Home/index/prev/アラスカ オーロラ便り1994-20/next

アラスカ オーロラ便り1994
by 日蝕貧乏知恵者猫/福島 円
★1994年春のオーロラ写真雑感
 帰国後に通信総合研究所のテレホンサービスを聞いたところ、3月6日に発生した地磁気嵐は、我々の帰国後もずっと継続していました。
 太陽活動とオーロラの関係が云々言われていますが、これはたまたま良い時期に行ったということでしょうか?

 さて、94年春のオーロラ写真雑感と銘打ったまでは良いのですが、先にも書いたように、私は乗り物酔いはしないのですが、乗り物に長時間乗っていると降りてからも身体がフラフラして疲れてしまうので、結局は一番すごかったらしいフェアバンクス1夜目のオーロラはフィルムに納める事はできませんでした。
 おまけにパクソンでも早々に引っ込んで寝てしまったために、オーロラのフィルムは延べ何本かありますが、コマ数だけにすると、たったの1本分程度にしかならないのです。
 今年の目的は「これからの撮影地を見つける事」にあったので、個人的には目的がほぼ達成されたからいいとしましょう。(としておこう。;_;)

 今回の撮影はフジG800を使ったのですが、私は露出が少々長かったために、パクソンで見た肉眼でも明る過ぎて詳細が見えなかった渦を巻いていたオーロラは、露出オーバーで真っ白に飛んでいます。
 オーロラの写真を撮ったのは4名でしたが、4×5で撮影していたY氏以外全員が、このシーズンのニューラインナップのフジG800で撮影したためにフィルムによる色特性の比較はできませんし、残念ながら実際に肉眼で見たような色の派手さは、どなたの写真にも現れていませんでした。


降り注ぐオーロラの写真
 肉眼では天頂で踊り狂うコロナ状オーロラ(渦巻状という感じで、頭上をグルグル回っていました)などは、とても明るかった上に動きが速く、その所々に紫やエメラルドグリーン・赤・ピンクなどが散りばめられていてカラフルに見えたのですが、余りに動きが速かったのと、一番すごい物はフェアバンクス市内からロッジに向かう途中で車を路上に止めて見ていた時だったせいなのか、写真上では色が見られませんし、たなびくカーテンの裾や二重のカーテンとカーテンの間も赤く染まっているように見えていたのに、写真上では再現されていません。

 余談ながら、HG400で撮っていたらどうだったでしょうか。
 既に製造中止のフィルムですが、赤が出るのが有名なので、オーロラ用に大量に買い込んで冷蔵庫の中に厳重保管してある人も多いのでは?(とっくに品質が劣化している?!)


 今回、南の空でパッチ状(パルス状)のオーロラがチカチカしている中、天頂からスポットライトが照らすようにサーッと光の束が降りてくるようなタイプのオーロラには、唯一綺麗な紫色が出ていました。けれども、これはパッチ状の中に降り注いでいたので、漆黒の夜空とカラフルなオーロラのコントラストがなく、絵的にはちょっと残念。

 オーロラの撮影に限ったことではないのですが、自然現象は一期一会だと思います。
 その一瞬一瞬は二度と来ないから、なんとかその姿をフィルム上に焼き付けたいと思って四苦八苦するのですが、フィルム選択、露出時間、レンズの選択など、うごめくオーロラを目の前にしてしまうとパニックして判断できなくなってしまうのです。
……なんて、私だけかしらん?(^^;;)
 しかしながら『ライブが一番っ!』なのは確かで、見られた事に感謝してしまふのでありました。

Home/index/prev/アラスカ オーロラ便り1994-20/next

Produced by Madoka Fukushima
Copyright MADOKA FUKUSHIMA 1999-2004
All Rights Reserved.