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アラスカ オーロラ便り1994
by 日蝕貧乏知恵者猫/福島 円
番外編『めでたくハズレましたぁ!』
タナナ河にかかるパイプラインの写真
1994年3月のDelta Junction付近のTanana River

 時はそれからひと月余り経ち、当選者が決まりました。
 1994年の『河が開けた』日時は、4月29日午後11時1分。
 午後11時!!
 普通だったら夜になって気温が低下するので、こんな時刻に解氷することは滅多にないのですが、その珍しい時刻に河が開けたようです。
 過去78年のうち、最も解氷が多かった時刻は午後3時台で、次いで午前11時台と午後1時台が続き、明け方の3時と4時台、そして午前7時と8時台に解氷したことは、未だにありません。午後11時台に解氷したのも、たったの3回(94年を含むと4回)だけです。
 そして、最も早いのは4月20日、最も遅いのが5月20日。
 だいたいが4月29日〜5月8日に集中していますから、日本のゴールデンウィークの頃に、アラスカのオーロラ銀座には春が訪れるのですね。
 とは言うものの、同じアラスカでもトップ・オブ・ザ・ワールドと呼ばれるポイント・バローでは、その頃でもまだ−30度の日が続いているようですが。

 一番頻度が高いのが4月30日ですから、29日午後11時というのも例年通りと見ていいでしょう。
 ただ、時間が気になります。
 この年のアラスカの気候はどうなったのでしょうか?

 それで、私が2ドルのチケットに想いを掛けて賭けた日時はと言うと、5月2日の午後1時15分だったのです。
 あーあぁ、予想通りハズレましたぁ!

 94年の正解者は9名いたそうです。
 しかしながらバッチリ午後11時1分を当てた人はいなかったそうで、11時ちょうどと11時2分に賭けた人達で山分けということだそうです。(聞いていた方法と違いますね)
 賞金は掛け金総額の26万ドルでしたので、9で割ると28,000ドル強。単純に$1=¥100とすると280万円余りですから、もしも当選したとしても皆さんをアラスカにご招待するのは無理だったようですね。
 ごめんなさぁーいっ!!


 話は戻って、チケットを購入する時のお話です。
 この年はゴールデンウィーク中に富士山麓の田貫湖にキャンプに行く予定で、遊んでいる最中に大金を手に入れるなんていいな・・・なんて、日はすぐ決まったのに、時刻がなかなか決められませんでした。
 余りに悩んでいたせいか、チケットを売っていた品の良い初老の女性が見るに見かねて「誕生日はいつ?」と聞くので「1月15日」と答えると、チケットに「01:15PM」とサッサと書いてしまいました。
 「これなら忘れないでしょう?」と、ニッコリ笑って手元に残して置く予備の紙をくれ、「日時を書いた紙をお財布の中に入れておくと、毎日見られるから絶対に忘れないわよ」と教えてくれました。
 しかしながら結局のところ、チケットはただの紙屑、いやいや、そんなことはない、大切な想い出に変わったのでした。

 余談ながら『NENANA ICE CLASSIC』や『TANANA RIVER』は、いずれも現地では「ニナナ」(-^- 真ん中のナにアクセント)「タナノー」(-^--これもナにアクセント)という感じになるようです。横文字を日本語表記するのは難しいです。
 それから、投票できるのは『アラスカ在住1年以上の者』であるという話をつい最近小耳に挟んだのですが、私の94〜96年の掛け金はどうなったの?(*_*;)


 さてさて、その後も私のアラスカへの旅は続いていて、相変わらずたくさんの逸話が誕生しています。
 例えば95年には、オーロラ撮影中にいつの間にか数頭のムースに取り囲まれていて、慌てて逃げ出しました。(あちらは夜目が効くからこちらが見えているだろうけれど、こちらには声しか聞こえない!)
 また、シアトルに到着する筈が見知らぬ飛行場に降り立ったり……。
 これだけだと単に私がドジを踏んだように聞こえますが、そうではありませんので念のため。(^_^;)

オーロラの写真
 憧れのグレイシャー・クルーズ!(相当未来の話になりそう)、『沈まない太陽』、『昇らない太陽』、『沈まない月』を見る!、『サークル温泉&ユーコン河を触る旅』というのも実現していません。
 (99年春には、サークル温泉に泊まり、ユーコン河を小型飛行機から見るというのを実現させました。)
 もちろん夏〜秋のデナリ公園ワイルドライフツアーも興味深く、非常に憧れている対象です。
 ただ、オンシーズンは旅費が高くて行けそうもないという理由もさることながら、皆既日蝕と二足の草鞋……いえいえ、いつかはオーストラリアかニュージーランドの『南天観望』を加えたいと思っているので、三足の草鞋を履いている身の上としては、アイス・クラシックならぬ『ジャンボ・宝くじ』でも当たらない限りは、全ての欲求は満たせそうにありません。
 そのうち宝くじさえ買えないようになってしまうかも知れませんが、夢は一つづつ、少しでも実現させていけたら良いと思っています。
 いつまで続くか分かりませんが、それでは、またいつか。



See you!★ミ
Enjoy your ALASKA!

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