ZK-1

昭明連弧銘帯鏡 (しょうみょうれんこめいたいきょう)
前漢 (206.BC-AD 8)
鋳造時期:前漢後期
縁から中央に向かって、平素広縁帯、櫛目文帯、昭明銘文帯、櫛目文帯、十二連弧文帯、数本の直線帯、円座、ちゅう (つまみ)、とあります。
漢字銘文:「内而清而日而以而昭而明而光而日而月」
文中の「而」は飾り文字ですので、これを省略し、銘文で省略された部分を補充すると、「内清日以昭明。光 (輝象夫) 日月」となります。第三字目の日は質の意味と考えられますので、「内は清質にしてもって昭明たり。光輝はかの日月をかたどる。」と読め、「心の内は清らかに質朴で明るくかがやく。その光輝はあの日月のようだ。」という意味になります。これは楚の屈原の故事を歌ったものだといわれています。
無補修。完器。
148g
D-87mm.
極美品
売却済み


ZK-2

き竜文鏡 (きりゅうもんきょう)
前漢 (206.BC)
鋳造時期:前漢後期
縁から中央に向かって、平素広縁帯、櫛目文帯、四乳四き竜文帯、櫛目文帯、凸弦文帯、十二連珠文座、ちゅう (つまみ)、とあります。「き竜文」とは、簡略化された竜の文様のことです。数羽の神聖な鳥と一頭の鹿がいます。十二連珠文は十二ヶ月を象徴しています。
無補修。完器。
541g.
D-136mm.
美品。この鏡はいまでも人の姿を映すことができます。厚く重いタイプ。
売却済み



山下 秀一
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