ロシア・米NATOの覇権主義反対!

 2月24日ロシアが、ウクライナへの違法な全面侵攻を開始した。この侵略はロシアが、超大国アメリカの世界覇権の衰退に乗じ、台頭する中国の理解を取り付けながら、ソ連崩壊以降の勢力圏の後退を終わらせんとしたものであった。ウクライナをめぐるロシアと米国の抗争は、どちらも覇権主義的なものである。米国は公然と参戦はしていないが、ロシアへの対処を指揮し、ゼレンスキー政権やNATO諸国、日本を統率している戦争当事者だ。
 平和の道は、ロシアと米NATOの覇権主義反対!にある。即時停戦、ロシア軍撤退を求める世界平和世論は、この道を明確に進むべきである。
 東アジアで最も問われていることは、ウクライナ侵攻を奇貨とした反動攻勢を撃退することである。韓国大統領選では3月3日、保守勢力が候補を一本化し、日本では自民党安倍派や維新が核配備を叫び出した。東アジアでの反戦闘争の真価が問われている。(編集部)