2004.2.13
オーロラパスポート
フェアバンクス&デナリ国立公園 ガイドブック
オーロラパスポート フェアバンクス&デナリ国立公園 ガイドブック
Alaska Japanese Vistors Association編・著
株式会社かんぽう
2003年12月20日発行
定価1,500円
ISBN4-900277-34-7
88ページからなる、フェアバンクスの最新情報が満載された本書は、『空にいちばん近い町』の著者である河野遥さんが主となって編まれたものです。
これまでフェアバンクスには公式の日本語ガイドブックはなく、公式サイトでも日本語では限られた情報しか得ることが出来ませんでした。年間2万人もの日本人が訪れるのに日本語で得られる情報が少ないため、観光客からはもちろんのこと、迎え入れる側からも「日本語ガイドブック」の要望は多かった筈。
本書の作成にあたり、フェアバンクスが属しているノーススター郡、フェアバンクス市、アラスカ州立大学、IARCの赤祖父教授をはじめ、アラスカ鉄道やチナ温泉などの商業・観光関係などが諸手を上げて(?)協力して下さったという話も頷けます。
図やイラストが多く盛り込まれ、カラー写真もたっぷり収録されています。(Jun
Curtis氏のオーロラ写真が多数掲載されています)
宿泊施設、ショッピング、食事などの施設情報が多く載っていて有難いのですが、残念なのが、それらの住所しか載っていないこと。町のどのあたりなのか、コメント欄におおまかな場所は書いてあるのですが、やはり地図が欲しかったところ。(現地に行けば、観光局でその手のmapは入手可能ではあるのですが、出発前にアタリを付けておけると安心ということもあるでしょう。)
なお、ダウンタウン内は、分かりやすいイラストの細かい地図が付いています。
一番の問題は、88ページ物としては価格が高いという点でしょうか。(発行部数の問題もあるでしょうから、多くの人が購入すればお安くなる?!)
価格の面はさておき、コンパクトに必要な情報がまとまっているので、旅行の際に持って行くにも便利です。特に初めてフェアバンクスを訪れる予定の方にはお勧めの1冊。
なお、今秋9月にはVol.2が発売予定とのことなので、いつでも日本語でフレッシュな情報が得られるということになりそうです。(製作側は、年中お忙しくて大変?)
定期購読が出来たら楽だなぁ。(横着者!^_^;)
…で、本誌に『オーロラの見える宿』というカラーページがあるのですが、その中で拙写真を使っていただきました。チト水平が出ていなくてお恥ずかしいのです。(^^;;)
Vol.2からは『オーロラ写真コンテスト』を開催するそうで、作品を募集中です。
(入賞作品は、『オーロラパスポート』誌上に掲載)
詳しくはj-info@alaska.comにお問い合わせを。(本書もGet!して下さいネ。)
この本を横浜の大手書店で入手しようと思ったら、「うちではお取り扱いがありません」と言われ…書店を3軒ハシゴをしたのですが、いずれもダメでした。
確実に入手するには、発行元の株式会社かんぽう(=官報)で直接注文することをお勧め致します。(本代\1,500-+Tax\75-の他に、送料として\250-がかかるので、合計\1,825-)
私が書店で尋ねた時にはISBNコードが不明だったのですが、本には書いてあるので、書店で入手できないこともないと思うのですが…。
でもオンライン注文後2〜3日で届くので、書店経由よりも早いと思います。(クロネコ・メイル便でしっかり梱包して送って下さるので、折れ曲がったりすることもありません。)
広く書店に置いてあれば、もっと多くの方に手にして頂けるのに…と、残念に思いました。(日販とか、流通面の色々な問題があるのかも知れませんけれども…)
Amazon.co,jpでも入手可能になりました!(2004.5.7加筆)
|