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アラスカ!ALASKA!タイトル画像
by 日蝕貧乏知恵者猫

October 2004

2004年10月のニュース
 ◆COYOTE No.2 特集星野道夫
 ◆13日の夕刻、アラスカで最大食分92%の部分日蝕(10/20追記)
 ◆星野道夫の世界 悠久の大地 2005年カレンダー
 ◆成田−フェアバンクス直行便続報
 ◆今冬、成田−フェアバンクス直行便運行予定
2004.10.20
COYOTE No.2 特集星野道夫

COYOTE No.2(コヨーテ2号)
 特集 星野道夫
 ぼくはこのような本を読んで旅に出かけた
 アラスカ・フェアバンクスに住むことで、星野道夫は憧れからさらに深く極北の地へ夢をつないでいった。写真家、そして文筆家としても珠玉の作品を残す、星野道夫の冒険の軌跡を辿る。(紹介文より)
 冒険に向かう20冊の本、700冊の蔵書リスト、フォトエッセイなど…。
 株式会社スイッチ・パブリッシング
 2004年10月8日(金)発売
 定価1,000円(税込)

 特別付録『図解・星野道夫のキャンプ料理』&大胆・フェアバンクス案内というのがあるようです。興味津々…。
 既に両方ともイヴェントは定員に達してしまって予約は締め切られていますが、青山ブックセンターのギャラリースペースでの展示は閲覧可能なようですし、ブックフェアも開催されていますのでお知らせ。

コヨーテno.2 刊行記念イベント開催

◆「星野道夫 旅する人」
 星野道夫 スライド上映+星野直子
 聞き手:新井敏記(コヨーテ編集長)
 アラスカの自然や動物を捉えた星野道夫の写真をスライド上映しながら、パートナーとしてアラスカで生活を共にした星野直子さんにお話を伺い、悠久の時間を紡いだ星野道夫の足跡を辿ります。
 日時:2004年10月24日(日)15:00〜17:00(14:30開場)
 会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン
 入場料:500円

店内ギャラリースペースにて11月4日(木)まで、星野道夫の写真と言葉の展示があるそうです。
星野道夫ブックフェア
 同店にて開催中!
 2004年9月29日(水)〜11月4日(木)
 営業時間:10:00〜22:00(最終日19:00まで)
 from:星野道夫公式サイト

◆星野直子「星野道夫と暮らす ―アラスカの生活―」
 聞き手:新井敏記(コヨーテ編集長)
 夫・星野道夫と共に過ごしたアラスカの時間について、また、異国で暮らすとはどういうことか。星野直子さんと、カフェスペースならではの穏やかな雰囲気の中で話を紡いでいきます。
 日時:2004年10月28日(木)18:30〜20:00(18:00開場)
 会場:ジュンク堂書店 池袋本店 4Fカフェ
 入場料:1,000円(ドリンク付き)


 12月5日発売予定のコヨーテ3号は、ナイノア・トンプソンとジョージ・ダイソンの特集!
 『島を漕ぎ出て 南に向かった人と北に向かった人』
 舟は森からの贈り物である。木を切り、枝を削ぎ、樹皮を剥ぎ、蔦を結ぶ。古代アリュートのカヤック「コヨーテ」を復元して、海旅6000年の人間の叡知を探す海洋の旅にでかけます。(紹介文より)

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2004.10.12
現地13日の夕刻、アラスカで最大食分92%の部分日蝕

現地13日の夕刻、アラスカで最大食分92%の部分日蝕

 日本では14日の10:30am頃〜12:40pmくらいにかけて見られる部分日蝕ですが、アラスカでは西半分の地域で13日の夕刻に見られます。
 この部分日蝕が見られる地域はこの図の通りで、アラスカでもほとんどの地域は日没や太陽高度が低すぎて経過は最後までは観測不能かも知れません。
 今回の部分日蝕は最大食分92.7%。
 フェアバンクスではほんの少し欠けますが、西の地平線ギリギリという高度で日没帯食です。観測は西の視界が開けた場所で、天候にも恵まれないと非常に難しいと思われます。
 ノームでは月の高度が高く、食分もほぼ最大の90%以上(出典:確か新聞記事?)ですが、経過の最後は月の高度が数度とかなり低くなります。
 アンカレジでは以下のように経過しますが、日没帯食となり最大食分で太陽が欠けたまま沈みます。
 部分日蝕の始まり   14日1:56UT→現地時間 13日17:59
 最大食分(77.2%)  14日2:47UT→現地時間 13日18:47

>> 参照 <<
Sky&Telescope誌の記事 Upcoming Eclipses
◆SPACE.COMの記事 Solar Eclipse to Start Thursday, End Wednesday!
◆Anchorage Daily Newsの記事 Clouds likely to shroud eclipse
◆Fairbanks Daily News Minerの記事 Partial solar eclipse may be visible today
(新聞の記事は閲覧期間が限られますのでご留意下さい)

 ノームの詳細データは不明ですが、食の始まりは13日17:48頃、最大食分は13日18:52頃と思われます。その時の太陽高度は3°くらいでしょうか。ほとんど昨秋の南極日蝕のような状況で、この時期のアラスカでは天候的に厳しそうな気が…。(ノームでは最大食分以降、日没まで30分くらいありそうですが、それでも日没帯食となります。)
 ノームと聞くと、1972年7月10日のノアタック皆既日蝕を思い出します。(ノームがノアタックへ入る拠点となったということで…遠征された皆様は蚊の大群に悩まされたそうです。夏のアラスカですものねぇ…。)

>> 追記 <<(10/20)
 オーロラ・ライヴカメラなどを見ていたら、当日のフェアバンクスでは西の低空も晴れていたようなので、もしかしたら観測が出来たのではないかと思ったのですが、新聞を見てもそのような報告はなく…アンカレジ、ノームも当たってみましたが発見できず…ようやくアラスカ州内での観測結果を発見しました!
日蝕チェイサーのKlipsi氏アンカレジ部分日蝕旅行レポート
 Klipsi氏(Olivier Staigerさん?)、部分日蝕観測のためにジュネーブからアンカレジへ…。
 結局アンカレジでは日蝕が始まったら太陽の前に雲が…そして、そのまま日没だったそうです。(;_;)
 でも、立派な観測結果報告ですよね。

◆spaceweather.com 部分日蝕ギャラリー(日本からの投稿が多いですね!)
◆アストロアーツ 部分日蝕ギャラリー 01/02/03/04/05
南極熊の晴望雨綱 太陽(神戸)
2004年10月14日の部分日食 怪鳥さん(東京都府中市)
私めの観測報告…かなりいい加減な撮影でありました。(^^;;)@横浜

Northeaet China Sees Partial Eclipse(中国)
Partial Solar Eclipse for 52 Minutes Yesterday(韓国)
◆The Koria Times:Partial Solar Eclipse Due Thursday(韓国)
◆Yahoo News! Top Stories AP News(ハワイ州オアフ島)

 また、現象が起こってから見つけても仕方ないのですが…。
Partielle Sonnenfinsternis am 14.10.2004(Letzte Bearbeitung am 13.10.04)
 ドイツ語で詳細情報を見つけてしまった。恐るべしSoFi!?
 こちらの予報図ではアンカレジの最大食分が64.7%となっていて、NASAの77%と大きくズレているのは何故?(ノームの食分も少なめ…)
 これによるとフェアバンクスでの最大食分は42.1%!これも太陽高度がたった数度でしたが…。
こちらのページはどうご紹介すれば良いのでせうか?
 図説内は英語ですが、サイト自体はドイツ語。

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2004.10.12
星野道夫の世界 悠久の大地

2005年カレンダー
 星野道夫の世界 悠久の大地

 (↑上記リンクからは購入ボタンを押しても反映されません。無理矢理リンクしているので…。^^;; オンラインで購入される場合には、山と渓谷社のトップページからお願い致します。m(__)m)
 山と渓谷社
 2004年9月15日発売
 1,050円(税込)
 30cm×35cm 13枚綴り
 ISBN:4−635−84635−0
 カリブー、グリズリー、氷河、オーロラ、苔むした森など14点の作品で成る大判カレンダー。


 山と渓谷社のオンライン・ショップでも購入可能。(別途送料が必要)
 クロネコヤマトのブックサービスでは、クレジット決済の場合は送料無料。代引きの場合は手数料210円(税込)が必要。
 Amazon.co.jpでは税込注文金額1,500円以上で送料無料。代引きの場合は手数料198円(税込)が必要。
 イーエスブックスでは、セブンイレブンで受け取る場合は配送料無料。宅配は税込注文金額1,500円以上で送料無料。1,500円未満の注文の場合は、配送料252円(税込)、代引きの場合は手数料263円(税込)が必要。
 …など、条件が異なるので比較して購入致しませう。

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2004.10.5
成田−フェアバンクス直行便続報

成田−フェアバンクス直行便続報
 アラスカ観光協会発表、9月16日のプレスリリース
 『JAL 2004年度冬季のアラスカへのチャーター便運行を決定
 (リンク先はPDFファイルです)

 フライトは、下記でお知らせした3往復6便。
 2004年12月29日(水)1往復2便、2005年2月8日(火)、2月12日(土)1往復ずつ4便の計3往復6便。
 包括旅行チャーター便(ITC)で、使用機体はボーイング747−400(292席)。
 往路:6時間50分、復路:7時間15分。

日本航空
使用機材:ボーイング747-400(292席)
成田発 NRT 18:05/FAI 06:55
2004
12/29(水)
2005
2/8(火)
2005
2/12(土)
フェアバンクス発 FAI 8:55/NRT 10:10(+1)
2005
1/2(日)
2/12(土) 2/16(水)

 往路はゆったり出発、朝一番でフェアバンクス到着で(でも、まだトップリ暗い時間!)寝ぼけ眼で市内観光かしらん?アーリーチェックインだとしても、早過ぎる感じですが…夜に備えて昼間に寝ておくことも可能かしらん。
 復路は空港着7時位だとして、オーロラを見た後で撤収&荷造り、そして仮眠をするだけの時間が確保できそう。
 現地4泊で、丸々有意義に使えそうな発着時間です。
 現地発の時間がもう少し遅い方が楽だし、最後にお土産も買えそうではありますが…まぁ、空港でも一通り買えるし、成田発着がこの時間だと地方からご参加の方々の利便も良いということもあるかと思います。(前泊や帰国日乗り継ぎ不可だと大変ですものね)
 今シーズン初めての企画ですが、毎年定期的に飛んでくれると良いです。
 何度も書いてしまうけれど、もっと望むならば、個人客も利用可能にして頂きたいということですが…。(^^;;)

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2004.10.1
今冬、成田−フェアバンクス直行便運行予定

今冬、成田−フェアバンクス直行便運行予定
 ”Airline to offer Tokyo flight
 The Fairbanks Daily Miner 2004.9.17付 記事より

 記事によると、日本航空は2004年12月29日(水)、2005年2月8日(火)、同2月12日(土)に成田−フェアバンクス直行便を運行したい旨、国土交通省に届け出たようです。(大抵認可されると聞いています)
(※2月11日(金・祝)出発も休みが取り易いと思うのですが、これは成田が混むなどの理由でダメなのでしょうか?)

 直行便が使えれば、通常最低18時間かかる成田−フェアバンクス間がたった7時間!!
 なお、292名載の飛行機が就航予定。
 しかしながら、このフライトの恩恵に預かれるのは夏の直行便と同様、パッケージ・ツアー参加者のみとのこと。(;_;)

 おそらくJTBなど主要旅行会社から、近いうちにパンフレットが出てくることと思います。
 多分、現地4泊、6日間のツアーになると思われ…そうすると、2004年12月29日(火)〜2005年1月3日(月)…をを、フェアバンクスで年越しですね?!大晦日は花火が揚がって綺麗だとか!
 2005年2月8日(火)〜13日(日)、2月12日(土)〜17日(木)…ということになるのでしょうか?
 これはあくまでも私の勝手な推測ですが。

 これまでフェアバンクス観光局や観光業者などが、冬期の直行便を要望して関係各所にプッシュしていたことが知っていましたが、ようやく実現となりそうです。
 今後、この便が継続されるかどうかは分かりませんが、とりあえず取っ掛かりが出来た訳で…。
 7時間直行便はとても魅力的!!!
 是非、個人旅行者にも門戸を広げてもらいたいものですが、ツアー客で満席だと、個人客までは到底回ってこないですネ。

 フェアバンクス観光局局長のコリンさんは本当に流暢な日本語を話されますが、今回の記事では新たにヒコックさんという女性が就任されると書いてあったので、コリンさんは退任?
 このフライトを実現させるべく何度も来日されたり、この夏も随分お忙しいようでしたので、一つの区切りがついてホッと一息されたいのかも知れません。
 Mt.オーロラ・クリーク・キャンプ(MACCと私は呼んでいますが)のBirdsall氏によると、”9.11”以前はシーズン中に約1万人ものゲストが訪れていたが、昨シーズンは2,300名だったそうです。
 確かにそれまで冬期もオープンしていたロッジが営業を縮小したり、廃業した宿も多かったりして…。
 またMACCでTroyが設置しているオーロラ・ライヴカメラの映像を直行便の機内で上映する企画も持ち上がっているようですね。機内はオーロラ一色に染まるのかも知れません。
 是非、直行フライトが実現しますように!
 (片道だけでも乗れたらいいのになぁ…。^^;;)

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