2018年新春
 年頭のごあいさつ―『プロレタリア』編集部
  労働者民衆自身の「第三極」政治勢力を

 読者・友人のみなさん、左翼のすべての同志のみなさん! 新年おめでとうございます。憲法決戦・第2次朝鮮戦争絶対阻止に勝利し、安倍政権を必ず打倒する激動の2018年が明けました。
 旧年は、国会野党共闘のふがいなさが明るみに出るとともに、その反面、韓国サンケン闘争の勝利に象徴されるように、東アジア労働者民衆の連帯とその新しい政治・運動勢力の台頭が、力強く示された一年でもありました。そう、「野党共闘」だけでは闘えない。小池らの計略にまんまと引っかかり、「3分の2」再現を許した国会諸野党のふがいなさ。しかし、これも根本的には、日本の労働者民衆の闘いを大きく発展させえていない我々左翼の責任とも言えるでしょう。
 さて新年、2015年安保国会闘争に始まる「反戦実行委」などの共同行動も、四年目の闘いに入ります。このかん反戦実のノボリは国会前に、街頭にと旗めきました。労働者共産党の第7回大会は、この共同行動をさらに発展させ、それを基礎に革命派の団結・統合を実現すること、それを推進軸として左翼的・民主的な「第三極」政治勢力を形成するという方針を決定しました。
 本紙は、左翼の団結と労働者民衆の闘いを鼓舞激励する紙面の提供に、いっそう奮闘していきます! ともに前進しよう!(編集長 若杉浩平)


    労働者共産党第7回大会決議より

 ◆党は、安倍政権の打倒闘争を通じて労働者民衆じしんの政治勢力、左翼的・民主的な「第三極」を闘いとり、その推進者である革命的左翼の団結・統合を実現する。
 ◆党は、反戦実行委などの共同行動を一層拡大し、広範な層の結集を実現して、「第三極」形成を進める。
 ◆党は、企業別労働組合から個人加入の地域ユニオン等が労働運動の主力になるよう奮闘し、日本労働運動を再建し、日本革命の主力軍を形成するために闘う。
 ◆党は、第2次朝鮮戦争に絶対反対し、米・日の朝鮮民主主義人民共和国への武力攻撃を阻止するために全力をあげる。米朝の公式的な直接対話の開始、朝鮮停戦協定に代わる平和協定の締結、米朝の国交正常化を求める。党は、米朝緊張激化を利用した安倍政権の戦争法発動を許さず、米朝間を調停する日本政府の平和・自主外交を求める。
 ◆党は、もっとも広範な共同行動を支持しつつ、「安倍9条改憲」策動を粉砕するために全力をあげる。党は、秘密保護法・安保関連法・共謀罪を廃止に追い込む。
 ◆党は、天皇明仁の違憲行為を追認した天皇退位特例法を糾弾し、「天皇代替わり」による天皇制強化に反対する。
 ◆党は、共産主義者の間では、マルクス主義の現代的発展の模索を軸に、共同の政治・組織路線をかちとり、団結・統合を必ず実現していく。