労働者共産党が第8回党大会を開催

  自治・連帯・共生の
   「助け合い社会」を



 労働者共産党は去る11月の過日、第8回定期党大会を東京都内で開催した。
 大会は、新型コロナ感染が三たび拡大する困難な情勢の中、全国各地から代議員・評議員が結集して勝ちとられた。会場では感染対策がとられ、また必要な同志には委任状欠席の措置がとられて開催された。
 大会は、その成立を確認し、議長団を拍手で選出して議事を開始した。
 最初に、中央委員会常任委員会提出の「総括決議」(中央委員会活動報告)案の審議が行なわれた。
 この「総括決議」案は、直近のコロナ災害との闘いをはじめ、ここ3年間の党中央活動を総括し、また、18年の2中総「団結統合新方針決議」以降の、新しい左派共同政治勢力づくりの課題について、その現段階の評価を行なうものであった。
 「総括決議」案は、賛成多数、保留1で採択された。
 次に、中央委員会常任委員会提出の「情勢・任務決議」案の審議が行なわれた。
 この「情勢・任務決議」案は、世界的なコロナ経済恐慌の中で、米国をはじめとして国家の国民統合支配が動揺している現況などを評価し、また日本でのその現れとしての安倍政権の退陣、安倍継承を掲げる菅政権の内外政策批判などについて展開された。
 その任務部分では、コロナ災害対処をはじめ当面の諸課題、コロナ後の目指すべき社会像、「第3極政治勢力」形成の課題にかかわる諸党派批判などが提起され、また左派の団結・統合の闘いでは、あら筋のイメージとしての「自治・連帯・共生の助け合い社会」、これらでの合意を提案していくことが提起された。
 討論は、欠席者からの意見書も検討されながら、2日目に入った。
 「情勢・任務決議」案に対して、4名の代議員から6本の修正案が出された。その修正の多くが採用された決議案は、全員賛成で採択された。
 大会は、中央財政報告および財政監査報告を受け、拍手で承認された。
 大会は、第8期の中央委員、および中央財政監査委員の選出を行なった。中央委員の選出では、立候補も受け付けられる中、新しい中央委員の推薦リストが常任委員会より提案された。信任投票が無記名で行なわれ、推薦された全員が全票信任で選出された。
 大会は休止され、第8期第1回中央委員会総会が行なわれた。1中総では、中央委員常任委員および常任委員候補が、挙手採決で選出された。
 大会が再開され、新指導部から1中総の報告と決意表明を受けた。大会は終了し、新しい闘いが始まった。(了)