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アラスカ オーロラ便り1994
by 日蝕貧乏知恵者猫/福島 円
シアトルのバスは優れモノ
 シアトル市内を走るバスが、ちょっと変わっています。
 空港の乗り場に来たバスは2両が蛇腹で連結された形で、少々長い他は特に変わっている訳ではありません。
 そのバスが豹変するのは、市内の交通量の多い場所に入ってからです。
 それまで地上のハイウェイを快調に走ってきたバスは、他の車とは離れて地下道に入ります。
 バスだけ渋滞を避けて地下を走るとは賢いっ!

 ・・・と思ったのも束の間、トンネルの天井から大きな細長い板がぶら下がった所へ進んで行きます。
 止まるか止まらないかのうちに「ガチャン!」と大きな音がして、次にバスが動きだした時にはトロリーバスに変身していたのです。 (うまく説明できないのですが、突然で写真も撮れませんでした。)
 対向車を見ると、屋根の上にはアンテナ状の物が張り出していて(集電用のポール)、いつの間にか線路の上を走っています。
トロリーバス・トンネルの写真
トンネルの中をやってくるトロリーバス
トロリーバス乗り場の写真
トンネルの中のトロリーバス駅
 なるほど、先程の場所は交換場で、屋根の上ではパンタグラフを延ばし、下ではタイヤからレールへと切り替えていた模様。
 渋滞を避けるというだけではなく、普通のバスのままだと排気ガスがトンネル内に充満してしまうので、汚染がないトロリーバスに変身してしまうとは!
 土曜日の早朝で交通量が多くなかったので真価の程は分かりませんが、通勤通学で利用する人達は、ダイヤ通りに運行される確率が高くて安心でしょう。


 それぞれ思い思いに行きたい所があるので、再集合は「アンカレジ行きの空港ロビー」と決めて、私の他3名はバスを降りてストリート・カーに乗り換え(この路面電車は、ある人が市に寄贈したものだそう)、埠頭が立ち並ぶウォーターフロントに出ました。
 鴎をぼんやり見ながら食事をしたり、お土産物屋さんなどをのぞいたりして過ごしました。
  そこで見つけた『ゲテモノ好きの方にお勧めのお土産』をご紹介しましょう。
路面電車車内の写真
路面電車の車内
シアトルの路面電車の写真

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