめ倶楽部ホームページをご覧下さい。

▲Top

2003.10.25
第7回アマテラス展『太陽 月 空 海 大地』

第7回AMA展『太陽 月 空 海 大地』
 東京:2003年11月14日(金)〜20日(木)
 富士フォトサロン・東京
 地下鉄丸の内線銀座駅、JR有楽町駅駅徒歩5分
 10:00〜20:00
 但し、最終日は14:00まで
 入場無料

 大阪:2003年11月28日(金)〜12月4日(木)
 富士フォトサロン・大阪
 JR大阪駅、阪急・阪神、地下鉄御堂筋線梅田駅、JR谷町線東梅田駅、四ツ橋線西梅田駅下車
 10:00〜18:00
 但し、最終日は10:00〜15:00まで
 入場無料

 AMAでは、人間と自然との関り合いにおいて最も根源的な被写体にテーマを絞り、太陽が私たちに与えてくれる恩恵を、月が見せてくれる神秘を、そして空や海、大地が教える優しさと怖さを、全紙約240点の作品により、感動的に構成いたします。/写真展案内より

cat
 この写真展は公募展なのですが、parsifalさんが撮影されたオーロラで見事グランプリを受賞されました。おめでとうございます!全紙で拝見したら、ものすごい迫力でしょうね!!是非、拝見したいと思います。
 AMA展について掲載している会社のサイトでは写真展に関してアップデイトされていなくて、詳細が分からないのは残念です。


主催:主催:A.M.A.アマテラスの会
後援:日本芸術出版社
〒113−0024
東京都文京区西片1−17−11
日本芸術出版社 A.M.A.公募展係
T:03−3818−4321/F:03−3818−4379


▲Top
2003.10.25
星野道夫の宇宙展

星野道夫の宇宙展
 千葉:市川市文化会館 12月10日(水)〜12月25日(木)
 星野さんの出身地である市川市での回帰展では、「おかえりなさい」ということで一般ヴォランティアも募集中。
 主催:朝日新聞社、テレビ朝日
 協力:星野道夫事務所(日程詳細はこちらからご確認下さい)
 監修:三村淳
 未公開フィルムを中心に約200点を精選


cat
 今回のテーマは『愛』。
 そして、今回特筆すべきなのは、会場の随所で動画が上映(?)されること。
 星野道夫氏が出演されたテレビ番組や、新たにテレビ朝日が撮影したというアラスカの風景、友人達の語る思い出などが見られます!

『星野道夫の世界』カタログ
 展覧会のカタログが、朝日ビデオキャット・コムより通信販売されています。
 上記サイトより、『カタログ』をクリック。
 価格:¥2,300−(税込み)
 商品番号:C−143
 支払方法:商品代引き
 (代引き手数料は不要。しかし、送料として冊数に応じて別途料金が必要。1冊の場合900円)
 問い合わせ先:朝日新聞社事業本部
 T:03−5540−7456
 10:00〜18:00(平日のみ)

ビデオ『Alaska 風のような物語』
 写真展『星野道夫の宇宙』の会場で上映、販売されているビデオが通信販売されています。
 詳しくはこちら

▲Top

2003.10.1
星野直子さん講演会『アラスカで暮らして』

星野直子さん講演会『アラスカで暮らして』
 10月26日(日)13:00〜14:30
 市川市動植物園にて

 予約が必要(10月中旬に定員100名に達したとのこと。キャンセル待ちがあるかどうか不明)
 詳しくはこちら


▲Top


Prev/Home/Index/Next

▲Top

Produced by Madoka Fukushima
Copyright (C)MADOKA FUKUSHIMA 2000-2003
All Rights Reserved.