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by 日蝕貧乏知恵者猫/福島 円 |
★ゲテモノ趣味の方に捧ぐ | |
市内のあちこちにスウィーツ・ストアがあり、キャンデー、キャラメル、チョコレート、ガムなどと並んで、近頃は面白いグミがたくさん出ています。
ボトルの形をしたコーラ味のグミ、フルーツの形をしたジューシーなグミなど「まとも」なものが大半ですが、グロテスクな形のグミも大きな地球瓶に入ってたくさん並んでいました。 『ワーム・グミ』 長さ20cm程度、何色かの原色まだら模様の「ミミズ」グミで、味は至って普通、少々固めのテクスチャー。 ハーフ・ポンド位を紙袋に入れてガサガサ振ると、中であたかもワームがうごめいているように見えたり、口に1匹くわえてプルプルやるとなかなかにリアル。 |
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ナメクジの生態の本(真面目な学術書)と、 ナメクジ料理を紹介したジョーク本。 |
シアトルがあるワシントン州のシンボル動物はナメクジですが、「バナナ・ナメクジ」の名前通りとても大きい! そのナメクジの餌はリンゴらしいのですが、もちろん解説文は英語なので、ちゃんと解読できなかったために詳細は不明。 Tシャツやカップなどのキャラクタ商品並んだり、ナメクジを型どったペロペロ・キャンデーなどがあり、なかなかユーモラスです。 しかし、もっとすごいものを発見っ! |
それは『ナメクジ・シチュー』の缶詰! シアトルは魚介類が新鮮で豊富なので、埠頭には鮭やハリバット(オヒョウ)などの魚のフライ、ホタテやアサリの蒸した物やシチューを目玉料理として供するスタンドやレストランが立ち並んでいますが、それらへの対抗商品でしょうか? 缶の注意書きには「塩を加えないで下さい」と書いてあるところがいかにもなのですが、シチューを作る時に熱を加えたら、身が縮んでしまうような気がします。 それとも予めスープを作っておいて、それを冷まして最後に身を加えてあるのでしょうか? ああっ、考えただけでも恐ろしい!! これにはさすがに手が出せませんでした。 |
Whole Body(丸のまま)とSlice Bode(切り身)、Red(トマト味)とWhite(プレーンな普通のシチュー)があり、缶にはシチューのスープの中でナメクジ達が楽しそうに泳いでいる絵が描いてありました。 |
他には・・・。 『ナメクジ・ジャム』 洋梨とリンゴの2種類があり、瓶のラベルには梨とリンゴと一緒にナメクジの絵が描かれていました。 ベッコウ色に透き通ったジャムの中に裏ごしした身が入っているとのことで、トーストの上にバターを塗り、その上に乗せて食べると美味しいとかなんとか。 読み進むと「なぁーんちゃってねっ、ウソだよん。これはフェイクです!」(と書いてあったように思うのですが……) でも、カタツムリもサザエも似たようなものだしねぇ、などとワイワイ盛り上がって、このお土産物屋さんで30分は楽しめました。(^_^;) 写真はシアトル名物、蒸しアサリ&チャウダー。 美味しかった!! |
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これらナメクジ・グッズについては、この年の冬になってから判明した楽しい後日談があるのですが、これについては、またの機会にお話しすることにしたいと思います。 なお、『世界の珍品紹介』という感じで本ページにリンク下さっている方がおられるようなので、念のために申し上げておきます。 『缶詰』や『ジャム』はジョーク商品です! 缶詰の中身は…でしたが、ジャムはちゃんと食用可能な模様。[2004.9.28] それからワーム・グミをくわえてウォーターフロントを漫ろ歩いているうちにあっと言う間に時間となって、あたふたと空港へ向かうバスに乗り込んだのでありました。 どこが観光なのやら……。 では、次から本編の始まり始まりっ! |
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