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アラスカ オーロラ便り1994
by 日蝕貧乏知恵者猫/福島 円
最後の最後に怒鳴られて
流氷の写真
 起きなかった張本人は、「困った時のお助けマン」(通訳)のR氏。
 おかげで一足先にチェックアウトをして空港まで行った私の他3名は、早朝から大層ヒステリックになっていた航空会社のカウンター係の女性の恰好の餌食になってしまい、カウンターに着くなり機関銃のような猛烈なスピードの英語で怒鳴られ続けるハメに遭いました!(;_;)
 私は旅の疲れ+呑み疲れと寝不足が重なって頭はボーッとしている状態だし、(けして威張れることではないですが)横文字アレルギーなので、目を白黒させながら「この人は怒っている!」と、何を怒られているのか分からないながらもハラハラ&ドキドキ。
 その場に居合わせた4名のヒアリング力を全力投入しても、(大学院卒の人も居たのに)言っている事が良く分からなかったのです。

 「アンタ達この便に乗るの?まったく朝早くからイヤになっちゃうわ!今朝は満席で人も荷物も多いんだから、サッサと荷物はチェックインして。何してるの!?もたもたしないで頂戴よ、忙しいんだからっ!!」……というような内容を言われたような気がします。

 こちらもシドロモドロで「まだ全員が揃っていないし、自分の荷物が届かないからチェックインできない」と言ったつもりだったのですが、どこまで伝わったのか……その後もマシンガン攻撃が続いたということは、結局は伝わっていなかったのでしょう。
 後はただただ「もう少し待って!」の連呼で、後続メンバの到着を願うばかりだったのでした。

 ほどなくしてその女性も奥にひっこんで、新しくカウンターに出てきた男性が、やれやれ困ったものだと肩をすくめてため息をついて、ウインク!
 ようやく我々が何か悪いことをしたとか、間違っていた訳ではなかったんだと、ホッと胸を撫で下ろしたのでした。
 そうこうしているうちに、やっとメンバが全員揃ってチェックインを終え、ボーディング・パスをもらってゲートへ行って、ふと脇のカウンターを見ると、先程の女性が目の前のお客さんに向かって同じようにマシンガン発言をしていました。
 よほどムシの居所が悪かったようですネ。(*_*;)

 この後の記憶はとても曖昧です。
 シアトルに着き、成田行きの飛行機に乗り換えて、(疲れていたのに)映画を2本見てから後はコンコンと眠り続け、成田から横浜まで帰ったのすら記憶がほとんどないのです。Zzz……。
 さすがに『アラスカ駆け足周遊旅行』は疲れましたが、大変楽しかったです。
 またいつか車で回りたいと思います!

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